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もう十分大人なはずなのに、親の前ではつい子どもの自分が出てきて、その言動に振り回されてしまうことがありますね。
でも、それはまだ親に期待していることがあり、親に理想を求めているからかもしれません。
そうすると無意識のうちに「彼」よりも「親」を選んでしまうことになるのです。
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数年前に初めて1dayセミナーに伺った日からは想像もできないほど幸せでいっぱいです。とにかく優しくて明るい夫です。
と、概ね幸せいっぱいなはずなのですが、結婚してしばらくすると直視したくない自分を見なければならない場面が増えて、自己嫌悪との戦いで苦しいです。
元々他人軸で人の言葉にすぐ感情が振り回されてしまう性格ではあるのですが、特に実の父からの言葉がグサグサと突き刺してきて、常に自己否定しているように感じます。
父に二人で結婚報告に行くと、父は夫(離婚歴あり)に前妻や夫の娘のことを根掘り葉掘り聞いて、最後には私に「お前はもう年齢的に子供は無理かもね」と言われて、心から傷つきました。
夫も「Sの前で前の家族の話なんてしたくなかった。できればSのお父さんとはなるべく会いたくない。俺たち二人が幸せならいいんだから」と言って、夫もうちの父と距離を置いています。私も正直会いたくないので助かっています。
「将来子供だって欲しい。だからって子供ができなくてもずっと二人で仲良く暮らしていこう。猫と犬いっぱい飼おう」と言ってくれて、いつでも味方になってくれるのは本当に嬉しいことでした。
ただ、父からの「もう子供は無理かもね」の言葉がどうしても引っかかってしまい(実際もう40代)妊活をしても妊娠できなかった月はひどく落ち込んで、やっぱり私は女としてダメなんだと自己否定してしまいます。
その度に夫に「そういうこと言ってると老けるよ!もっと気楽に考えなよ!俺だけは絶対味方なんだから」と言われるのですが、どうしても気楽に考えることができないんです。
どうしたら父からの言葉や他人軸で振り回されずに幸せな結婚生活を送ることができるのでしょうか。
(Sさん)
まずは、おめでとうございますー!!ぱちぱちー!!ひゅーひゅー!!
まあ、「幸せいっぱい!」だし、どう見ても最高のパートナーを手に入れられたと思うんですけど、やっぱり長年の癖でつい「問題探し」に精を出してしまうのでしょうか?苦笑
とはいえ、そういうときはせっかく出てきた問題ですからサクッと手放していきましょう!(幸せを感じながらだと手放しもめっちゃ早いのです。)
さて、ちょっと意識を自分に向けていただいて「父にいまだに何を期待しているの?」という問いを投げかけてみましょう。
おそらく父がそういう人であることはもう知っていませんでしたか?
そんな素直に祝福してくれないような父であり、何かとデリカシーのない発言をしたり、パワハラ的なことを言ったりする人だってこと、分かってませんでしたか?
「でも娘が結婚したんだから祝福してくれるよね!」と思っていたのであれば、それが「期待」というものです。
こうした「期待」、もうたくさん手放したようでまだまだあるものでして、だから、イラっときたり、ショックを受けたりしたときに「ああ、まだまだ期待してたんだなー」と気付くことで大丈夫です。
改めて「ああ、父ってそういう人だった」と思い返し、「ああ、まだ無意識に理想の父を求めてたわ!」と思ってみることですーっと抜けていきます。
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Sさんの話をちょっと横に置くんですけど、「親なんだから」と思うこと(=期待)って無意識にたくさん持っているものです。
「落ち込んだ時は優しく受け止めてくれるのが親だよね」とか「うれしいときは一緒に喜んでくれるはずよね」とか「娘に対してふつうはそういう態度取らないよね」とか「親ならこういう風にしてくれなきゃおかしいよね」とか。
親にこうあってほしい、こういう風にしてほしい、と思う期待は子どもの頃からの積み重ねでもあって無数にあるものです。
それは私たちがほんとうに小さいときに「親はなんでもできるすごい人だ」と思っちゃったことに端を発します。
そりゃあ自分はひとりでご飯も作れないし、洗濯もできないし、お金だって稼げないし、服だって買えないし、言葉だってちゃんと話せないのに、親はそういうことを当たり前にしてるわけです。
でも、育っていくにつれて「ああ、親もふつうの人間なんだな。完璧でも何でもない、不完全な人間なんだよな」と気付いていきますね。
そうして反抗期を経て大人になると、そんな不完全な親のサポートをしてあげるようになる、というのが人としての成長でもあります。
しかし、そうやって「親もふつうの人間なんだよな」と思いつつも、その一方で、まだ親に「こうであってほしい」と思う期待は潜んでいるものなのです。
それくらい私たちは親のことをすごい人だと思い、尊敬し、なんでもできるスーパーマンのように見ていたってこともあります。
もちろんこのことは父だけでなく、人に対しても当てはまりますし、パートナーともなればその期待は最高潮に達するんですよね。
だから私たちはパートナーに数多くのことを期待し、荷物を背負わせてしまうことがよくあります。
それで「パートナーひとりにすべてを求めるなよ」という忠告が各方面から発せられるようになるわけです。
もちろん、この「期待」の裏には「欲求(ニーズ)」があり、すなわちそれは他人軸であり、依存とも言えるんですが。
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こうした期待は「子ども時代に満たされないことがたくさんあった」分だけ多く残るものです。
「だって全然親らしいことをしてくれなかったじゃん?こういうときくらいは親らしいことしてくれてもいいよね?」みたいな感じの期待があるのです。
Sさんの場合はどうだったのでしょうか?
