(交換書簡)「私はあなたとセックスしたいけど、あなたはこれからどうする?協力してくれる?」と聞いたら夫はすねて黙り込んでしまいます。


右京みさほさんとの交換書簡、読者の皆さんからご相談のメールを受け付けています
これは頂いたご相談に私たちがそれぞれお答えする企画。
見方の違い、考え方の違いから、全然違う答えをしているかもしれませんが、それはそれで楽しんで頂けたらと思います。

みさほさんからのお便りより先になっちゃいますが(すいません!)、ちーさんのご質問に答えたいと思います。

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年代 : 40代  ニックネーム : ちーさん

交換書簡、いつも楽しみにしています。
さて、最近よくある話のようですが、妊活でタイミングを見計らって妻が計画的に誘って、夫がセックスしているうちに作業化して、夫が気分が乗らなくなったり身体的に行かなくなってセックスレスになるパターン。

私もまさにこれで夫に3年拒否されております。

結婚前は夫から激しく誘われてました。私が拒否しても我慢できないくらい。

結婚してから少しずつセックスの回数が少なくなりました。

3年前に中折れしてそれっきりになりました。

私は自分軸でいこうと思い、「私はあなたとセックスしたいけど、あなたはこれからどうする?協力してくれる?」と聞いたら夫はすねて黙り込んでしまいます。

こういう時の男性の心境はどのようなものなのでしょう。

そして女性側はどのように振る舞う、あるいは誘ったらいいのでしょう。

お教え願えれば幸いです。

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私もよく頂くご相談です。

ちーさんが体験されたように、結婚前にはたくさんあったセックスが、結婚と共に減って行って義務化(作業化)して、だんだんレスになるパターンはとても多いですね。

独身時代のセックスは「彼女は俺のもんだ!!」を確認する目的もあり、また、心理的に距離があるのでそれを縮めるためにも有効であり、さらには、それゆえ新鮮さもあり、失う可能性から生まれる不安も刺激物となり、セックスの回数も多く、濃度も高いものになります。

しかし、釣った魚にはエサをやらねえ、のように、結婚して「俺のモノ」になり、距離が近付いて「家族」となり、新鮮さは薄れ、失う可能性も少なくなるとなれば刺激も少なくなり、セックスの回数は減り、薄っぺらいセックスになるのです。

例えば、セックスについてお互いに話し合った経験はありますか?
セックスが自分にとってどのような意味があるものなのか。
セックスがあるころでどれくらい自分が幸せを感じられるのか。
そして、どんなセックスをこれからしていきたいと思っているのか。

セックスが愛し合う行為であることは、皆さん、頭で理解していることと思います。
これは男性も女性も同じです。

でも、セックスがどのように二人の愛を育ててくれるのか?どんなセックスがつながりを深めてくれているのかは、意外と理解していなかったり、共有できていなかったりするのかもしれません。

だから、性欲の処理、夫婦だからする当たり前の行為、子どもを作るための義務としか感じられなくなるんです。

そしたら、やっぱりレスになりますよね。そこに気持ちが伴っていないから。

また交換書簡の中でも触れたかと思いますが、男性の性欲は30代、40代と右肩下がりです。一方女性は右肩上がりです。
だから、結婚していても、していなくても、その世代になると女性から誘う回数が増えて行くのが自然です。

でも、ちーさんのように、独身時代にその気がなくても誘われていたようなケースだと、「セックスは彼から誘いかけてくれるもの」という思い込みが生まれてしまいます。
それと同時に「どうしたら彼をその気にさせるのか?そもそも、どうしたら彼とベッドインできるのか?」というスキルがまったく培われなくなります。

もちろん、それは無理なきことです。だって、勝手に供給されていたんですもの。

だとすれば、それこそ20歳そこそこの男子がどうしたら彼女とセックスできるかを必死に考えているように、女性の方がどうしたら彼とセックスできるかをあれこれ考えて実践してみることがお勧めなのです。

もちろん、一発でうまく行くことは奇跡かもしれません。
考えて行動してみて失敗して凹んで、そしてさらに考えて行動して失敗して凹んで、でも、前回よりちょっと進展して自信になって、そして、また考えて・・・を繰り返していきます。

料理を学ぶのと同じ。
車の運転と同じ。
彼をベッドに誘うのも「スキル」なんです。

男性心理のひとつ。

>3年前に中折れしてそれっきりになりました。

中折れしちゃったときの彼の表情って覚えてますか?
また、中折れしちゃったことによって、彼がどれくらい自信を失ってしまったのか、想像できますか?

