(2/17)夫婦の会話

すっかり日差しは春ですね。
冷たい風とのコントラストが気持ちいい日でした。

髪の毛が伸びてたショコラ(パピヨン、牝、2歳)を美容院に連れて行きました。
小型犬のくせに2時間もかかるんですよね(僕の頭は1時間以内)。
その間にフィットネスクラブで泳いで、マッサージを受けて見ればあっという間に時間は過ぎていきます。

すっかりリフレッシュして、ショコラを迎えに行った後、いい感じでぼぉーっとスターバックスでお茶していました。
ちょっと風が冷たかったのですが、こういうときはショコラを膝の上に載せておけば、湯たんぽ代わりになって、あったかいんですね。
奴も膝の上で丸くなったりして、ブランケットを借りなくても寒さをしのげます。

そうしていると、通りすがりの女の子達が何人もこちらを見て「かわいいー!」とか、気を引くような仕草をするんです。

( ̄ー ̄)ゞ フフッ

目線を僕に合わせてくれないところがちょっと気になりましたが、なおさらいい気分が加速しました・・・。

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ま、↑こいつが目当てだってこと、単なる僕は“飼い主”だってこと、分かってるんですけどね・・・。
そんな妄想もたまにはいいんじゃないかとね・・・、思うんですよ・・・。
今度、ショコラがいないときにも言ってね、女の子達よ・・・。

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さて、月曜日は毎週家族会議の日。
普段忙しくて、お互いゆっくり話をする時間が少ないので、週に1度、こうした時間を持つようにしているんです。
16日もクエ鍋をつつきながら、家族会議は開かれました。
(クエは初めて食べたんですけど、けっこうおいしかったです!)

先週は僕の仕事が忙しく、かつ、妻も体調が不安定だったりして、ほとんど話が出来なかったんですね。
だいたい、妻のほうから「今日、家族会議だよねっ!」て念押しが入るときは何かがあるときなんですが、やっぱり寂しくなってたようでした。

妻は今日一日にあったことを何でも話したいタイプです。
僕は対照的に出来事を話すことはあんまり得意な方ではありません。
だから、妻は僕が仕事のことや一日の出来事を話してくれないと不満を感じます。
一方、妻が一日の出来事を話すのを聴くのは僕が不満を感じる・・・はずですが、実際は育った環境のおかげで、聴く分には特に不満は感じないんです。
おしゃべりな家族(母&妹達)や昔の彼女達のおかげで、後天的に話を聴く(聴かされる)ことに対する免疫はたっぷりつけてまいりました。

一般的に男性は井戸端会議に意味を見出せないし、女性は男性の話を理屈っぽいと一蹴したくなるように、男女のコミュニケーションは水と油なんですよね。

彼女に僕に合わせて論理的に話せ、というのは無理があるし、
僕が今日一日のことを妻が期待するように話をするのも無理があります。

だから、「どう話をするのか?」という二人の間の共通言語(二人のやり方)が必要になってくるんですね。
妥協点、というよりも、歩み寄りなんですけどね。

うちらの場合は、僕がこういう仕事をしているってこともあって、妻をカウンセリングする・・・ということがそのやり方のひとつです。
占い好きで、カウンセリング好きな奥さんですから、これには嬉々として乗ってきます。
僕も好きでカウンセリングしてるわけですから、こういう展開は望むところです。

ところが・・・。
普通のカウンセリングでは僕が当事者になることってまずないですよね。
でも、妻をカウンセリングする場合、・・・、多くの場合、思い切り僕自身が当事者です。
「夫に不満があるんです。。。仕事と私とどっちが大切なのかしら?っていつも思って寂しくなるし、家出なんかもしたくなるんです・・・」
なんて言葉を聴くと、「それはしんどいですね・・・」と答える前に、心に何かがブスッと刺さる音が聞こえます。

痛い・・・。

そして、その言葉を受けて、
「仕事に嫉妬してしまうんですよね?ということは、あなた自身が何か“女としての自信”を今は感じられないってことってないでしょうか?あるいは、女としての自分に自己嫌悪してるようなところってありませんか?」
と切り出すところですが、これも言い方ひとつ間違えると『妻に責任転嫁している情けない夫の図』になってしまうわけで、非常に絶妙なバランス感覚が求められます。

