頑張ってるのにうまく行かないのは「うまく行くわけがない」という思い込みが心の中に存在してるから~そして、その思い込みはさらなる思い込みで吹き飛ばしてみよう!~



なんで頑張ってるのに報われないのかなあ?というカウンセリングを日々行ってるわけですが、その心の内を探っていくと「うまく行くわけない」という思い込みが存在してることも多いのです。
その思い込みがブロックになってるのですが、そのブロックを外すにはさらに深い思い込み、すなわち本音の本音に気付くことが早道かもしれません。

みなさんは「自分は幸せになっていい」とか「豊かになってもいいんだよーん!」とか「いっぱい愛されて良いのじゃ!」ってちゃんと思えてますか?そういう“思い込み”を持てていますか?

自立系武闘派女子のみなさまは何かと“修行”がお好きなので、困難な道を好むし、道なき道を愛するし、滝行を日課とされているとは思うのですが、それも「いやあ、やっぱ自分の心身を徹底的に鍛えたくて(はあと)」という思いからならいいんですけど、むしろ「それって苦行だよね?」「わざわざ罪深き道を選んでない?」「いつも万馬券狙いになってない?」と思わせる所業を繰り返してるような人も少なくないようで。

で、そんな方々のお話を例によってねっとりじっくり聞いていきますと、

「あたしが愛されるわけないやん?」
「豊かさって言葉、あたしの辞書にゃ載ってない」
「幸せになるなら頑張らなきゃダメでしょ!」
「そう簡単に幸せになれるわけないじゃん!」

という思い込み(前提)をお持ちの方も多いように思うのです。

みなさまの場合はどうでしょうか?

頑張ってるのにー
あれこれ勉強してるのにー
根本さんにたくさん課金してるのにー

とお感じの方はその「思い込み」や前提」なるものを改めて見つめ直してみると良いのです。

例を2つ紹介します。

フリーランスとして起業し、それなりにうまくは行ってるのですが、いまいちバズらないというか、頭打ちしてる方がいらっしゃったわけです。

彼女はたいへんセクシャリティが豊かなので創作系のお仕事をするには大変向いていますし、エネルギッシュな分だけ頑張り屋さんです。

しかし、彼女の内面を見ていくと「あたしの作品を買ってくれるお客さんなんているはずがない!」という強い思い込みが見えてきたんです。

というのもいい作品を創るし、お客様の評判も悪くないし、彼女のその才能を買ってくれる主催者さんもいてイベントを企画してくれるにも関わらず、その思い込みが邪魔してたんですよね。

で、例によってそのルーツを探っていくと、彼女が会社員として制作をしていた頃、非常に体育会系な職場で彼女は常にダメ出しをされてきたんですね。

実際、その会社にいる間は彼女自身の作品の売上も芳しくなく、そのたびに社長はもちろん、先輩からも日々説教されるような辛い時代があったんです。

その頃によく言われていた言葉が「お前の作品に興味を持つ奴なんているわけねえだろ」というモラハラ的発言でして、その会社にいた数年の間にすっかり彼女はその言葉を信じ込むようになってしまったんです。

最後は体調を崩して逃げるように会社を辞め、でも、彼女自身は創作が生きがいだったし、好きだったので、自分で仕事を始めて今に至るんですね。

そんな思い込みを強く持っていたので彼女はイベントでも値段を安くしてしまうし、オーダーの商品が入っても完璧な作品を創ろうとして非常にコスパの悪い仕事をしていました。

それでもやっぱり才能があるし、セクシャリティも豊かだからファンもいるんですけど、全然それも受け取れなかったんですね。

もう一人の例は「婚活うまくいかない問題」です。

彼女の周りの人たちからすれば「なんであんたに彼氏ができないのか分からん」と言われるほど器量も性格も良いのですけれど、彼女の中には「今のあたしでは男の人に愛されるわけがない」という思い込みがあったんです。

遡れば中学生の頃、彼女はぽっちゃりしてたせいで男子からからかわれる経験をしていました。

その後、高校生になって彼女は猛烈にダイエットしてスリムになり、そうすると男子たちからはめちゃくちゃモテたそうなんですけど、全然それを受け取れなかったんですね。

その思い込みは短大~就職してからも変わらず、常に声をかけてくる男性がいるにも関わらず、「あたしは醜い。そんなあたしは愛されない」という思い込みが強すぎるせいで、なかなか彼氏ができませんでした。

もちろん、そんな彼女の堅いガードを突き破ってくる「押しの強い男」がいて、何人かとお付き合いはしたのですが、そういう男にありがちな「釣った魚にエサをやらない」「同じ手法で他の女にも手を出す」という状態で、彼氏ができても全然幸せにならなかったんですよね。

そうするとその思い込みはさらに強くなり、20代後半から婚活を始めたにも関わらず、全然成果が上がらない状態が続いていました。(彼女は今アラサーです。)

頑張ってるのに報われないのは、その裏に願望とは反対の思い込みがあるんじゃね?

