親密感への怖れ~近づきたいけど怖い。自立の恋は必ず葛藤が芽生えるもの~

依存時代に傷ついた分だけ自立が強まり、親密感への恐れも強くなります。
好きだけど、近付きたいけど、また傷つくことが怖い、という葛藤を抱えることになるのです。

パートナーシップの問題の中で、とてもよく出て来るのが「親密感への怖れ」。
このブログ上で「野良猫男子&女子」とか「ロックマン」とか言われるケースだけでなく、様々な場面でお見受けする問題です。

その基本を今日はおさらいしておきましょう。

私たちは依存時代は誰かとべったりだったり、べったりすることを望みます。
赤ちゃんや小さい子どもはママとずっとくっついていたいし、ママがどこかに行ったら後をひたすら追いかけたりします。
少しでも離れると不安になったり、寂しくなったりして泣き出すわけです。

恋愛でも依存が強いと相手と常に一緒にいることを望みます。
離れがたいし、ずっと一緒にいたいし、くっついていたいし、離れているときも何かと連絡を取っていたくなります。
メールやラインの返事が少しでも遅れると不安になります。
そういう時は「一緒にいるときは安心、でも、離れていると不安で寂しい」という心理状態になります。

そして、それがあまりに強くなると「癒着」とか「執着」という状態になりますね。

ところが、そうした依存時代に私たちはいっぱい傷つきます。
ママもずっと一緒にいてくれないし、(体重が重たくなって)抱っこもしてくれなくなるし、卒乳だって始まります。
そこで私たちはとても傷つきます。

恋愛もずっと一緒にいたいけれど冷たくされたり、会えなかったり、振られたり、嫌われたりします。
そこでものすごく傷つきます。

その依存時代に傷ついた分だけ、私たちは「自立」します。
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等身大の私を受け入れる方法。

自作自演であることを受け入れること。
自分がしたくてしていることを受け入れること。
結果を求めないこと。
そして、自分を慈しんであげること。

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根本さん、こんにちは。
自分へのハードルの下げ方について、知りたくメッセージ送らせて頂きます。

私は物心付いた頃から、自分へのハードルがとても高いのです。36歳になった今も、あれもこれも完璧に出来て、美人でスタイルも良くないと駄目!の呪縛から抜けられず、理想と現実に悩んで更にダメ出し、そして自己嫌悪の負のスパイラルに苦しんでいます。

頭ではそんな理想無理だよ、とわかっていいるのですが、そうでない自分が許せません。求めるものが高すぎて、疲れ、休みの日は着替えもしたくなく、風呂も面倒で体が動きません。これって、体は正直で悲鳴をあげてるいるのでしょうか?

それでも私は自分にムチを打ち続けるなんて、自分自身がアンバランスでしんどいです。この行き場の無い感情を処理する為に、嘔吐のない過食をしてしまいます。

毎日真面目に仕事して、信頼も得て
充分頑張っているのに……
まだまだなんです。

ちなみに私の理想は、根本さんがワークで時々口にする、石原さとみちゃんになれたら人生バラ色と夢みているおバカさんです。
根本さんも、例えば、キムタクになりたい!とか思ったことありませんでしたでしょうか?
今のままだと、お婆ちゃんになっても私は不幸せなまま一生が終わってしまいます。
ハードルを下げるには、ハードルが上がった背景を掘り下げる→それをリスト化して思考を入替える、などのワークが有効しょうか。

馬鹿げてるけど、ちゃんとしてなきゃ駄目なんです。

結局、ちゃんとして、親に凄いねって言って貰い認めて貰いたいだけなんでしょうか。
過小でもなく、過大でもない等身大の自分を受け入れられる、って羨ましいです。
もしアドバイス頂けると嬉しいです。
(Sさん)
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私はどこの職場に行っても、非常に指導や付合いが困難な人達と組まされます。

その理由を外に求めるのではなく、自分自身に求めて行きましょう。
そうすると自分がもっと楽に、幸せに、面白く、楽しく生きられる秘訣が見つかったり、ラスボスとの出会いがあったりするのです。

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根本先生こんにちは。
いつも内容の濃いブログに癒されています。

これが無料なんてもはや救い主です。ありがとうございます。

突然ですが、自分が引き寄せてしまう人について質問させて下さい。
私はどこの職場に行っても、非常に指導や付合いが困難な人達と組まされます。

前々職ではどうしてこんなに簡単な仕事が出来ないんだろう、どうして決まり事や指導を素直に聞いて貰えないんだろう、と思っていると、部下2名がアスペルガー症候群&統合失調症と後に診断され、前職ではやる気がなく無責任で朝から晩まで私に愚痴を言ったり無視したりする上司と組まされ、現職では
ADHDであると会社が認識している上司と組まされ、あなたの力で彼を変えて欲しいと託されています。

