シングルマザーのママに育てられた筋金入りの自立系武闘派女子が自己完結癖を手放して、幸せなパートナーシップを築くためにやっておくべきこと。



こういう環境に育つと自立して周りからの信望を集められるので仕事はうまく行くのですが、親密感が大切なパートナーシップにおいては苦戦を強いられることが多いものです。
そこではもう一回パンドラの箱を開けて自分の心を見つめ、そして、もっと自分を良く知ることをテーマにしてみるといいのです。

自称超自立女で2○年生きてきました。
「この子はしっかりさせなきゃ!成功させなきゃ!」というシングルマザーの思いの元、育ちました。
「ママンに自分のこと言っても怒られるから。黙っとこ」なんて拗ねた幼少期を過ごしました。
そのスパルタのおかげで、看護師をしていて、管理職もできてるかもしれません。

・私ってどうしたいの?がぼやっとしてます

最近、年下の彼氏(おそらくロックマン氏)ができまして。最初は好き好き結婚しようだった相手が、ふっと離れた訳ですね。ええ。なんとなく距離を感じるようになったというか。

わたくし、大パニックに陥りまして。「一緒にいる時、そういや天邪鬼な態度とってばかりだったわ。私が原因じゃね?」という結論に至りました。

自分で言うのもなんですが、(自慢です)彼氏が途切れる、ということがありません。
が。続かないのです。
歴代を振り返っても、うーん。
前回の彼氏は、突然、音信不通になりました。トラウマです笑

パートナーシップの本読み漁ったり、ネットの記事読んだり、占いに行ったり。
この占いで「お父さんに甘えたことないんだから、そりゃ異性にも甘えることできないわ」なんて言われまして。

んー?なんか…これだ感あるぞ???となり。

うちではタブーとされていた、「私の父親ってどないなの?」を母親にぶつけた訳です。
生まれて2○年、触れられずにいたパンドラの箱を開けてみちゃったんです。笑

色々ありましたが、「あぁ、私、愛されてたのねぇ。案外可愛かったのねぇ。そのままでもいいのねぇ」と なんかよくわからない気持ちがムクムク溢れでてきました。
「可愛いもの=弱いもの」という等式を脳みそに宿し、避けてた自分にも気付いたので、「いや、私こういうぶりぶりの好きだったんじゃんねー」と買ってあげてます。自分に。

自分史を振り返ると…
何か「失敗した!」と思うとそれを無くすような知識、テクニックを得ていました。どんなに小さいことでも、です。
(10年来の友人に「1回、私の前で泣いたことがあって、ああ、、、この人人間なんだな、って思った」とか言われちゃいました)

彼の距離が離れたのも、私がゴリゴリの完璧主義で鎧を被りまくりだったので そりゃぁ…居心地悪かったかも… と振り返り、年下彼氏(おそらくロックマン氏)に丁寧に謝り申し上げました。

管理職も降りることにしました。「私はもう、戦場でボロボロになるのは一旦辞めるぜ!!」との思いです。

そして。
鎧を外した今、なんだか一気にモテ始めたのです。
振り回され気味の年下彼氏(おそらくロックマン氏)で先に突き進むか、なんか… いい人…いるかも? 違う人も?いるのか? と

なんだかわからず、ぼやぼやしてるこの私を、救ってください~!
(Sさん)

鎧を外して生まれたばかりのひよっこだったら新しい世界をどう生きたらいいのか分からなくて混乱しますよねえ?

