誰もが自分を特別扱いしてほしいという願望を持っています。
だからラグジュアリーな空間ではそうした演出をいっぱいしてくれます。
リッツカールトンに行けば、到着するや否や「根本さま、お帰りなさいませ」で始まり、以後、何かと話しかけられるときには「根本さま・・・」です。
それに慣れるまではこそばゆいわけですが、ひとたび馴染んでしまうとある種の快楽で、つい名前を呼んでもらいたくてクラブラウンジをうろうろしてみたりもするのです(笑)
「あなただけに特別に案内します」
などと言われたら心がときめいてしまうように、特別扱いされると「自分は大切にされている」と感じ、自己重要性がとても満たされます。
逆に言えば、それだけ普段は「自分は必要なのかな?いてもいいのかな?」という不安をどこかに抱えている証拠なんですよね。
そして、その感覚が強いと自己主張が始まり、“特別意識”という状態が生まれます。
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物事は表裏一体で、良いも悪いも思い込みや観念や判断によって決められるものです。
自分が欠点と思うところも見方を変えれば長所になりますし、周りが長所だというところも自分には欠点に感じられることもあるでしょう。
例えば、自分はがさつでいい加減な性格だと責めているのに、人はそんな部分を細かいことを気にしないおおらかな性格だと褒めてくれることもありますし、自分はわがままで感情的で人を振り回してしまうと思っていたら、自由人で情熱的な魅力を持っていると評価してくれることもあるのです。
(他の事例はこちらのブログをご覧ください。)
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内面的な変化が表面に出て来るのって少し時間がかかることが多い上に、なかなか気づきにくいものです。
よく「髪だって毎日伸びてるけれど気付かないでしょう?それがある日『なんか伸びたなあ、そろそろ切りたいなあ』という風になるでしょう?」と例えるのですが、内面的な変化もそんな風に起こるものです。
そして、さらにその内面的な変化が外面的な変化を引き起こすにもまた時間がかかります。
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自分がほんとうにしたいことに出会えた時、やりくりのためのお金はどうしようか?などとネガティブには考えないものです。
「何とかする!」
と思っているので、何とかなることが多いようです。
また、そのやりたいことで得られる収入とかも本当は考えないようです。
それができるだけで「幸せ」だから。
結果的にはその幸せオーラに人が寄ってきます。
人がお金や情報を持ってきてくれるのです。
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リーダーシップを取ること、と言ってもいいかもしれません。
前に出るのが苦手、表に出ること、スポットライトを浴びることが怖い、苦手、という話をよく耳にします。
ある営業マンがこんな相談をしてくれました。
「ある月、たまたま売り上げが営業所でトップになったんです。それまでは万年2位か3位でトップは先輩が独占してたんですね。それが自分がトップになってから営業に出るのがものすごく怖くなってしまって」と。
トップというのは注目を浴びます。
いろいろな人から標的にされることも多いでしょう。
いわゆる矢面に立つポジションです。
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表層意識とは全然違う深層意識。
私が直面するたびにその違いを実感するのが親への思いです。
ネグレクトだったり、暴力暴言だったり、いわゆる問題のある親の元に生まれてくる子供たち。
そして、その子たちが成長し、自立していくと、親を忌み嫌い、憎しみを持つことも少なくありません。
それがいいとか悪いとかではなく、それだけの思いを持つだけの理由があったのですから、「親に対してそんなこと言うな」とか「親にそんな思いを持つなんておかしい」という風には思いません。
「そう思うだけの事情があったのよね」と、そういうカウンセリングでは受け入れて行きます。
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「本当はもう動かなきゃいけないんですけどね・・・」
そういう言葉を耳にすることも多いです。
・仕事で新しい方向性を見出さなきゃ(新しいことを始めなきゃ)
・転職活動を本格化させなきゃ
・婚活しなきゃ
・離婚に向けての話し合いをしなきゃ
・興味あるスクールへの申し込みをしなきゃ
動きたくないのは明白なわけで。
「動かなきゃいけない」というのは「思考」の判断。
すなわち、心は「動きたくねえ」と言ってるわけで。
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