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このところ女性用の性的サービスがどんどん拡大していて私のところにも数年前からそれに関する相談が増えてきました。
自立している人ほどそのサービスにドハマりしやすい傾向があるのですが、その背景について現時点で分かっていることをお伝えすると同時に、その対策についても考えてみたいと思います。
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武闘派女子が自分の弱さ、甘えたい気持ちに気づけたときに出会ってしまっているのが「レンタル彼氏」「女風セラピスト」「ママ活のかわいい男の子」のパターンがもしかして結構あるのでは!?も思い、質問です。
ホストほど悪どくなく、嘘と本音を混ぜて癒しをくれる子たち。破産するようなお金の使い方を促してくるわけでもなく、自立女子がコスメやエステをちょっと我慢すれば会えるくらいの絶妙ラインで生活に入り込んでくる子たち。
セフレやピモ男などとはまた違う論点があるのではないかと思うのですが、ご教示いただけませんでしょうか。
エステやマッサージやカウンセリングのように、お金の分の対価をいただきながら担当さんにたんまりおしゃべりして発散する場のひとつ、と思えばいいような気もしつつ、非日常と日常の境目がぐちゃぐちゃになりやすい相手でもあり。
「こういう時はOKのサイン」「こう感じ始めたら危ない」「そうなった時は得意の思考でやめるべき!とスパンと切るべし」などなど、先生のご意見をお聞かせいただけたら嬉しいです。
(Mさん)
まさに現代ならではのお話かと思いますので、まだまだ情報が多いとは言えないのですが、筆を取らせていただければと思います。(取ってない)
過日、とある武闘派女子が「キャバクラや風俗にハマってた夫のことを散々けなしていたのに、気が付けばあたしが女風にハマってしまってめちゃやだ」とカウンセリングに来られまして、「まあ、似た者同士だねっ!」と明るく返信したら大変ご機嫌を損ねてしまったのですけどなぜ?笑
他にも「毎週水曜日にちょっとエッチなマッサージを使ってるうちにガチでハマってしまってマジでヤバいんだけど?」という武闘派女子からもご相談を頂きましたし、「いつも指名していた女風の男の子が突然店を辞めちゃったみたいで、なんか失恋したような気分」という相談を受けたこともあります。
まあ、私の元に来てくださるのは「うまく利用している」というよりも「ヤバい!」という状態の方々ですので、その点、お見知りおきくださいませ。
さて、「女風にハマってヤケドしたのちにカウンセリングにハマる」という方々も少なくないものでして、上記の方々にも「結果的に女風に通うより安いでしょ?」と変な口説き文句を駆使して継続的にカウンセリングを使うように促しておりました。たぶん、その方が安全だし。
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女風などの最近は女性向けサービスがかなり盛り上がっているようですが、これも女性が男性性を強め、社会進出を果たしつつある世間を象徴しているのかな?と思っております。
読者のみなさまはどうでしょうか?
心当たりがある方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?
数年前から「女性用風俗、略して、女風」に関するお話を伺うことも増えまして、「これはヤバいと思って1回で辞めた」「数回使ってみたけどやっぱお金で買うってのは味気ない」という方もいらっしゃれば「どっぷり浸かっちまった」という方も当然いるものです。
で、この手のサービスで問題なのはリアコになりやすいってことでして、すなわち、ガチで恋してしまう危うさがあるのですよね。
この辺はプロと素人の違いが大きいもので、市場が立ち上がったばかりであるが故の危うさがあるものですね。
つまりは「ルール」や「システム」がまだ確立されてないってことです。
例えば、クラブのお姉さま方はプロです。ちゃんとママなどから教育されます。
一方、素人を売りにしたキャバクラは学生も多い世界で、自由度は高いものでした。
だから、キャバクラが出始めた頃は、その素人感が良く、またコストもクラブに比べれば安いのでサラリーマンたちがこぞって通い、そこから「真剣な恋」が生まれることも多かったんです。
しかし、だんだん市場に定着し、プロのキャバ嬢が増えたり、お店側も経験を積んで教育・管理体制が整ってきたりする一方で、企業が交際費を抑えたことによりクラブ活動をする方々が減ってきたこともあり、クラブのキャバクラ化も進んでいると耳にします。
それにより、遊ぶ側もだんだんマナーを身に着けてきたというか、あくまで「遊び」と割り切って使うようになってきたと言えます。
つまり、お客様と女の子の間できちんと線引きがデキるようになってきた、と言えます。
一方、女性向けのサービスってのはほんとここ何年かの話でして、使う側も使われる側もまだまだシステム構築中という感じで、店によってサービス格差もまだまだ大きいですよね。
そうするとより「お客様とお店の男の子」との明確な線引きがまだまだ成り立っておらず、男の子側もプロ意識が希薄な子が多く、それゆえ、お客様との距離がぐっと近くなりやすくなり、いろいろな事件も起きていますよね。
女風について語り合う掲示板では「○○の店の△△って子はヤバい」なんて話がふつうに出回っているみたいですし、お店側もその掲示板をチェックしてクビにすることもあるらしく、でも、その男の子は店と名前を変えてまた同じことを繰り返していたり、となかなかカオスな部分もあるようです。
それもあって、いろいろと葛藤を招きやすい現実があるようですね。
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さて、そうしたシステム的な問題もある一方で、心理的に見ると実にヤバい点があるのでこうしたサービスの特徴です。
