「手放せるくらい彼を愛する」ためには何が必要なのだろう?



うまい寿司を作るには仕込みが大事なように、手放せるくらい彼を愛するためにもきちんと仕込みをしておく必要があるものです。
そして、それもまたふだんブログでお伝えしていることなのですが、自分軸だし、自己肯定感だし、女としての自分に自信を持つことだし、与えることだし、なのです。

こんにちは。根本さんのブログを毎日熟読させていただいているアラフィフです。
最近の語録集内の過去記事「手放せるくらい彼を愛せますか」「自分の本能に従って生きる」が胸に刺さります。。。
失恋の相談です。4年前に1年ほどお付き合いした、成人したお子さんが二人いるバツイチの方に「結婚はできない」と振られてから2年半。根本さんのブログを読み漁り、カウンセラーさんに泣きつき、手放し本を読み、ようやく彼とじゃなくても幸せになれる、と思えた矢先に彼と再会。これは運命?!とこの復縁には女性性を優先させて彼と接し、前回以上にとてもうまくいっていると思っていたら、急展開のまたの別れ話。
「自分の心にいつも穴が空いている。自分が幸せじゃないのに君を幸せにする自信はない」「僕といても時間の無駄だから、他にいい人を探してほしい」。。。
離婚した奥さんや私も含め、過去にお付き合いした女性たちとも、この親密感への怖れでお別れしている模様。
「本能に従って生きる」の記事にもありましたが、私は初対面で男性にビビビを感じるタイプです。この彼の匂いがたまらなく好きで、おまけに体の相性が良すぎて、本能で惹かれてしまったのか。。。2度も振られたのに。。。
母や姉を教訓に、女性は経済的に自立せねば!と頑張ってきましたが、恋愛に関しては依存なんだなぁ。。。こういう本能+情熱の女が「手放せるくらい彼を愛する」境地に至るまでのプロセスをご教示いただければ幸いです。。。
(Kさん)

不思議なことに「もう大丈夫!」と思った頃に彼と再会する事件が日本各地(いや、世界各地)で起きているようでして、「全然大丈夫じゃなかった!」という気づきを与えてもらっているようです。

それでいて、野良猫魂を発揮して親密になれば去っていくし、去って行ったらまた戻ってくるし、と野良猫君はみなさまの自分軸確立に大いなる試練を与えてくれる鬼コーチみたいなもんですね。

手放せるくらい彼を愛せますか?」という記事、たいへん評判というか激痛が走る記事ということでMな女子たちには喜んでいただいてまして、カウンセリングなどでも質問が相次ぐんですよね。

>こういう本能+情熱の女が「手放せるくらい彼を愛する」境地に至るまでのプロセスをご教示いただければ幸いです。。。

という風にご相談された場合、「ほんとうにそれでいいの?」とお聞きするんです。
つづけて「どれくらい覚悟ある?」とも。

そして、「なぜそれをしたいの?」という質問もします。

どうでしょう?

こんな意地悪な質問を連発されたらカウンセリングを受けに来たことを後悔しちゃいそうですよねー。「やっぱスーパーカウンセラーってのはイジリであり、真実ではないのだ」とか思っちゃいますよねー(それは正しいです。)。

でも、「もう手放したいです」の理由が「苦しいから」とか「早く次に行きたいから」とか「時間がないから」とか「彼に振られたから」だと、根本先生からは「それって自分のことしか考えてねーじゃん」ときつい指摘が入ったりします。

「手放せるくらい彼を愛せますか?」という文言にあるように、手放す目的は「大好きな彼の幸せのため」です。

「あたしが彼を幸せにしてあげたかったけど、それは難しいみたい。だったら、彼が幸せになるためにあたしが離れてあげる。大好きな彼が幸せになるんだったら相手があたしじゃなくてもいいじゃない!」

