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女性はマルチタスクで複数の仕事をこなせますが、男性はシングルタスクで仕事が忙しくなるとそれ以外は目に入らなくなる傾向があります。
ロックマンならなおさらのこと。
そして、自立系を理解するのに重要な罪悪感についても触れています。
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いつもメルマガと本で男性心理を勉強させてもらってます。
今日は、ロックマンの感情の実例について見解をお聞かせいただければと思います。
以前付き合っていた彼のことです。
1ヶ月付き合って、お互い結婚を目指して仲良く楽しい時間を過ごしましたが、彼の仕事が大変になったようで、音信不通になり終わってしまいました。
彼は、50代で超自立でハードワーカーで、自己肯定感が低く、強いトラウマがいくつもあり、おそらくロックマンだと思います。
ただ、根本さんの解説によく出てくるロボットではなく、明るくて人情的でユーモアがあります。
でも、仕事でよく落ち込む時は、笑顔もなくなり、別人のように暗くなります。
とても大事にしてくれて、毎日電話やメールをマメにくれるのと、寂しい、一緒にいたいといつもくっついてきてました。
セックスも優しくて、おそらく、年齢的なこともあり、触れ合うのみでしたが、毎回3~5時間くらいしてました。
終わった後も、いつも名残惜しそうにしてました。
思えば、セックスが、彼が感情や仕事のストレスを解放できる癒しの時間だったのかなと思います。
その後、彼の仕事が大変になったようで、音信不通になってしまいました。
彼が大好きだったので、とても悲しいですし、何ヶ月も経つのに、いつか連絡が来るかも、と執着してしまいます。
どうして終わってしまったのか、彼の口から聞けなかったことにモヤモヤしますが、根本さんのブログを読むうちに、彼は私と出会って、人生が急展開して、本当に幸せになってしまう可能性が目の前に現れたから、怖さを感じて全力で逃げ出してしまったのかなあ、と思っています。
きっと、彼自身にも、何が起こってるのかわからないから、音信不通になったのかな、と思っています。
仕事が大変なのはただの出来事であって、音信不通の本当の理由ではないのだろうなと思います。
連絡ないのが彼の答えなんですよね、きっと、、、。
全力で戦闘をこらえる武闘派女子が、自分に合った本当の幸せに向かうために、根本さんの見解を教えていただけるととても嬉しいです。
よろしくお願いします。
(Hさん)
そうですね。
悲しいですが、「答えがないのが答え」というのを受け入れるのが一番かもしれません。
ロックマンに限らないのですが「自立系男子」というのは、一般にシングルタスクで動いています。
ひとつのことに夢中になると他のことが見えなくなってしまうわけです。
料理をしている最中に子どもが見ているテレビに気を取られてしまい、つい、手が止まってしまう or 包丁で指を切ってしまう or 鍋が噴きこぼれてしまう and 妻に怒られる、という経験を幾度もしている私が言うんですから間違いはありません(笑)
だから、仕事が大変なことになると、そこに意識が取られてあれだけ楽しかった彼女との時間も目に入らなくなってしまうのかもしれません。
そこに「罪悪感」が絡んできます。
仕事が大変と言っって、24時間体制で仕事してるわけじゃないわけです。
シャワーを浴びたり、仮眠したり、ちょっとコーヒーを飲んで一服したりする時間はあるわけです。
そんな時に彼女のことを思い出します。
始めは「落ち着いたら彼女に連絡しよう」と思っていたのですが、気が付けば数日連絡できていません。
そうすると思考的な彼の脳裏では「怒ってるだろうなあ。心配してるだろうなあ」などの余計な妄想が展開されます。
これが罪悪感です。
そこで「ごめんねー」と軽く挨拶できるのであればロックマンなんかやってないわけで、「また、今度にしよう」とスマホをポケットに戻すわけです。
そんな生活を繰り返すうちに、だんだん彼女のことが遠くなっていきます。
「今さら連絡してもなあ・・・」
「怒ってるだろうなあ・・・」
「もう彼女は僕のことなんて忘れてるだろうなあ・・・」
そんな感じになっていきます。
そこで「元気だった?」とスパムメールみたいな挨拶ができれば彼はロックマンなんてやってないわけです。
そして、勝手に彼はクロージングに持って行きます。
「あれは神様がくれたご褒美だったんだ」(変に彼らはロマンチストなところがあります)
「今さら揉めるのは面倒だから、そのまま放置すればいいか。俺なんかといても幸せになれないし、彼女にはもっといい男がいるだろう」(罪悪感に基づく希望的観測を彼らは得意とします)
