二番手の女をいい加減辞めたい!と思ったときに読むネタ。



いつも二番手の女になってしまう、というパターンを持っている方のための話です。
色々な原因と共に、解決方法をいくつか提案しています。
当てはまるものが見つかったら、そこを深掘りされるとよいと思うのです。

根本さん

いつもありがとうございます!以前に「大好きな人に近づくには」で取り上げていただきました.
あれから片想いを手放した瞬間,好みドンピシャの年下君と出逢い会ったその日に盛り上がり,身体の関係は無しに濃密なデートを何度か繰り返しました.とにかく笑ってばかりですっごく楽しかったです…

が,わたしの中に近づくことへの怖さが溢れ出ると同時に,相手に他の女の影を感じ取ってしまい.もう会うのは辞めると何度か暴れました.最初は水鉄砲くらいの可愛さで.その度に彼は真摯に話をしてくれて引き留めてくれました.

熱量が違いすぎる,受け止めきれない,友達からゆっくり知り合って好きになりたい云々,長年正式な彼女がいないのは不倫をしていたからと打ち明けてくれて.会って数週間たらずの関係にも関わらず.それを聞いた瞬間不倫を繰り返してきたわたしの血が騒ぎました…

その後はわたしも熱量を下げて距離感を維持して会うのですが,至るところに他の女の影を感じ取ってしまい… 彼もイライラを直にぶつけてきたりダメ出しをしてきたり,命令口調になったり,その度にわたしは受け止めよう聞き入れようとして.ただキープ状態の関係に我慢出来なくて,お得意のSNS検索能力で相手を突き止めて関係を終わらせました.

彼の本命女性はセクシーからは程遠い大自然が似合う肝っ玉母ちゃんな女性で… ここ数年間,女磨きに力を注いできた自分に虚しさを感じています… 大好きを全開でアピールして相手に合わせよう受け入れようとする自分にも.

二番手の女をいい加減辞めたい,引き続き女を磨き続け開き続けるモチベーションが欲しいです… アドバイスをいただけますとありがたいです.よろしくお願いします.
(Sさん)

前回のネタはこちらですね~。
「大好きな人にもっと近づけるためにちょいと自分の人生を整理してみない?」

よく彼の浮気相手を調査したところかなり年上のふつうのおばさんだったことが分かってショックを受ける、なんて話を聴くのですが、「浮気相手=若くてぴちぴちでかわいい女の子」という先入観はさっさと捨てたほうがいいよ、という事例なんだろうと思います。

女子も「すっごく年上のおじさんが好き」な人もいれば、「一晩中ヤリまくれる若い体にハマってる」という人もいるし、デブ専な人もいれば、外見重視な人もいるように、男性も様々なタイプに惹かれるものです。

大自然が似合うような肝っ玉母ちゃんと不倫をしている彼にもそこで得られる何かがあるのでしょうね。きっと。安心感もあるでしょうしねー。

そういえば某作家氏がエッセイの中で「ソープでいかにも場末感満載で、全然魅力的とは言えないすれた女が出てくると、いかにも女を買ってるという感覚がして興奮する」ようなことを書かれておりました。

私がちょくちょく恋愛と年齢と外見は一切無関係と言ってるのはそうした現象を見聞きしているからですね。確かに一般的には「若くてぴちぴちな女の子」がいいと言われてますけど、それはメディアが作り上げた幻想なのかもなあ、と思う自分もいます。

だから、「女を磨く」ということはあくまで自分の喜びと楽しみと快楽のためにするものであって、彼のためだけでは犠牲的になっちゃうと思うのです。自分のために女を磨く、ということは忘れないようにしなきゃですねー。

さて、そんな前提を踏まえて「二番手の女を卒業したい」というテーマについて考えていきたいと思います。
このテーマ、けっこう昔からメジャーでして、カウンセリングのネタでもよくあがってきますし、また、ブログでも何度か紹介しているような気がしますが、検索するのがめんどくさいので(!?)、最新版とかこつけてお話をさせてもらおうと思う次第です。(ええ、相変わらず回りくどいでしょ?笑)

