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理想主義というのは「こうあるべき」という理想の姿を追い求めるもので、ポジティブな面もある一方で、それがネガティブに働くと常に緊張し、背伸びし、自分をよく見せようとしてしまう苦しさが伴います。
そして、それは日常のあらゆる場面で登場するので、手放そうとしても、それ自身が邪魔をする、という悪循環にもハマりやすいのです。
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お弟子さんのカウンセリングを通じて内省も進む今日この頃。
ふと自身が理想主義であることに気がついてしまいました。人付き合いも仕事もそうで、私の中では完璧主義とは明確に線引きがされており、理想通りであれば完璧ではなくてもよい、という定義があります。
そのため、理想通りにできないと捨てられる、とか。理想通りに出来ない他者を見下す傾向にあり。どこか崇高で気高く美しくあらねばならぬというような、お前はどこぞの宗教の教祖か、とでも言いたくなるような考え方があると気が付きました。
過去のブログで理想主義を手放すには自分を知ること、とあったのですが。
今日気が付いたばかりで、ずっと崇高な理想を掲げることは素晴らしい教、という宗教に入っていたために、どこから手をつけたらいいかわかりません。
自分の目を覚まさせ、この宗教から出るにはどこから手をつけてやったらいいでしょうか。
どこかでネタになったら嬉しいです。
(Mさん)
たしかにー、そういう癖ってなんか宗教にハマっちまってる状態みたいな感じですよね。
洗脳されてるような感じもあるかもしれません。
長らくそれに気づかなかったのもそのせいかもしれません。
が、気づいたことがデカい!そう、自分の心理的なパターンって「気づかない」ということがめちゃくちゃ多いんですよね。だから、大きな一歩を踏み出したことは間違いないわけです。
さて、「理想主義」について簡単に触れておきましょう。
自己肯定感を著しく下げる方法のひとつ。
「こうあるべき」「これくらいできて当然」「こうならなきゃ意味がない」みたいな感じで、理想を掲げていて、その理想に基づいて生きてる状態を理想主義と言います。
理想に向けて頑張るぞー!!とモチベーション高く、そこに向かっている分にはいいのですが、時にはそれが自分の首を絞めることになります。
「これくらいできて当たり前なのに自分はできてない」
「本来、こうあるべきなのに、自分はまだまだだ」
「そんなことくらい分からないなんて自分はおかしい」
という風に「こうあるべき姿」と「今の自分」を比較して、自分にダメ出しをしてしまうのです。
そうするとMさんのように「理想通りにできないと捨てられる」という怖れが出てきます。
さらにこの理想主義は投影されて、人にも当てはめるようになるので、「これくらいできて当然だろ!今まで何してたんだ!」と部下や後輩を攻撃してしまったり、Mさんのように相手を見下してしまったり、ということも起こります。
この理想主義は自分で作り上げた「これくらいできなければ」というものもあれば、人が「あなたはこれくらいできるでしょ」と自分に対して期待していることを採り入れたものもあります。(でも、結局それを採用してるのは自分自身ね。相手は悪くないですよ。)
ネガティブな理想主義にハマると「常に背伸びをして生きている」という状態になります。
自分を良く見せよう、ちゃんとしてるように見せよう、という風に思考・行動するので、非常に疲れます。
1日中、つま先立ちで立ってたらバレリーナでもめちゃくちゃしんどいはず。
しかも、理想主義のややこしいところは、この「こうあるべき」という理想は常に変動してまして、ある時点での理想に達すると自分をほめるどころか、自動的にその理想が高くなる、という性質があります。
つまり、試験で「80点くらい取れなきゃおかしいだろ」と思ったテストで60点だとすると非常に自分を攻撃します。
それで何とか頑張って次のテストで80点を取ると「よっしゃー!」となるんじゃなくて、「2回目だったら90点取れなきゃおかしいだろ」となり、80点の自分をまた攻撃するのです。
だから、常に理想の自分と今の自分がいたちごっこをするような感じで永遠に理想は達成されず、その間、ずっと背伸びして生きなきゃいけないので、ものすごく疲れる仕様になっているのです。
当てはまる方もたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか?
この理想主義というのは傾向として、
・親から期待されて育ちましたー!
・子どもの頃、優秀だったので周りの人たちから期待されてましたー!
・競争心が強く、きょうだいや同級生に対していつも「負けたくない!」と思ってましたー。
・なぜか昔からプライドが高くて周りの人を見下す癖がありますー!
