女でいることが難しい人生だったけど、ほんとうは女を表現して生きたい。

美醜の問題は女性にとっては繊細な問題なのですが、実はそれ、ほとんどが心の問題として向き合うことができます。
つまり、感情レベルで扱うことで、意識を変え、人生を変えることもできるのです。
そして、長年、それが問題になるならば、もしかしたらそれは才能かもしれないのです。

初めてメールいたします。

根本さんの言葉に時に頷き、時に笑わせてもらっています。

私には持病があり、ゆえに残る傷、年齢の割に多い皺、色素沈着など、物理的に隠したいものが身体中にあります。

これで40数年生きてきたので、自分としては受け入れています。
意識としては、ここに自己嫌悪はありません。

ただ、いくら自分はそうでも、他人にとってはそうはいかないのも現実。
特に「女」としては、美醜云々の以前に、多くの人の「当たり前」の状態にいません。
男性は、視覚の生き物と聞きます。
なんだかんだ言っても、だからこそ、女性は美しくあろうとすると思います。
本能が求めるものに、しのごの言うつもりはありません。

交際経験も、好意を示された経験もありませんが、私が、自分の「女」を他者(男)の前で意識すればするほど、腹を括って女であることを忘れないと、そこに立つことができません。
(隠しきれない外見でそこに存在するには、女であることが痛みになってしまうからです)

女というのがとても難しい人生でした。
そんな私が、女を表現して生きるには、何かヒントがあればと思いメールしました。

もし、ネタになりましたら、よろしくお願いします。
(Mさん)

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なぜ、パートナーはあたしと競争したがるのか?

自立同士のパートナーシップに「競争」は避けて通れません。
何かと張り合い、自分が勝てると思うジャンルで優位性を示そうとします。
だから、体を壊すくらいハードワークしたり、自分の居場所を誇示しようと意地を張ったり、下に見られるのが嫌で自分の強さをアピールしたりするものです。
でも、それでは共倒れが関の山ですから、できれば競争を手放していきたいものです。

先生ご無沙汰しております!
現在付き合っている彼氏とは色々ありながらも順調に進んでおり、同棲や結婚の話まで進んだのですが、またまた過去と同じような問題が1つ出てきてしまいました。

離婚した元夫もそうなのですが、付き合う前~直後は自分のペースで多少緩く仕事しているようにさえ見えたのに、一定期間するとハードワークから心と体を壊すという事例があります。
今の彼もそうなりかけていて、このところ自己犠牲によるハードワークでずっと体調を壊しています。
部下を守るため、組織内のしがらみの調整役、社長の期待に答えるため、前の奥さんとの子供の養育費を払い続けるための昇給、全て背負って一人で頑張ってしまってる状態です。
このところ体調不良でまともにお出かけもできていませんし、イライラしてるのか言葉尻もきつい時があります。
毎日くるLINEも体調悪いとか疲れたとか病院行かなきゃ、などの内容ばかりで、私自身も気を緩むと一緒に滅入ってしまいそうになるので、なんとか励ます側に回れるように踏ん張っています。
毎日ほんと頑張ってるねとか、とにかく休める時に休んでねとか、気を使わせないように励ますのですが、当然仕事のペースは落とそうとするどころか頑張りどきだから!の一点張りですし、一向に体調も良くならないです。
私が通っている最強の整体に行ってみたら?と言っても聞く耳を持ちません。
私も昔はハードワークによる適応障害を繰り返し何度も仕事ができない状態まで追い込んでいたのですが、あんなしんどい生き方は二度とごめんだと思い、心身の健康にとにかく重点を置いています。実際、健康体でペースを守っている今の方がハードワーク時代よりも稼げています。
このまま行くと彼も昔の私のように倒れて仕事すらできなくなるのではという心配、元夫みたいに仕事のストレス発散でモラハラ化してしまうのでは、という2つの心配で最近悩んでいます。

長々書いてしまいましたが「どうしたら彼の真の癒し女になれるの!?」という悩み相談でした!よろしくお願いいたします!
(Sさん)

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素直に謝れる人、素直に謝れない人。~罪悪感との付き合い方~