「いつも二番手になってしまう」というパターンを愛用されている方は実に多くてですね、様々なケースが報告されているところです。

ただ、その背景や対策について論じる前に、真っ先にやっとかなきゃいけないことは「受容」です。

自分がどう感じているかは全く別として、常に女の影がある男を好きになってしまう自分の今を受け入れることが大事なんです。

「私は(理由は分からないけれど)二番手の女であることを望んでいる」と。

抵抗が出てくるかもしれないけれど、だってそうじゃん?現実にそうなってんじゃん?と追い込みをかけられてると思って、渋々受け入れるといいですよ。

で、そこから出てくるのは、

「私はなぜ、二番手の女でいたいのだろう?」

という疑問です。心理学なんて使わなくてもいいので、感覚的に、直感的に、その理由を自分の中で探ってみてください。

他に女がいる人は色気があって魅力的だから。
本命は奪われる可能性があるから、二番手がちょうどいい。
責任のない二番手の女の方が楽でいい。
自分なんて幸せになっちゃいけないから二番手くらいがちょうどいい。

他にもいろんな理由があがってくると思います。

「たまたま付き合った男に女の影がある。そんなの初めて!」という場合は特殊ケースかもしれないので放置してもいいけれど、そういう恋を繰り返している方は何らかのメリットがあって、その恋を選んでるということをきちんと受け入れることをお勧めします。
自分の意識していないところにその理由があるはずなので。

で、その理由を掘り下げていくにはさらになぜ?なぜ?を繰り返していけば自分なりの理由が見つかると思います。

とはいえ、一般論含みですけれど、よくあるパターンを改めてご紹介させてもらおうと思っております。

●親密感への怖れ問題

メジャー中のメジャーですね。他の女の影や実体があれば、その人とガチで向き合わなくて済むようになります。相手も自分も。

より親密で、オンリーワンになることがめちゃくちゃ怖い人なら、二番手がちょうどいいと思うのも無理なきことでしょう。

じゃあ、この親密感への怖れってのはどこから出てくるか?というと「親子関係」「過去の恋愛」「思春期の友達関係」という3大テーマが出てきます。

Sさんの前の記事を拝見すると、暴力的な父&ヒステリックな母、かつ、両親とも教師という、いきなり大三元が揃っちまったような牌の配置でびっくりしますね。
それだけで私はSさんがものすごい才能と豊かなセクシャリティをお持ちの方だと断言しちゃうほどです。(ついでに確実に悪女になるだろうね、ということも(笑))

幼い頃の両親との関係性は「親密感」に多大なる影響を与えます。
その痛みが残っていると当然ながらパートナーともその親密な距離に入ることができなくなります。

また、過去に大きな失恋をした場合もまた親密感を怖れることは想像に難くないと思います。大好きだった人から突然別れを告げられた、うまく行ってると思っていたのに浮気された、というのはまさにそんな親密感への怖れを作るに十分な理由です。

さらに、思春期に同性からいじめを受けた、また、異性から女の部分をからかわれた、などの場合もまた影響が大きいことを最近実感するようになりました。
他者不信が強く残ってしまい、人をそのまま信じ、受け入れることが苦手になっちゃうんですね。

それで親密になろうとする相手が出てきたときにもいろいろと疑いを持ってしまい、叩いて叩いて埃を出しちゃうところがあります。

●無価値感の仕業

「どうせ私なんて愛されるわけがない」
「自分なんて魅力のない女だ」
などの思い込みが激しい場合、当然、自分自身が自分を本命にふさわしい女として認定できないので、二番手くらいに収まるのがちょうど良いと感じやすいものです。

そして、これは「思い込み」が作り出す典型的なパターンなのですが、無価値感から二番手がふさわしいと思ってそのポジションに収まるのですが、そこでは不安や疑い、嫉妬、自信のなさ、各種怖れをくまなく感じることができます。

その不安や疑いなどが出てきたときに「ほらやっぱり。あたしは魅力がないから彼から一番にしてもらえないんだわ」という風に納得しちゃうのです。

なので、この無価値感を癒すということが最大のテーマになるのですが、その背景にもまた両親とのことや思春期、そして、過去の恋愛が絡んでいることは言うまでもありません。

いわゆる自己肯定感をあげる方法たちがこの問題を癒してくれるものです。

●罪悪感の所業

無価値感とくれば罪悪感なのですが、自分なんて幸せになっちゃいけねえ、という強い思い込みを発する罪悪感は自分が幸せになれない恋が大好きです。

二番手に収まることで得られる様々なネガティブな感情こそ、自分で自分を罰する最高の材料になりますから、罪悪感としてはこの恋は最高に楽しいわけです。

自分を許す、癒す、幸せになる許可を与える、ということが大切。

●忘れられない男がいる

離婚すると不倫しやすい、という格言を個人的に持っている私ですが、そうでなくて、大好きだった男がいたり、長年一緒にいるのが当たり前だった男がいたのに、その関係が終わってしまうとすると、心には大きな痛みが残りますね。