女風などのサービスを使おうと思うにはそれなりの心理状態にありますね。
寂しかったり、むしゃくしゃしていたり、ストレスが溜まっていたり。
彼氏に浮気されて腹いせで使う人もいれば、彼氏がなかなかできなくて寂しくて利用する人もいれば、はじめは性欲を満たす目的で使う人もいれば、彼氏では満たされない部分をアンダーグラウンド的に求める人もいます。
つまり、やはり女性は感情的に満たされることを目的とするんです。
男性のように性欲が解消すれば満足とはなりにくいのです。
女風の彼はラインの返信も丁寧かつ優しく、欲しい言葉をたくさん投げてくれます。
決して否定はせず、そして、即レスとまではいかなくても、ちゃんと返事をくれますし、何より約束を守ってくれます。
そして、プレイも丁寧かつ優しいですし、しかもちゃんと話を聴いて受け止めてくれるわけですから、性欲を解消する以上に、寂しさや退屈さが癒されるんです。
だから、頭では遊びを割り切っているつもりでも、心がその相手を求める気持ちがどんどん強くなって、疑似恋愛のつもりがガチでハマってしまった・・・ということが起こりやすいのです。
私も何度かカウンセリングの場で彼らとのラインのやり取りを見せてもらったんですけど、ほんと理想的な返しをしてくれていて、ほんとよく教育されてるなあ!と感心したものです。
明らかにふつうの男子では書かないであろう文章(+絵文字+スタンプ)なんですよね。
「そりゃ、ハマるわなあ」とつくづく思いました。
だから、「彼氏と別れてこの人と付き合いたい」なんて女子も現れますし、「どうしたらこの人を彼氏にできるのか」ってことを考え続ける女子だって現れるのも無理はないと思います。
この「感情的に満たされる」というのがほんとうにヤバいんですよね。
それゆえ、他のお客さんへの嫉妬もすごいものになりますし、ストーカー化してしまう女子が現れるのも無理はないと思うほどです。
そういうわけで、まさにMさんがおっしゃる
>非日常と日常の境目がぐちゃぐちゃになりやすい相手
と言えるんですよね。
だから、今日の文章を読んで「そんないいなら使ってみようかなあ」と思われた方もいると思うのですけれど、そんな割り切った付き合いがデキるタイプかどうか、まずはご検討いただければ幸いです。
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>「こういう時はOKのサイン」「こう感じ始めたら危ない」「そうなった時は得意の思考でやめるべき!とスパンと切るべし」などなど、先生のご意見をお聞かせいただけたら嬉しいです。
別に私は女風を使うことを否定するタイプでもないのですが、そうしたリスクを回避するためには「ひとりにハマらぬよう、必ず複数の男の子と遊ぶ」ということを推奨したいと思います。
つまり、連続して同じ男の子には会わない、ということです。
さらに言えば「あの子どうしてるかな?」と思って予約を入れるつもりもないのにラインをするのは、もう心がその子を求め始めているサインです。
この時点で「あぶないあぶない、思わずハマるところだった」と削除するのが理想です。
また、細かい話ですが「最後まではいたさない」ということもお勧めしたいところです。
どうしても最後までしてしまうと「情」が芽生えるのが女性の体というべきもので、割り切っているつもりでも気持ちが持っていかれやすくなります。
別にステディな相手がいらっしゃる場合はまだマシかもしれませんが、彼氏とのセックスに不満を覚えていたり、フリーな方の場合は特に注意した方がいいと思います。
つまり「ベッドの中では優しくしてほしいし、大事に扱われたい。大切にされてるって感じたい」という方はドハマりする可能性があるので、要注意ってことです。
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とはいえ、女風ってのはなかなかコストのかかるものです。
それでママ活という手もあるのですが、それこそ相手は素人で、教育も受けていないので期待通りの反応が返ってくるかどうかは全く保証されません。
また、年下のかわいい男の子とご飯たべておしゃべりしてエッチなことをする、だけで終わればいいのですが、「この子と恋愛はありえない」と思っていても「かわいい」と思ってしまうと母性本能が刺激されて何かと気になってしまうものです。
そして、まるで母か姉のように彼のことを心配し、何かと関わりを持とうとしてしまうこともあり得るわけですし、遊びのつもりが本気になっちゃうことだってやっぱりあるんですよね。
その点は女風よりもママ活の方がリスクは高いかもしれません。
また、相手もその気になってしまうことだってないとは言えません。
「ママ活で知り合った大学生に最近まじめに告白されてマジで困ってる」って婚活中のアラフォー女子から相談されたこともあります。複雑ですよね。
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さて、元々恋多き人生を送ってきて、酸いも甘いもかみ分けられる経験豊富な女子であっても時にドハマりしてしまうのがこうしたサービスの特徴で、やはりそこは「情」が大きく絡むものです。
特に、ふだん自立して思考的に生きている方ほど「あたしは大丈夫」と思いがちですし、そういう方は資金力にも余裕があったりするので、なおさら大丈夫じゃない状態に陥りがちです。
ちなみにそういうサービスにハマってしまった方ってふつうのOLさんもいらっしゃいますが、経営者、経営者の妻、医師、看護師、弁護士、先生などの方が多いような気がします。
また、そうしたサービスを利用するために夜のバイトを始められた方もいらっしゃいますね。この辺はホストクラブにハマる人とやはり似ています。
となると自武女のみなさまは財源さえあればすぐにでも女風にハマる素質はあるということで、そうすると根本先生の売上がガタ落ちすることになるので大変困るんです。(え?)
