「息子との友情の物語」

どうやら息子の目は画像認識ができるようになったようで、パパの顔を見ては笑うようになった。
別に顔が変だから笑うのではなく、嬉しいから笑うのである。(そう願っている)

それまでは娘への反応が最もよく、続いて妻、そして、離された最後尾に私、という序列であったので、何はともあれ、彼に私を家族の一員として認めてもらえたのはめでたいことである。
もっとも、この愛想の良さは他人を見ても満面の笑みで笑うであろうから、しばらくは人には合わせないようにしようとも思っている。

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旅好きの出張生活。

5月の終わりから、かれこれ16週も連続して出張してきた。内、東京が10回、名古屋が3回、福岡が4回である。足すと16にならないのは、一回、名古屋→東京というスケジュールがあったためで、この間の移動距離はいったいいかほどだろう?と思うわけである。

この間、精神的にはだいぶ鍛えられたと思う・・・。
出張が習慣化されると、体がそのように順応していくので、月曜日に大阪に戻れば自然とスイッチがオフになり、火曜日になれば大阪での仕事モードにきちんと入れ替わる。
そして、週末が近づけば出張の準備をし、朝は目覚ましの力を借りぬとも自然と目覚めるわけである。

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「クリニック悲哀物語」

生まれて3ヶ月も過ぎれば「予防接種」が始まる。
生後3ヶ月といえば、まだまだ首も据わらず、そんな子どもに注射をするとなれば、親としてはそれだけで虐待をしてるんじゃないか?という疑念に襲われるほどである。
実際、待合室で先の順番の幼児が入室し、ものの数十秒後に「うんぎゃーーーー!!」という断末魔の如き泣き声を聞くことになれば、やがて訪れる我が子の運命に思いを馳せずにはいられず、いたずらに心は痛む。

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パナシの話。

先日、事務所のひとみちゃんが「昨日、めっちゃ笑いましたよ」と言い出したので、何?と興味津々で聞いてみた。万事、物事を自らに都合よく考える私は事務所の誰か、もしくは、社長がまた何かをやらかしたんだと思ったわけである。

「昨日、ねむねむ、金庫とか全部開けっ放しで帰ったでしょ?パッと見たら、どれも全開で思わず笑っちゃいましたよ」

なんと、私自身のことであった。

私たちカウンセラーは面談カウンセリングを終えると売上げを事務所の金庫に入金することになっていて、その鍵をかけることによってセキュリティを保っているわけである。

どうも私はそのセキュリティを自ら全て破って帰ってしまったらしい。
ひとみちゃん始め、事務所に数人のスタッフがいたため大事には至らなかったが、もし誰もいなければえらいことである。

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「大阪観光案内」

「じゃ、待ち合わせは11時ごろに駅の改札出たとこで」

朋有り、遠方より来たる際、さて、どこに案内しようかといつも思案するのである。
私の住む関西には京都・奈良・神戸などの日本を代表するような観光地が唸るほどあるので、基本的に案内に困ることはない。

が、殊、大阪となるとどうだろうか?

USJや海遊館などの遊びや難波界隈の派手な看板だろうか。
NGKで吉本の笑いに触れるか、それとも、映画「プリンセス・トヨトミ」のヒットにあやかった大阪城?それとも空堀商店街?を巡るとしようか。
あるいは映画「阪急電車」で登場するオシャレな今津線の旅が今はいいのだろうか?

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ただいま、11週連続出張中につき、その意味と、体と感情の関係について。

今日はいつもより少し毛色の違う話をしようと思う・・・。

現在私は11週連続出張というパッと見に過酷なスケジュールの真っ只中で、しかも、まだ3週目という段階にある。
明日からは再び早朝の便で福岡に飛ぶ。

これは3月に生まれたわが息子が、私と妻、そして、娘の仲を引き裂き、自らが独占するために仕組んだ陰謀ではないかと勘ぐったのであるが、2ヵ月半で6500グラムにまで成長した、かわいい顔を見るにつけ、そんなことはどうでも良くなってしまうのである。しかし、本当に赤ん坊はかわいいし、面白い。

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「奴隷体質?」

昨今、大阪にいるときは、現代風を装い、少々イクメン・モードにスケジュールを立てている。そのため、朝早く起きて娘の相手をしたり、家事を手伝ったり、夕方も4時には帰ってきて娘の宿題に付き合ったり、息子を風呂に入れたりする生活を送っている。

2ヶ月も入院し、少し高齢で出産しているためか、妻の体調は思うようには回復していない。その上での育児は過酷ではあるのだが、幸い、2ヶ月半になる息子は、すでにたくさんの親孝行をしてくれている。

娘のときは夜、3時間連続して眠れたことなど無かったはずなのだが、息子は一転、ぐっすり5,6時間も寝てくれることが多いのである。

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