そして、その彼や、その恋(結婚)に執着するようになり、新たに作る男は、その彼の「代理」なんですね。代理なんだから、相手にとって自分が本命だったらめんどくさいんです。

また、この忘れられない男というのはネガティブな意味でもあり得るもので「許せない男がいる」とか「あの男に復讐をしてやりたい」という形で執着している場合も二番手になりやすいです。

心の中で「あんたのせいで、あたしはこんな辛い恋をしてるんだ。」というメッセージを送ろうとしているわけです。自分を幸せにしないことで彼に復讐しようとしているのです。

ということで、このパターンはお気づきのように「手放し」がカギとなります。

●エレクトラコンプレックスの影響

男性の場合はエディプスコンプレックスと言います。
女性の場合、父親を巡って母親と競争が起こり、父親からの寵愛を一身に受けた場合(母から父を奪った場合)は、エレクトラの勝者と呼び、罪悪感担当となります。
一方、父が母を優先して、母に競争で負けた場合は、エレクトラの敗者と呼び、無価値感担当になります。

日本では母親の影響力が強いのでエレクトラがめちゃくちゃ強い人はさほど多くないのですが、特に「父親に溺愛されて母親に嫉妬された」とか「父親が自分よりも圧倒的に母親に意識を向けていた」などの場合は、エレクトラの影響を色濃く感じるケースがあります。

エレクトラの勝者も敗者もそれぞれの立場で二番手の恋に収まりやすいのです。
勝者の場合、母から父を取ったので「奪う恋」に自信を持つようになります。だから、その成功パターンに従って、すでに彼女や奥さんのいる男性に近付きたくなります。
一方、敗者の場合、父にとって自分は母に次ぐ二番手だったので、そのポジションに慣れているんです。だから、恋をしても二番手に収まるのがちょうど良いと感じられます。

このパターンを手放すにはそもそも両親との関係を癒していく必要があるんですが、これは専門的なサポートを得たほうが早いと思います。

※方法論的には「勝者は父親を母親に返す、敗者は父親からの愛を受け取る」ということが基本的なアプローチになります。

●男よりも優先順位が高いものがある。

バランスの法則なのですが(いろいろ書いてるので検索してみて!笑)、例えば、自分が恋よりも仕事を優先しているならば、恋は「二番手」になります。自分が恋を二番手にしているのだから、相手からも二番手に扱われるわけです。

で、この優先順位が高いものというのは自分にとっては当たり前すぎて気付かないものも多いのです。

「母親が精神的に弱いのでいつも彼女を支えてきた」
「父親が家で暴れてるので、母親やきょうだいを守るポジションに長らくいた」
「ダメンズな父を持つ母がめちゃくちゃ頑張っているので、なんとか母を助けたい」
「障害を持つ妹がいるので、今も面倒を見ている」

そんな風に「家」に比重を置きすぎている場合、恋が二番手になってしまうんです。
でも、致し方がないケースもありますよね。

その場合は家を手放すというよりも、家族をひっくるめて愛してくれる器のデカい男を探せ!という指令を出すこともあります。(案外、これでうまく行くことが多い。こういうパターンを持つ人は腹を括って生きてるので)

●正直モテたいし、遊びたいし、一人の男に収まりたくない。

本音を見ていくと自分の中にこんな思いがあることに気付いてびっくりする人もいます。
これはかつてモテなくてすごく屈辱的な思いをしたことがある人が、「ここで一人の男に決めちゃうなんて嫌だ!」という思いを抱えるようになり、それでいつでも逃げられる二番手を選ぶ、というわけです。

この本音に気付いたら、「じゃあ、どうしたいんだろうね?しばらくそれで行く?」という質問を自分に投げかけてみるといいでしょう。

「いい年して結婚しなきゃいけないと思うんだけど、まだまだ男にちやほやされたいみたい。だから、もうちょっとこのままでいきたい」という方もいらっしゃって、そんな方には「とりあえず避妊だけは気を付けようね!」とアドバイスして戦場に送り出すことが多いです。

