金銭感覚のズレって直るんでしょうか?何とかなるものなのでしょうか?



金銭感覚がおかしいと言われたら傷ついちゃうかもしれませんが、けど、それが親から引き継いだ価値観なのだから、そう言われてもしょうがないですよねえ?
・・・と自分軸で自己肯定感で捉えることがものすごく大事、という話です。
自分の感覚を肯定した上で、じゃあ、どうするか?を考えるんです。

根本先生!
金銭感覚のズレについて。

私はシングルマザーで息子を育てています。
35歳を越えた今、家は裕福な家庭だったのでは?と感じることが増えました。
母の口癖が「お金がない」だったこともあって「家にはお金がない」と信じてました。

母は寂しさから買い物依存症だったようで、(未開封未使用飾ったままの洋服小物、まだあります。)クレジットカードでお金を使いまくって借金こさえて両親は一時期別居もしてました。

父は母に「お前は働かない」「お嬢だから」とお金のことでよくケンカしていたので「働かない」=良くないことって思ってるかもしれません。(母は専業主婦)
なので未だに稼げない自分にコンプレックスあり。

父は仕事が趣味な人で、タバコ、ギャンブル、酒、女、家族にすら全く興味がありません。
服装、車等、目に見える物にお金を使いませんので何にお金使うのが幸せなんだろう?と思ってたけど母のカードの返済も結局父が完済した訳で今は奨学金を抱え、離婚した妹の代わりに払えない家のローン(妹の)を支払ってるのも父です。

私もお金はないと思ってて母と同じようにカード返済に追われてましたが冷蔵庫に毎日諭吉さんを貼って挨拶してたらお金はそばにあると思えるようになり(笑)、

何とかなってるので、そこは親譲りかもしれません。

最近コロナも落ち着き、息子のお友達が家に遊びに来ますが……金銭感覚のズレを感じます。
今年別れた彼氏とも金銭感覚のズレをコンコンと指摘され、結婚出来ないと言われてました。

今も昔も、特別裕福をしているつもりは全くなかったのですが、自分と他人の生活水準がどうやら違うのです。泣

だから行くお店、買うお店が違ってて、全然友だちを誘えないことに気が付きました。

ある方の恋愛相談を聞いてて、「金銭感覚おかしいよね?」「そんな相手とは別れろー」という発言やリスナーのコメントを見て「金銭感覚がおかしい」と言われたことのある私は怖くなりました。

ふと、自分は稼げないのではなく、稼ぎのある人を選んでも受け取れないのは、稼ぐ、や、もっと豊かになるともっともっと友だちと金銭感覚が合わなくなり、それで「アイツの金銭感覚おかしい、離れろ」みたいな感じになって人が離れるのが怖くて寂しいから今のままでいるのではーーーー?と思ったのです。

周りはバリキャリタイプ女子ばかりで「旦那の稼ぎを当てにすんな」「今どき女も自立しろ」みたいなタイプが多いんですけど、私、正直、仕事はパートくらいでいいし、家事料理も好きで、(掃除グッズ、調理道具めちゃくちゃ好き!)家にいるのも好きなんですけど……

働かない=良くない、稼げ!みたいな声が頭の中でリピート。

けどもっと豊かさを味わいたいのも事実。
(元カレからは欲深いとさんざん指摘を受けてから望まなくなりました……)

この金銭感覚は直した方が良いのでしょうか?そもそも直るんかな?
それとももっと豊かになることを許可をすれば、何か変わるのでしょうか?
金銭感覚のズレってどうしてるのでしょうか?
(Yさん)

金銭感覚のズレの問題ってけっこう多いんですよねー。
みなさまもそこかしこで体感されたことがあるんじゃないでしょうか。

そもそも金銭感覚ってのはほぼ100%育ての親から伝授されるものでして、母が「お金がない」と言い続けてたら裕福な家でも「お金がない」というマインドを抱えて育つことになります。

みなさんのご両親はどんな風にお金を扱っていたでしょうか?

