「投影」を使えば自分も世界も見えてくる~あらゆる事象に起こる「投影の法則」に意識を向けてみよう~

心理学の基礎中の基礎と言われる「投影の法則」。
カウンセリングやセミナーでもバンバン使っているものですが、投影を使うと自分の心の中がとてもよく見えてきます。
そして、人間関係を良くしたり、ビジネスで成功したりするためのヒントを見つけることだってできるのです。

「投影の法則」ってみなさん、ご存知でしょうか?
うちのブログを読んでくださってる方なら「聞いたことはある」という程度には知ってると思いますし、目を皿のようにして読み込んでくださってる武闘派の皆様は「よく知ってるぞ」と胸を張りたくなるかもしれません。

とはいえ、意外と理解しにくく、また受け入れ難く、さらには「人のことならまだしも自分のことだと分からない」ということになりやすいので今日は「投影」について改めてお話したいと思います。

例えば、昨日の記事でも投影がはっきり読み取れます。

一応、記事はこちら(↓)ですけれど、わざわざ読むのがめんどくさいという方のためにポイントだけ要約しておきます。

過干渉ヒステリック母&親友の裏切りを経て自立して生きてきた姐さんが持つ可能性と才能とは?

・仕事場ではしっかりしていて頼れる姉御枠であるが、人が自分を嫌っているかもしれないという被害妄想に悩んでいる。
・少しでも冷たいとか以前と違う、距離を取られていると感じると、怖くて怖くて不安でたまらない。
・年下との関係は比較的良好だが、年上や立場が上の女性との関係をうまく作るのが苦手。
・長年の超絶過干渉ヒステリック母と死闘を繰り広げてきた。
・中学時代、親友だと思っていた子に執拗に仲間はずれにされた経験がある。
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過干渉ヒステリック母&親友の裏切りを経て自立して生きてきた姐さんが持つ可能性と才能とは?

準レギュラーである過干渉ヒステリック母の影響から外側に壁を作り、友人との問題もまた不信感を作るので、自立して強い女になることはメリットの一つですが、他にも様々な才能や可能性を見ることができるんです。
問題の陰に才能あり、ライフワークを意識するとその痛みが恩恵に変わるのです。

根本先生、いつも素晴らしい分析と新しい視点をありがとうございます。
毎日楽しみにブログ拝読しております。
今回は嫌われるのが怖すぎる件についての相談です。

普段仕事場ではしっかりしていて頼れる姉御枠に鎮座しがちなアラサー武闘派長女です。
私に言えばどうにかしてくれると感じると部下は言い、自信があってきちんと自分の意見を伝えられる人だと思われるのですが、実は人が自分を嫌っているかもしれないという被害妄想に悩んでいます。

少しでも冷たいとか以前と違う、距離を取られていると感じると、頭では相手の体調や気分が関係してることもあるとわかっていても怖くて怖くて不安でたまらなくなります。
ただちょっと不安、なくらいじゃなくて頭が真っ白になって自分はここにいてはいけないと強く感じるような、抵抗できない強い感覚で、理性でのコントロールができなくて困ります。

また年下との関係は比較的良好なのですが、特に年上や立場が上の女性との関係をうまく作るのが苦手で、これは間違いなく長年の超絶過干渉ヒステリック母の死闘の影響だとは理解していますが、大半が女性の職業でこの気質はかなりやりにくいです。

中学時代、親友だと思っていた子に執拗に仲間はずれにされた経験も影響してるのかな、と思います。
アラサーになった今も友達付き合いが怖くてたまらない時があり、寂しがり屋なのに人と繋がれなくて孤独感でいっぱいです。
どうにかして恐怖心を拭いたいとイメージワークや捉え方を変えたり色々やってるのですがなかなか根強い問題になってます。

心から人と繋がれるにはどんなステップを踏めばいいか、アドバイスいただければ幸いです。
(Rさん)

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「自分にはできない」という思い込みを外すにはどうしたらいいのか?