現代風に言えば「推しの結婚」が想像しやすいかもしれません。

そういう境地に至ろうってときに手放す理由が自分のことばかりだったら難しいですよね。

しかも、これを犠牲でも我慢でもなく、愛からしようってんですから、めちゃくちゃ難易度は高いです。

それこそ、懐に自害用の短刀を忍ばせて決死の覚悟で取り組むことが求められるのです。

だから、それだけの覚悟はありますか?とお聞きするのです。

本来、「本能+情熱の女」というのはこの境地に至りやすいものです。

大好きな人が幸せになることを“つい”喜んでしまうのが本能ですし、情熱的に愛してきた分だけ、彼の幸せを情熱的に願えるようにもなります。

だから、矢印がどこを向いているのか?というのが大事なのですね。

この「手放せるくらいの愛」については様々な準備が必要です。

まず、自己肯定感は高めであること。まあ、高いか低いかの基準は難しいですけれど、自己肯定感が高ければ高いほど、ひとりの人に対する執着は低くなります。

「彼も素敵な男で、相性もぴったりだったけど、きっと他にもそんな男はいるよね」と考えられるからです。

自己肯定感の中でも「女性として」という部分がポイントになるので「女としての自信」がある程度は備わっていたいものです。

それから「自分の愛に自信を持つ」ということ。

これも最近の語録集内の過去記事で書いてくださった方がいらっしゃったような気がするのですけど、そして、これも結局自己肯定感とつながるんですけど、自分の愛が素晴らしいものであることを“知っておく”のはとても大切なことです。

いわば「あたしに愛される男って幸せよね!」という意識を少しでも持っておきたいものです。

また、そもそも「与える」という意識がデフォルトで設定されていることも大切な条件になると思います。

彼を喜ばせたい!彼を笑顔にしたい!彼を気持ちよくさせてあげたい!みたいな思いがあることなのですが、できればその純度は高めが良いです。

つまり、「彼を喜ばせてあげれば彼はあたしから離れていかないだろう」「あたしから離れていかないように彼を気持ちよくさせてあげたい」というのは“取引”といって「与える」行動ではありません。

「手放せるくらい彼を愛する」というのは、それこそ「与える」ということのひとつの表現なわけです。

そうすると人によっては「犠牲」という文字が出てくると思います。

この手放せるくらい愛することが難しいのは、それが犠牲になりやすいからですね。

我慢して手放す、ほんとはイヤだけど手放さなきゃ、という心境ではとてもとても無理です。

「犠牲」は「愛」ではありませんから、ほんとうに「彼のために」という思いが大事なのです。

つまりは「自分軸」であることが必要ってことです。

「彼を手放す」ということは苦しいことですよね?できればしたくないですよね?でも、その一方で彼の幸せを願う自分もいます。

しかし、そうして彼にばかり捉われていると「他人軸(彼軸)」になって自分を見失います。

自分を見失っちまったら与えることも愛することもできませんから手放すことだって無理です。

だから、自分軸、すなわち、自分の選択において、彼を手放す必要があるんですね。

そうなるとやはりヴィジョンって大事だと思うのです。

彼を手放した先の未来を描くこと。

その未来が明るくなければ、いや、明るいことを信じられなければ、そんな大好きな彼を手放したいとは思えないのが人間です。

こうした条件が整ってくると「手放せるくらい彼を愛せる」という境地に至ることができます。

要するに、自分軸を確立し、自己肯定感をあげ、自分の価値に自信を持ち、自分の愛にも自信を持ち、与えることに喜びを感じられ、明るい未来を信じられる、、、、そんな自分にオレはなる!というのが、そこまでのプロセスと言えるでしょう。

なんか絶望しました?
えー、あたしにはむりー!と思っちゃいました?

それとも武闘派らしく「やる気になってきた!」って感じでしょうか?

Kさんのお話。

>「本能に従って生きる」の記事にもありましたが、私は初対面で男性にビビビを感じるタイプです。この彼の匂いがたまらなく好きで、おまけに体の相性が良すぎて、本能で惹かれてしまったのか。。。2度も振られたのに。。。

それだけ本能的に彼に惹かれているのに、なぜ手放そうとするのでしょうか?

例えば、揚げ足取りになりますけれど、

>離婚した奥さんや私も含め、過去にお付き合いした女性たちとも、この親密感への怖れでお別れしている模様。

という表現を見れば分かるように「彼のせい」にしているところってありませんか?