そもそもSさんの職場は筋金入りの自立系武闘派女子の巣窟ですから、その中で管理職を務めるってことは、ね?分かるでしょ?笑
お察しいただければ幸いです。

さて、シングルマザーとしてSさんを育て上げられたママンもまた筋金入りのお方と見受けられますが、そうすると何に対しても「自分ひとりで何とかする」ということが癖になるものです。

ただ、どういう経緯でシンママになったのか分かりませんが、Sさんが彼氏が途切れないってことからパパにはそれなりに愛されたんちゃうんかな?パパじゃなくても身近な男性に可愛がられてたんじゃないかな?という推測は成り立つものです。

でも、パパはさっさといなくなっちゃったわけでしょう?
だとしたら、彼氏はできても続かないってのも分かりますよね。

・・・とまあ、それくらい私たちは親の影響を強く受けているとも言えます。

さて、Sさんに限らず、昨今も相変わらず自立系な記事でにぎわっている私のブログですけれど、「ひとりで何でもできる」=「ひとりで生きていける」=「パートナー?は?そんなんいらんわ!」というマインドが出来上がることを想像に難くないと思います。

みなさまはほとんど自覚がないと思いますが、そもそも精神力が男性よりはるかに強い女子が武闘派になって自立したとなると、男が付け入る隙がなくなんですね。

一緒にいて感じられるのは

「俺が彼氏じゃなくてもいいんだろうな・・・」(無価値感)
「何もしてあげられることがないわ・・・」(無力感)
「なんか俺がいなくても大丈夫そうだよな」(孤独感)
「こいつには何も敵わない」(劣等感)
「なんか俺って迷惑な存在なんかな?」(罪悪感)

というものばかりになります。
おそらくこれらのセリフはみなさまにとっては「耳ダコ」だと思われるのですがいかがでしょうか?笑

となると、そうした男を除いた人としか長続きしないわけで、

「俺は何もせんでもいいわー。楽だわー」(ヒモ体質)
「セックスするのは最高にいい女だよね!」(セフレ)
「ま、俺には帰る場所(逃げる場所)があるもんね」(不倫)

という形しか成立しなくなるわけです。

つまり、みなさまとちゃんと付き合いたいと思う人は、そうしたネガティブな感情に押し流されて「音信不通」「行方不明」「別れ話」「浮気」という展開になるわけです。

ましてや自立心が強く、みなさまに競争を挑んできたりしたら知らないうちに彼の心を何回もへし折って再起不能にしちゃうでしょう?

それで多くの看護師、あ、いや、自立系武闘派女子たちは「ダメンズメーカー」としてその名を轟かせることになるわけです。

さて、それくらい自立して生きてきますと、自己完結型の生き方にもなりやすいわけです。

ほら、Sさんの文章を見ても「疑問文」がないでしょ?

つい面白い文章に惑わされがちだけど「状況説明」「調査」「分析」「結論」「報告」で成り立っていまして、最後の一文がなければ「えーっと、私は何をお答えすればいいでしょうか?」という質問を返すことになっちゃうわけです。

で、たまたま私宛に書いてくれた文章がそうなった・・・わけもなく、基本的にSさんの頭の中ではこうした状態なんだろうと思います。

で、頭の中がそういう状態ってことは仕事でもそうなるわけで、そうして誰かに頼ることなく、自分で考え、自分で調査し、自分から行動できる人は間違いなく仕事ができるわけで、そしたら周りからの信頼も厚くなって管理職を任じられるのも自然なことですね。

だから、自武女のみなさまは仕事ができる人が多いのです。

しかし、上下関係や役割がはっきりしている職場で活躍するそのキャラも、パートナーシップとなると話は別です。

何でも自己完結しちゃったら「え?俺ってセックスの相手以外に存在価値がないの?」と思わざるを得ないと思いません?

実際、カウンセリングの中で「えー?男が必要な理由?力仕事とか?あ、でも、それも自分でたいがい何とかするしなー。ほんとセックスの相手以外思いつかない」という話を何度耳にしたことでしょう。

ということで、「あんたは隙がない!」と女友達から説教されるうちはまだマシで、その友達すらも「あんたは一人で生きていきなさい!」と匙を投げるレベルになればパートナーシップを築くってのはなかなか困難な道に感じられてしまうものです。

ただ、そういう自武女の方々は自己完結して自分で何でもできるゆえにカウンセリングなんかには来ないわけです。

だってカウンセラーの前では隙を見せなきゃいけないし、隠してきた弱さを出さなきゃいけないし、何よりも相手の下に入るような気がするし、ですよね?

