「大量の仕事を押し付けられる」というパターンが何をしても変わらないのですがどうしたらいいのでしょう?



慢性的なパターンというのは案外自分が見たくない(見えない)能力、才能を示していることがありまして、だから、カウンセリングやヒーリングを受けるたびに状況が悪化しているように見える現象が起きたりするのです。
やはり「自分を知る」ということがとても大切な気がするのです。

根本先生、こんにちは☆
いつもブログとても楽しみにさせていただいております!

今日ご相談させていただきたいのが、何年も心理学・ヒーリングを学び、お弟子さんのカウンセリングも受けているのに変わらないパターンについてです。

それが“大量の仕事を押し付けられる”です。
それにより鬱になって、休職もしたのですが、また同じことが起きています。
業務改善をしても、また別の方向から仕事が増えるのです(他支店からの業務移管やお客様の増加、チームメンバーの退職など)
かなりの金額を課金しているのですが、この仕事のことについては悪化しているとさえ思える状況です。
定番の罪悪感を扱ってもらいましたが、さらに悪い方向に行っています。
そこで気付いたのが、私は休職前は居場所作りや存在証明として、大量の仕事をこなしていたように思います。
今は大量の仕事をこなすことにそのメリットはもうない、圧倒的にデメリットのが大きいと頭では思っているのです。
しかし潜在意識はもうメリットはないと気付けていないから、その習慣(大量の仕事をこなす)だけが続いてしまっているのでしょうか?
これが根本先生がブログで仰っている、古い自分や価値観なのでしょうか?
(Kさん)

確かにその節は有力かもしれないですねー。
潜在意識が変わるのには少し時間を要するものでして、頭で分かっている段階から心が分かる段階までは数か月~半年ほどかかるものです。

「もし大量に仕事をこなさなければ居場所がなくなると思っているとしたら?」

という質問を心に投げかけてみてください。

もちろん「いやいやそんなわけはない」と反応があるかもしれませんが、何か嫌な感じがして「いやー、実は・・・まあ、そういうことなんで・・・てへへへへ」という潜在意識の声が聞こえてくるかもしれません。

となれば、その頑固な思い込みを外す必要もあるのですが、その前にふと疑問に思ったことがありまして。

ちゃんとNo!って言えてる?

こんな仕事こなせないっす!と上司に訴えられてる?

あたし、許容量をオーバーすると爆発する仕様になってます~♪って周りの人たちは認知してる?

たぶん、それくらいはやってらっしゃるのかな?とも思うのですが、基本的なことなので敢えてお伝えしてみました。

カウンセリングの中でも「アナウンスをちゃんとした方がいいんだよ」ということをたびたびお伝えしています。(たぶん、昨日も伝えた)

自分という人間がどういう性質なのか?をちゃんと周りに言うておくのですね。

例)放っておかれると寂しくなって爆発する、あれこれ指示されると自動発火装置が発動する、気分屋なのでやる気がない時間帯が1日ある、ハードワーカーに見えて実はガラスのハートを持っている、基本的に怒りんぼ、ええかっこしいで無茶な要求にもYesと言ってしまう、基本的に我慢しぃ、等々

どうやら自立系武闘派女子のみなさまは「逃げるは漢の恥」「Noというくらいなら腹を切る」「一点突破全面展開」等々のわけわからんポリシーを頑なに守るところがあり、体調を崩して休職することになってようやく「あいつも人間だったんだ」と周りの人に認知されるほど自分をアナウンスしない方が多いのですよね。

周りに心配をかけたくない、とか、与えられた仕事はやりこなさねばならぬ、という思いに縛られている人も多いのですが、みなさんは大丈夫ですか?

つまり、なぜかは知らんけど「Kさんには大量の仕事を押し付けても良い」という雰囲気を自ら発してしまっている可能性があるわけで、それを変えるためにもコツコツと自分ってそうじゃないんですよーアナウンスをしていく必要があるのです。

もちろん、Kさんのように、大量の仕事をこなすことで「自分はここにいていい」と許可を出せる方も少なくなく、仕事がなくなることに不安を覚える方も少なくないんですよね。

ほら、根本先生ってアウトソーシングを推奨するじゃないですか。

「自分じゃなきゃダメな仕事以外は極力人に触れ!」という号令をかけてるじゃないですか。

それを実践しようとすると仕事量にアイデンティティを見出している人たちは途端に心細く、不安になって、余計に仕事にしがみついてしまうみたいなんですね。

だとするとKさんも、その思い込みを外さねばならないことになるわけです。

「存在しているだけで価値がある」

Yさんや同志のみなさまには耳ダコなセリフかと思いますが、この言葉、どれくらい受け入れられていますか?どれくらい自分に適用されてますか?もしかして死んだふりしてます?

