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そこから先に「受け取れない何か」があるんだろうと思います。
それは過去の恋愛から学んだ「傷つかない法則」かもしれないし、両親から得た「男は敵」という概念かもしれないし、あるいは、罪悪感や無価値感というおなじみの感情が引っ掛かってるのかもしれません。
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2月下旬の女性性のグループセッションに参加させて頂いた者です。とても濃厚な時間をありがとうございました。
あれからまだ2週間も経っていませんが、なんと好きな人ができてしまいました。
相手は、ここ1年ほど趣味で通っている格闘技ジムの人です。
度々顔を合わせるものの話したことはなく、たまになんとなくあちらからの視線を感じるな~という感じの人でした。
それがセッションの翌日から素敵な偶然が重なり、向こうからの「一緒にやりませんか」とのお申し出で一緒に練習する機会がありました。そして気が付いたら「あ、この人好きかも」と思っていました。
一昨年から婚活めいたことをしており、アプリを使ったりお見合いパーティーに参加したりしていました。「いいな」と思える人はたまーに現れるのですが、明確に「好き」という気持ちを持てる相手にはなかなか巡り会えませんでした。多分2年ぶりくらいの恋です。
これが女性性の解放というやつか、サレンダーというやつなのか、と感激しています。
「今日は彼いるかな~」「今度は何話そうかな~」と考えている毎日は本当に楽しくて、高校時代に部活の先輩に恋をしていた時のような気持ちです。
しかしこれまでの人生、私にはまともな交際経験はありません。あんまり無理めな男を狙いに行く事はなく、相手にもある程度の好意を持ってもらえることも多くていい感じにはなるのですが何だかんだでダメになってしまう、というパターンを繰り返しています。
「何だかんだ」の中身はさまざまで相手の仕事が忙しかったり、出会った時点では相手には既に婚約者がいたり、また時には相手の元カノがストーカー化したとかいう少々物騒なこともありました。
そんな感じなので「またダメになるのでは」という不安を強く感じています。
つきましては、これまでしつこく繰り返してきた「好きな人といい感じまではいくんだけど何だかんだでダメになってしまう」というパターンの打ち破り方、ぶちのめし方をご教示いただければと存じます。
彼は恐らく30代後半~40位、やべえ頻度でジムに入り浸っているところから独身彼女なしと推察しています。(要確認ですが)
格闘技男子にいがちなガチムチ兄貴ではなく、一見柔らかい雰囲気のイケおじです。
セッションでも自己紹介させて頂いた通り、私は10代の頃から剣道に明け暮れ、かつては社会人剣道部に所属し現在は格闘技ジムに通うマジもんの武闘派女子です。
家庭環境はモラハラ父と過干渉母、そして長女という三冠です。
両親は近年は持ち直しているものの大昔から険悪で、離婚の危機も一度や二度ではありません。
私の記憶にはありませんが、父から母へのDVも酷かったらしく、母はことあるごとに父の悪口や昔あった酷い話を私に吹き込み、そして「あなたはお母さんの味方でしょ」みたいなことを言っていました。
両親の悪影響は相当強いだろうな、と思っています。
いい加減、私も幸せな恋愛を経験したいし結婚もしたいです。
どうぞよろしくお願い致します。
(Kさん)
おぉ、それはそれはまさにグループセッションの効果ですねー(強調)
2年ぶりに好きな人ができるなんて変化が起きたんですねー。
それはまさにグループセッションのお陰ですねー(ウザい?)
ということで、不定期ですけどちょくちょく東京と大阪で開催してますので、そんな濃厚なセッションを受けてみたい!という方は時々チェックしてください。チェックしてなくてもあちこちで宣伝すると思いますけどね!
◎女性性とセクシャリティとサレンダーとコミットメント~実習メインのグループセッション~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/43397
さて、本日もっとも重要な情報をお伝えしましたので、あとはテキトーに流していきたいと思いましたが、どうやらガチな武闘派ということで報復が怖いので少しは役に立ちそうな話をしなきゃいけないですよね・・・。
まあ、そういう剣道の達人であり、モラハラ父+過干渉母+長女という三冠馬であり、夫婦仲も良いと言えず家の中が戦争状態ならば「春の日差しのような穏やかで温かい雰囲気の家庭」とは無縁で育って来られたと思います。
そうすると「夫婦=敵同士」「家庭=紛争地帯」という思い込みが根付きますから、表面的には「夫婦=味方」「家庭=平和」を望むものの、とても自分にはなじみがないような気がしちゃうわけですね?