こっそり私のブログを読みつつ、自分で何とかしようと思ってそれで何とかしちゃう方々も多いわけですが(時々頂く(ご報告)をチェックしてみるといいよ!)、それでも何とかならない問題があって初めて私の元を訪れてくださるわけです。

もちろん、根本(や気になるカウンセラー)が信頼に足る存在か、きちんと自分の問題を扱える人物なのか、ちゃんと期待に応えてくれるのか、等についても綿密な「調査」「分析」を行われるでしょうから、私のブログ、Youtube、書籍などを“すべて”チェックすることになるでしょう。

とはいえ、こちとらダテに20年もこの仕事をやってませんから、そのチェックすべき量は膨大なものになり、その様子は「みなさまの根性vs数の暴力」という図式になって「くそーっ!!どんだけ読んでも終わんねー!ちくしょー!」と思われてる方も実に多くいらっしゃると思います。(ざまあみろ!とか思わないから安心してねっ!笑)

ある武闘派女子はカウンセリングに来られた際、スマホのブックマークを見せてくださったんですけど、そこには100を超える私のブログ記事がリンクされておりました。

その数もすごいのですが、それだけの記事を読み漁った根性に思わずひれ伏したものです。

そして、そうした難解なハードルを乗り越えてカウンセリングに来られる際も、予約が確定したその瞬間から「想定問答」を脳内で繰り返すでしょう?

「きっとこういう風に言われるはずだ」
「たぶんこんな感じの提案が来るに違いない」
「どうせ母親との関係が問題だと言われるんだろう」

みたいな感じですね。

とはいえ、私の仕事ってのは皆さまが日常で隠してこられた秘密を暴くことですから(へ?マジ?)、常人では気づかないであろう隙間を突くことになるんですね。

それで、他人が気づかないどころか、自分でも気づいていなかったところを指摘されてフリーズしちゃったりするのです。(ざまあみろ!とか思わないので案死してねっ!笑)

要は自分で何でもできる自武女のみなさまでも何ともできない問題ってのは、自分が見えている(把握している)ところには原因や解決方法がないってことなんです。

これがSさんにとっては2つ目のパンドラの箱になるかもしれません。

例えば、小さい頃に両親が離婚して、それまで自分を可愛がってくれたパパが家を出て行った、というできごとがあったとしましょう。

当然その後は母の影響をより強く受け、ときには癒着し、ときには格闘し、ときには背負い、ときには支え合いながら成長していきます。

パパがいなくなって「寂しい」に決まってるんですけど、その寂しさを認めてしまったらあまりに辛すぎますし、ママを困らせてしまいますから、気合と根性でその寂しさを抑圧するわけですね。

そうすると「寂しい」という感情は感じられなくなります。
マヒしちゃうわけですね。

だから、ひとりで買い物に行っても、ひとりで海外に旅行しても、むしろ「ひとりの方が楽だわー」という風に感じます。

「寂しい」なんて感じないし、「ひとりで全然大丈夫!」となるわけです。

でも、実は寂しさをたんまり抱えているし、そして、また同じことが繰り返されるのは相当ヤバいと思ってますから、親密感への怖れが強くなります。

そうするとパートナーシップの問題が出てきて「なかなか男とうまく行かねえ」という問題になるわけです。

そんな状況を打破しようと自分であれこれ探っていくと「どうやら親の離婚が問題らしい」と気づいたとします。ま、気付いてもそれを受け入れるには抵抗があって時間がかかることも多いものですが。

そこで「思考的に」つまり「自立的に」その問題を扱おうとして、父親を探索して会ってみたり、母や親戚を尋問して父のことを聞き出したりするのですが、その「寂しい」という気持ちにアクセスすることはなかなか自分では抵抗が強すぎますから無意識にスルーしちゃうんです。