普段感じない種類のプレッシャーをひしひしと感じます・・・。

目の前に地雷原が広がっているような感じがします・・・。

・・・ま、こうして、僕のカウンセリング技術は磨かれてきたわけですが・・・。

妊娠したり、子どもができたりすると「女としての自分」をどうしても抑圧してしまうようになります。
意識が変わる(広がる)からなんですけどね。
「ほんとに愛されているんだろうか?」
「こんなお腹の出た私なんて、きっと魅力的に見えないに違いない・・・」
などと、頭では「そんなことはない」「ちっとも変じゃない」て分かっていたとしても、裏腹な心がいっぱい出てきたりします。
それが不安を作ったり、寂しさの素になりますね。
特に「女の部分」で、それを感じますから、そこが強くなれば、プチ家出や浮気、喧嘩、離婚の原因へと繋がっていくようになります。
(つまりは、「女」を感じられる行動に出る、ということです)

妻も知らず知らずのうちにそんな気持ちをたくさん溜め込んでしまっていたようで、改めて今の本音を聴くことができました。
僕もなかなか気づけない部分ですから、僕としてもありがたいことです~。

そうして繋がりを確認できると、すっきりした気分でまた先に進めます。

16日はこの方法が奏功したのでご紹介してみました。

失敗するときは・・・もちろん、喧嘩になりますねっ!
しかも・・・
「カウンセラーだからって偉そうなこと言うくせに、全然分かってないやん」
「そういうお前だってカウンセラーやろ?何が分かる言うねんっ!」
と、とてもドロドロっとしてまーすっ♪
(無理に明るく言ってみましたが・・・)

(2/16)ゆっくり歩いてみる。

この欄を読んでくださってるお客さまから感想を頂くことも増えてきました。

ありがとうございます・・・

「次の面談の予約取ろうかな?と思って、毎日予約状況のスケジュールを見てるんですけど、毎日のように○が×に変わってしまって、まるでビンゴゲームみたいですね・・・」

うまいこと言いますね・・・。

それから、今日学んだこととかを書いてるので「あ、これ私のことだっ!」と思われる方もいらっしゃって、その感想を頂くことも増えました。

「嬉しい」、「恥ずかしい」から、「あの話はそういう意味だったんですね・・・」とか「いい記念になります!」とか。

僕がちょこっと書いてたことから即座に何かを学び取ってくれる方もいらして、ほんとありがたいなあ・・・と思います。
改めて気持ちが篭ります。

「毎日毎日更新して、大変じゃないですか?」とか「ホームページの更新とかもされてるんですよね?よく続きますよね」なんてお言葉を頂くことも多いのですが、そういう時の答えは決まってるんです。

趣味ですからっ!!

好きなんですよね・・・こういうこと。
文章書いたり、ホームページをいじったり、、、。
じゃなかったらこんなに続かないんだろうな・・・としみじみ思います。

カウンセリングをしていても、本を読んでいても、テレビを見ていても、お茶をしていても、新幹線の移動中も、お風呂の中でも、カウンセリングやネタのことばかり考えてます。

「お、このネタ使える!」って思えば、忘れないようにメモしたり、ケータイから家のPCにメール送ったりして。
忘れっぽいし、直感なんてすぐに消えることも多いから、「あ、これ使える!」と思ったほとんどは使えないんです・・・。

おかげで毎日の充実感は数年前よりも何倍もアップしましたよ。

でも・・・やっぱ・・・ワーカホリックなんですかね・・・。

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15日のカウンセリングのテーマはなんだったんだろうな???と帰り道にぼぉーっと考えながら帰ってきました。
これっていうひとつのテーマは無かったようにも思えるし、どれも共通したものがあるようにも思えるし。
コンプレックス?
無価値感?
疲れを癒す?
才能?
・・・。