この思い込みは幼少期から身に着けてきた習慣性のものなので、外そうと思ってもそうやすやすとできるものではありません。
王道としては家族の問題を見つめ直すことになるのですが、今日からできることをいくつか提案し、結果的にその思い込みを外せるようにしていく話をお届けしたいと思います。

『自分ならできる』と自己信頼ができるようになるにはどうしたらいいでしょうか。
私は三姉妹の長女で、過干渉でヒステリックなコントローラーの母、頼りにならない父親の家族構成で育ってきました。
自分には自由がない、自分なんて何もできない、と思って生きてきた時間があまりにも長くそこから抜け出せずにいます。
1人部屋もあったことがなく、小さい頃は1人部屋に憧れて理想の部屋を絵に書いたり、近所にあったハウジングセンターによく行きこんなお部屋にいつか…と夢見ていました。
大人になった今、自由なはずですし、自分で自分の夢を叶えてあげられるはずなのに何に対しても理想の方向へは動けません。
一人暮らしもしたいし憧れる(完全なる自由やシンプルで自分の好きな物に囲まれる)のでインスタやYouTubeでひたすらおしゃれな人のルームツアーやVlogを見てはいいなぁ~私にはできない…と落差に落ち込む日々です。
私は今30歳ですが実家暮らし、1人部屋ももちろんなし、寝床は未だに二段ベッドの上の段、です。
もうこんな状態うんざりなはずなのにコンフォートゾーンを抜け出すことができません。
ちなみに1人暮らしができないのは理由(言い訳)はいくつかありますが、経済的な理由が1番大きいです。
コツコツでも私ならできるという感覚や、自分で自分の夢を叶えてあげられるようになるにはどうしたらいいでしょうか…
季節の変わり目で体調崩しやすいですが、どうかご自愛ください。
(Mさん)

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「自分を甘やかす」とは「自分に優しくする」「自分を大切にする」と同義語だって知ってました?

自分に厳しいってのはなかなか自覚しづらいもので、頑張り屋さんや自立系な方々は少なからずその傾向があるものです。
甘やかしたらダメになると思って自分に鞭を振るっていることに気付けない方も多いんですよねー。

「自分を甘やかす」と聞くと皆さまはどのように感じられるでしょう?

私のブログを通読されてる方なら「分かってんだけどなー。ついつい鞭を振るっちまうぜ!」という方もいれば、「なんか最近、自分を甘やかせることができるようになって生きやすくなってきた」という方もいらっしゃるでしょう。

基本、私たちは「自分に厳しい」ものです。

こうあるべき、というルールを持っていたり、
あれしなきゃ、とスケジュールに追われていたり、
これくらいできなきゃ、と基準を高く設定していたり、
そして、それらに「当然」「ふつう」「みんなやってる」という大義名分を付けているので「自分が自分に厳しいということに気付かない」という現状を作っているんです。

なので、そういう方は「自分に厳しい」という自覚はないものの、何らかの“症状”によってそれに気づかされることになっています。

「なんか忙しくて余裕がないぞ!」
「このところ体調がイマイチ。」
「睡眠が浅いのよねー。寝ても寝ても眠いわ」
「客観的に見れば自分はハードワーカーだと思われてるけど・・・」
「このところ人間関係がぎすぎすしてきた」
「パートナーシップがこのところ低空飛行過ぎる」
「頑張ってるのになんか報われないなあ」
「やりたいことがいっぱいあるのに全然手が回らない!」
「好きなことしてるつもりなのに楽しくないんだよな」
「気が付けば最近あんまり笑ってないなあ」

もちろん、だからと言ってその理由が「自分に厳しいから」とは気付きにくいものなのですが。
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「与える」と「犠牲」と「取引」の違い~良かれと思って与えていてもある時点から犠牲に変わってしんどくなることもあるんだよね~

相手を喜ばせてあげたいとおもって喜んでやっていることも、日常のストレスとか相手への隠れた不満などが積み重なると「犠牲」になったり、「取引」になったりするものです。
だから、自分の心の機微を捉え、しんどくなったら一旦やめることを選択できるようになりたいですね。

根本先生、こんばんは。Mです。ブログ、ユーチューブ、毎日楽しみにしています!
何度かお世話になっています。有難うございます。
昨年秋に離婚したアラフィフ、ハードワーカーです。同じくハードワーカー、不倫関係が10年になるパートナーがいます。
パートナーは食事を取る時間もとれないほど忙しく過ごしています。仕事も重責で辛そうです。
私は食事を作ったり、夜食用のお弁当を作って届けたりしています。食べて喜んでいるのを感じると「私は人の世話をするのが好きなんだ。楽しい」と落ち着いた気持ちで過ごせています。
パートナーの仕事がたまたま早く終わった日があり、私に会いにくると思っていました。が、パートナーはジムに行き、そのまま家に帰ってしまいました。(家に早めに帰らないといけない理由があったようです。)
家に帰ることは、問題ありません。私も疲れていたし、会わなくてホッとした気持ちもありました。ただ後から「なんでこっちに寄らない理由を伝えないんだ」という思いが沸々とわいてきました。
「仕事の合間を利用して食事の準備をして届けたり、少しでも力を抜く時間を作ってほしいといつも笑顔でいたのに、なんやねん。「行きたいけど、今日は用事があるから行けない」の一言ぐらい言われへんのか。いつも私ばっかり頑張っている気がする。」と怒りがわいてきました。表現下手な人なので、いつもは私が「こういう事なのだろうな」と想像して、済ませています。
「お世話をすることが好き」という気持ちは、私の本心なのでしょうか。犠牲なのでしょうか。
パートナーと会っている時間はとても楽しいのですが、一人になった時、疲れがどっと出ます。仕事の疲れも重なり、動けない日もあります。一人の時間は寂しくもありますが、くつろげます。
自分の本心がわからないです。
(Mさん)