まあ、そういうわけでカウンセリングではそういうときどう見ていくのか?というお話を最後にさせていただこうと思います。
といっても他の事例とそんな変わりなく「なんでその子にハマっちまったんだろうね?彼はあなたの何を満たしてくれたの?」という点を見ていくのです。
寂しさを埋めて欲しかったのか。
女としての価値を感じたかったのか。
安心感が欲しかったのか。
ストレスを解消したかったのか。
自己破壊的な欲求が出てきていたのか。
人肌が恋しかったのか。
誰かに大切にされたい気持ちに飢えていたのか。
感情が問題を作るのはどんな問題にも共通してますので、ここでも見ていくべきは「感情」です。
その感情を癒すためにそういうサービスを利用するわけです。
そして、一度利用して満たされたとしたら、またその感情が出てきたときに利用したくなるものです。
だから、その仕組みそのものを変えていこう!というのがカウンセリングのアプローチです。
「なぜそんなにも寂しさを抱えているのか?」という部分を深掘りして行って、「自立し過ぎてて愛を受け取れてないんだよね」「子どもの頃から親の愛情に飢えていたのかもね」「誰かに甘えるって経験がないからだよね」等々の背景を見ていくような感じ。
そして、そこに傷があれば、それを癒していきましょう!というわけです。
例えば、とある武闘派女子はきっかけとしては「誰かに優しく触れてもらいたい」というものでした。
多忙である上に多大なるプレッシャーがかかる職種であり、人間関係もぎすぎすしているブラックな環境で仕事をしている上に、不倫関係にあった上司との関係がこじれてますますストレスと疲労を抱えていました。
決して仕事ができないわけではないのに同僚からきつい言葉を投げかけられることも多く、メンタルもそれなりに参っていたんですね。
子どもの頃からめちゃくちゃ勉強を頑張ってきたし、習い事や(学校の)クラブ活動にも精を出していたので、いわば、ずーっと30過ぎまで走り続けてきた人生でした。
まあ、それだけ情熱的でパワフルな女性なわけですけれど、心の中にはずっと満たされない思いも抱えていたんですよね。
それでたまたま当直中にネットで女風のことを知ったそうです。
それでそのサービスにも、その彼にもハマってしまい、根本先生から「あんたは元々癒着体質だしねえ」と言われることになるのです。
それで、仕事はもちろんですけれど、家族関係、過去の恋愛等を洗い出すと同時に、その才能をどう活かすか?というカウンセリングを展開していくことになりました。
「寂しいって言ってみ」と根本先生から言われてもその言葉がすぐに言えないほど寂しさを抱えていたんですね。
そして、その後は根本先生により立派なドMに調教されていくのでした・・・(え?)
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なぜ、そうする必要があったんだろう?
そういう視点で様々な問題を見ていきます。
その原因を「感情」み見出し、そして、その感情がどうして生まれ来たのかの「仕組み」を探ります。
その仕組みの多くは「心の傷」からできています。
つまり、なぜ徐風にハマってしまったんだろう?というほんとうの原因は遠く幼少期にあったりするんです。わけわからんですよね?笑
でも、それは「今回は女風にハマったんだけど、その傾向は今までもあったはず」という視点で見ていくと、「ああ、不倫の彼にもすごく依存してたな」「ときどきお酒がやめられなくなるときがある」「なんせハードワーカーですし」「何か問題のある彼とばかりお付き合いしてきた」「ほんとうの自分を出せる場所がどこにもなかった」等々の事実が出てきたりするんです。
まあ、根本だけに根本治療を目指すのでそういう展開になるのですけれど、それを機に自分を見つめ直すことで、人生がより良くなっていき、ライフワークを生きることだってできるようになるわけですから、やっぱ女風に通うより安いんと思うんだ。(え?そこライバルなの?)
ということで、今日もありがとうございました。(唐突)
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●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
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