「彼女にとっては俺なんて遊びみたいなもんなんだろうな。こんな50男に付き合ってくれるわけもないしな」(自己肯定感が低いので、彼女からの愛情は受け取れません)
そして、Hさんもお察しの通り親密感への怖れもふんだんに出てきます。
これ以上近付いたらヤバい、これ以上親密になって嫌われたら俺は終わっちまう、これ以上彼女に甘えてしまったらきっと重たくなって嫌われる、等々。
女子からすれば勝手な論理によって連絡できなくなっていくのです。
彼の中ではそうした自己都合を論理的にこねくり回して正当化しようとします。
罪悪感があるから、正当化したがるんですね。
こういう状況を「飼い猫が縄張りから出てしまって戻れなくなってしまう心理」などと根本先生は呼んでます。ロックマンなんだけど猫に例えるところが微妙ですね(笑)
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武闘派であられるHさんが彼が仕事が大変な間、指をくわえて待っていたわけではないと思いますが(ラインしてみたり、時には電話してみたり、会いに行ってみたり等)、私のお勧めはいつも「したいようにしてみたらいいよ」です。
これも男性心理なのですが、女性と違って男性は過去の女性のことをいつまでも思い続けるところがあります。
「あいつはいい女だった。いまだに俺に惚れてるに違いない」みたいな、これまた自己都合激しい理由をでっちあげて一人ご満悦になるんですね。
その点、「あの男はもういらん」と思ったらスパッと切れ味鋭く男を忘れる女子とは違うんです。
ここ、重要です。
だから、何気なくラインしてみたら何事もなかったかのように返事が来たり、この期間の空白は何だったんだ?と思えるくらいいきなり親密になったりするものです。
もちろん、彼が親密感への怖れからHさんをブロックしてる場合には何も起こりません。既読スルーしたり、既読にすらならないときも多いでしょう。
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そして、これはよく書いているかもしれませんが、彼と出会って自分が成長したところとか、自己肯定感がグッとあがったところとか、自信が持てるようになったところとかをきちんと受け取ることがとても大切ですね。
Hさんの話ですよ。
そして、今のところは悲しい結末になってしまったんだけど、彼と素敵な恋ができたことをただ喜び、自信に変えることもとても大事です。
そうするとまた新しい恋を始められるようになります。
もちろん、彼との復活も含めて。
それと同時に、ただ、女としての自分を磨くこともとても大事ね。
彼ができたということは、それだけ「女モード(恋愛モード)」になっています。
だから、次の恋に進みやすくもなっています。
そして、高らかに次に進むために宣言をしてみましょう。
「私はいい女だ!最高の女だ!次の恋に進むぞ!」と声に出して何度もブツブツ言ってください。
悲しくなるならば泣けばいいし、一人で抱えられないなら友達を呼び出して何時間も話を聞いてもらえばいいし、自分の心のケアはとても大事ですね。
そうして、再び自信をもって、彼にアタックしてもいいし、次の男を探しに狩り場に出てもいいでしょう。
さて、最後に。
彼に感謝の言葉を並べてみてください。
できれば毎日それをやってみてください。
それが手放しになり、癒しになります。
いっぱい愛してくれてありがとう。
一緒にいられて幸せだった。そんな時間を与えてくれてありがとう。
こんなに人を好きになれたことが幸せだった。ありがとう。
あなたと出会えて自信が付いた。ほんとうにありがとう。
また恋をしたいと思えるようになったの。ありがとう。
涙が出てきたら流してあげればいいです。
苦しければ途中で止めても構いません。
でも、それだけ本気の恋をした証だ、って自分を肯定してあげてくださいね。
手放しも親密感への怖れを払拭するセッションもありありです。
↓
大阪:8/4(土)10:00-18:00
「根本裕幸の1DAYセミナー~問題を解決して幸せな自分になる~」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/23795
『自立系武闘派女子(男子)のための恋愛講座~なぜ、幸せな恋や結婚を選べないの?~』
東京:9/22、大阪:9/29、名古屋:9/30、福岡:10/27、広島:10/28
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/25637
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2018/7/23配信「パートナーの罪悪感は私が笑顔で幸せでいることで癒してあげられる。」
>https://www.mag2.com/m/0001677732.html