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お金のトラウマが大きすぎて、お金の優先順位が圧倒的第一位になっている場合、どのように向き合っていけば良いのか?

子供時代にお金に苦労し、惨めな思いをいっぱいした分だけお金に執着し、お金にネガティブな感情を抱くのも無理はありません。
しかし、そんなネガティブな感情をもたらすものが優先順位第一位に君臨してるのはなかなか苦しい人生かもしれません。
じゃあ、どうしていけばいいか?という方向性をいくつか示してみたいと思います。

根本先生こんにちは!
カウンセリングサービスに在籍していたころからずっとメルマガ拝見しております!
あまりにドンピシャなネタだったので、20年越しくらいに初めて!!メールさせていただきます!

3/12の「自分が自分に期待する」、めちゃめちゃめちゃめちゃ×∞わかる~!!
と骨折するほど頷きながら拝読しました。
私もずーーーっとこれで苦しめられ、一方で「ずっと背伸び」してきたお陰で(泣き笑い)、色々スキルも付き、女性ではかなり年収稼げるようになりました。


やっぱり、苦しいんですよね。なんたって「ずっと背のび」してるから。
だから「もう無理はしない!」「ダメ人間になるんだ!!」「自分で自分にかけた期待=呪い」を解き放つんだ!!って毎回思うんですけど、でも、怖いんです。
今の無理の上に築き上げた経済力やポジションを失うのが。

これは多分に私の幼少期に影響があるんですが、子供のころ、父が事業で失敗し、金銭面や精神的にほんとに地獄のようなつらさ、みじめさを味わいました。
なので、今もこれが災いして、どんなに自分が苦しくてもそれでもお金がなくなるのが嫌だ!!怖い!!ってなってしまって、お金>>自分 になっちゃうんです。
なんで「自分で自分にかけた期待=呪い」を解き放つんだ!!」=でもそれで今の経済力保てないなら呪い解けない!!!怖い!! ってなるんです。
(それで自分壊したら元も子もないじゃん、てのもわかってるんですが、それで病院行くにもお金ないと無理じゃん?ってすべての基準というか優先順位がお金に・・笑)

これってどうしたらいいんでしょうね。セオリー的にはそのお金のトラウマを癒しなせええってことになるんでしょうけれど。もう人生の半分以上これなんで、「わかちゃいてもやめられねえ」って状態なんです。

気が向いたときにでもネタに取り上げ上げていただけたら嬉しいです。
20年来の読者より。
(Yさん)

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受け入れ難きを受け入れるには?~感情レベルに落としてみるとどんどん深いところが見えてくる~

理不尽なことや不条理なことって受け入れがたいものですが、それをどうしたら受け入れられるようになるのか?と言えば「感情」がカギになります。
すなわち、自分の心を丁寧に見ていき、そこにある感情をただ感じていく(向き合っていく)ことで、受け入れ難きと思っていたできごとも受け入れられるようになっていくのです。

いつもブログ読んでます!!!根本先生に出会えて日々感謝しております26歳自称武闘派女子です!

相談ですが、変えられないことや不条理、仕方のないこと、未来の不安などを受け入れられないことです。

例えば容姿だと、「なんで私は持ってないのにあの人は持ってるの?ずるい!」とバリバリ他人軸かましてます。本当は自分も欲しくて でも手に入らないのが苦しくて悔しくて嫉妬していることは分かってます。

諦めてしまったら負けを認めた気分になる、それによって負の感情を感じたくないんだろうなとも思います。

受け入れたいのに、受け入れたくない自分がいるんです。そんな自分が嫌になってしまいます。

このような場合は、やはり自分軸が重要なのでしょうか。そろそろ自分では処理できなくなってしまいました。アドバイスいただけると幸いです。
(Kさん)

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