とても自分に厳しい私が白旗をあげるくらいの男と出会うにはどうしたらいいのだろう?



今、出会う相手というのは何かしら自分と釣り合っているからで、「自分に厳しい人」は、同じように自分に厳しい人か、もしくは、自分が相手に厳しい意見を持ってしまう人になるものです。
また、白旗をあげるくらい魅力的な男性を求める心理は分からなくもないですが、それ自体が他人軸で、奪う・利用する関係性を築きやすいので、あまりお勧めはしないものです。

根本様

明けましておめでとうございます。
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私は、婚活中30代後半武闘派女子です。
婚活をしていて気が付いたのですが、私は「男性のできていないところが目についてしまう」という部分があります。

男性も私が心の中でダメ出しをしていることに気が付くのか、なかなかうまくいきません。

自分で言うのもなんですが、私自身が高学歴で、家族や友人も比較的エリートぞろいです。
仕事に邁進してきて、ずっと勉強を欠かしませんでした。

そのため、自分や周囲のしてきた血のにじむ努力と、婚活で出会う男性の「僕の夢は~」の眠たいたわごとの落差を感じ、男性に失望したり、「こうすればいいのに」とアドバイスしたくなるのです。

たとえば、
男性「将来重役になりたいんだ」
私の心の声「あなたの学歴じゃ無理よ。それに、重役になりたいのなら、もっと本を読んだり社会情勢を知ったりしないと。重役になれば教養がないと相手にされないわよ」
男性「小説を書きたいんだ」
私の心の声「友人の作家は毎日〇時間、一日も欠かさず、十年書き続けてきている。あなたにそれができるのかな?」

書いているとすごく嫌な感じですね。。
かなり嫌な女なんだと思います。

出世した人や本気で目指している人を何人も近くで見ているので、「この努力量じゃ無理だよ」「本気なら○○したほうがいい」とどうしても思ってしまうのです。
「仕事も先が見えたし、のんびり暮らしたい」という男性にはまったく魅力を感じられない始末です。

友達が言うには「あなたは、自分はこの人にはかなわないと白旗を上げる男性じゃないとダメなんだよ」だそうです。
確かにそうなのかもしれないと思います。

過去、白旗をあげたヘラクレスオオカブト君はいるのですが、事情により近づくことができず、このまま年齢だけを重ねていきそうです。(仕事関係の人で、めちゃくちゃ武装して出世しないと彼には再び会えないのです)

本当はそのヘラクレスオオカブト君と付き合って結婚したいです。
自分らしさを失わず、ぴったりの相手と出会うにはどうすればいいのか悩んでいます。

恋愛がうまくいかないと、すぐに自分磨きの勉強に走ってしまいます。
ぜひネタにしてください。
どうぞよろしくお願いいたします。
(Hさん)

みなさま、今日もっとも重要な一文はこちらですので、どうぞご査収ください。

>いつもブログと動画を楽しく拝見しています。動画もいいね!をポチっております。

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さて、一番大事な話を済ませましたので、あとは流していこうと思います~♪

「自分でも嫌な女だな」と感じる話をするのってけっこう勇気要りますよね?
それができたってことで、自己肯定感ポイントを+10しましょう。

で、

>婚活をしていて気が付いたのですが、私は「男性のできていないところが目についてしまう」という部分があります。

こういうことってHさんに限らず、様々な状況でみなさんも体験されることが多いと思います。

武闘派を名乗る以上、それなりの修羅場を潜り抜け、様々な戦地を駆け巡ってきた皆さまですから、「お前、ほんま生ぬるいな」とか「その程度で生きていけると思ってんのか?」とか「そのレベルであたしに近づくな!」とか「お前、あたしを舐めてんじゃねーよ!」(←下ネタではありません)とか、思っちゃうのも仕方のないことと思います。

その基準は人それぞれですが、Hさんはエリート種族に属するわけですね。

で、血のにじむような努力をしてそれなりの成果をあげられ、常に仕事に勉強に頑張ってきたHさんとしては、ふつうの男性では当然物足りなくなると思います。
それは全然OKだと思うので、お眼鏡に叶う男を草の根分けてでも探し出してみるとよいですね。もちろん、そのヘラクレス君に近づこうとする努力もすごくいいと思います。

さて、一般論含みで話をすると「男性のできてないところが目に付いてしまう」というのは、まさしく「投影の法則」でして、そこには

「自分が自分のできてないところを常に探し回り、見つけ出したら即、そこを克服すべく努力する」

というHさんのポリシーが見えてきますね。
Hさんも修行僧並みに自分に厳しく接していらっしゃるのでしょう。

しかも、それで成果を収められてきたのであれば、そんな自分に自信を持つこともできますし、その分、プライドも高くなります。

また、「できてないところが目に付く」とか「相手の足りないところをつい探してしまう」というのは、「競争心」の一種でして、武闘派女子にとっては欠かせぬアイテムとなっておりますね。

つまり、「あたしを打ち負かすくらい強い男じゃないとあかんねん!」という強い覚悟があって、そのため、出会う男たちに「果たし状」を突き付けることが習慣となっているかと思います。

・・・まあ、分かりやすく言うと道場破りみたいなものでしょうか。

Hさんはそれだけ剣技に優れた武士と言えるでしょう。(ちなみに、うちの読者はけっこうそういうタイプの女子が多いのは皆さんもご存知の通りです。)

なので、友達が言うように

>友達が言うには「あなたは、自分はこの人にはかなわないと白旗を上げる男性じゃないとダメなんだよ」だそうです。

ということになるのですが、ちなみにHさんは「白旗をあげた男」と一緒にいたらどうなると思いますか?
やはり競争心を発揮して、彼に追いつこう、彼に何とか認めてもらおう、となるのでしょうか?
それとも自分の至らぬところをたくさん発見して、狂喜乱舞して自分磨きに励むのでしょうか?

