「家族」にネガティブなイメージがあると「結婚」を遠ざけたり、バツを重ねたりしながら、アンダーグラウンドの住人になる確率が高くなってしまう件。



家族に対してネガティブなイメージがあると、新たな家族を作ること(=結婚)に抵抗が出てしまうのは理解しやすいところでしょう。
しかも、そこに我慢や犠牲などが満載ならば、自分の心を癒すためにアンダーグラウンドが必要になることもごく自然なことだと思います。
だから、家族の中で生まれたトラウマを解消し、自分自身を取り戻していくことから取り組みたいと思うのです。

先生こんにちは。今年50を超えたのにまだ色んなものを置き去りにしたまま、幸せになる事ができない武闘派女子(女子はいつまでも女子さ)です。現在バツ2のシングルマザーで、高校生の娘を育てています。 
モラハラアルコール依存気味の表向きの顔が素晴らしく良い父と、スポーツで全国制覇したのに、そんな父のご機嫌を伺いつつ、抑圧された感じで専業主婦をしていた母の間に生まれた四人兄弟の長女です。
父と母のケンカの間に立ったり、姉だからと理不尽ばかりを押し付けられ、我慢ばかりの日々。
そんな調子で何とか家庭の雰囲気を良くしようといくら私がすり減ろうとも、父が私を褒めると嫉妬を向けてくる母。褒められると言うことを一切されずに育ったので、自分に全く自信が無いのに、中途半端に勉強ができ、プライドだけは高くて自分の中に暴れそうな龍がいるような性格になりました。
それでもその性格と耐え忍ぶ根性と合わせ、今は人並み以上に給料は貰えてはいるものの、前述のとおりバツ2で、おまけに娘の上にいる息子ともほとんど会えなくなってから、早8年近くが過ぎようとしています。ちなみに一度目の離婚は相手が統合失調症になったからでした。引っ張られて私の身体もおかしくなったからです。
何故わたしばかりこんな人生なのか、おかしいじゃないかとセミナーに行ったりして、少し楽になったところで根本先生のブログにたどり着きました。もう何もかもが刺さりすぎて、何も知らずにただ溺れないように必死で生きてきた自分に涙が出るほどです。もっと早くたどり着きたかった。そこから、泣いたり深く内観したりして、今度こそ幸せになるぞと美しい気持ちで思っていたのに、またもや既婚者からの猛烈アプローチに屈してしまいました。最初は眼中に無かったんですが、誘われて出かける様になってから、相手のあまりの優しさに気づいたらこんな事に。泣 
お察しのとおり不倫なんてもう30年選手です。20代からです。こんな自分に吐き気がします。少しだけ今までと違うのは、相手が私のことをものすごく好きらしいんです。いじらしいほど。でも家庭を出る気は感じられません(し、怖くて聞けねえ)
こんな私でも心から通じあえるパートナーと、幸せな日々を過ごす事を諦めきれません。とりあえず何からやれば良いのでしょうかうか? 私は今生幸せを味わう事ができるんでしょうか…。
(Kさん)

不倫歴も30年の大ベテランとなれば、全身から醸し出す雰囲気が「愛人」のそれに近いのかもしれません。習慣ってのは怖いもので、それがその人の雰囲気を作り出してしまうんです。

例えば、かつてNGKに漫才や新喜劇を見によく行ってたんですね。そうすると大ベテランの漫才師とかが登場するだけでもう面白いんです。袖から歩いて出てくるだけで笑えてくる、というか。会場がそういう雰囲気になってしまうんです。

Kさんもそんな感じで既婚者ホイホイな雰囲気を出してしまってるのかもしれないなあ、と思うわけですね。

じゃあ、どうしたらそういう空気を変えられるのか?ってことを考えていきたいと思いますー。

1対1のパートナーシップは少なくとも2回失敗なさっているのですけれど、そういう1対1のお付き合いと、不倫してるときとでどんな違いを感じますか?

不倫専門みたいになってしまう方にはそれなりの事情があるものでして、代表的なものでいえば、「責任がない楽な関係」「先のことを考えなくてもいい」「浮気される心配がないから安心」「表に出なくてもいい(隠れていられる)」「対等じゃないのがかえって楽」みたいな声をよく頂きます。

そして、やっぱり習慣ってことでして、何年か不倫関係を経験すると辛いし、嫌なんだけど、それに慣れてしまい、「既婚者の方がなんか楽」という感覚になっちゃうものなんですね。

だから、相手がフリーな人だと緊張するし、どうしていいか分からなくて落ち着かない、なんてことになったり。

もし、Kさんが今、独身のフリーな人に出会ったらどうなると思います?

また、相手側から見ると、既婚者の方が勢いよく飛び込んでくる、というか、情熱的に口説いてくる確率が高いんですね。

やっぱ振られてもかまわない、みたいな捨て身な心理があるからですかね?