そういうときは無理やりひねり出さずに、気付きを待つのがよさそうですね・・・。

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カウンセリングが連日続くと僕もさすがに疲れを感じるときがあります。
1日の最後のカウンセリングを終えて、部屋の片づけをしてるときに「ん?おれ、疲れてるかな・・・」と思ったり、酔うはずのない一杯のビールで少しほろ酔いになったり(これはこれでラッキー!(笑))。

今週はあまりフィットネスにいけなかったこともあって、少しストレスフルだったかもしれません。
そういうときは、ちょっとリラックスさせるために、帰り道を工夫します。
あえて、ゆっくり、ゆっくり歩いてみるんですね。
あんまりゆっくり歩く必要はなくて、普段より少しゆっくり目に、ちょっと歩調を意識しながら歩いてみるんです。
のんびり歩くようなイメージかな。
けっこう気分、落ち着きますよ。
普段より風や空気をよりリアルに感じることもできますしね。

16日は僕の休日。
何して遊ぼうかな・・・と、また今夜は色々考えてしまって眠るのが遅くなりそうです(笑)

(2/15)小悪魔ちゃん。

14日はとても暖かかったですね~。
大阪では17.6℃まで気温が上がったらしいです。
しかも、春一番が吹いたそうですね~。
春じゃん。
嬉しい~。
鼻歌が漏れてきます~。

冬も好きだけれど、春になっていく感じがいいんですよね~。
(たぶん、このこと、昨年、一昨年と毎年書いてますね・・・)

とてもぐっすり寝た次の晩は、とても寝つきが悪くなる僕ですが、13日の晩もやっぱりなかなか寝付けなかったですね。
寝ダメが利くのか?と思って、あまり眠らないと次の日、大変なことになったりして。
もう若くない・・・( ̄□ ̄;)!!証拠です。

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14日のカウンセリングは自分自身の枠を広げるテーマが多かったです。
ここ数日、そんなテーマが続いていますね。
自分をちっぽけに扱ってしまったり、「心が狭い」と思い込んでしまったり、人は自己評価をすごく低めに設定しがちです。
それは怖いから、自信がないから、失敗したから、、、いろんな理由や気持ちが隠れています。
でも、僕から見れば、本当にたくさんの可能性を持ってるように見えるんです。
「もったいないなあ・・・」と思うこともたくさんあります。
もちろん、そんな自分を出せない理由ももちろんあるんですけどね。
そんな理由(=心の痛み)を取り除いたり、枠を広げていく練習をするのがカウンセリングでもあるので、そんなお手伝いをさせてもらえるというのは凄く嬉しいです。
人が成長していく姿は、ほんま、美しいものですから。

自分をうまく出せないなあ・・・とか、自分を押さえ勝ちだなあ・・・という方に僕がよくお伝えするのは
「『悪い子ちゃん』になってくださいね」
ということ。
小悪魔ちゃんになるつもりぐらいの方がちょうど良かったりするんです。
特にいい子ちゃんをしてしまう方にはお勧めです。

※既に悪い子ちゃんになってる方は「小天使ちゃん」を目指してください・・・(笑)

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それから、チョコレート下さった皆さんありがとうございました!\(^o^)/
おいおい、こんなにもらったの生まれて初めてだよ~というくらい頂きました!
(そう書くといくつぐらいもらったと思われます???すごく想像膨らむでしょ?きっとその数は裏切られると思いますよ~(笑))
ほんま、ありがとうございます!!
これでまた脂肪を溜め込んでも言い訳できます~!!!

(2/14)春はあけぼの・・・。

13日はとても温かい一日でしたね・・・。
いやー、もう春かぁ?と、カウンセリングルームに向かう道すがら、気持ちもとても明るいものでした。
やはり、春を感じるとうきうきしたり、気持ちが高揚していきますね。
このエネルギーにちゃんと乗って行きたいなあ・・・。

陽気の良さもあるんですが、それもそのはず、昨晩は思い切りぐっすり眠ったので、ほんと元気でした(^^)

今、うちは家庭内別居中で、寝室は別なんですね。
(僕は眠っている間に暴れる性質があるらしく、お腹の赤ちゃんを守るために、妻はベッド、僕はお布団で寝ています)