ある状況においては謝れるけど、別のシーンでは謝れない。
ある人に対しては素直に謝れるけど、あの人に対しては謝れない。
何がどう違うのでしょう?
それは感じている罪悪感の大きさがポイントなのです。

根本先生、初めまして、こんにちは。いつも楽しく拝見しております。
今日は「人に素直に謝れない心理」についてお聞きしたいと思い、筆を走らせております。
わたしは、人に素直に「ごめんなさい」と謝れるときと謝れないときがあります。
実は今日、職場の上司の車に小さな引っかき傷をつけてしまいました。(大きな荷物を車から積み下ろす際にできてしまいました。)傷をつけてしまったあと頭が真っ白になり、上司には伝えず、何もなかったかの様にその場をあとにしてしまいました。
その後、自分の行ったことを素直に伝えず隠してしまったことに対する罪悪感がむくむくと湧き出てきて、心のなかで自分を責め続けました。
なぜ謝れなかったのかと考えましたが、上司に怒られて自分が傷つくのが嫌な気持ちと嫌われたくない(自己評価を気にする)気持ちが強く自分のなかに強くあることき気づきました。
また上司に自分のミスや間違いを指摘されたときなども、口では「すみません」と言っていますが、心のなかでは「なんでそんなこと言われなきゃいけないの?」と強く反発していることも多々あります。
この“自分の間違いを認めて、素直に謝ることができない”ことの背景には、無価値感と関連があるように思います。
わたしは間違いをしたとき、その場から逃げずに素直に謝れる人間になりたいです。
アドバイスをいただけると嬉しいです。ぜひ根本先生の考えをお聞かせください。よろしくお願いします。
(Mさん)

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「寂しさ」をどう克服するか?~つながりと自己充足について~

問題の陰に寂しさあり、と言っていいほど私たちの日常には寂しさを起点とした問題が存在しているものです。
自覚しているものもあれば、無自覚になっていることも多いのですが、しかし、この感情、幼いころから付き合ってきているのに解消法が見つかりにくいものでもあります。
なので、専門的な視点からその問題に向き合ってみたいと思います。

「さびしい」「さみしい」「寂しい」「淋しい」いろんな表現がありますが、私たちの問題の根源に漂う感情のひとつと言えるものです。

みなさんは寂しさとどう付き合っていらっしゃいますか?

本も書いたし、セミナーもしているので興味ある方はぜひチェックしてくださいませ。

「ふと感じる寂しさ、孤独感を癒す本」(清流出版)
*セミナー動画:「つながりと自己充足で寂しさと孤独感を癒す3時間ワークショップ」

この中にほとんど答えが書いてあるのですけれど、ただ寂しさとの付き合い方ってやっぱり難しいものです。

今回のリトリートセミナーでも潜在的な寂しさがテーマに浮上しましたし、カウンセリングでもときには自分でも気づいていない寂しさが出てくることもよくあります。

「え?あたし、寂しかったの???」みたいな感じ。

ふとひとりになったときとか、なんかつまんないと思ったときとか、好きな人と会えないときとか、好きな人と一緒にいるのに心が通ってない感じとか、予定のない休日の前夜とか、休日のイオンとか、週末の街中とか、寂しさを覚えるチャンスというのはあちこちに落ちておりまして、それでうっ!と胸が詰まるほどの寂しさに襲われることもあるでしょう。
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会社の退職や彼氏との別れを決断したのですけれど後悔が出てきて苦しい。

前に進むための決断には後悔がつきものと言ってもいいんです。
100%の決断なんてありえませんから。
そして、その後悔は多く「罪悪感」が含まれているものですから余計にモヤモヤするんです。
自分の決断を信じ、かつ、大切にしつつ、今できることをやっていくことで過去と決別できるようになるのです。

まだまだこれからだった仕事と4年同棲した彼氏を同時に失いボロボロです。
現在27歳です。
前職を2年半勤めていたのですが、ここにいても成長がなく辞めたいという気持ちがあり次も決めずに本当に辞めてしまいました。
同時期に、4年同棲していた彼氏に結婚したいと伝えたところ、結婚願望がないとはっきり告げられ、先の見えない不安から別れを告げ出て行きました。
今どちらの選択も後悔していて、苦しいです。