カウンセラーってそういう風に考えて話を伺っていきます。

「あたしの作品を買ってくれるお客様なんているはずがない」
「あたしは醜い。そんなあたしは男から愛されるはずがない」

ここで紹介した例以外にも、自分では“当たり前すぎて気付かない”思い込みが眠っているものです。

「既婚者以外には愛されない」
「自分がビジネスでうまくいくはずがない」
「いつもお金に困ることになる」
「あたしは人を不幸にする」
「あたし一人を愛してくれる人なんて存在しない」
「うまく行きそうになるとダメになる」
「どうせ、あたしはいつも一人ぼっち」
「好きな人とうまく行きそうになると誰かに取られる」
「どうせあたしは選ばれない」
「どうせ男はあたしの体にしか興味がない」
「母が幸せになったらあたしも幸せになっていい」
「猛烈に頑張らないと人から認めてもらえない」
「自分には何も価値がないから無理してでも頑張らなきゃいけない」
「どうせあたしは人に嫌われる運命だ」

ほんとたくさんあるんです。

どうでしょう?これらの「 」内の言葉を読んでみて「あら、やだ、これ、なんか刺さる」と思ったものはありますか?

もしかしたらそれ、あなたの今を作っている思い込みかもしれません。

私たちはそういう「思い込み」の上で人生を創っていきます。

「どうせあたしは選ばれない」と思っていたら、選んでくれそうもない男を引き寄せますし、そういう男を好きになってしまいます。

「思い込み」を証明し、維持しようとするからです。

ある意味、この「思い込み」は私たちに「慰み」を与え、傷つかないための「保証」を与えてくれるものなんです。

「あたし一人を愛してくれる人なんていない」と思い込んでいたら、実際そういう状況になったときに傷つかずに済みます。やっぱりそうだ!と思えるから。

そして、そう思うことで「まあ、しょうがない」と自分で自分を慰める口実にもなります。

つまり「防衛」なんですよね、その思い込みって。

防衛のために思い込みを持っているから、その思い込みを手放すってのはガードを軽くすることになりますから「ものすごく怖い」んです。

先ほどのクリエイターの彼女は実際のところ彼女の作品を買ってくれる方ってたくさんいるんです。

婚活がうまくいかない先ほどの女子も、常に言い寄ってくる男はいるんです。

なのに「うまくいかない」という思い込みを持っているから「うまくいかない現実」を作り出していますし、その思い込みに守られてきたので今さら手放すのが怖いのです。

じゃあ、その思い込みをどうやったら手放せるのか?

一度、反対の言葉を自分に言い聞かせてみましょう。

「あたしの作品を買ってくれるお客様なんているはずがない」
 ↓
「あたしの作品は人気があって、買ってくれるお客様はたくさんいる」

「あたしは醜い。そんなあたしは男から愛されるはずがない」
 ↓
「あたしは魅力的な女性だから、あたしを愛したい男はたくさんいる」

みたいな感じで。

やってみると分かるんですけど、ものすごい抵抗が出てくるものです。

いやいやいやいや、違う違う違う、そんなことない!って。

そこで、私が証拠を並べます。

「主催者さん、あんたの作品を買ってくれるんでしょ?イベントを企画してくれるくらい。他にもファンだと言ってくれるお客様がいるんでしょ?」

そうすると「言い訳タイム!」がスタートします。「それはたまたまだ」とか「その人は変わった人」とか「でも、その人一人しかいない」とか。

「高校生以降、けっこうモテてきたんでしょ?今だってルックスも性格も褒められること多いんでしょ?婚活しててもけっこう申込あるじゃん」

彼女の言い訳タイムは「それはあたしの勘違いかもしれない」「褒められることはあるけど本心じゃないと思う」「見た目がちょっといいから申込があるだけで会ったら幻滅されるに決まってる」など。

