なぜ彼は女子が幻滅するような発言をするのでしょうか?~まあ、それはバカだからじゃないですかね?~



男性の不用意な発言に傷ついたり、また、男同士の会話に嫌悪感を覚えたりすると「ほんまにこの人でいいのかしら?」とか思っちゃうものですが、それは同じレベルでのコミュニケーションを求めているからかもしれません。

こんにちは!いつも楽しく拝読させていただいています。本日は、女性が幻滅することを言う男性の心理について教えていただきたくご連絡いたしました。

1ヶ月前に出会った同い年の男性(30歳)がLINEやデートではとても優しく、好印象でした。実際、私のことは「かわいい」とよく褒めてくれ、友達からも私を気に入ってくれていると聞いています。

しかし彼の男友達との飲み会に参加したところ、過激な下ネタを言ったり、元カノの悪口を言ったり、セフレがいたと発言をしたり、行きつけのガールズバーの店員の批評をしたり、下品な発言ばかりで引いてしまいました。その場で冗談ぽく「なんでそんなに偉そうなの?よくないよ!」「こじらせすぎ」などと指摘すると彼自身、軽く「ごめんね」と言ってはくれました。

彼はなぜ恋愛対象の女性の前で、幻滅することを言うのでしょうか?まるで男子中学生のようでした…。

ちなみに彼の性格は、オタク気質で奥手、ドMです。彼女はいません。彼の友だちによると恋愛経験値が低く、難攻不落キャラとのことです。一方で体育会な業界で成功しているワーカーホリック男子でもあります。

今回のひどい言動の理由として、
・体育会な男社会で生き抜いていくための術
・男らしさのアピール
・ドMなので怒られたい
・女性慣れしていないから空回りしているだけ
などが考えられるかな?と思いましたが、根本先生に心理を紐解いていただけたら幸いです。
(Eさん)

まあ、男子中学生だからじゃないでしょうか?笑

そして、彼の男友達に招かれる点もめちゃくちゃ気に入られてるんだろうと思います。

で、なぜ彼がEさんの前で女性が幻滅することを言うのか?と言えば、様々な事情があるとは思いますが、一言で言えば「無知だから」じゃないでしょうか?

つまり、自分の発言が彼女のご機嫌を損ねるってことをご存じないってことです。

Eさんが挙げられた理由の中で言えば「女性慣れしていない」というところになりますかね?

例えば、女子の皆さまも友達とお茶しながらしゃべくり倒している内容を「気になる異性」に聞かれたらヤバいってこと、たくさんありません?

「ああ、この話は彼氏には聞かせられないわー」という話。

だから、女子の皆さまはそんな女子会に“絶対”気になる男性を招くようなことをしませんし、「友達に彼氏を紹介する場面」では、ふだんとは打って変わってみんなキャラ変すると思うんです。

いつもなら下ネタをぶっこんでくるA子もさすがにその日はEさんを持ち上げます。
Eさんの過去を一通り知っているB美もさすがにその日に過去ネタをぶち込みません。
いろんな悪口で盛り上がってるみんなもその日はどこか借りてきた猫のように振る舞います。

それで「Eはめちゃくちゃいい子だから~」「えー、こんな素敵な彼とお付き合いできるなんてEが羨ましい~」などと歯の浮くようなセリフを連発して、ニコニコしながら顔合わせは終わるでしょう。

そして、別日に改めて女子会を開き「あの男はどうのこうの」「Eはほんとにあの男でいいの?」「もうヤっちまったの?」等々の話が盛り上がることと思います。

こうした立ち振る舞いができるのは、女子たちがコミュ力が高く、場を読む能力に長けており、場面場面でキャラを使い分けられる「女優」だからなんです。

幼少期からの研鑽により、女子たちはそうしたスキルを無意識のうちに身に着けていることが多く、こうしたシーンで「彼のご機嫌を損ねるような発言」はあまり出てこないものです。

一方、話を転じまして男子たちはどうかと言うと、そうしたコミュニケーションのスキルはほとんど学んできてないのが実情です。

男子たちは知識・情報・理論・思考と言った点に興味がありますので、そうした論理的な会話や情報交換は得意でも、内面に踏み込むことってのは避けがちなところがあります。

つまり、思考のコミュニケーションは得意でも、感情のコミュニケーションは苦手ということです。

だから、飲み会に限らず、様々な場面で彼女の地雷を踏むことになりまして、その都度、炎上するのですが、当の本人は何がいけないのか分かっていないことが多いものです。

まあ、かくいう私もそういう地雷を丁寧に踏んで歩くタイプですので、その点はうちの奥様はよくご存知だと思います。

つまり、私が思うにEさんの彼は「飲み会でそういう話題を彼女の前でしたら彼女が印象を悪くする」ということを“知らない”ということです。

おそらく彼はその男友達の間ではそういうキャラとして通っているのでしょう。

そして、ふだんの男同士の飲み会と同じように振る舞っちまった可能性が高いと思います。

むしろ、彼女の前で“かっこつけようとして”いつもよりも盛って話を振ってる可能性すら考えられます。

女子からすると「は?なんでその話題がかっこつけになるわけ?」とさらに幻滅されるかと思いますが、「場が盛り上がる」「野郎どもが『おぉ!』と感嘆の声をあげる」「お前、すげーなーとか言われる」「これだけの経験をしてるんだぜ!とマウントを取る」などの好意が「かっこいい」と思ってるフシがあるのです。