だから格闘技を学ばれて近々breaking downにでも出ようか?という風に「我が身は我で守るべし」「周りは敵だらけ」みたいな思いに至るのも無理はないと思います。(大げさ?笑)
となると、これはぜひ質問したいところなんですけど「女ってどう思う?男って何だと思う?」とか「弱いのってどう思う?」という疑問が生まれてくるところです。
両親が家庭内でバトルを繰り広げている状況であれば、自分の身に火の粉が降りかからずとも「いつ何時戦火に巻き込まれても生き抜けるだけの武力」を心身ともに準備することになります。
まあ、紛争地帯に生きる子どもたちがライフルを抱えて眠るのと同じっちゃ同じです。
となると「親密感への怖れ」と言われる「あたしに近付くな!近付いたら撃つぞ!」という姿勢がデフォルトで備わることになり、「いい感じにはなるのですが何だかんだでダメになってしまう」ということが繰り返されるのかなあ?と推測されます。
いい感じになってベッドインしたら服の下からナイフやロケットランチャーが出てきたら相手は引いちゃいますよね?そんな感じですかね。
そもそも恋愛というかパートナーシップという男女関係にいいイメージって持ちにくくありません?
しかも、今までもいい感じになるんだけどダメになる恋を繰り返してたらなおさら。
この「うまくいくイメージが持てない」というのは何に対しても問題になりやすいものです。
「オムライスが好きで作りたいんだけど、いつも最後に卵で包むところで失敗しちゃうんですよねー。だから正直、オムライスは苦手なんですよー」とすると、彼氏を家に招いてもオムライスは絶対作らないと思うんですよね。うまくできるイメージがないから。
でも、そこでやっぱりオムライスが好きじゃ!作りたいのじゃ!と思えば、彼氏が家に来ることが決まって以来、日夜ひたすらオムライスを作るようになると思うんです。
同時にYoutubeで上手な作り方を見まくり、レシピブログでコツを探しまくると思うんです。
そうすれば彼氏が来た時にはそれなりのものができるようになってると思うのです。
この「オムライス」を「恋愛」とか「婚活」に置き換えてみれば分かりやすいと思います。
つまりは練習あるのみ!研究あるのみ!ということが言えるわけです。
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とはいえ、いやいや卵はスーパーに売ってるけど男は陳列されてないやん?と思われるかもしれません。
そういう疑問に対しては「いやいやアプリ上にはスーパーに並んでる卵以上に豊富な種類の男たちが並んでるでしょ?」と反論したいところですが、おそらく武闘派な女子たちは「売ってる卵には一定の品質があるからどれを買ってもそれなりに食えるけど、アプリに並んでる男たちの品質はどうよ。食えない男の方が圧倒的に多いじゃん」という風に反論されるので、私は思わず「ぐぅ」と言って死んだふりをすることにしています。
その上で小さな声で「練習って割り切ればまだ食える男もおらん?練習用の卵は一番安いの買うでしょ?それで本番になれば平飼いの卵にするでしょ?」と反論するかもしれません。
恋愛上手な人=男が途切れない人にインタビューするとある程度似た答えが返ってくるんです。
常に恋愛優先で、彼氏がいないときも誰かしら男とデートすることを自分に課してるんです。
「この人とはご飯までならOK」「この人はあわよくば一発もアリだけど既婚者だからNGにしてる」「ちょっとふつうにはいないタイプだからとりあえず色々話をしてる」「尊敬できる人だから一緒にいることで色々と学ばせてもらってる」等々、ちゃんと区別して(線引きして)男と出会ってるんですね。
料理好きで料理が上手い人ってふだんから何かしら勉強してるし、あれこれトライしていると思いません?
でも、「なかなか恋がうまく行かん!」という皆さまはどうでしょうか?
たまーにできる本命君を一発で落としてうまく行くことをやってませんか?
それって練習もろくにせずに甲子園でホームランをかっ飛ばそうとするのと同じじゃないですかね?それってほんの一部の天才たちの話ですよね?
・・・なんて話をすると「ぐふっ!い、痛い・・・痛すぎる・・・」という反応を示す読者も多いと思いますが、同時に「じゃあ、別にそんな頑張らなくてもうまくいってる人たちは天才だってこと?あたしは凡人ってこと?」と目くじらを立てて反論してきそうなので、ここまでの話は蚊の鳴くような声でしゃべってると思っていただけたら幸いです。(もう遅いですね。)
*
とはいえ、ファッションが好きな人ってふだんからファッションに目を向けて研究してると思うんですよ。雑誌を見たり、ウインドウショッピングをしたり、待ちゆく女子を観察したり、鏡の前であれこれ合わせてみたりしてると思うんですけど、それ、頑張ってやってますか?好きなことだから自然にできてませんか?努力してるなんて自覚、あんまり無くないですか?