それで時々、朝一度起きた後で、お互いの寝床に出かけるのです(夜這いだったら、平安時代風でお洒落なんですけどねえ・・・)。
甘えるために出かけるので、くっついた途端に強烈な睡魔に襲われることもしばしばで、13日の金曜日も、妻のベッドにもぐりこんだ途端、意識を失いました。
妻の体からは強力な睡眠促進剤が発散されているのではないかと時々真剣に考えるくらいです。

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昨日のこの欄で月のことを書いたのですが、月の呼び名って色々あるんですね。
今読んでいる「懐かしい日本の言葉 ミニ辞典」(藤岡和賀夫著、宣伝会議社)にちょうど月の呼び名が書いてありました。
満月から、一日過ぎるたびに、十六夜(いざよい)、立待月(たちまちづき)、居待月(いまちづき)、寝待月(ねまちづき)なんて呼ぶんですね。
一日ごとに月の出が遅くなって、立って待っていると出る(立待月)、座って待っていると出る(居待月)、寝ながら待っていると出る(寝待月)、と何とも風流で。
ちなみに「根本はたちまちこの仕事を片付けた・・・」という「たちまち」の語源も、この「立ち待ち」らしいです。

この本、絶滅の恐れのある日本語を紹介しているんですけど、きれいな言葉も多く、日本語っていいなあ・・・と実感しています。。。
「たおやか」とか「凛とした」、「そこはかとなく」なんて、とても美しい響きがしますよね。

特にカウンセリングでは感情や状況を説明するときに『言葉』を使いますから、その感覚にぴたっとフィットする言葉がすーっと出てくるといい流れができるんです。
言葉に詰まってしまうと、その場のエネルギーも滞ってしまいがち。
だから、言葉はとても大切にしたいし、学びたい気持ちが強いんです。

#こういうことをよく書くので「根本さんって線が細くて、もっと繊細な感じだと思ってました・・・」と期待を裏切られるお客さまが多いようです・・・(涙)
いやー、繊細なんですよ、繊細なんですってば。
見た目は色んな意味で裏切ってるらしいのは認めますけど・・・ははは(乾笑)。

(2/13)イライラを納める

オレンジ色の下弦の月が妖艶に見えますね。
写メールしようと思ったら、ケータイには小さすぎて撮影できませんでした・・・。
きれいなのになあ・・・。

夜になってから、どうも落ち着きがなくなってしまい、妙にイライラしてるので、気分転換を色々図らねば・・・。
こういうときって、知らないうちにストレスが溜まってる証拠なので、いつもの長風呂→お布団コースが麗しいのですが、まだ仕事が残っているので、手っ取り早い方法を試してみます。

1.月を見ながら一服。効果は一時的。部屋に戻ると元に戻る。

2.部屋の空気があかんねや・・・と窓を開けてみる・・・が、身重の妻がソファに寝てたので保留。あんがい、これって効果的なはずなんですけどね。部屋のエネルギーが滞っているとイライラしますから。

3.12日に届いたお気に入りのミネラルウォーター「コントレックス」一気飲み・・・夕方からカウンセリングしながら既に1リットルほど飲んでいたのでお腹が緩くなっており、断念。なんで下痢なんだろう?と思ってたら、こいつのせいでした。ま、1.5リットル12本ゲットしましたので、しばらく楽しめそうです!

4.ソファに寝てる妻に甘える・・・効果絶大だが、眠たくなってしまうので長居は無用→解決せず。

5.やっぱり・・・酒ですかね( ̄ー ̄)ゞ フフッ・・・さあ、仕事をさっさと片付けて一杯飲もう!と思っていたらイライラが納まる・・・。

結論:やっぱりニンジンをぶら下げるのがよろしいようで・・・。

イライラが納まって気が付いてみれば、音楽をかけたり、アロマの芳香を漂わせたりするって方法もあったんですよね。
これは僕もよくやる方法です。

あと、水飲むと気分は落ち着きますよっ!!という話をこちらでしています(宣伝)
しかも、写真付きっ!!!