存在しているだけでは価値がなく、何か役に立つことで、何者かになることで、自分の価値を作り出そうとする“無価値感”というパターンを持つ方も少なくないかと思います。

また、カウンセラーとしては「なぜ自分の存在に価値を感じられないの?」という視点を持つわけでして、「なぜ大量の仕事を抱えていないと会社にいられないと思っていたのか?」という点は大いなるツッコミどころとなるのです。

この辺は過去の課金活動において消化されているでしょうか?

潜在意識に「No!」を覚え込まそうと思えば、あるときは実践で、あるときはイメージの力を使って“教育”する必要があるものです。

「もう仕事をたくさん抱えなくてもあんたにゃ価値が十分あるんだよ。ほら、実際、○○なことがあったじゃろ?な?」

「あんたは良い人だからつい良かれと思って色々と引き受けちゃうけど、それってしんどいよね?もうやめても大丈夫だよね?ほら、実際、○○だったじゃない?」

そういうメッセージを○○(=証拠)と共に提示してあげます。

また、実際に仕事を振られそうになったときにも「いやいや無理っス。あたしの仕事量見りゃわかるでしょ?」と上司にたてついたり、「それだけの仕事をこなせって言うんだったらあたし辞めます!」と辞表を内ポケットに隠したりすることも潜在意識への効果的なメッセージとなります。

存在しているだけで価値があるんだぞ!ということが潜在意識でも理解できれば、仕事を断ったり、辞めたりしても「なんとかなるよね」という安心感が手に入ります。

けれど、何かしないと愛されない、何者かにならなければ価値がない、なんて頑固な思い込みにしがみついていると、どうしたって仕事を引き受けざるを得ない状況になるのです。

さて、もうひとつ別の見方があると考えることもできます。

「いやいやあたしの器を舐めちゃいけないよ。この程度の仕事、あたしなら余裕で処理できるのよ」

という視点です。

これはKさんにとってはまことに受け入れがたいことかもしれませんが、自武女のみなさまを長年カウンセリングしておりますと、「自分が思っている以上のパワーを持っている」というケースはものすごく非常にめちゃくちゃ多いものです。

なので「毒を喰らわば皿までの精神で、ぶっ壊れるまで突っ走りなさい」的な危険な指示を出すこともあるくらいです。

私たちは基本的に自分を過小評価しており、「えー、大盛りなんて食べられないー。あたし少食だからー」なんて風に胃袋を甘く見ていることがよくあるものです。

しかし、やってみれば特盛をペロッとたいらげ、さらにお代わりするほどの胃袋の持ち主だったりするのです。(こわい)

「もし、積極的に大量の仕事を請け負いたいと思っているとしたらなぜ?」

という新たな問いがここでは生まれます。

いやいやそんなこたねーよ!と反論したい気持ちをグッと押さえていただいて、「なぜかなあ?」と自分に問うてみるのも良いかと思います。

で、これはKさんが単純に「大量の仕事をこなす能力がある」ということを言いたいわけではありません。

Kさん自身、相当強力なエンジンを積んでいて、それくらいの仕事を受け入れられるだけの許容量があるのだけど、そのパワーの使い方がちょっとおかしくね?ということを言いたいのですね。

それだけの仕事量を預かれる器があるのであれば、もっと他にいい使い方があるんじゃないのかな?その才能、その能力をもっと発揮できる場所って他にもあるんじゃないかな?Kさんがその巨大なエネルギーを投資したい先って色々あるんじゃないのかな?という風な考え方です。

すなわち、潜在意識が取る行動は「正しい」とし、自分の解釈が「間違っている」という風に見るのですね。

これは自分自身の能力や才能を低く見積もっているときにありがちなことでして、Kさんもカウンセラーから「そんな場所にいる器じゃないと思うけど?」とか指摘されたことはありませんか?

「大量に仕事を押し付けられる」ということが自分本来のエネルギーと釣り合っているとするならば、カウンセリングやヒーリングを受ければ受けるほど仕事を押し付けられることになるのは自然なことでしょう。

だとすると、その能力をちゃんと受け止めて“適材適所”で活かすということが課題となってくるのですよね。

私たちはなかなか自分のエネルギーの大きさって自覚できず、それがふつう、それが当たり前、みんな一緒、と無意識に思い込んでいるものですから、時々こういうズレが生じてしまうのですね。

なので、一度、違う角度から眺めてみると「そりゃあKさん、もっと自分の能力を認めて上げなさいよ」というメッセージとして今の現象を読み解くことができるのです。

・・・とまあ、全然違う角度の話をしているように見えて、結局のところは「自分を知る」ということであり、自分の存在価値を受け入れるという点では共通しているんです。

お話してみないと分からないのですけれど、自分が思っている以上に自分には能力があり、自分が感じている以上に存在価値がある、ということなのかもしれません。

それを受け入れる勇気はあります?

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