でも、ファッションが苦手な人ってそういうのやりたくないと思うんですよ。
コンプレックスがあってあれこれ気にしちゃうから、オシャレな女子と一緒にいると引け目感じるちゃうし、美容室で雑誌も一応は見るけど「あたしには似合わねー」と決め付けて閉じちゃうでしょ?だから、おしゃれしたいときもどうしていいか分からなくなりますよね。
たぶん、恋愛に関してもそれと同じことが起きてるんですよね。
だから、Kさんのような女子にお聞きする質問があるんですよ。
「男、好きですか?」
「恋愛、好きですか?」
正直な気持ちを吐露してくださいな。
「男好き」って違う意味に聞こえちゃうから認めたくないじゃないですか。
「恋愛好き」って言うのも「なんか違う」と思っちゃうじゃないですか。
でも、どうなんでしょう?実際のところは。
もし、ほんとは好きなのに好きじゃないフリをしてるとしたらそれは辛いので「正直になんなよ。好きだってこともっと認めちゃいなよ」という風にしていきます。
そこに正直になれた分だけ、研究意欲が増していくので「誰かしら毎週男の人とデートしてる」ということを抵抗がなくできるようになりますし、「いや、あたしはそういうつもりじゃないから」とベッドへの誘いを上手にかわせるようにもなるでしょう。
もし、ほんとに苦手で男もあんまり好きじゃないとするならばどうしたらいいんでしょう?
でもやっぱり男が欲しい!結婚したい!と思うならば、安い卵をたくさん買ってきてオムライス作りに励むでしょうし、パーソナルスタイリストやオシャレな友人から謙虚にファッションを学ぼうとすると思いませんか?
それくらいの気持ちで挑んだ方が良いと思うんです。
得意にはならないけれどそれなりにこなせるようになるよね、と。
だから、プライドも見栄も捨てて謙虚に学び、実践していくのが結局手っ取り早いと思うんです。
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概論的な話をずっとしてきたんですけど「いい感じにはなるのですが何だかんだでダメになってしまう」というパターンを掘り下げていくこともカウンセリング等ではやっていきます。
けっこう「あと一歩のところでダメになる」というのは恋愛に限らず、ビジネスでも結婚でも何でもよく出てくるパターンでして、様々なケースが想定できるんですけど共通の原因もよく見て取れるんです。
1)罪悪感
まいどおなじみ罪悪感です。
罪悪感があると自分が幸せになることが許せないので、あと一歩というところで自分を暗闇に引き戻してしまいます。
自分には幸せな結婚をする資格がないという思い込みが根強く出てきます。
罪悪感が強い人はけっこう頑張って積極的に動く人が多いのですが、それでいながらあと少しのところで自ら破壊工作をしちゃうことも多いものです。
Kさんの場合は、両親との癒着が想定されるので、父や母に対して潜在的な罪悪感をお持ちなのかもしれません。
「家を背負ってる」みたいなところあったでしょう?(実際、母はそういう態度でしたし)
だから、家族を手放す、両親を許す、そして、自分自身を許す、という王道路線が必要になっていきます。
*「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
*セミナー動画:『私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するワークショップ』
*心理学講座動画:『罪悪感と癒着の心理』
2)無価値感
無価値感が強く出ていると罪悪感とは逆に「待つ」という姿勢が基本になります。
いいと思っても踏み出せない、あと一歩で幸せになれると分かってるのにそこで待ってしまう、ということが起こります。
自分には幸せになる価値なんてないと思ってるので、手を伸ばせば届く距離でもその手が出なくなっちゃうんですね。
家族の中で「あんまり愛されてない」と感じている方はもちろん、自分のことを放っておいて家族のために尽くしてきた方も無価値感が強く作用してることが多いものです。
そうするとオムライスが上手に作れるための練習にも身が入りません。やればいいと分かっていてもどうせダメだろうと思い込んでるからです。
こういう方はほんと連続的にカウンセリングを受けるなどして多少は動けるようになったほうがいいケースが多いですね。
*セミナー動画「無価値感を癒して今の自分に自信を持つためのワークショップ」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45220
この2大巨頭に行きつくことが多いので、自分もKさんと似てるなあ、と思われた方はその辺を見つめ直してみるのもいいでしょう。
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さて、そのほかKさんの問題を見ていく際に、「男が敵になってるんじゃねえかな?」という視点も忘れずに触れておきたいと思います。
父がモラハラで、母にDVをしてる環境だと、家族の中で父は「敵」になりますよね。
となると出会う男たちに父を投影して「男=敵」という意識を作ることになります。
敵ですから、競争相手であり、倒すべき相手という風に認識されます。
でも、パートナーシップって「共に」という世界じゃないですか。
そして、「敵」の前では常に強がるしかないですから「弱さ」は見せられませんよね。
以前、Kさんと同じく武道を極めんとする女子が「正常位が好きって女子は多いけど、あたしは屈辱的で無理。なんか男に負けてるような気がする。バックも無理。それに何かと張り合ってしまって楽しめない。」という非常に分かりやすい話をしてくれたのですが、「男に負けてたまるものか!」という思いを隠し持ってる女子も案外多いんです。
だから恋愛がうまくいかないってことも少なくないわけです。
となると男との競争を手放すってことも大きなテーマの一つになり、そのプロセスにおいては父と向き合い、母を手放すことも必要だし、自らの女性性を受け入れていくことも重要な課題となるでしょう。
これは「結婚」というよりも「結婚生活」の方に大きな影響を与えるものですから、長期的な視点で向き合っていくのが良いと思われます。
◎「いつもこうなっちまう!」という慢性的な問題を癒すならばこの3日間!!
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