野良猫同士の恋愛においてありがちな「視点のズレ」について。お互い見てる方向がズレてたらそりゃあ距離は縮められへんわな。

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パートナーシップにおいてお互いに大事にしたいものがズレてるってことがよくあります。
それ故に、華麗なるすれ違いが生まれ、なかなか分かり合えないとか理解できないとかなんでそんな問題起こすの？ってことにもなるんですよね。
そのズレを修正すること、そして、そこには自己認識も間違ってることがあるのでそこを見ていくことも大事ですね。

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Ｋさんがとても仕事のできる人なんだなあ、というのは文面を見れば分かる通りでして、ヘッドハンティングされてぶりぶり仕事して評価されてんだろうなあ？ということも何となく想像が付きます。

ってことは彼は当然そんなＫさんと自分を比べるわけでして、「俺なんて・・・」とぶりぶり無価値感にハマってることが想定されるものです。

「Ｋさんのことは好き、でも、俺なんかじゃ釣り合いが取れねぇ」という劣等感というかコンプレックスもたくさん持ってらっしゃるかもしれません。

しかし、彼はゴムのコレクションでもしてるんですかねえ？笑

「浮気の心理」のひとつに「女を作ることによってパワーバランスを取ろうとする」というものがあります。

１対１では彼女（奥さん）に敵わないから、女を作って２対１で対抗しよう！優位に立とう！という心理です。それで劣等感を何とかしようってわけでもあります。もちろん、そんなこと意識はしてないですよ。

だから、彼が他の女性に手を出してるかどうかは分かりませんし、彼が言うようにハニートラップなのかもしれませんけど（！？）、少なくとも『俺はセフレ？』と疑問を持つくらいに自信がないんだろうと思われます。

つまり、Ｋさんの視点と彼の視点に大きなズレがあるのかもしれないって話です。

そもそも野良猫君ってのは自信がないから野良猫をやるわけです。

家猫になって支配されることを怖れるのもありますけど、彼女との距離が近づくことで感じる「惨めさ、劣等感、情けなさ、自己嫌悪等」を避けたい気持ちも働いているはずです。

「事件が勃発するたびに、結婚の事を口にしてみたり、知り合いに紹介されたり、サプライズでお弁当を作ってきたりするの」も、そうして彼女をつなぎ留めたいから必死なわけでして、そこに彼の自信のなさが如実に表れてるとも言えますよね。

野良猫くんを追いかけまわしてる自武女のみなさんの話を聴いていると「分かってねーんだよなー」と思わされることが多いんですよね。

というのも彼女は彼の価値や魅力を見てるわけです。
そして、彼の才能だって見通していたりします。

でも、彼はその彼女の思いを受け取れないくらい自信がないわけでして、変な話「俺なんかいつか捨てられる」と固く信じ込んでる場合も多いのです。

だから、これ以上彼女のことが好きになることを怖れ、いい感じになってくると逃げ出すわけです。

でも、彼女のことは好きだから離れたくもないので「ほとぼりが冷めた頃」にふらっと戻ってきてＫＡＴ－ＴＵＮを熱唱することになるのですね。

そうした彼の心理を彼女の方が分かってるような分かってないような、でも、分かってないことが多いと思うんですね。

「でも、彼、ほんとうはあたしなんかよりも仕事全然できるんですよ！」
「彼、男性にしてはコミュニケーション能力が高くて、この人すごいなって思うんです！あたしなんてコミュ障な方だからあたしの方がコンプレックス感じるほどです！」

まあ、そんなことをおっしゃるんですけど、そりゃあんたも自分の魅力や価値を受け取ってねえからなあ、と天井を見上げながら思うわけです。

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よく「勝者は敗者の気持ちが分からない」って言うんですけれど、パートナーシップにおいても優位に立ってる方ってのは相手の気持ちを「誤解」しやすいもんなんです。

みなさん、自分のことは低く見積もった上で相手のことを見ちゃいますからね。

お互い同じことするからお互いの認識がそこで思い切りズレちゃうんです。

だから、こういうお話を伺うと「あんたさー、どれくらい自分の魅力分かってんの？」という方向に話を持っていくことになります。

でも、ここでややこしいことが「何に価値を見るか」なのですな。
そこが彼氏彼女でズレちゃうことって大いにあるんです。

例えばとある彼女は「一緒にいて安心するし、話も合うし、楽しい」ってことを重視します。

でも、その彼氏は「男なんだから仕事ができないと・・・。稼げないと・・・。」という風に思っています。仕事がうまくいってないとけっこう気分は落ちます。

ここで華麗なるすれ違いが起きてるわけですね。

彼女からすれば「あたしから見ればあなたはよく仕事を頑張ってるからそれでいいじゃない！」と思います。稼ぎがそれほど多くなくても「自分も仕事してるし」と思うし、それよりも一緒にいて楽しいじゃん！一緒にいると安心すんじゃん！と思います。

彼氏からすれば「一緒にいて確かに安心するけど、稼げない俺でいいの？と思っちゃうんだよね」と思います。一緒にいて楽しいことは大事だけど、将来のことを考えるとこんな稼ぎの少ない自分では釣り合わないと考えちゃいます。