自分が考える原因としては
退職
まだできることがあるのでは、と退職自体に迷いがあった。
1番お世話になった上司が号泣していたこと。
最後に社長に、「上司を捨てるんだね」と言われ、まだ恩返しできていないのに辞めるのか?と考えたが取り消せなかったこと。

彼とのお別れ
浮気されていたし、レスだったし、でも大切にしてくれて大好きだった。
最後に大好きだと言って過呼吸になるほど泣かれたことが衝撃的だった。

私は2人がそんな反応をするとは思っていなくて、もっと相談しておけば、と自分を責めて毎日思い出してしまいます。でもなぜか涙が出ないんです。いっそのこと大泣きしたいのに。

今東京に住んでいますが、年末には関西の実家に帰ります。親は大喜びしてくれています。
スッキリとした気持ちで帰りたいです。
ネタとして扱っていただけると嬉しいです。
(Iさん)

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去年味わった強烈な苦しみと怖さで幸せな未来が描けなくなります。

まだまだその傷が大きいということでしょう。
そして、その傷口からはもっと昔の古傷が出てきている可能性もありますね。
今出てきた感情はその場で処理しつつ、少し歴史を振り返って深堀していきましょうか?

根本さんのブログに書かれている「自武女」の特徴ほとんどを兼ね備えている30代半ばの女です。日々自分だけじゃないのだと救われております。
去年癒着していた彼氏からなんとか別れた後、このまま一生独身で生活保護になるという妄想と強烈な孤独感に襲われうつ病と診断されましたが、薬に頼らず自力でなんとか正常に戻りました。(その際カウンセリングにもいきましたがどれも全く役に立たずお金を無駄にし絶望感を味わいました。)
その時には根本さんに辿りつかなかったのに、今の彼氏と付き合い自分と向き合うようになってから出会うことができ、引き寄せの法則ってあるのかな、というくらい不思議です。(今の彼はヘラクレスになりそうなロックマンです。)
今少しずつ自分への理解も深まり、叶えたい願いもでき、なるようになる、と言い聞かせているのですが、去年味わった強烈な苦しさと怖さが、将来の願いをかき消そうとしてきます。彼と結婚したい理由すら自分のエゴなのかなんなのかわからなくなってきてしまいました。
この悪い感情(妄想?)を起こさないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。
※家族構成は、娘を溺愛するが「良い大学→良い就職先→良い男と結婚・子供」が娘の幸せだと信じて押し付けてくる父と自立系専業主婦の母、うつ病に長年苦しめられた3つ下の弟(今も実家ですが働けてはいる)です。
どうぞよろしくお願いします。
(Rさん)

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私は女性ではなく男性に嫉妬し、劣等感を覚え、競争してしまいます。

自立系武闘派女子あるあるかもしれません。
ここで注目したいのは「女性性、もしくは、女性であることを否定してないかい?」という点です。
女性であることを否定するってことは、強い自己否定につながりますから、自己肯定感は意外と上がらないものなのです。

いつも楽しく拝読しています。
こちらの記事を読んで疑問が湧きました。

姫を地で行く知り合いに嫌悪感を山盛り抱いてしまう自立系武闘派女子の話。

私は、知人の男性に嫉妬しています。
イケメン、高身長、エリート、スポーツマン、人柄良し、人望が厚い、夫婦仲良好、などなど全て持っているような人です。
イメージ的には、大谷翔平やイーロンマスクのような感じです。

こんな男性に大切にされている彼の奥様への嫉妬もなくはないのですが、直接お会いしたことがないため、あまり強い気持ちは湧きません。

それよりも彼に対する悔しい気持ちや劣等感が辛いです。
私も男に生まれて彼のような人生を生きたかった。
私は子供の頃にいじめにあって人が怖くなってしまったけど、彼のようにオープンマインドで人付き合いしたかった。
私は良い成績を取ると親に「いい気になるな」と言われて育ち歪んでしまったけど、彼のように全力で自分の能力を思う存分に発揮したかった。

そんな考えが湧いてきて止まりません。

一方で、彼は男性、私は女性なんだから、どうせ彼のようになることはできないし、彼の強い男性性に憧れるなら、私はもっと自分の女性性を高めていく方が良いのかな、とも思います。

今後の方向性の手がかりに、何かアドバイスいただけますと、幸いです。
(Aさん)

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