「安心」はどうやったら得られるのか?

安心ってどうやったら手に入るものでしょう?人やモノが与えてくれるものでしょうか?でも、それだとその人やモノに依存していて、それらがなくなれば途端に不安になってしまいますよね。
安心は外側にはなく、自分の内側にあるものなのです。それは自分の心とつながること。つまり、否定せずに自分の気持ちを受け入れることで得られるのです。

子どもの頃は親が一緒にいてくれると安心できました。
夜中に目が覚めて不安になったときに親の布団にもぐりこんだ方も少なくないでしょうし、出かけるのも親が一緒だと安心だった、という記憶がある方もいらっしゃるでしょう。

もちろん、親が安心させてくれる存在じゃなかったという方は、どうやって安心を得ていたのかを思い出してみるといいかもしれません。

東京に住んでる叔母が安心を与えてくれた、近所の面倒見のいいおばちゃんが安心だった、学校や塾の先生に安心感を覚えていた、という経験を覚えている方もいらっしゃるでしょう。

長じてその「親」や「叔母」「先生」に変わる存在として「友達」だったり、「恋人」だったりが現れます。

好きな人に告白するとき、ひとりじゃとても勇気が出なくて友達に付き添ってもらった経験がある方もいるかもしれません。

恋人からの愛情を感じるとすごく安心した経験をされた方も多いと思います。

となると「人」が私たちに安心をくれるのでしょうか?
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ライフワークを目指すためにはちょうど良いサイズの「ヴィジョン」がまずは必要で、そのためには「自分を知る」というプロセスが役立つんです。

ライフワークを見つけるには、まず「自分を知る」ことが大切です。過去の経験や性格、価値観を深掘りし、自分らしいヴィジョンを描くことで、現実的な目標が見えてきます。
そのヴィジョンが心からワクワクするものであれば、自然と行動に移せるでしょう。
大きすぎない、ちょうどいいサイズで夢を描くことが、現実を少しずつ動かしていくヒントになります。

リトリートセミナーでは「ヴィジョン」というのをすごく大切にしています。
というか、問題解決において最も重要なんじゃね?と思うのがヴィジョンでもあります。

どうなりたいか?
どういう状況が理想なのか?
そのとき自分はどういう自分なのか?

それが見えてきて心が沸き立っていると目の前の障害物(問題)もひょこっと乗り越えられちゃったりするわけです。

「大好きな推しのライブに行くっ!!」というヴィジョンがあれば、「繁忙期」「金欠」「遠方で開催」などの障害物(問題)も何とかクリアしようとするでしょう?

「とりあえず当日風邪を引いたことにする」
「とりあえず今日から晩飯はもやしだ。」
「とりあえず高速バスのチケットは押さえた」

みたいな感じで、「推しに会いに行く!」というプランを着実に遂行していくわけです。

※あ、ヴィジョンってそんな壮大なものではなく、上記のようなものでも全然かまいません。
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営業部門から製造部門の長に異動になり、招かざる客として蚊帳の外になっています。

この難局を乗り切るには表面的なアプローチだけでは難しいかもしれませんし、受身でいるうちはただただメンタルを削られることになるでしょう。
自分なりの哲学やヴィジョン、さらには相手を深く理解する意識、自分軸などに取り組むことで、今の状況に対して前向きな姿勢を獲得することができるでしょう。

4月に本職ではない部署の管理者として辞令がおりました。営業部門なのに製造部門の長に異動という感じです。
その製造部門は取り仕切りをしている人が会社の方向性を無視する人で、目標が達成出来ない状態が続いており、その状態を改善してという異動でした。
招かれざる客のため蚊帳の外状態で、無知な奴が来たとマウント攻撃を受けています。
私も営業の立場として良い商品を広めたいですし、何度か対話をしても、その時は立場が対等だったので、結局無視され何も進展しない状況でした。
その私が上に立つことは受け入れ難い話だと思いますが、このままでは何も結果を残せず、メンタルを壊すだけで終わると思います。
私のメンタルは強靭ではなく、うまくやっていきたいので、笑いたくもないのに笑い、何で笑っているんだろう…と帰りの電車で落ち込む日々です。
どうか何か一言で結構ですので、切り替え方をご教授頂けたら幸いです。よろしくお願い致します。
(Tさん)

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子供時代に植え付けられたコンプレックスはどうしたら解消できるでしょう?~素直な気持ちをたどって本音とつながる~

親の影響は莫大なものがありますから、植え付けられたコンプレックスを解消するのは難しいと思ってしまいがちです。
けれど、シンプルな方法で解決することができるものなのです。
とはいえ、方法はシンプルですけど実践はちょっと難しいく感じるかもしれません。

子供時代に植え付けられたコンプレックスはどうしたら解消できるでしょうか。

幼い頃自分で選んで始められたのがピアノで、高校生までやっていました。でもよく母に「あんたは音大にいけないから」と幼少期からずっと散々に言われ、発表会での失敗も重なり言い訳を作って高校生の頃に辞めました。

正直あまり練習もしていなかったので、人前で失敗するのは仕方なかったのですが、辞めるとき本当はすごく苦しかったです。音楽は私にとって大きなコンプレックスになりました。

その後結局芸術系の大学に進み、コンペに出たりしているのですが、ずっとピアノの痛みが響いている気がします。人生をかけて頑張ることを選んだのに、成功から逃げていると思うのです。

最近思うところあり、一人でピアノ曲を練習し始めましたが、戻れない過去を思い出しては涙が止まりません。

ちなみに母は暴力や暴言で大変な人物で、私は母のおもちゃでした。今は距離を置いてます。

拙い文章ですが、何卒よろしくお願いします。
(Mさん)

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自分らしく生きようと何か変化を試みるときに家電が壊れます。

何らかのサイキックな才能があるんだろうなあ、と思うんです。
でも、ずいぶんとそれを抑圧して生きて来られたのかな?とも。
具体的にはお会いしてみないと何とも言えないのですが、そういうことは珍しいことではないですし、きっと自分のポジティブな才能を示していると思っていただきたいのです!