「匂いがたまらなく好きで、体の相性も良すぎるのに、あいつの親密感への怖れであたしは振られちまったよ」って思っていませんか?

「絶対あたしたちは相性抜群でうまくいくのに!」って思っていませんか?

もし、そういう気持ちが強いのであれば「手放す」なんてのはまだまだ先の話ですよね。
そんな気はないんですから。

冒頭のような質問をするのも、「あなたの本音はなあに?」ということが知りたいからです。

昨日もそんなカウンセリングをしたんですよね。

夫もいて彼もいて、どちらかに選べなくて10年近く関係を続けちゃって、しかもそれが楽しいと思う自分がいて。

決めなきゃいけない、と思ってカウンセリング受けまくっているんだけど決められなくて。

だから「あのー、楽しいんですよね?で、9年も決められなかったんですよね?じゃあ、無理なんちゃいます?そんな楽しいことを捨てるなんて人ってしたくないですから。だから今の状態だから決められないでしょ。だから、決めようとしないほうがいいですよ」とお伝えしました。

「本能に従って生きる」ってのは「自分の気持ちにとことん素直になりなさい」って意味でもあります。

頭で何を考えようが「楽しいことをなんでやめなきゃいけないの?」と思うのが私たちの心です。それは分かりますよね?

ゲームを楽しんでるときにお母さんから「もうやめなさい!宿題しなさい!」と言われたら「もうちょっと、あともうちょっと」って先延ばししたくなるでしょう?それで、お母さんに怒られたくないから宿題をするんですけど、全然やる気はないですよね?

Kさんの話で言えば、「たまらなく好き」「相性が良すぎる」相手を手放したいとは心は思ってないと思います。

もっと一緒にいたいし、もっと匂いを嗅ぎたいし、もっとセックスをしたいと思ってると思います。

そして、親密感への怖れから自分を振った彼に怒っているでしょうし、「この根性なし!!」と叫びたい気持ちでいっぱいでしょうし、「逃げるな!!」と言いたいでしょう?

まずは自分の気持ちに素直になってみましょう。

好きな気持ちも、嫌いな気持ちも、ムカつく気持ちも、ごめんなさいも、ありがとうも、全部素直に認めてみましょう。

「手放し」への第一歩としてよく「御恨み帳」をご用意するわけですが、その目的は自分の気持ちを“すべて”認めることです。

悲喜こもごもな感情を洗いざらい認めて心を整理していくんです。

そこが出発点になります。

「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
*セミナー動画『本気の手放しワーク』
*セミナー動画:「自立系武闘派女子のための恋愛講座~過去の恋を清算する、棚卸しと手放しセッション!~」
*セミナーDVD『手放す愛で夫婦関係に奇跡を起こす~愛で問題を解決するセミナー~』

で、ネガティブな感情をどんどん解放していくうちにだんだん愛が見えてきます。

そうすると「手放せるほど愛する」ということが案外するっとできてしまいます。

リトリートセミナーだとこれをロールプレイというセッションでできるのでものすごく早いです。体感が付いてきますから、心も納得しやすいのです。

なので手放したいモノ・人がいる場合はぜひともお勧めしたいセミナーです。

◎【5/3,4,5受付中!】ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398

また、自分軸だの自己肯定感だの女としての自信だの与えるだのってところに取り組んでいくとKさんの隠れた才能みたいなものも見えてくるものです。

例えば、セクシャリティがほんとうに豊かで、それをより解放することが求められていて、そうすることで大人の色気がふわっと香るように出てきて、それが男を虜にするフェロモンだったりするかもしれません。

だから、カウンセリングも受けられているとのことであれば、そうした方針で進めてもらえばいいんじゃないでしょうか?

そういう意味でも改めて「自分」と向き合っていくことにしましょうか。

◎大阪:3/20(水祝)、東京:3/24(日)12:00-17:00 ゆるむ・解放する・アク抜きする・頭を空にするワークショップ
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/51973

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戦闘力上がりすぎてひとりで頑張っているあなたへ1日5分、スキマ時間にととのう本(ハーパーコリンズ社)

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