しかも、そこで彼女が仕事ができて稼ぐ人だったら、彼のコンプレックスってのはさらに倍、倍、倍になっていくんです。

これが「温度差」として二人の間に出現することもよくあるんですよね。

だから、カウンセリングで私は「あんた、もっと自分に自信持ちなさいよ。そんなんじゃダメよ」とスナックのママ風にお説教することになるんですよね。

そもそも「野良猫好きな野良猫」である可能性も高いので、彼が自分に自信ないように、Ｋさんもどこか自信持てないところがあるんじゃねえかと思うのです。

ちゃんと自分の魅力、女としての魅力、受け取れてる？分かってる？
自分のこと、ちゃんといい女だって自覚してる？

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男女という区別に限らず、人によって「大切なもの」は異なります。当たり前っちゃ当たり前ですが、自分が何を大切にしてるかなんて人は考えないので「えー、なんでよー、なんでそんな風に考えるわけー？」と思うのですよね。

彼女は「一緒にいるときの感じ」を大事にし、彼氏は「仕事ができるかどうか」を大事にしてる、みたいに。

みなさんも考えていただきたいんですけど、パートナーシップで大切にしたいことって何でしょうか？

もちろん一つじゃないですよね。

コミュニケーション。これ、めっちゃ大事。話ができることが何よりも大事。
金銭感覚。これ、ズレてたらヤバい。できるだけ近い方が安心。
体の相性。これ、めっちゃ大事。ここズレてたら苦痛でしかない。
笑いのツボ。これ、ズレてたら一緒に楽しめないし、面白がれない。むり。
人好きなこと。あたし、けっこう友達との時間も大事にしたいし、人が好きじゃない人とは一緒にいれないかも。
お互いの価値観を尊重できること。あたしは自由でいたいのー。彼も自由でいてほしいのー。
相手のことを尊敬できること。やっぱそうじゃないと成長できないもんね。一緒にいて嬉しくないもんね。

これをもっともっと具体的に表現してみてください。

どういうコミュニケーションがいいのか。
「あたしはけっこうおしゃべりだからちゃんと聴いてくれる人がいいな。あたしの気持ちを受け止めてくれる人がいいな。」みたいな感じで。

そのパートナーシップで大事にしたいものを認識しとくことで、彼が大事にしたいものも見えてくるんです。

もちろん男性心理を理解しとくのもある程度は大事ですよね。

特に「仕事」に関する認識はズレやすいです。

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＞先日のこのブログを見て、あっ、私はずっとテストされて続けてるんだ！！と思いました。

たぶん彼はテストしてるつもりはないと思うんですけど、客観的に見ればそう解釈してもいいな、と思いました。

でも、なんで決まってそのテストがゴムなんでしょう？

やっぱ「俺は男として自信がない」という部分は仕事に関してだけでなく、セックスについても同じなんでしょうか？（仕事に自信がないかも分かんないですけど。笑）

また、ふたりのセックスにおいても彼は何かしらコンプレックスを覚えるところがあるんでしょうか？（Ｋさんには見せないけど）

それから性格的にも「あたしは前向きだけど、彼は後ろ向き」みたいなところもあるんでしょうか？

たぶん、ふたりとも好き合ってることは間違いないと思うのですが、そうした「すれ違い」や「ズレ」があちこちに出現していて、それがお互いが親密になることをブロックしてるように思うのですよね。

野良猫君だと比較的コミュニケーションができる人だと思いますので、その違いを探り出して埋めてみるのがいいかもしれません。

例えば、ゴムが発見されたときＫさんは爆笑されるじゃないですかー。
それってＫさんの強さだし、たくましさだと思うのです。で、もちろんそれは良いことなのですけれど、爆笑されたときの彼はどんな反応なんでしょうか？

そこに彼の狙いがあるとすれば何なのでしょうか？

また、彼の劣等感やコンプレックスってどんなものがあると思います？
彼の自信のなさってどこから来ると思います？

Ｋさんはそこに共感できます？
それとも「それって大したことじゃない」と思っちゃいます？

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で、Ｋさん自身の話。

よくやる手法なんですけど、彼がそんな野良猫らしい態度を取ると彼女側は“どっしり構えてる風”になります。でも、“風”なんです。

実はそんなＫさんの中に「いやあ、あたしも実はめっちゃ自信ないっす」という部分が隠れてるかもしれないんですよね。

離婚のダメージとか、そもそも離婚に至った経緯とか、その前後の恋愛模様とか色々と深掘りしてみると「あああああ、あたしも超一流の野良猫女子だったわー！」ということが分かってくるかもしれません。笑

たぶん、もうひとつのポイントはこれですよね。

ざっくりまとめてしまえば、まだ女としての魅力を隠し持ってるんじゃね？ということで、これは才能開発的な目的が生まれます。

ああ、もっと自由人なんだから自由に振舞った方がええで。猫なんだしな。
なんでもっと女を出せへんの？能ある鷹は爪隠すけど、さすがに隠しすぎやで？
だいぶ男性性強めだけど、ほんまは逆やんな？もっと女性性で行った方が彼も男性性出しやすくなるで。

そんなあたりでしょうか？

彼の振りみて我が振り直せって感じで、改めて自分軸を確立して地に足が着けられるよう、自分と向き合ってみましょうか。

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