人にもよりますけど、男性の場合、中折れしちゃったというのはものすごいショックであり、一気に自信を喪失するものです。

女性は男性が中折れしても「ざーんねん!また今度頑張ればいーよー」と思うかもしれませんが、男性にとってはその言葉が耳に入らないくらいショックです。

男として自分はもう終わりなのではないか?
自分はもう女性を喜ばせることはできないのではないか?
自分は男としてもう役に立てないのではないか?
情けない。
恥ずかしい。
この年齢でそうなるなんて許せない。

そんな気分になってしまうのです。

恥ずかしいし、自己嫌悪が止まらないし、自信喪失するし・・・。

>私は自分軸でいこうと思い、「私はあなたとセックスしたいけど、あなたはこれからどうする?協力してくれる?」と聞いたら夫はすねて黙り込んでしまいます。

そうして伝えられたことはとても素敵なことだと思います。
確かに自分軸だし。
そして、伝えた内容も「 」内の通りではなかったかもしれないけれど、あながち間違っているとも思えません。

ただ、彼は前述した中折れ事件による衝撃も彼に与えた影響が大きいのかなあ。
すっかり自信を失って、セックスする気が失せてしまっているのかもしれないです。
「どうせ、自分は彼女の期待に応えられないだろう」というわけです。
そしたら、その言葉は強いプレッシャーになってしまいますね。

こういう時、もう3年も経っているのに?というのは、あまり通用しないですよね。

「私はあなたとセックスがしたいの。」

これだけでも良かったかもしれません。
まずは。

そして、「それくらいあなたのことを愛しているの」という表現をしてみると良いかもしれません。

普段、ちーさんご夫妻がどれくらいスキンシップがあるのかは分からないのですが、愛情表現はいつもされていますか?

「好き」と言ってみたり、キスをしたり、ハグをしたり。
何かの折に感謝を伝えたり、「一緒にいられることが幸せ」みたいな言葉を伝えていたり。
そして「セックスしたいなあ」という言葉も時々は入れ込んでみるといいかもしれません。

昔、20年近くレスだった50歳くらいのご夫婦をセッションしました。
離婚の危機を迎え、ご主人が献身的に奥さんの話を聞くようにしたら、奥さんの気持ちが変わり、「こんなにも自分を愛してくれる人はいない」と悟るに至りました。
同時に、グッと反論したい気持ちをこらえて奥さんの話を聞いているうちに、ご主人は「自分はこんなにも妻を愛していたのか」ということに気付きました。

その後、しばらくは週7回の生活が続き、奥さんは腰をちょっと痛めたほどです(笑)

ご主人は「20代の時よりも硬くなりました」と精力剤の宣伝コピーのようなセリフを朴訥と話されました。
奥さんは「私、主人と一緒にいると、いつでも準備OKになってしまうの」と顔を赤らめながら告白されました。

愛とつながったとき、年齢は一切関係ないようです。

ちーさんたちご夫妻も、おそらく、そのことを実感するために今の問題を起こしているのかもしれません。

そしたら、まずは奥さんから、ご主人への愛をより実感していくことにしましょう。

みさんほさんからのお返事はこちらからお読みいただけます。
http://cherryblossom51.net/wordpress/?p=1406

みさほさんとの「リアル交換書簡」
大阪:8/25(土)18:00-20:00
根本裕幸×右京みさほ presents リアル交換書簡 セクシャリティを開くトークライブ

大阪:8/25(土)18:00-20:00 根本裕幸 × 右京みさほ presents リアル交換書簡 セクシャリティを開くトークライブ

過去の交換書簡。
1)根本さんへ。肌を重ねたら「好き」になっちゃう。これって男性もあるのかしら?
2)みさほさんへ。男には恋とセックスが別という思いがあるのかも。
3)根本さんへ。「ハンター女子の秘密の暗号」のこと。
4)みさほさんへ。男にとってオナニーが日常、セックスは夢の世界。
5)根本さんへ。愛される女性は毎日がオナニーです。
6)みさほさんへ。愛する女性がセックスが素直に好きだって振舞ってくれたら最高です。
7)根本さんへ。今度その理由をこっそりと私にだけ。耳元で教えてくださいね。
8)みさほさんへ。男は自分は変態で、セックスが下手だと思っているから、受け入れてくれる女性は最高です。
9)根本さんへ。2人でだったら怖くないと。そう思っていいですか?
10)みさほさんへ。男って意外に自分がどんなセックスを望んでいるのか知らないものなのかも。
11)根本さんへ。頑張らないから身も心も気持ちいい、そんな未来があります。
12)みさほさんへ。自分の気持ちに素直になれることが甘え上手になり、脱自立系の秘訣ではないことかと思うのです。
13)根本さんへ。出すことこそ快感


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