この問題を掘り下げていけば、「父を許す」というプロセスが待っています。
ただここは大変ディープかつエネルギーを要するテーマですので、どうしてもそれが必要でない限り、私からそれを提案することはありません。
大人になったのであれば、「大人同士のライトでドライな付き合い」ができるはずなので、それで一定の距離を保つことができれば、許しに代替できるような関係を作ることも可能だからです。
それに父との関係も「パートナーシップはすべてを癒す」と言われるように、今の夫氏との幸せな関係の中で「許し」に持っていくこともできます。
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そして、そうした期待というのは「自分自身にも向けられるもの」です。
これがけっこうしんどいんですよね。
「自分が自分に期待する」というものです。
例えば、これですね。
>妊活をしても妊娠できなかった月はひどく落ち込んで、やっぱり私は女としてダメなんだと自己否定してしまいます。
ここからは「女なのだから妊娠・出産しなければならない」という価値観が見えてきますね。
逆に言えば「妊娠・出産できないのは女として価値がない」とも言えます。
これも自分に対する期待の一つとしてカウントできるわけですが、
1)ほんとうにそう思っているの?
2)いつからその価値観を持っていると思う?
3)その価値観は誰からもらったものだと思う?
4)その価値観って今の自分にとって必要?
という風に自分に問うてみてください。
そこにも父が絡んできてるのでしょうか?
でも無意識にこの価値観を持っている女子は多いかもしれませんね。
親がそういう価値観を持っていて、それを無意識にインストールしちゃっていたり、育った環境がなんとなくそうした古い価値観を持っている場所だったり、誰かからそのように刷り込まれたり。
それに気づいて「もういらないわー」と思うのであれば、それを手放しましょう。
シンプルな方法としては、
・その価値観をメモ帳に書いて、じーっと見つめ、「もう手放します!」と宣言して丸めてゴミ箱に投げ捨てる。環境が許されるなら火をつけて燃やしてしまう。シュレッダーに入れて粉々にする。トイレに流す(←ほんとはいけないんだよね?)。
・イメージで、その価値観を一度胸に抱き、そっと小川に流してしまう。
・「妊娠しないけど、私は女だもーん!!」と布団に顔をうずめて叫ぶ。
などがあります。
ただ、どうしてもこびりついて剥がれない価値観については、そのルーツを探り、その価値観を持った時代に戻り、その価値観を植え付けた人との関係を見つめなおす、というプロセスが有効です。
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そして、Sさんの場合はパートナーシップが役に立ちそうです。
頂いた相談文を見返してみてこんなことに気づきませんか?
「あ、わたし、夫の言葉よりも父の言葉を優先してるわ!」
夫からの「子供ができなくてもずっと二人で仲良く暮らしていこう。」という言葉よりも、父の「お前はもう年齢的に子供は無理かもね」という言葉を重視していることにお気づきでしょうか?
これ、「夫よりも父を選んでる状態」と言います。意外とありますね。
もちろん関係性ははるかに父の方が長いわけで無理ないこととも言えるんですけど、Sさんはそれでいいんでしょうか?
夫の言葉を選びたい、夫の気持ちの方を優先したい、と思いませんか?
彼が優しく「味方だよ!」と言ってくれても、父の方を体が向いてしまっているので、その言葉を受け止めきれない自分がいるんじゃないでしょうか?
それは困りますよね?
とすれば、そこで「夫の言葉を信じる」とか「私は夫を選ぶ」と改めて意識してみましょう。
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親への期待があるということは、まだ親に親を求めており、親の前ではまだ子どもの自分がいることを表しています。
だから、子どものように親の影響をまともに受けてしまいやすいのです。
でも、実際はもう大人ですよね。
大人の自分がそう言われたらどう反応するでしょう?
父の前ではまだ子どもでいたいんだな、まだ子どもなんだな、という風に受け止めて、その子に「もう大人になっていいよー」と教えてあげることがポイントです。
だから、自分なりに大人の自分としてお父さんと向き合うイメージをしてみませんか?
子どもではなく、大人としてお父さんの話を聞いてると意識してみませんか?
そうすることでまた違う反応(怒りとか理不尽さとか)が出てくるでしょうし、「スルー」することだってできるかもしれません。
そうして自分がもう大人の女性であることを思い出す(意識する)ようにしてみるのです。
それで父に対しても自分軸を確立できるようになるでしょう。
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またインナーチャイルドワーク的なアプローチも有効なことがあります。
その子どものままの自分を大人の女性へと導いてあげるようなイメージです。
さらに、子どもの頃に「やり残したこと」を探してみることもよくやります。
それは親からもらえなかったものだったり、親にされた嫌なことだったりもあるんですけど(後者の場合は「やめてほしいと言いたい」みたいな)、親を喜ばせられなかった、助けられなかったみたいなものもあるでしょう。
で、それをパートナーに与えるし、パートナーから受け取る、という風に意識を変えてみるのです。
せっかく素敵なパートナーと結婚できたのですから、彼を優先したいですよね。
そのためにも「もうわたしは十分大人の女性なんだ!」という意識を日々持てるようにしてみませんか?
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