●二番手が自分にとって一番合っている。

前世で愛人をやってたからなのか、それとも女性性が豊か過ぎるからなのか、なぜか二番手が自分にぴったり合っちゃってる人もいらっしゃるんです。

私のクライアントさんでも、相手に対する配慮とか振舞とかが完全に愛人のそれで、もう天性の愛人だよねえ、なんて言っちゃうこともあります。

意外にこのタイプの人は多く、自分がそうだと気付くと、焦りや不安がすーっと消えて「じゃあ、しょうがないかー」と受け入れられる方も多いものです。

これがすべてではない上に、いくつかの要素が絡み合って今の現状を作っている人も多いのですが、だいたいこのどこかに当てはまる方が多いんじゃないかと思います。

やっぱり「二番手の女」というのは「三角関係」ですから、エレクトラはじめ、親との関係性がどうしても影響してくるものです。

また、そうした親との関係は自分なりに時間をかけて癒してきたのに、という方もいらっしゃるのですが、親との関係は癒されたとしても、そこで生まれたパターンを手放しきれていない方もいらっしゃって、その辺はちょっとややこしいですね。

失恋のケースでも「失恋そのものによって生まれた痛み」と「その痛みが生み出した思い込み(観念)」があって、彼のことは手放せけれど、その思い込みはまだ手放せてない、という場合も多いものです。

なので、私からのお勧めとしては、当てはまるものを自分なりに向き合ってみるのもいいけれど、ある程度やってきた方はカウンセリングなりセミナーなりを利用されるのがいいんじゃね?というところです。

で、私なりのこの問題との向き合い方ですが、私の場合、過去の痛みを扱うことももちろん多いのですが、それよりも「ライフワーク」寄りに話を進めることが多く、「あなたの本質ってなんだろね?」というところに注目するんですね。

昨日の個人セッションでも「本来のあなたはこうであって、こんな女で、こういう才能があって、こんな魅力があるんだから、こういう人生を生きるほうが絶対幸せになれるよね?今までいろいろ自分なりにやってきたんだからネタは十分あるわけで、もうその一歩を踏み出す時期じゃね?」という提案をし、その一歩目として「帰りにルクアでセクシーなパンツを買って帰ること!」という宿題を出したところです。(Mさん、ちゃんと買いにいったよね???)

本来の自分に気付いて、本来の自分らしい生き方ができるようになれば、その問題も収まるところに収まるよね、という感じで話を進めていくので、たぶん、この記事を読まれて「根本さん、私、やっぱり母親との関係が引っ掛かってると思うんです!」とカウンセリングに来られても、結局は「セクシーなパンツを買え」という課題を出されるかもしれません(笑)

要するにライフワークを生きる、というプロセスにおいて、パートナーシップもなるようになっていくのだから、まずはそこに意識を向けてみるのもアリだよねー、というところなんです。

※もちろん、過去を蔑ろにすることはないので、昨日のMさんの場合も学生時代のトラウマと向き合う課題も別で出しましたよー。

ということで、今日の話でピンと来たところがある方は本や動画で自分を見つめるレッスンをしてみるとよいので、いかにずらーっと紹介しときますねっ!笑

★素の自分で生きるための心のメイク落としの本&動画

『「いつも無理してるな」と思った時に読む本』(大和書房)

*セミナー動画:心のメイクを落として本来の自分らしさを取り戻すワークショップ3days

★ライフワーク本&セミナー動画

「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)

*セミナー動画:ライフワークをデザインするワークショップ~こんなご時世だからこそ、「自分らしい生き方」改めて見つめ直してみませんか?

★執着を手放すワークが満載の本&セミナー動画

「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
*セミナーDVD『本気の手放しワーク』
*セミナーDVD『手放す愛で夫婦関係に奇跡を起こす~愛で問題を解決するセミナー~』

★罪悪感モノ

「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
*セミナー動画:『私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するワークショップ』
*心理学講座動画:『罪悪感と癒着の心理』

★自己肯定感をあげるDVD&書籍&ムック本

自己肯定感とは?(Youtube)

動画配信/DVD「自己肯定感をあげる3daysプログラム」

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

「マンガでやさしくわかる敏感すぎるあなたがラクになる方法」(日本能率協会マネジメントセンター)

「ムック本「書くだけで「自己肯定感」が高まるワークブック」」(宝島社)

ムック本「自己肯定感を高めるお得技ベストセレクション」(晋遊舎)

★自分の価値を知り、受け取るシリーズ

ワークショップ「自分の価値を見つけて、ちゃんと受け取る会。」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/35015

自立系武闘派女子のための恋愛講座~自分の魅力と強みを自分で見つけて自信にする!~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/37327

心理学講座「自己価値を簡単にあげる方法」
https://nemotohiroyuki.jp/podcast/32642

心理学講座「愛される価値とは?~無価値感について~」
https://nemotohiroyuki.jp/podcast/33533


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