この辺、ちょっとお聞きしてみたいところです。マジで。

よく「自分が白旗をあげられるくらいのスーパーマンじゃないとだめだ!」という声を耳にするのですが、じゃあ、そういう男と出会って付き合うことになったら、あなたはどうなるの?という質問をするんです。

でも、その質問疑問の裏にあるのは「それって愛なのか?」という問題で、「白旗をあげるくらい魅力的な男性」という時点で、「競争心」があり、また「他人軸(彼軸)」になっちまってると思うわけです。

そうすると、そういう相手を求める婚活なり恋愛というのは「愛し合うため」というよりも、「自分の利を求めての行動」になってしまうわけですね。

すなわち「この人であれば、相手に不足なし。この人と一緒にいれば自分もさらに剣技を磨いて達人への道が拓けるであろう」という“自分本位”な目的になってしまうわけです。

それはパートナーシップというよりも、どちらかというと「弟子入り志願」という感じになりますね。

なので、そこで意識を変えてみるならば、「そんなヘラクレスオオカブト君に自分は何を与えられるのだろう?彼を喜ばせてあげるために自分が与えられるものは何だろう?」という「与える意識」を持つことです。

じゃないと、その関係性は「奪う」「利用する」というものになってしまいますから、当然ながら彼は心地よくありません。

・・・という風に、競争心をベースに婚活や恋愛をしようとすると、「自分にとってどんな利があるか?」という目線で見てしまうので、「この男では自分と釣り合わない」とか「この人では物足りない」などという風に思えてしまうので、なかなかうまく行かない、ということになります。

で、うちのブログでたびたび語られる出会いの法則なのですが、アプリを使おうが、相談所のおばちゃんにお任せしようが、仕事つながりの出会いであろうが、戎橋でナンパされようが、「出会う」ということは「引き寄せ」によるものと考えられます。

自分の波長、エネルギーにフィットする人が向こうからやってくるんです。
逆に言えば、自分の発する波長と合わない人とは同じ空間にいても出会うことはありません。
不思議なことですけどね。

だから、出会う、ということ自体にものすごい意味があるのです。

そうするとHさんが出会う男性に

>「この努力量じゃ無理だよ」「本気なら○○したほうがいい」とどうしても思ってしまうのです。

と思ってしまうのはなぜなんだろう?という話です。

つまり、これも投影っちゃ投影なのですが、Hさんが自分自身にも同じようなことを思っており、まだまだ努力しなきゃ、もっと本気にならなきゃみたいな思いを常に抱えていらっしゃるのですね。

だから、自分に対して思っていることと同じことを感じさせてくれる男性が目の前に現れるわけです。

これ、すごく大事なことなので皆さん、10回は読み直した方がいいですよ(笑)

Hさんが自分のことを「嫌な女」と思っていれば、「嫌な女」と思わせてくれる男と出会うか、あるいは、自分のことを「嫌な男」と思っている男性と巡り合うわけです。

また、逆の角度から見ると興味がわかなかったとしても「最近よく出会う男性」というのは、自分に対してメッセージを届けてくれる人です。

「なんか最近、のんびり暮らしたい、とほざきやがるふざけた奴とよく出会うぞ」というときは、「もしかして、その言葉を私が言わせてる?ということは、私の本音はのんびり暮らしたいってこと?」という風に解釈します。

※それは我々カウンセラーにも大いに言えることで、カウンセラーとして出会う方がお話してくれるメッセージはまんま今の自分自身に当てはまるものなのです。

Hさんの話からすると「努力量」にとても価値をおいていらっしゃるようです。
だから、人を見るときの基準が「努力量」になっているのだろうと思います。

努力することは悪くないのはもちろんですが、人を測る基準が「努力」だけだとどうしても視野が狭くなってしまいますし、頑固になっちまいますよね。

つまり、学歴がないのに重役になっている人、ただ好きで書いてた小説が賞を取ってデビューした人、たいした努力をせずに成功しちまっている人、などが目に入らなくなるか、その成果を認められなくなるのです。

エリートコンプレックスの一つにも似たものがあるのですが、そうして自分が何を基準に人を判断し、何を重視して人を見ているのかを知っておくことは、人間関係を構築する際にとても大切なことだと思っています。

・・・という長い前提を置いて本題なのですが(え?今さら?)、以上を踏まえてHさんの次の疑問に答えてみたいと思います。

>自分らしさを失わず、ぴったりの相手と出会うにはどうすればいいのか悩んでいます。

※余談ですが、この引用した一文を見るに、Hさん自身が自分の問題とかなりご自身で向き合って来られたことが伺えます。少し自己完結してしまうクセもあるんじゃないかと推測されます。

で、それについての提案としては4つほど。

1.Hさんが思っている自分らしさとは何なのか?それがほんとうに自分らしさなのか?を検討し直してみる。

2.自分のことを低く、厳しく扱いすぎているので、もう少し自己肯定感をあげてみては?

3.自分がパートナーに何を与えられるのか?何を与えたいのか?を考えてみる。

4.ヘラクレス君レベルの男性と結婚したら、どんな夫婦生活になるのか?をもっとイメージしてみる。

この辺を意識されてみるのはどうかな?と思います。

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