で、これがパートナーシップで露骨に出ることがありまして、カウンセリングでもちょくちょく話題にのぼるものです。

必要なものにはちゃんとお金をかけたい妻vsケチでできるだけ安く済ませようとする夫。
きっちりお金を管理したい彼女vsお金にだらしなくて貯金ができない彼氏。
メイクやファッションにお金をかける妻vs車にお金をかける夫。
お金に無頓着な彼女vsきっちり投資にお金を回して増やす彼氏。
お金をあまり使わない妻vs稼ぐけどちゃんと使う夫

まあ、なかなかバランスが取れているものです。

で、クライアントさんから色々と話を聴いているとご本人は「うちはあまり裕福じゃなかった」とおっしゃるのに、どうみても水準以上の生活をしていることが分かることも多いんですけど、やっぱそういうのって周りの家がどうのこうのってのは関係ないんですよね。

毎年家族で海外旅行に行き、お父さんはメルセデスを、お母さんはBMWを乗り回している家でも「うちはお金がないから贅沢できないの」と言われて育つ子もいます。

あくまでそれはその家の基準であって、上を見ればきりがないですし、高級住宅街に住んでいればそれくらいの生活はふつうでしょうから「客観的視点」は金銭感覚の成長にあまり関係ありません。

子ども時代はとにかく「主観的」ですから、親がお金がないと言ってれば「うちはお金がない。貧乏だ」と思い込み、そのような金銭感覚を持つんです。

それが大人になって「ん?うち、けっこう金持ちなんじゃねえの?」と気づいたとしても、長年染みついた金銭感覚というのはなかなか変わらないものです。

「お金がない」と言われて育ったならば、良い給料をもらっていても「お金がない」という状態を作り出すのが私たちのマインドです。

だから、そうした点を細かく見つめ直してみれば、ご自身の金銭感覚についても理解できるようになるでしょう。

仕事に関してもやっぱり同じことがありまして、お母さんが専業主婦であれば、基本「母というものは専業主婦である」という思いを持って育ちます。

そして、その母が幸せそうであれば、専業主婦ってのは幸せだ、と思うようになり、結婚すれば専業主婦になるもの、という思い込みを持って大人になります。

一方、その母があまり幸せそうでなく、専業主婦であることを悔やんでいるのであれば、「結婚しても絶対仕事辞めない。子どもを産んでも仕事を辞めない。」という固い決意をもって大人になるのです。

まあ、同じことは食生活にも言えまして、先日もうちの弟子兼クライアントである武闘派中の武闘派女子が「お母さんが毎朝きっちり出汁を取って味噌汁を出していたし、お弁当も全部手作りだったからそれが当たり前だと思って、今も寝る前に昆布を水を張った鍋に入れてから寝て、早めに起きて味噌汁作ってる」と言ってました。

食育という言葉もありますが、それも基本的には代々受け継がれるものでもありますね。

そうした金銭感覚も仕事も食事も「母国語」みたいな感じで、子どもの頃の環境を引き継いでいるものですから、おいそれとそれを変えるのは難易度は高めです。

とはいえ、日本で育った武闘派女子が海外に移住して外国語で生活しているように、母国語を持ったままで、別の言語を習得することは全然できるんですよね。

だから、金銭感覚を変えようと思ったら、海外に移住して母国語ではない言葉を日々話す生活に変えるイメージを持つと良いかもしれません。

まあ、当然ながら移住する国ってのは「住んでみたい魅力的な国」ですから、「金銭感覚を彼氏に合わせる」のは、彼に対して魅力を感じていなければ無理ってことですね。

とはいえ、郷に入れば郷に従え、と外国語を一生懸命習得しようとするのと、金銭感覚を彼に合わせるってのは必然性を感じにくい分だけモチベーションは上がらず、むしろ、彼を自分の国に連れてきた方が楽なんじゃねえか?と思うこともあり、そこでパワーストラグル(主導権争い)が生まれることも多いでしょう。

まあ、これに関しても金銭感覚のみならず家事の仕方や時間の使い方、遊び方、セックスの回数と質、休暇の過ごし方等々、あらゆることに言えるのですよね。

さて、とある常連様がちょっと前にできた彼氏との関係でいろいろと価値観が合わずに葛藤されていたので、「とりあえず自分はこうだと決めることだよ」と鼻くそをほじりながらテキトーな口調でアドバイスをしておりました。

自分はこういう生活がいい。
自分はここに住みたい。
自分は仕事をこうしていきたい。
家事分担はこんな風にしたい。
エッチはこうしたい。
等々、まずは自分が決めることだよ、と。

もちろん返す刀で「あたしが決めるの苦手なの知ってるじゃん」と拗ねられましたので、「希望でいいんだよ。こういうのがいいなあ的な」となだめてみると「わかった。やってみる。」と意外と素直に受け入れてもらえました。

