どんな境遇に置かれても、人はそこを乗り越える力をちゃんと持っている



辛くて孤独な子供時代を過ごされた方など、「ほんとによくそういう境遇で育ったよね」という方にお会いすることもあります。
話を聴きながら、子持ちの親としては胸が張り裂けそうになるような思いをすることもあります。

以前から「なぜ、この人は、そんな目に合わなければならないんだろう?」とずっと思っていました。

生来の罪悪感があるのだろうか?
前世があって、そこで余程悪いことをしてきたんだろうか?

ある時「子は親を選んで生まれてくる」という“考え方”に触れたときも「んなことあるかいな」と思ってました。


でも、いろいろな人の話を聴き、また「子が親を選ぶ」ということも自然に受け入れられるようになるに連れて、その思いは変わって行きました。

「この環境を望んで生まれてくる」
「その環境に耐えられるだけの強さをちゃんと持っている」
「その境遇を乗り越えられるだけの才能が備わっている」
「そんな親や周りの人たちを救える力を持っている」

それ以来、私の見方は変わりました。
相変わらず、胸が張り裂けそうな思いをすることもありますが、それだけの強さ、清らかさ、高潔さ、愛、パワーを持っていることを信頼するようにしたのです。

実際、その通りですしね。
彼(女)らからは、信じられないくらいのパワーやハートの美しさを何度も見せてもらいました。
素直に「すごい!」と思えることも、本人たちはふつうに実現させていたりします。

そのことは大人になった後でも言えると思います。

『どんな境遇に置かれても、人はそこを乗り越える力をちゃんと持っている』

このことを信頼できたとき、心配したり、同情したりするよりも「大丈夫ですよ」と信頼を贈ることができるようになったと思います。

そして、それだけの状況を乗り越えたとき、その人がどんな風に輝いているのかを想像して、わくわくすることも増えました。

勝手にわくわくして「すごいことがいっぱい起こりますよ!」て伝えるんですけどね(笑)

そして、そのことを信頼できると、きっと問題はずーっと楽になりますね。

結局は、自分、なんです。

自分をいかに信頼するか、です。

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