それに比べてフリーな人はそこまでの情熱は感じない、というか、振られるのが怖くてちょっと防衛的というか、そういうアプローチの違いもあるのかもしれません。

そういうときは改めて「恋の棚卸し」なんてことをしてみるといいんです。
自分の恋愛傾向を客観的に眺められます。

Kさんの場合は何十ページにも渡る大作ができるかもしれませんが笑、どんな人と付き合い、どういう付き合いをして、どうして別れたのか、を並べてみると様々な気づきが訪れると思います。

それを見ながらカウンセリングしていくと、「恋の分岐点」「相手の傾向」「出会いと別れのパターン」が見えてきます。

*セミナー動画:「自立系武闘派女子のための恋愛講座~過去の恋を清算する、棚卸しと手放しセッション!~」

不倫の常連様となりますと、ずらっと並んだ男たちのリストを見ながら「印象に残っている人は?」「めちゃくちゃ情熱を掻き立てられた恋は?」「セックスが一番よかった人は?」「未だに引きずっている人は?」などの質問をすると、ことごとく既婚者の名前が挙がることも多いのです。

やっぱり「刺激的」だからでしょうか。
そもそも不倫という葛藤を招く関係性がすでに刺激的ですものね。

なんにせよ習慣を変えるってことはなかなか難しいところがありますが、改めて、そのルーツを探って「なぜ、そんなベテラン選手になってしまったのか?」というところを分析していくことは私のカウンセリングでは基本中の基本です。

過去の恋愛、親子関係、思春期の人間関係、きょうだいの問題もそうだし、セクシャリティについても深く掘り下げることが多いものです。

ということでKさんの場合について具体的に考えていきましょう。

字面だけの判断になるんで正確性にはちょっと欠けると思うんですけど、とりあえず「ファザコン」ということでよろしいでしょうか?笑

パパから愛されてる、好かれてることは自信がありましたよね?
けど、ママの存在があって、ストレートにそれを受け取れませんでしたよね?

実はこれだけで「不倫にハマりやすい心理」ができあがってしまうんです。

このパパとママと私の関係、まさに、彼と奥さんと私の関係に酷似してませんか?
奥さんの存在があれば、彼からの愛情をストレートに受け取れないし、もちろん、自分からの愛情も奥さんを気にしながらになります。

基本的に不倫の心理ってのは「パパ、ママ、わたし」の関係を見つめ直していくのが王道なんです。

だから、その不倫のパターンを抜け出そうと思えば、この親子関係にまでさかのぼって見つめ直し、そのわだかまりを解消していくことが求められます。

もう何十年も前のできごととはいえ、それがルーツになってその後の問題を作り出し、それがパターンとして習慣化されてるわけですから、やはり重要だと考えられます。

>モラハラアルコール依存気味の表向きの顔が素晴らしく良い父と、スポーツで全国制覇したのに、そんな父のご機嫌を伺いつつ、抑圧された感じで専業主婦をしていた母の間に生まれた四人兄弟の長女です。

お母さんってご自身の人生にどれくらい納得されてるのかが気になってしまいますね。
それだけ華々しい世界にいたのに、専業主婦になって抑圧されてたとしたら、それこそ、内側に「龍」を飼っていても不思議ではありません。

Kさんってキャラ的にはお母さん似なんでしょうか?
お互い内側に龍を住まわせてる者同士ってことで。

そこで、思い出していただきたいのはどれくらい自分を隠した(殺した)のか?ということ。

>父と母のケンカの間に立ったり、姉だからと理不尽ばかりを押し付けられ、我慢ばかりの日々。

「自分自身でいられるとき」ってどれくらいあったのかな?と思うのです。

お姉ちゃんとして家族のためにフル稼働していたかと思うので、自分のことよりも、周りに意識を向ける時間が圧倒的に長かったんじゃないかと思うんです。

そうするとKさんにとって「家」とか「家族」というのはたいへんネガティブなイメージを持つようになると思うんです。

好きか嫌いかではなく、窮屈、我慢、犠牲、滅私奉公、気を使う、気を張る、頑張る、他人軸というなかなかハードな環境だと思われます。

そしたら、純粋に息を抜く時間ってあんまりなかったと思うんですよね。

でも、そうした“修行”を子ども時代からやってきたのであれば、“会社”という組織では活躍できると思いません?“仕事”であればそれらはむしろ強みになると思いません?

だから、「今は人並み以上に給料は貰えてはいる」という社会的な成功は手に入れられたと思うんです。

とはいえ、その一方で、心に目をやればなかなか疲弊してしまっていることは容易に想像がつきますし、「家族」へのイメージがネガティブなままだったら「結婚」したらどうしたって窮屈、我慢、犠牲、滅私奉公、気を使う、気を張る、頑張る、他人軸というパターンが再現しちゃうと思います。

×を2個保有されてるのもそうした要因があったのかもしれません。

私たちは不思議なもので、「窮屈、我慢、犠牲、滅私奉公、気を使う、気を張る、頑張る、他人軸」という環境に慣れてしまうと、同じ心理的距離に自分が置かれると「窮屈、我慢、犠牲、滅私奉公、気を使う、気を張る、頑張る、他人軸」という環境を新たに作り出そうとしてしまうんです。

