心が緩むと何かがふわっと広がった感覚がする。

最高気温が22℃という世界から、数時間後には、外気温9℃の世界へ。
そして、「この冬一番の冷え込み」という日々を過ごすと、体が冷えてたまらない。
こんな写真を大阪で見るとなんだか寒々しい。

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なんだか昨年の夏の写真のようにも見えるが、実はわずか3日前の風景である。
透明度バツグンの白い砂浜で仲の良い姉弟がごっこ遊びをしている。
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ウチナーンチュと行く沖縄紀行。

「牧志の公設市場ほど有名じゃないんだけど、セリもすぐ横でやっているし、美味しい魚があるんだよね」と生粋のうちなーんちゅでありながら標準語っぽいイントネーションで友人が言う。

この日は妻は1日セミナーで、子どもたちを預かるパパとなった私は友人の申し出に甘えて「地元民が知っている沖縄ツアー」を堪能することした。

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長袖シャツがちょうどいい街に到着。

那覇に着きました!

那覇に着きました!

実はここ、昨年夏のリトリートセミナーの空港での待ち合わせ場所であった。参加メンバーにその写真を送ったので見覚えのある方もいるだろう。

そこから半年経って再びこの地を訪れた。那覇で面談カウンセリングをし、初めて講座とワークショップをするためだ。
これでまた夢がひとつ叶えられた。
沖縄でセミナーをする、というのは長年の夢であり、その一つはリトリートセミナー、もう一つは地に足を着けた地元の方向けのセミナーであった。

それにしても沖縄の海を見るだけで心が勝手に緩み始めるのはどうしてだろう?
空港に着くだけでセコセコとした普段の挙動が多少なりともゆっくりになるのはなぜなのだろう?

30分遅れで到着した飛行機のボーディングブリッジを渡れば搭乗者ほぼ全員の感想が「暑い」である。
大阪は飛び立つ前、11℃だったと記憶する。
那覇はそこから数時間経ち、夕方だというのに19℃であった。

外はしとしとと雨が降っていた。冬の沖縄はこんな天気の日が多い。
でも、「寒くない」というのは実感として非常に違和感がある。この季節、雨でも降ろうものならさらに寒さが増して「さぶぅ」と肩を丸めるのが作法であろう。
むしろ「ちょうどいい感」に違和感を感じるのである。
感覚を辿ればまさに10月頃の気候(大阪)と言えようか。

ダウンはとっくにカバンの中だから、セーターを脱ぎ、長T一枚になって腕をめくった。
これで、ちょうどいい。
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空港で働く車に興奮する4歳児。

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窓から滑走路や誘導路を眺める男子

4歳の男の子にとって空港はとても新鮮で、かつ、刺激的な場所らしい。
ラウンジの窓側の席が空くや否や椅子に登ってじっと見ている。
飛行機を眺めたり、荷物を運ぶ車(タグ車)や飛行機を引っ張る車(トーイングカー)やバスなどを興奮しながら眺めて、「早く乗りたいな~、うっぱつちんごう(出発進行)しないの~?」と連呼している。

娘の時はこんなに興奮して車を眺めることなんてなかったから、そこは男子というものなのだろう。

そんな姿を笑いながら「かわいい~」などと言っているが、実はパパもその気持ちはよくわかる。
私が窓側の席によく陣取るのも、そもそもそのためなんだな。

神楽坂な夜。

ここ新宿区には2つのミシュラン3つ星のお店がある。どちらも神楽坂のお店で、店の前は何回も通ったことがあるが、まだ暖簾はくぐれぬ身分である。
いずれ、舌とタイミングが合った際にカウンターに座れるはずである。

さて、ミシュランガイドには載っていなくても素晴らしい店もたくさんある。
神楽坂はバーだけで7,80軒はあると言われ、ライバルは銀座であるとの言葉に相応しいクオリティと店の規模を誇る街である。
この4月に「きっと根本さんが好きだと思う」との知人の紹介により立ち寄って以来、彼女の予言通りどハマりし、定宿もここに定め、ローリング作戦という品のない戦略によりあちらこちらの店を探検している。

もともとこの街は芸妓さんが行き交う街であったのが、フランス人がたいそう気に入り、それゆえ、フランス/イタリア/スペインなどの店が軒を連ねる大人の飲食街となった。
その分、相対的に和食の店はあまり目立たないのであるが、名店は数知れず存在する。
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趣味。ハシゴ酒。

セミナーで「まあ、7軒ってのが基本でね。あちこちをハシゴするのが楽しいんですよ」なんて言うと、女子が大半を占めるその会場には「えーっ?信じられない!?」という空気が蔓延する。
もちろん、一部の酒をこよなく愛する参加者からはアンケートに「根本さん、ぜひ、それ、企画してください」とメッセージを残される。

以前、妻が久々に会った友人と自宅近くのビストロで店のオープンからクローズまでひたすらワインを飲みながら語らっていたことがあった。それでも「まだしゃべり足りない!」と興奮気味で帰ってきたのであるが、ちょうど同時間帯、我々男子の精鋭部隊は大阪・天満を舞台に7軒ハシゴをしており、その成果を自慢げに語ると「あんたたち、その何しゃべってるの?それが楽しいの?」と聞かれた。

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堕落した休日を過ごしてきた。11月の話だけど。

お客さんに「堕落した休日」をさんざん勧めてた。
甘党なら「朝からホールケーキ」、左党なら「朝からビール」。(これが日本酒だとさらに堕落感は高まる)
無理をすることないのだが、「非日常」の中に身を置くと、心(体)は勝手にリラックスを始める。
例えば「平日の休日」という、その響きだけで気が緩んでこないだろうか?

時々私はそんな休日を作る。
「この日は堕落する」と決めるのである。(ほんとうの堕落は日付を決めたりしないが、スケジュール上、はっきり決めておかないとほかの用事を入れてしまう可能性があるのだ。)
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