そうすると誰かにパパのことを聞かれても「全然大丈夫だったよ。ママがいたし。あんまり寂しいとか思わなかったよ」と平然と答えられるわけです。

ところが、実際はその寂しさは今現在も心の中に存在し続けてるわけです。
そして、彼氏と別れるたびにその寂しさは募るし、何かの拍子にふっと寂しさが襲ってくる瞬間もあるし、ほんとは何とかしたいという気持ちもうっすらとあるんです。

でも、たくさん諦めてきたんです。
もうしょうがない。
このままいくしかない、と。

だから、その寂しさを扱わずに何とか彼氏と幸せになろうと頑張るんですね。

でも、やっぱりうまくいかないので、なんとかしたいと思うんだけど、あまりに怖いんです。そこを扱うのが。

だから、できるだけ逃げ回ります。それを扱わずに何とかできないかを模索します。

もちろん、ここまでのプロセスはあまり意識されないことも多いですけど。

それで観念し、お縄を頂戴すべく根本さんところにやってこられるわけです。

そうすると薄々気付いていたけど手が届かない、あるいは自分ではもう克服済だと思っていた、あるいは自分でもすっかり忘れていたパパのことを取り上げられて、思わずフリーズしちゃったりするんです。

それでサクッと「パパ大好き!」って言ってみ、とか、「パパがいなくて寂しかった!」って叫んでみ、とか、「ずっと寂しかった!」って言ってみ、とか言われてヤバいことになるわけです。

・・・こういうことを書くとカウンセリングを受けることにますます怖れを抱かせて、自ら営業妨害をしてるような気がするんですけど・・・これで予約がますます閑古鳥になったらこの記事こっそり削除しようかな・・・。

ま、ともかくですね、こうして自己完結して何でも自分で何とかしちゃう自武女のみなさまが自分の本当の問題を隠して自分でも気づかなくしちゃう過程が何となくご理解いただけたんじゃないかと思います。

さて、そういうわけでSさんの見解と私の話が一致してるかどうかは分からないのですが、やっぱりパパのことは一度ちゃんと見つめ直した方がいいんじゃないかなあ?と思うのです。

「可愛い=弱さ」と思ってきたとしたら、男の前で「可愛さ」を出すことはできなかったと思いますし、何なら「女の子」という部分すら隠してこられたと思います。

でも、私なりの表現で言うとパパを失ったときに「成長を止めた自分」がいて、未だにパパを求めてる女の子がSさんの中にはいるんだろうと推測します。

だから、案外自分のことを「ほんとはまだまだ子どもっぽい。大人になり切れてない。」とか思っているんちゃうかと思います。

また、そういう関係からママとの関係(距離感)も気になるところで、そうしたところをまずは掘り下げてみて、そこからパートナーシップについて考えてみたいと思うのです。

だから、モテ期到来はたいへんめでたいことですし、チャンスではあるのですが、私のお勧めは「今は決めない」ということです。

お付き合いしたり、遊んだり、振ったりってのは全然いいので好きにやってもらいたいんですけれど、そうした内面を整理し、要するに自立を手放してパートナーを受け入れられるスペースができるまでは、ちょっとしんどい恋愛が続くんじゃねえかな?と思われるわけです。

ま、もちろん、ヒーラーみたいな彼氏が登場してSさんを癒しつつ、大人同士のパートナーシップを築く指南をしてくれるかもしれませんから、カウンセリングとかを受けなきゃよくならない!希望はない!なんて思わないでくださいませ。

だから、テーマとしては「自分をよく知る」ということに設定されるといいと思います。
自分が知らない自分とも出会い、そして、ほんとうの自分を受け入れていくのがまずは一つ目のテーマです。

そこでは問題だけでなく価値魅力才能なども明らかになるでしょうし、逆に、ママに育てられた強みだって分かってくるでしょう。

そうすればライフワークも見えてくるわけで、そうした中でパートナーシップを考えていくのが理想かな、と思う次第です。

根本の個人セッション

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◎女性性とセクシャリティとサレンダーとコミットメント~実習メインのグループセッション~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/43397

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