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心を閉ざして岩のように動かないロックマンに、近付くと逃げるくせに、こっちが引くと近づいてくる野良猫男子。
その違いと傾向と対策をお届けします。
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私のブログに頻繁に登場するロックマンと野良猫男子という比喩。
どちらも明確に定義されているものではありませんが、今回はちょっとその違いをまとめてみました。
楽しみながら、面白がりながら読んで頂けたら嬉しいです。
○ロックマン(岩男)とは?
心を閉ざした自立系男子のこと。
岩のように固く、そして、動かないことから名付けられる。
そもそもはチャック・スペザーノ氏の「傷つくならばそれは愛ではない」に「岩」と「沼」という比喩があり、自立系を「岩」、依存系を「沼」として表現されていたことに由来する(と思われる)。
岩男がいる、ということは、沼女もいる、ということである(自立系男子に依存する女子のこと。当然、沼男の存在も確認されている)
過去に(彼にとっては)大きな傷を負っていることが多い。
論理的に思考することを良しとし、感情を抑圧(無視)しているので無表情であり、何を考えているのか分からない。
近付くとシャッターを下ろし、心の内に入るのを強烈に拒絶するのは傷つくことを恐れるため。
これ以上傷つくことが怖いため、相手を自分の思い通りに支配(コントロール)しようとして、自分の思い通りになることを望む。
できるだけ感情を感じないように、淡々と生活することを望み、中には毎日のルーティンが確定して、本当にロボットのような生活を送っている人もいる。
ただ、感情は抑圧しても消えないため、アンダーグラウンドを持つことも多く、例えば、キャバクラや風俗通いをしていたり、浮気症であったりすることもある。
感情と強く抑圧するため、性的欲求が高まっている可能性も高い。
それで体だけの関係を求める傾向も強い。
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ロックマンにハマるのは情熱系女子の得意技であるが、どちらかというと尽くす系(言葉は悪いけど犬タイプ)が多いように思われる。
「なぜ、あからさまに拒否されてるのにそこまでするの?(なんで彼はそこまでしてもらえるの?羨ましい!!)」という行動を採る女子が多い。
一生懸命尽くして、与えて、気持ちを考えて、距離を取って、ようやく得たチャンスも彼に踏みつぶされて泣かされていることも少なくない。
ロックマンは怖れで身を固めているものの、実は感情的・情熱的なタイプも多く、お酒や雰囲気に流されることもあり、そういう時はとても紳士でラブりーな一面を見せることがある。
本質的にはそういうキャラなのだが、傷が怖れを生んで隠してしまっているのである。
しかし、情熱系女子にはその「一瞬見せる彼の素顔」が溜まらない魅力となる。
まさに「万馬券の魅力に取りつかれたギャンブラー」みたいなものである。
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自立系女子が彼らにハマる一番の理由は「助けてあげたい」である。
彼らの岩など、女性的感性からすればもろいものであり、その奥に傷があることくらい、速攻見抜いてしまう。
時にその傷を一生懸命かくして強がっているロックマンが不憫に感じるくらいである。
そのためこのロックマンによって母性本能を著しく刺激された自立系女子は何とか彼の心を開き、癒してあげたいと思うのだが、そこは自分も自信が持てないため躊躇してしまうことも多い。
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彼は傷ついて怖れから心を閉ざしているわけであるが、繊細であり、彼もまた自立系であるため罪悪感がものすごく強い。
また、彼を救おうと身を尽くす女性も罪悪感の強い娼婦マインドを持ったタイプが多く、離れるに離れられない癒着関係に陥ることも少なくない。
そのため、彼を虜にする秘訣は「娼婦→女神」への昇華である。
彼の傷や痛みをすべて柔らかい生地で包み込み、優しく包み込む女神のようなマインドである。
そのマリア様のような女神性を求めるロックマンは多い。
すなわち、自分が自由に振る舞っても何でも許し、受け入れてくれる女神性である。
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その一方で、ロックマンは無邪気な女子に弱い。あの風貌で
往々にして何年もかけて徐々に心をほぐしてきたロックマンを何も分かってない無邪気な小娘がさらっていくケースもよく目にする。
「なんで一回り以上も下の女といきなり結婚するわけ???」という自立系武闘派女子の嘆きを私は何度も聞いてきた。
無邪気さは彼の怖れを溶かすもう一つのアプローチである。
心を閉ざした彼を無邪気に「ね、いいじゃん。行こうよ~」って連れ出せるだけの魅力である。
ただし、自立系武闘派女子がこれに挑むと明らかにキャラに合わずに「気持ち悪い」と一蹴されることもあるので要注意である。
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また、女神性とは少し違うが自分を受け入れ許してくれる女性の存在に「肝っ玉母ちゃん」がある。
いわば、「おかあちゃん」であり、彼のより理解者であり、味方である存在で、情熱的かつ豪快かつ大胆に振る舞っているのが特徴である。
ただ、それだけだと本当にお母さん的になってしまい、仮に付き合っても即セックスレスになってします。そのため裏の顔として娼婦的な、あるいは、処女的な女の顔を持つことは必須である。
自立系情熱女子には「かあちゃん」には抵抗があると思われるので「姉御(姐御)」を目指されることを提案している。彼の気持ちを徹底理解し、その眉の動かし方で彼の気持ちが分かるくらいのセンサーを完備する必要がある。(そしてそれは女子にとってはさほど難しいことではない)
※こちらの記事も参照ください。
・ロックマンとは?~その傾向と対策、50選~
・ロックマンとは?野良猫男子とは?そして、そのの違いとは?