それが「習慣性」というものでして、「不便だけど勝手知ったる我が家」みたいな「安心感」があるんですね。

でも、ほんとうの目的はそのパターンを手放そうとするため。
同じ心理状態になって、それを変えるため。
さらに言えば、そのパターンを作っているそれらの感情を解放して癒すため。

そういう意味ではかつてと同じパターンが出てきたということは自分を癒すチャンスとも言えるんです。

そういう過酷な日々を送っていたら気が休まる暇もないわけですから、徐々にアンダーグラウンドに誘われて行くのも無理はないでしょう。

不倫という周りに気を使う関係だけど、その分、彼とは世間から隔離されたふたりだけの世界を創ることができます。

そうするとふだん出せない自分を出すこともできるんです。

家では絶対に甘えられないけど、彼の前では甘えられる。
家では理性的に振舞っているけど、彼の前では感情的になれる。
家族の前では出せない自分も、彼の前では出せる。
職場では見せられない姿も、彼の前では出せるようになる。

一度でもそんな“蜜の味”を知ってしまったら、そこから離れられなくなるのも不思議ではありません。

Kさんや同志のみなさまにとってアンダーグラウンドは、自分が人として生きていくための大切な“オアシス”のような役割を持つのです。

だから、彼と別れたって、次の既婚者の彼を求めるようになるんです。

これがアンダーグラウンドの仕組みです。

もちろん、アンダーグラウンドって別に恋愛だけではありません。
密かにギャンブルにハマっている、周りからはそうは見えないけどアルコールがないと一日を終われない、ちょっとした犯罪絡みのものに手を出している、昼間の仕事とは別に夜職もやっている、みたいな感じ。

SNSなどで自分とは違うキャラを演じてフォロワーを増やしている、なんてことも最近は見られるようになりました。

周りに気を使い、我慢と犠牲ばかりの自分を癒すための場所=アンダーグラウンド、ということです。

いわば、アンダーグラウンドというのは“必要悪”になってしまってるんですよね。

ちなみに、このアンダーグラウンドを拒否すると「婚活が全然うまくいかなーい!」という問題が生まれることもよくあります。

30年もアンダーグラウンドの住人であれば、そこから抜け出すのはなかなか難しい、と思いがちですが、私の経験上、アンダーグラウンドにも飽きが来てると思うんですよね。

いい加減、日の目を浴びたい、と。
もうその世界もたいがいしんどいわ、と。

だから、その気になればあっという間に抜け出せることも多いものです。

そのカギになるのが改めて「家族」に対するイメージを変えていくこと。
そして、「ライフワーク=自分らしい幸せな生き方」をデザインしていくこと。

Kさんの場合は、恋の棚卸しをした上で、引っかかっている関係性を解消していくことも有効なアプローチになるでしょう。

これはよくインナーチャイルド的なアプローチが有効とされてきていますが、子どもの頃に心の中に押し込めた自分を救い出すプロセスです。

これはほんと様々なアプローチが考案されておりまして、イメージワークでもロールプレイでも可能なものです。

そうした癒しをある程度進めた上で、ライフワークについても丁寧にデザインしていきたいですね。
“自己探求”ってよく言ってますが、まさに自分自身を深く知り、そこから自分らしい人生をデザインしていくのです。

この自分を知る、というのはあらゆる角度から進めていくものでして、潜在的な価値観や怖れ、魅力や価値、自分のキャラなどを深いレベルで知っていきます。

そうして見えてきた「ひとりの人間としての自分」にとって幸せな生き方は何か?を考察していくんです。

そうした癒しと自己探求を同時並行で進めていくと、それだけでなんか楽になっちゃう方が多数出現します。

今までの人生が決して無駄ではないことも実感として受け入れられるようになるし、アンダーグラウンド時代にも魅力が磨かれていたことに気付くし、子ども時代に対するネガティブな感情が解放されたなら、そこにも意味や魅力、才能を見出すことができます。

ライフワークというのは「今までの人生も決して悪いものではなかった。」という感覚がベースのものですから、まずはそこを目指しましょう!というわけです。

だから、そんなアプローチを考えていただければ、これからの人生に希望が持てるようになっていくんですよね。だから、楽しみにしていただきたい!と思うのです。

◎東京:8/30(日)11:00-18:00 「あのときの私を癒す1DAYヒーリング ~インナーチャイルド・セラピー & トラウマセラピー~」

◎東京/オンライン:8/29(土)13:00-17:00 自分軸を取り戻すワークショップ~頭では分かってるのに、体はまた他人軸に戻ってしまうあなたへ~

◎オンライン:8/25(火)20:30~心理学講座「“我慢していることに、気づけないくらい我慢してた”あなたへ~抑圧・我慢・忍耐の心理学~」

「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
*セミナー動画:『私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するワークショップ』
*心理学講座動画:『罪悪感と癒着の心理』
光の瞑想~疲れや罪悪感などを癒すイメージワーク~

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新しい学び「どうしたらいい?」が解決する 自分と他人の心理学(池田書店)

◎11/21,22,23 ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)

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