(2/12)もやもやした心

カウンセリングルームで過ごす一日はあっという間に過ぎていきます。
いい天気だなあ・・・と空を見上げながらカウンセリングルームに入り、出てくる頃には満天の星空・・・は見せませんが、すっかり暗くなってます。。。
そういえば、愛妻弁当を持ち込むようになって丸一日外に出ないことも増えました・・・。
これも引きこもりなのか???(笑)

自分の気持ちを見つめる・・・という話題を11日はたくさんしました。
皆さんも心がもやもやとしていたり、何かすっきりしない気分のときもあろうかと思います。
カウンセリングの中でも時々話題になるんです。
どんな状態なのかというと、一言で言えば「感じたくない気持ち」が心の中にある、ということです。

僕達は心で感じた気持ちを頭(意識)で認識します。
寂しさを感じるということは、心が感じている寂しさを頭が認識できるということです。
ま、いわば、心の状態に「寂しさ」というラベルをつけるわけですね。
ところが、時々わけの分からない感情・・・つまりは、ラベルをつけられない感情に出会うことがあります。
あるいは、本当は分かるんだけど感じたくない感情があるときには、あえてラベルを付けないようにして、無意識的に誤魔化そうとするんです。
それがもやもやの原因だったりします。

例えば、「怒っちゃいけないっ!」と硬く決意している人がいたとしましょう。
彼が「怒ることは子どものすることだ。僕は大人だから決して怒ったりしないんだ・・・」と強く思っているとしたら、もし自分が怒りを感じてしまったときはそれを「怒り」だと認めたくなくなります。
そうすると、怒りは感じているのに認識されない状態になり、もやもや感が残ったりします。

また、あるいは悲しみに寂しさがミックスされたような複雑な感情に出会うこともあります。
あるいは、好き、と、嫌い、という一見矛盾するような感情が自分の心の中に出てくることもあります。
そういうときって、自分でも何を感じてるのかが良く分からなくなるんですよね。
「んんん・・・?俺は悲しいのか?それとも寂しいのか?」なんて路頭に迷うがごとくです。
こういうときももやもやしたりするものですが、案外、そういう場合は両方正解だったりします。

「私はどんな気持ちなんだろう?」
「僕は何を感じているんだろう?」
と心に意識を向けてみることが、もやもや感脱出のひとつの鍵ですね。

(2/11)月明かり

僕は冬は嫌いなシーズンではないんですよね。
(だって、天然のダウンジャケット着込んでるし・・・)

その好きな理由のひとつが「月明かり」だったりします。
高校生か中学生の頃、部屋の明かりを消してぼぉーっとしていると(深読み禁止)、ふと部屋が明るいことに気づきました。
当時の僕の部屋は東・南向きで、家の周りには街灯もまばらだったんです。
「なんでだろう?」(当時はまだ関西弁は未修得)と思って、窓を開けてみると青白い月の明かりが差し込んできていて、とても幻想的な気分にさせられたのを覚えています。
なんだか嬉しくなって、ベッドの上を転がってみたりしたものです。。。

その後、浪人時代を過ごした名古屋でも、大学に入って引っ越してきた大阪でも、その習慣はしばらく続いていたように思います。
でも、いつしか社会人になり、毎日十何時間も働くような日々がやってくると、自然と月を眺める余裕もなくなってしまっていました。
しかも、街灯がたくさんある街に住んでいたので、会社帰りにも、セミナー帰りにもはっきりとした「月明かり」に出会うことは少なくなっていました。

もちろん、時折思い出しては懐かしい気持ちになったものですが、余裕がないためか、年齢を経て寒さを感じるようになったためか、じーっと月を見つめて物思いに耽ることもありませんでした。
(けっこう僕は昔から物思いに耽る・・・ま、単にぼぉーっとしてるとも言いますが・・・ことが多かったようです)

今、ちょうど満月前後なの、皆さんご存知でしたか?
ホタル族の僕は仕事が終わって、一息つくためにベランダに出て一服してました。
そのとき、ふとかがんだ瞬間に街灯じゃない明かりを見つけたんですね。

おぉ・・・。

銀色、青白、なんと表現してよいか分からない美しい月が凛として輝いていました。