まずは、自分の望みをきちんと認識する(言語化する)こと。

そして、次にそれを相手に伝えて、「あなたはどう思う?」「あたしたちはどうする?」を話し合うこと。

金銭感覚についてはかなりタブーな話題になりやすいものですね。

日本人はお金の話をするのは品がないっていう文化で育っていたものですから特に。(ただ、この傾向はやはり関西に比べれば東京の方が強いですね。)

また、「あんたの金銭感覚はおかしい」と先手を打たれたならば、そこで「じゃあ、どうする?」という話し合いを持つのが理想なのですよね。

でも、その話し合いを持つためには「自分はどうしたい」というやっぱり自分の思いが必要なので、そこで「嫌われたくないから相手に合わせなきゃ」という発想を持つと、のちのち根本先生に愚痴ることになるんです。

さて、Yさんのお話を拝見すると両親はもちろん、周りの友達や元カレなどの話が割合的にけっこう多く、他人軸になりやすいよね~♪ということに気づかされますね。

周りはバリキャリ志望だけど、自分は専業主婦希望で、何があかんのでしょう?

ああ、価値観が違うのねー育った環境が違うもんねー、と線引きした方がよくないですか?

そして、何よりも自分が周りの人たちと金銭感覚が違うことをネガティブに捉えていませんか?まるで自分がおかしい、自分が間違ってる、みたいな。

それはもう感覚的なものだからしょうがなくないっすかね?
親から引き継いだ感覚なんだからもっと堂々としていいと思うのですけど。

いやー、うちはこうなんすよー!で。

まあ、セクハラ発言になってしまうかもしれませんが、、、ねえ?ないものはないでしょうがないじゃないですか。気合で膨らませられるものでもないし。。。ねえ?

この辺は自己肯定感がどうのこうのって話になってしまうのかもしれませんが、それが自分の素直な感覚なのだから、それをまずは受け入れなきゃ話は始まらないのです。

それをおかしいって評する人もいるかもしれませんが、それはその人の意見ですからね。自分には関係ないことです。

仕事のことについてもそうですが、やっぱ自分軸ってのは大事だし、自分の感覚を肯定してあげることがまずは第一歩なのですね。

そうやって周りとはズレているらしい金銭感覚を否定せずに肯定してあげた上で、「さて、これからどうしていこうか?」ということを考えていくのですね。

「あたしの金銭感覚はおかしい!」と信じていると、それを確認させてくれる彼氏ができるものです。

そして、コンコンと説教されることになり、自分の金銭感覚がおかしいという思いを証明することになるわけです。

で、まずは肯定してあげることができた上で、「金銭感覚が合う人がいいな~♪」とターゲットを変える選択もできるでしょうし、「やっぱ庶民の金銭感覚に合わせたい」と思うのであれば、外国語を習得するつもりで庶民の金銭感覚を学べばいいですし、「自分が稼げば文句は言われねえ」という方針で稼ごうとするのもアリですし、まあ、どうしたいか?で決めていけばいいわけです。

その辺も自分がどうしたいか?ですよね。

「金銭感覚が合う人がいい!」と思ってもたぶん「そんな人なんているの?」と疑いが出てくるだろうと思います。

でも、Yさんの場合は、お父さん、がそうじゃないですか?

いろいろと文句は言うかもしれませんが、なんだかんだお母さんのわがままを聞き、娘のローンを払ってくれてるわけですすよね?

同じようにYさんの金銭感覚を受け入れてくれる人も世の中にはいるってことじゃないですか。

ということで、素直に「パパみたいな人がいい!」と思ってもいいんですよ。

そして、ファザコンであることを認めてもいいんですよ?笑

ということで、改めてお父さんに感謝を100個ほど見つけてみましょうか。

それと同時にそういう父に愛されてきたことをちゃんと受け取ってみましょう。

金銭感覚に限らないのですが、自分と似たような価値観を持っている人って行くところに行けば出会えるものです。

Yさんが買い物に行く店ってYさん専用じゃないですよね?
他にもお客様来ますよね?じゃないと潰れちゃいますもんね。

だとしたら、Yさんが行くような店に一緒に行ける人だって当然いるってことですよね?

こういうのも自己否定していて他人軸になっていると意識がそっちを向かないので出会えないんですよね。

必ずいる!と思っていてください。

そうするとね、いろいろと楽になりますよね。

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