恥をかける相手がいる幸せ

ある方が「友達の前で急に大泣きして恥をかいた」とおっしゃっていたので、「それってほんとに気を許してることですよね。心の大掃除です。浄化です。知らず知らず溜まっていたものが一気に流れ出ましたね。良かったです!」って思ったんです。

恥をかける場所があるって素敵なことかもしれませんね。
それを望むと望まざるは別として。

「恥」は日本人に強い感覚の一つとされ、恥をかくな、恥ずかしいからやめろ、等々の世間の目を気にする性質を生みます。
周りの目を気にして自分を律する効果もあれど、一方では、縮こまってしまって自分を表現できない、殻を破れない性格を作ることもあり、カウンセリングの中で頻繁に話題になるジャンルですね。

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傷つかない選択。

「傷つかない選択をする」ってなかなか難しいように見えるもの。
何か嫌なことを言われたり、されたり、何かが起こったりしたとき、あるいは、自分が加害者となってしまったときに、つい、私たちは傷ついてしまうものです。

この“傷つく”というのは多く受け身で表現されるように“依存”のできごと。

また、傷つかないと言っても、その起きたことを無視してしまっては意味がありませんよね。
きついことを言われて、でも、聞かなかったことにする・・・
誰かにきついことを言って傷つけて、でも、見なかったことにする・・・

これは無視することですから、“自立”のできごと。

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パラレルワールド。私たちは自分が感じている世界に住んでいる。

先日の東京ワークショップでお話ししたこと。
ああ、今、私が一番伝えたいことの一つだな、として口が勝手にしゃべっていたこと(笑)

自分を自由にしましょう、という瞑想をしたんです。ふつう座ってするもんですけど、立ったままで(笑)

好きな場所に行き、好きな景色を見てください。そして、風に乗って空に舞い上がって自由に飛び回ってみましょう、というような瞑想。

皆さん、いろいろなところを自由に飛んでたようで、ある人は海に、ある人は草原に、ある人は都会の上を飛んでたみたいなんですね。

もちろん、それって想像の世界、と思いがちなんですが、実は、それが真実の世界なんですよね。

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どんな境遇に置かれても、人はそこを乗り越える力をちゃんと持っている

辛くて孤独な子供時代を過ごされた方など、「ほんとによくそういう境遇で育ったよね」という方にお会いすることもあります。
話を聴きながら、子持ちの親としては胸が張り裂けそうになるような思いをすることもあります。

以前から「なぜ、この人は、そんな目に合わなければならないんだろう?」とずっと思っていました。

生来の罪悪感があるのだろうか?
前世があって、そこで余程悪いことをしてきたんだろうか?

ある時「子は親を選んで生まれてくる」という“考え方”に触れたときも「んなことあるかいな」と思ってました。

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人生の夏休み。

昨日のカウンセリングは何人もの方に「人生の夏休みを」という言葉をお伝えする日でした。珍しいこともあるもんだな、と思いながら「これはネタにせよ、ということだな」と一人合点した次第です。

仕事を辞めてる方もいれば、仕事でいっぱいいっぱいの方もいて、ケースバイケースなのですが、ずっと働いてきた方にとって、時にオーバーホールをする時期というのを作ってもいいんじゃないかと思うのです。

すなわち、人生の夏休み。

とはいっても、現役でバリバリ働いている人は難しいし、退職後にするのはまだ先が長いし、という方も多いですよね。
となると、仕事を変わるタイミングがそれに当たるのかな?と思うのです。

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頑張れない自分を許せない?

「もっと休めたらいいんだけどなあ」と言うと、「でも・・・」という方。
仕事がたくさんあるのはいいことなんだけど、自分の喜びのためでなく、周りの人の目を気にしたり、期待に応えようと無理しているのならば、心理的には良くないことなんですよね。

でも、そういう方に共通するパターンというのは「頑張ってるから自分が認められる」というアイデンティティの問題。

「頑張ってる自分が大好き!」ならまだいいんですね。

でも、頑張ってない自分は価値がない、みたいな価値観を持っているとするとそれは大問題。
常に鞭を入れ続けなければいけませんから、いずれ燃え尽きてしまうでしょう。

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好きなものに正直になる練習。

「好きなものを好きと言おう。欲しいものを欲しいと言おう」
というのは、自分を元気にする秘訣だと思うのですが、人に気を使いすぎたり、自分を犠牲にするパターンのある方にとっては、とても苦手なこと。

自分が好きなものよりも、相手が好きなものを優先させてしまったり、自分が欲しいものを欲しいって言うなんておこがましいような気がしたり。

また、好きなものが分かったとしても、それを実践に移すのはまた別物。

そんな方々の練習ツールとして、よく次のような提案をします。

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