・親も理想主義で、それをまんまコピーしちゃいましたー。
・進学校に入ったので、周りの優秀な人たちを見て理想を高く掲げるようになりましたー。
という経緯をたどることが多いのですが、やはり「自分自身」よりも「周りの人」や「理想の自分」に意識を取られている「他人軸」な状態になります。
なので、「地に足が着かず、ふわふわしている」「何をやっても中途半端な気がする」「何かを達成しても喜びが少ない」「常に人と自分を比べてしまう」みたいな傾向があるのです。
そして、Mさんのように「崇高な理想を掲げることは素晴らしい教」を信仰してしまうと、「もう実現不可能じゃね?」くらいの理想が常に頭の上にあるので、自己否定の癖がつき、何をしても自信がつかない、という状態になりやすいものです。
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だから、まずは「自分に意識を向けること」であり、「地に足を着けること」を目指していきたいと思うのですね。
ただ、理想主義のややこしいところは「自分に意識を向けましょう!」という目標も理想化してしまい、自分に意識を向けられてない瞬間を見つけると「こらーっ!!」とまた自分を責めてしまうところです。
「まだ地に足が着けられてない!根本さんにそのための宿題出してもらったのに、まだまだふわふわしてる!」と思いやすいってことですね。危険です。
そして、理想の自分を常に見ている分、今の自分が非常にちっぽけで情けなく、ひ弱で、全然できてない自分に見えてしまうので、「自分に意識を向けた結果、自分があまりにちっぽけな存在に思えてほんとにやだ!」と思ってしまいやすいのも問題なわけです。
なので、「理想主義を手放そうとすることを理想主義が邪魔する」みたいな悪循環が起こりやすいんですね。
ということで、離脱プロセスが一進一退で進むのも宗教っぽいところですね。
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そんなわけで、じゃあ、どないすんねん!という話なのですが、「自分に意識を向けること」のために、「これは理想の自分、これは今の自分」という風に切り分けていくことを習慣にしてみたいです。
「本来はこれくらいできなきゃおかしいのに!」と理想主義が発動したときに、「それは理想の自分やな。今の自分とは関係ないわな。」という風に思うだけです。
「これくらいできて当然だよ」と思ったときにも「それは理想の自分やな。今の自分とは関係ないわな。」と思ってみるんです。
気付いたときに対処する、ということです。
そして、
>過去のブログで理想主義を手放すには自分を知ること、とあったのですが。
とMさんもおっしゃるように「今の自分=ありのままの自分=素の自分」を知り、それを受け入れる、肯定する、というプロセスが肝になります。
例えば、「今の自分ができること、できないこと」を区別するのは自分軸を確立する方法でもあるんですが、あくまで「今の自分」に注目します。
その上で、「自分をこれ以上責めない!」という決意をしながら、「できないこと」を「それが今の自分なんやからしゃあないやん」と自己肯定します。
この辺りはちょっと作業と言いますが、義務と言いますか、ちょっと頑張るところです。
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そうして「今の等身大の自分を知る」というプロセスを進めていきます。
今の自分の価値や魅力を受け取る。
今までの自分が成し遂げてきたことに価値を見る。
日々頑張って理想を目指している自分を褒める。
今の自分がほんとうに大切にしたいもの(価値観)を知り、受け入れる。
理想主義によって自分が得てきたものを喜んで受け取る。
今まで、頑張って生きてきた自分をねぎらう、承認する。
要するに「自分軸を確立して自己肯定感をあげていこうぜ!」という話なのです。
この辺、こつこつやっていきたいですよね!
そして、そんな同志のみなさまはその目的のためにこの連続セミナーに参戦した方がいいと思いますよ!(華麗なるステマ)
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自分軸を確立する時に「私は私、人は人」というおまじないを使いますが、その「人」というのが「理想の私」になるのが今回のケースです。
「私は私、理想は理想」という風に線引きをするわけです。
そうして自分軸が確立されてくると、徐々に地に足が着いてきます。
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さて、こうしたプロセスは自分と向き合い続けますし、理想主義を手放すことを理想主義が邪魔するってこともあるので、非常にエネルギーを必要とします。
だからこそ、ヴィジョンが大事なのです。
「理想主義を手放してどうなりたいのか?」
最近、お気づきになったところだとすぐにヴィジョンを描け!というのも難しいかもしれませんが。
理想主義を手放したい理由って何でしょう?
それが苦しいから・・・OKです。とっても大事です。でも、同時に、もう少しポジティブな“ニンジン”もあった方がいいですよね。
理想主義を手放せたら、どうなるのか?どういう素敵な未来が待っているのか?
そこを想像してみませんか。
理想に縛られなくなったら・・・自由になる、解放される、軽くなる、楽になる・・・そんな未来の自分を想像してみるんです。
等身大の自分で生きられる。
自分を責めなくなって、自分をもっと認められて、生きやすくなる。
何かに追われる感覚から解放され、今ここにいることが実感できる。
今みたいにずっと頑張ってるんじゃなくて、頑張りたい時に頑張れるようになる。メリハリが付く。
今の自分のことがもっと好きになれる。
笑顔が増える。楽しいと思えることが増える。
今は“妄想”になっちゃうかもしれないけれど、そんな未来を想像してみてください。
そうすると理想主義を手放すモチベーションも上がってきます。
あとは伴走者がいたほうがいいですよね。
私も今までいろんなクライアントさんと出会ってきたんですけど、リアルに宗教から離脱していくプロセスをお手伝いしたことがあります。
その場合、恐怖に支配されてることが多いんですよね。
離脱したら不幸になる、恐ろしいことが起こる、みたいな洗脳があるんです。
理想主義なども深く入り込んでしまうと、それがなくなることに対して恐怖を覚えることもあるでしょう。
だからこそ、その恐怖を一緒に分かち合ってくれる存在は貴重なのです。
もちろんそれは1人じゃなくてもいいのですが、誰を伴走者にしたらいいのか?も考えてみてください。
一緒に理想主義を手放すプロセスを進んでくれる存在。
そのお弟子さんにも協力を求めてみてはいかがでしょうか?
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自分を深く知る。そして、自分らしい生き方を知る。
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https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398
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