例えば、糸井重里さんの有名なコピーに「男はみんな昔ワルだった」というものがあるんですけれど、過去の悪事を勲章のように捉える向きがあるんですね。

男同士の下ネタは場を盛り上げる格好の話題ですし、元カノの悪口も「冷静な分析による論説」であり、ガールズバーの女の子を批評するのも同様です。(あ、そのつもり、ということね。)

特に「体育会系男子」の場合は、そんな男子ばかりとつるんでいますからその傾向が強まると思います。

だから、そうした話を「感情的」に聞いてしまう女子からすれば胸糞悪いんですけれど、彼としては一切悪気などないのでしょう。

こういう「女子が聴いたら幻滅する男子の話」なんてのはたくさんありまして、それは興味の対象の違いとも言えます。

全く別件ですけれど、同様に彼の男友達との飲み会に参加した彼女が「ずーっと仕事の話ばかりで、上司はもっとこうすべきだとか、社会情勢がどうのこうのとか、全然興味ない話ばっかりしてて退屈しちゃいました」と報告してくれたのですが、これも思考でコミュニケーションをする男子に、感情的にコミュニケーションをしたい女子が苦痛を感じた、というケースですね。

まあ、その一方で女子会に紛れ込んでしまったいたいけな男子も「女子たちはずーっと恋愛の話とか誰かの悪口とか噂話とかばっかりしてて退屈しちゃいました」という経験をすることがありますので、どっちもどっちと言えますね。(もちろん、その男子は彼女たちにとって“異性”でなかったことは言うまでもありません。)

人はその場その場でキャラを使い分けるものです。

女子の皆さんも「意中の彼の前」と「給湯室」ならびに「お母さんと前」では全然キャラが違うと思うのですが、それは男どもも同じです。

ただ、「ゲストの取り扱い」については男女で意識が異なることが多いんですね。

今回、Eさんは「彼の男友達の飲み会」に参加しました。

Eさんはゲストですからそれなりにもてなされるはずなのですが、彼からすると「俺らの土俵に彼女が来た」ということになり、たいていの場合、ふだんと同じ態度を取るものです。そしてゲストに自分たちの流儀に染まるように暗に求めます。

もちろん、男性の中にもそうした配慮ができる人がいて、「あいつの彼女が来てるんだから、ちゃんともてなそうぜ」というノリになり、ふだんとは違う話題を振りまくこともあるのですが、それはやはり経験値の違いでしょう。

一方、「女子会に彼氏を呼ぶ」という場合、女子たちは彼氏をもてなすべく、彼氏や彼女に話題を振り、ふだんとは違う雰囲気を創り上げます。つまり、ゲストである彼氏を中心に話が回るようになるんです。

もちろん、内情は「彼=ピラニアの池に放り込まれた新鮮な肉塊」なので、あれこれ探りを入れつつ、次回の女子会のためのネタ集めをせっせと行うんですけどね。

じゃあ、ふだん接している彼とほんとうの彼は違うの?という疑問が出てくるかもしれませんが、それについてはあまり心配しなくても良いでしょう。

基本的には二人のときに自分と接している姿を信頼して良いと思います。

飲み会での彼はあくまで「男友達向けの俺」であり、そこで求められるキャラを演じているにすぎません。

けれど、じゃあ、ほんとうの彼はどこにいるの?と言われたら、それは関係を深めていく中で見つけていく他ありません。

こういう彼もいるし、ああいう彼もいるし、まだ知らない彼もいる・・・という風にひとつひとつ“発見”していくのもパートナーシップの喜びの一つではないでしょうか?

でも、そこで自信がなかったり(恋愛の自己肯定感が低いままだったり)すると、ひとつひとつの発見で“ジャッジ(判断)”しようとしちゃうんですね。

自信がなく怖れが強い分だけ、発見を喜べず、むしろそれを“審査”しちゃうわけです。

そしたら警戒心全開で付き合っていかねばならず、そんな恋、疲れちゃうでしょう?

そりゃあ、どんなイケメンで仕事ができる男でも屁までいい香りじゃないわけですし、酔っぱらって醜態をさらすこともあれば、何かに怒りをあらわにすることもあるでしょう。

それはあくまで彼の一部であり全体ではないという見方をしておくことが大事ですよね。

「なんか怪しい。彼はウソを付いてる。あたし、騙されてる」なんて判断は早計なことが多いわけですし、それは自信のなさがそうさせてるわけですから、「それは一つの要素」として引き続き、彼を深く知ろうとすることが大事です。

知ることとジャッジすることは別物ということです。

ということで、「飲み会でああいう発言するとあたしの気持ちは冷めるし、憤慨する」ということを伝えておくことは良いと思いますが、だからと言って「彼はNG」と決め付けてしまうのはまだまだ早いように思います。

「彼のこういうところは好きじゃないけれど、ああいういいところがあるからやめられないってばよ!」くらいの余裕を持てるようになりたいものです。

それが信頼関係と言えるんじゃないでしょうか。

ということで、彼の様子を観察しつつ、一喜一憂しつつ、どんどん彼を発見していくことにしましょう。

同時に、ちゃんと良いところも見つけてあげてくださいませ。
疑いモードになるとどうしたって欠点ばかりを探し求めるようになりますから。

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