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助ける側の心の痛み~災害救助に当たられた方のPTSDとそのケアについて~

震災直後から多くの消防・警察から、今回大活躍が報じられている自衛隊の方々、また医療やライフラインに携わる方も含めれば、本当にたくさんの方が被災地に入って救援・復興作業に携わっていらっしゃいます。

彼らプロ集団の働きは見事で、何万人もの方を救出され、また今現在も被災者の皆さんの生活と安心のために頑張っていらっしゃいます。
何もできずただ見守るしかできない私から見れば、本当に頭の下がる思いです。

さて、当面の役割を完了すると徐々に任務を解かれ、自宅に戻って再び日常生活を始められることになろうかと思うんです。
しかし、その後に心理的な影響が強く出てくるケースも少なくないようです。

そして、これは救援や現地で医療に当たられた方はもちろん、ライフラインの復興に尽力された方、ボランティアとして現地に入られた方にも当てはまる方は少なくないかもしれません。

「助ける側の心の痛み」の話として読み進んでいただけましたら幸いです。

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震災で深まる絆、切れる縁。

先週は、震災の影響で「元彼への気持ちが蘇る」というお話をさせていただきました。
今週は、少し角度を変えまして、震災後の関係性についていくつかの例を紹介させていただこうと思います。

(タイトルは「切れる縁」と書いてありますが、災害等での死別を扱った記事ではありません。予めお断りさせていただきたいと思います。)

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震災で蘇る元彼の存在感。

震災で揺れるのは地面だけではなく、私たちの心も大きく揺れ動きます。

実は、震災後、こんな相談が増えたんです。

「1人でいることが辛くなってきて、そろそろ本気で彼が欲しくなって・・・」

余震や計画停電などの影響を直接受ける方はもちろん、報道などによって不安を掻き立てられている方々も多いのでしょう。

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弱い自分を許す機会。

震災の後にお受けするカウンセリングで気付いたお話を紹介したいと思います。

それは「弱い自分」がとても表に出てきているということ。

アメブロの恋愛テクニックの連載で「震災後に元彼の存在感が高まった話」を紹介させていただきましたが、もっと広く、今まで隠れていた(隠していた?)弱い自分が震災の後、表出し、普段の自分を見失ってしまってるケースによく出会うのです。

まだ直接被災者の方とお話しする機会には恵まれておりませんが、東北に近い地域の方ほどその思いは強いですし、逆に遠く離れている九州に住んでいる方でも、そうしたお話を伺うことがあります。

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あなたが楽になり、笑顔になることも、一つの支援ではないでしょうか?

私たちのカウンセリングや心理学の考え方の一つにこういうアプローチがあります。

例えば、

「私のパートナーを何とか楽にしてあげたいんです」

というクライアントさんに私たちは、

「まずは、あなたが今よりもっと楽になりませんか?」

という提案をすることが多いのです。

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「ライバル誕生。」

私は待ち合わせには遅れずに現れるタイプである。むしろ、2,30分前には既に到着し、その辺をうろついている(あるいは、既に一杯やっている)ことすら珍しくない。
何事も“余裕”を大切とし、できるだけゆったりと構えていることを好むのである。
しかし、裏を返せばかなりセッカチな性格ともいえ、また、落ち着きがなく、純粋な関西人でないにも関わらずイラチである。

そんな性格がもろに出ているのでは?と息子に感じたのは、彼がまだ妻のお腹に来て8ヶ月足らずの頃であった。

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頑張り過ぎに注意!燃え尽き症候群にならないために。

震災などの大きな災害でショックを受けたとき、茫然として何もできなくなってしまうタイプの方もいれば、逆に「それを何とかしよう」として頑張ってしまうタイプの方がいます。

今回は後者の方のためのコラムです。

例えば、食料を買いに走ったり、知人の安否を気遣ってメールや電話をかけまくったり、情報収集をしたり、みんなの面倒をみたり、まとめ役やリーダーを買って出たりされた方がいらっしゃいますね。

普段から自立的に行動されている方が必ずしもそうなるとは限らないのですが、何とかしなきゃ、と走り回ってしまう方も少なくなかったと思うのです。

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