かなり苦しい言い訳で、必死にその思い込みを守ろうとしている姿が見受けられます。

そこで感情を見ていきます。

「そういう風に“言い訳”してる自分って何を感じてるの?」

すごく惨め。辛い。情けない。悔しい。苦しい。

うまく行くように頑張っているのに、その思い込みが大きなブロックになっているのがよく分かります。

だから、その反対の思い込みを新たにインストールしようとしても抵抗が強すぎてできません。

王道なやり方は「会社員時代のトラウマ」「思春期の頃のトラウマ」を癒していくことです。

その思い込みを作っている原因を取り除いていきます。

「その社長に言いたいことってあるでしょう?実はめっちゃ怒ってるでしょ?それにすごく悲しくて辛くて寂しかったんじゃない?」

「中学生の頃の男子に復讐したいとか思わない?お前らのせいであたしの人生めちゃくちゃじゃねえか!って怒鳴りつけたいと思わない?あいつら全員○んだらいいのに!とか思わない?」

要するにそうした防衛のための思い込みは「痛みから自分を守るため」ですから、その痛みを少しずつ消していくのです。

そうすると「親からもそういう風に言われてた」「親もあんたはブサイクだと言ってた」みたいにさらに深い傷が出てくることもあります。

そしたらじゃあ、改めて親と向き合いましょうか?という展開もアリでしょう。

また、コーチング的なアプローチであれば、「その思い込みが外れたらどんな自分になると思う?」とか「その思い込みがなくなったら自分はどうなると思う?」みたいな未来をイメージしてもらうやり方も有効でしょう。

同様に、「その思い込みがなくなった自分を想像してみて。どんな表情をして、どんな風に毎日を暮らしていると思う?」というアプローチも効果があると思います。

これも私がちょくちょく採り入れるやり方です。

それらとは別にこういうアプローチもしています。

これはちょっと強引なやり方でもあるんですけど、そのお二人にやってもらったものでもあります。

「体調を崩したって創作がやめられないってことは創作が大好きなんでしょう?」
「それだけ婚活がうまく行かないのに続けられるってことは恋に生きる女じゃないの?」

聴き方によっては痛い言葉なのですが、「好き」「愛してる」という気持ちにフォーカスしていくのです。

「創作をやめるってのは考えられないんじゃないの?だとしたら開き直っちゃった方がいいんじゃない?あたしには創作しかないの。あたしは創作が大好きだから、うまくいかなくても創作を続けるの。って」

「そうまでして結婚したいってことは男が好きだし、恋が好きだし、何よりも女としての幸せを味わいたいんじゃないの?うまくいかないのにそこまで頑張るって才能って言ってもいいんだよね。だから諦めなよ。あたしは結局男が欲しいんだって」

だいぶ、追い詰められそうですねっ!笑

でも、そうして「好き」ってところにフォーカスし、そこをさらに膨らませていくと「開き直り」ができるようになっていきます。

ま、うまく行く行かない関係なく、それをやめるつもりはないんだな、ということに気付くわけです。

それは例の「思い込み」よりももっと深い「思い込み」に気付くことでもあります。

そしてもちろん、その深い方の思い込みの方が強力なのです。

案外、ここに気付けると強いですよね。

これが私がよく言う「自分の本音」だし、「自分の本当の心の声」だし、「本音の本音」ですよね。

で、ライフワークとは何ぞや?を研究している筆者にとって、この本音の本音ってのはご本人の言葉の端々にはもちろん、その人の生きて来たプロセスを見ると分かるんです。

となると問題は「えー、やだ。それが本音の本音だとは認めたくない。そんなの悔しいじゃん。」という抵抗なのですが、残念ながらそれが見えてきたときには私の元には十分すぎるほどの証拠が並んでおりますので「どうそ、好きなだけ、抵抗してくださいね。」なんですよね。そして、どうやらその余裕の態度に武闘派女子のみなさまは「超ムカつく。マジムカつく。もうやだ。」と反応されるのです。

みなさんの思い込みのさらに奥にある思い込み、すなわち、本音の本音って何だと思います?

これ、認めてしまうと人生の方向性が確定してしまうから抵抗があるんですけど、某カウンセラーに「証拠は全部上がってんだよ。早く認めちまいな。その方が楽になるぜ?」とか詰められる前に自首しちまった方が楽だと思うんですけどどうでしょ?

ちなみにこの本音の本音は、その前の「思い込み」に気付いたうえで見て行かないとあまり意味がないので、まずは「うまく行かない思い込み」を見つけた上で、その下にある本音の本音に着目するようにしてくださいね。(はあと)

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