・シャッターを下ろし、鎧をまとって引きこもるロックマンの鎧の脱がせ方。
・ロックマン&ロックウーマンの作り方~自立すればするほど自分自身が分裂する~
・難攻不落なロックマン氏の攻略のカギは「楽しみ」にあり。
・野良猫・ロックマンはなぜ愛情表現ができないのか?
・ロックマンと幸せになるなら言葉ではなく、態度を見るべし。
・ロックマンに結婚を意識させるにはどうしたらいいの?
・何度も別れ話をするロックマン/野良猫男子への上手な対応とは?
・ロックマンが下ろすシャッターを武闘派女子の皆さんはどんな風に扱っているのでしょうか?
・結婚と聞くと逃げまくるロックマン氏をその気にさせる方法とは?
・私に強い怖れと罪悪感を持っている野良猫ロックマンくんを手懐ける方法
・例によってロックマン氏に距離を置かれたときに武闘派女子が取るべき対策について
・仕事が多忙になった音信不通になったロックマンの心理と対策について。
・ロックマンを追いかけ続けて疲れちゃったときの処方箋。
・ロックマンvsロックウーマンが幸せになる方法ってあるんですか?
・ロックマン(ロックウーマン)をどうしたら卒業できるのか?
○野良猫男子とは?
近付くと逃げ、こちらが引くと近づいてくる気まぐれな男子。
野良猫であるから明らかに傷ついた過去を持ち、傷つくことを恐れる傾向がとても強い。
そのため、いい雰囲気になってきたと思ったらいきなり感情的に否定されたりして、何なのか分からなくなることも少なくない。
ロックマンは冷たく拒絶するが、野良猫系男子は感情的になることも多いのである。
ロックマンは去る者追わずの傾向がある。プライドも高いし、どうしていいのか分からないし、また、女を追いかけるという行為に恥を感じるからである。だから好きな女が去って行ってもグッと我慢することが多い。
一方、野良猫系男子は相手が距離を取れば近づくのだが、その時に感情的、依存的な態度を取ることも厭わない。かといって受け入れると逃げていくのだが。
気持ちがよく分からないのはロックマンも同じだが、野良猫系の場合は時に気のある素振りをし、時にそっけない態度を取るなど、表情があるところが違いである。
つまり、ロックマンは感情を抑圧して何も感じないようにしているのに対し、野良猫系は感情的で時に精神的に不安定でもある。
超自立系のロックマンに対し、野良猫系は時に依存的であり、自立的である。
そのためロックマンは往々にして仕事のできる人が多いが、野良猫系は転職を繰り返したり、仕事に熱意を持たなかったり、ヒモになったりすることがある。
ネコ科であるから彼は気まぐれである。
例えば、ロックマンはセックスというエサをチラつかせれば「ワン!」と言って飛びついてくることが多いが、野良猫系は必ずしもそうではない。ある時は「据え膳食わぬは男の恥」とばかりに飛びついたと思えば、別の機会には気付かないふりをしたり、女の努力を否定したりする。
ロックマンは仕事人間でもあるのでスーツが普段着であるが、野良猫系は多彩である。
そのためチャラチャラして遊んでいるように見せる人もいれば、真面目に働いている素振りを見せる野良猫もいる。
一言で言えば掴みどころのない男である。
ところが、そうして自分をカモフラージュしている裏側に、これまた怯える少年などがいて、その存在に気付いた瞬間、自立系女子は情熱の炎が止まらなくなる。
何とかしてあげたい、助けてあげたい、守ってあげたい、という気持ちば湧き出てくるのである。
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ところが、そんな野良猫系男子に振り回される女子があるときふと気づくのである。
「あれ、あたしももしかして・・・野良猫??」
種の保存として同種のものに恋をするのはどの世界も同じである。
ゆえに野良猫系男子との恋は、野良猫同士のせめぎ合いであることも少なくない。
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ツンデレの要素も多分に持つ野良猫系男子は振り回す癖に、振り回されることも決して嫌いではない、という特徴がある。
そこで、自立系野良猫女子に提案するのは「女王様マインド」もしくは「わがままお姫様マインド」である。
野良猫は飼いならしても猫なので自由奔放である。
ただ、その猫を膝に抱いて優雅にほほ笑む高貴な女子になる素質も野良猫系女子には多分にある(←すでに野良猫系女子と呼び方が変わっている(笑))。
あるいはその猫と無邪気に遊んだり、しっぽを引っ張って怒られたり、あるいは猫が甘えて来ても無視してマイワールドに没頭したりするのがお姫様である。
要するに、自分も野良猫だることに気付いた女子は、より自信を持ってわがままに、自由に振る舞うことを求められているのであり、そうでないとうまく行かない男子を好きになるのである。
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動き回る野良猫系男子に対し、岩のように動かないロックマン。
そんな比較から今日はお話してきましたが、人によっては両方の要素を持つ場合もありますし、きちんと定義付けられた話ではありませんので「遊び」感覚で楽しんで頂ければと思います。
どちらにせよ、自立系女子は傷ついた男子を助けたいし、守りたいと思っていて、そのために何でもしちゃうところがあり、それが魅力の一つになります。
また、そうした男性に振り回されたり、泣かされたりすることも多いけれど、そのたびに確実に「いい女度」はアップしています。
そうして、女王様でも女神さまでもお姫様でも好きな方向に向かっていくと、ロックマンは「騎士(ナイト)」や「王」に、野良猫系男子はあなたを楽しませる「エンターテナー」やかわいい「王子様」に変身していきます。
それこそ、物語の最後によくある、お姫様と王子さまは仲良く暮らしましたとさ、という現実が創り出せるのです。
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