もちろんそういった方達に偏見を持ちたくはなく、どこの職場でも、最初はとても頑張ろうと思い、尽力するのですが、普通に決められた仕事がきちんと出来ない・驚くべき行動をして周りが振り回される、
社会人として給料をもらっている人に言わないで欲しい言葉(働きたくない・早く帰りたいので仕事を代わってください等)を言う・こちらの想いや努力をことごとく蹴散らしてスタート地点に戻ってしまう人達にどうしても疲弊してしまい、私自身が病んでしまいそうになり、指導も徐々に強めになってしまいます。

どうにか変わって欲しいと強く指導していると、本人たちからは私が態度&性格が悪いパワハラ女のように言われ(もちろん周りからは大変だね、と言われますが)、私も叱責する度に、叱責してしまったこと・それ以外の対応が出来なかった自分に落ち込み、自己嫌悪になります。

色々な専門書を読んで対応策を考えても、結局はこちらが譲歩して彼らの為に寛大な気持ちで接することが最善策とされていますが、私にも仕事があり、部下ならまだ理解出来ますが、上司は私よりお金を貰っているのでどうも理不尽さを感じてしまい、心にも時間にも余裕がありません。

耐えきれなくなって転職しても、結果このような状況に3社連続でめぐり合ってしまいます。

彼らを見捨てず、最後までやり遂げることが本来の理想ですが、もう嫌です。
今まで6年間散々頑張ったので、もうそろそろ普通に仕事がしたいのです。。

でもどこに行っても逃げられないし、あなたなら彼らをどうにか変えてくれそうだ、と任されてしまう。
いつも入社時には知らされていないため選べません。。。

私のどんな部分を治したり癒したりすれば、この状況から脱出出来ますか?
転職3社目なので、もうさすがに転職は出来ないと思っています。
私は何を理由にこの状況を自分で招いているのでしょうか。

ご教示頂ければ幸いです。
(Nさん)
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モノを大切にできなかった、といつも思うのは、無力感がなせる業なのでしょうか?

感情が先で行動が後、とよく言います。
無力感が先にあって、それを感じさせる行動を採る、というわけです。
その奥にはもちろん、ラスボスがいることは間違いありませんが、許すのはそのラスボスではなく、そのラスボスを助けたかった自分なのです。

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根本さま
いつも感じて、考えてることについて根本さんのお答えをお聞きしたいです。
わたしはよく片付けについて悩むのですが、重い腰を上げて片付けはじめて、決まって感じるのは無力感です。
ひとつひとつのものを手にとり、所在を考え収めたり捨てたりしながら「管理できなかった」「多すぎる、多すぎる」と思います。
何年も何年もそんなことをしているので、モノを減らすために物品だけでなく、物品が増える状況(仕事や勉強や趣味、付き合いなど)も減らして行きました。
残ったものに丁寧に関わりたいと思うからです。
でも気がつくと同じ思いの中にまたいます。
「また、、管理出来なかった(大切に出来なかった?)」と。

この繰り返しに目的があるとしたら、何なのでしょうか…?
無力感を感じるため?
心理学的な見方だと親を救えなかったなどでしょうか。
確かに私は母を救いたい、でも子供で無力で救えなかったという経験があります。
でも母は今ではすっかり幸せで元気で、当時も辛い部分は確かにあったけど相対的には幸せな(愛されて守られた)生活だったと思うようになりました。
子供故の杞憂だったと今では思っています。
なので頭では理解してても自分の中に無力感というのが深く刻まれているのでしょうか…?
それとも私は昔から、諸行無常といいますか、、そういう感覚に水が合うところがありまして…それを無意識に何度も感じようとしているのでしょうか…?
(Yさん)
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あえて「一人力」を鍛えるレッスン。ステップ1:自分自身をしっかり持つ~自立する、ということ。

今日のネタはこれらの記事の続編となりますぜ。

*適切な距離感を掴むには「感じる能力」がとても重要
http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/16706

*人間関係がうまく行かないのはアイデンティティを喪失してるから
http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/16699

*あえて「一人力」「孤独力」を鍛えるレッスン~一人で居酒屋、バーで飲めますか?~
http://nemotohiroyuki.jp/everyday-psychology/16644

人間関係がうまく行かない理由に「自分がない」「距離感が分からない」「自分のことでいっぱいいっぱい」「依存的になってしまう」などが考えられるわけですが、これらは言い換えれば「地に足が着いていない」「自分を喪失している」ということになります。
つまり、地に足が着かずにふわふわしているから、周りに流される、周りの目が気になる、周りに意識が取られる、という状態になってしまうわけです。

だから、「自分自身を取り戻しましょう!」「自分をしっかり持ちましょう!」という提案の元に、あれやこれやと方法を考えて行きます。
「バーや居酒屋に一人で行きましょう」というのもそのアイデアの一つですね。
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