根本先生にお聞きしたいことがあります。
毎回自分らしく生きようと何か変化を試みるときに家電が壊れます。
冷蔵庫、洗濯機、TVなどです。冷蔵庫は2年しか使っていないのに突然壊れました。
あとは歯の詰め物やかぶせ物が取れたりします。治療しても何回も起こります。
そのたびに数十万の費用と時間が飛んでいきます。
今回も環境を変えたくて転職を試みようと応募してみました。その後、歯のかぶせ物が取れやり直しになり通院や費用を考えると転職はできないなと思いつつあります。自分で自分に抵抗しているかのようです。

そして毎回、このお金があったらもっと違うことができるのにと腹が立ちます。
家電などは本当に原因がわかりません。突然死のように壊れます。(このブログではよく出てくるようなのですが。。。)歯の治療も昔から1年を通してずっとメンテナンスしているにもかかわらず、です。

私はたぶんこのままの現状維持のほうが安定もしているし(人間関係も金銭的にも)変わらないほうがいいのに何を夢見ているのだろうと思ったりもします。
今の私も私らしいとは思いますが、本当は私らしくないという思いもあります。
贅沢な悩みですがつまらないと思ってしまいます。もっと何か一生懸命に生きたい気持ちがむくむくとわいてきます。こういった時は何から始めたらいいのでしょうか?
また気が向いたら取り上げていただけましたら非常にうれしいです。
(Iさん)

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環境の変化でぽっかりと空いた時間をどう過ごせば心や体の疲れが取れて前向きなエネルギーを取り戻すことができるのだろう?

介護が終わったり、子どもが巣立ったり、仕事をやめたり、離婚して一人になったり、環境の変化でぽっかりと時間が空き、持て余してしまうことって人生では起こりうることです。
それまでその対象に使っていたエネルギーが全部浮いてしまうようなもので、無理に頑張ろうとしてしまうことだってあります。
心身の疲れを取り、前向きになれるためにできることって何でしょうか?

根本先生、いつもお世話になっております。

3月末に2年以上自宅で介護をしていた家族を自宅で看取りました。まだ、看取ってから日が浅いので新しい日常に慣れず体も心も動けない。やっと昨日あたりから少し疲れがとれたかな?と実感しています。

合わせて子どもが進学のため一人暮らしするため、今月からいきなり2人の家族と離れ離れになる、と気付き寂しくなっています。

今はやっと時間にゆとりが出来たので、今まで出来なかったあれをしよう、これをしようと思っても動けず家の中でゴロゴロしたり昼寝をしたりして1日が終わります。昼寝を数時間しても、夜も眠れるので相当疲れていたみたいです笑

今は休もうと思ってますが、何もしない自分を責める気持ちもあります。

寂しさや喪失感を抱えながら、早く今の日常に慣れなきゃという焦り、動けない自分にいらだちます。

頑張りすぎですかね?

こんな時はどうしたらいいですか?教えてください。
(Mさん)

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アンダーグラウンドとそこからの抜け出し方~表の社会で処理できない感情を解放し、満たされない感情を満たそうとする閉じられた世界~

「いい人・いい妻・いい母」として頑張る女性が、抑圧された感情を解放するために秘密の恋や過度な買い物などに走る「アンダーグラウンド」。
​これは、子ども時代の抑圧や無価値感が原因で生まれる心の逃避先です。
どういうプロセスでアンダーグラウンドが作られるのか?そして、そこからどうしたら抜け出せるのか?について改めて考えます。

アンダーグラウンドのカウンセリングがけっこう続いているので今日は改めてそんなお話をしてみようと思った次第です。

「アンダーグラウンド」というのは私が勝手に名付けた言葉で、「表の社会で処理できない感情を解放し、満たされない感情を満たそうとする閉じられた世界」というほどの意味で使っています。

例えば、ふだん「いい人・いい妻・いい母」をやっていて溜め込んでしまったストレスはなかなか日常の中では解消されないことも多いものです。

それで秘密の恋をして、その彼との2人だけの世界でその鬱憤を晴らそうとするのがアンダーグラウンドであり、はたまた、家族に内緒でたくさん買い物をしてしまい、気が付けば借金を重ねることになってしまっているのもアンダーグラウンドであり、はたまた、ストレスのはけ口としてアルコールや甘いものに頼ってしまっている状態もアンダーグランドと言えます。

じゃあ、やめればいいじゃない!そんなの心身に良くないよ!というのは誰にでもわかることですし、何より本人がその自覚ありありなのですが、ただ、その方法でしか溜め込んでしまった感情(ストレス)を解消する方法がない、というのが現実です。

必死にもがいてストレスを解消しようと意識的・無意識的に感情の出口を探していたところ、ようやく見つけた安息の地とも言えるのです。

だから責められるものではありません。

「結婚したい!」と思って婚活を頑張ろうとするのだけど、それまで自分を抑圧して生きてきたストレスがあまりに大きければ、まずは心はそれを解消することを優先させようとするものです。
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