気になる人がいるのですが、恋愛経験が乏しく異性へのアプローチ方法が分かりません。



気になる人にアプローチを仕掛けるのは足元を固めてから。じゃないとコケます。
今までの人生にちゃんと価値を見てあげること。
そして、今の自分、すなわち、女の自分をもっと楽しむこと。
コンプレックスを言い訳にせず、今を楽しむこと。
彼へのアプローチはその後に考えるものなのです。

~自己評価と他者評価を分けて捉えることのススメ~2024年2月25日

自立系武道派47歳独身女性です。最近、綺麗だと言われるようになってきました。
若い頃からパッとせず、可愛い友人がモテてるのを羨ましく思っていました。
なので信じられない気持ちが多かったのですが、今回のブログを拝見し、ただ受け止めるだけで良いんだ~とチカラが抜けた感じです。
思えば、二十歳で両親は亡く、自分と妹の生活を守るためガムシャラにやってきました。
妹との共依存など問題が発生しましたが、根本さんのブログを読み漁り本を買い、たまにオンラインセミナーを受けて、自分軸の確立と、セクシャリティの解放をやってきました。
これからは自分の幸せを掴みにいきたいなと思っています。
そこでご相談です。私も恋愛したく思っているのですが、本来なら10~20代で経験値を上げておくべき異性へのアプローチをどのようにして良いかわかりません。
気になる人がいますが、待つだけでは何も起こらない気がしています。
昔の自己イメージが根強く残っており臆病になる自分と、最近の他者評価で調子に乗ってるんじゃないかという思いが入り乱れており、結局動けません笑
どうしたら良いでしょうか。
好きにしなはれ以外の回答でお願いします!
(Sさん)

まあ、好きにしたらええんと違いますかねえ?笑

あと調子には乗れるときに乗っておくのが大事っすよ。

ということで、最初に上げていただいた記事は刺さる人も多かったようで、X界隈で少し盛り上がっていましたね。ありがとうございます。そうなんですよ、自己評価は自己評価、他者評価は他者評価として分けて捉えないとたいへんなんだぜ?ということを言いたかったのでちゃんと受け止めてくださってよかったですー。

さて、妹さんのために猛烈に頑張って来られた時期を卒業し、よし!いよいよ自分が幸せになるときだぞ!と思えるようになったことはものすごく素晴らしいですね。

それまでの自分のことを大いに賞賛し、シャンパンを開け、赤飯を炊いていただければと思う次第です。

「まあ、経験値が少ないわけだから無理ないわねえ。今のあんたが恋をしようとしたら高校生にまで遡っちゃう感覚だもんねえ」

このセリフは数日前、15年に渡る結婚生活に終止符を打ち、「次こそは幸せな恋をするぞ!」と鼻息荒くカウンセリングに来られた武闘派女子にお伝えしたセリフです。

彼女は高校生のときから付き合って来た元夫と20代前半に結婚したのですね。

だから、「男女関係歴」という点で見れば20年くらいあるんです。
けど、「恋をしてー、その人とお付き合いしてー」という「出会いからお付き合いまでのプロセス」というのは20年ぶり、つまり、高校生以来となるのです。

それで彼女は「いやー、よく分からんのですよー。元夫とは高校の同級生だったので、教室にいたんですよね。で、友達として仲良くしてるうちに相手から告白されたわけで、自分からアプローチしたことなんてないんですよー。友達にアプリのやり方とか教えてもらったんですけどねー。なんか抵抗あって続けられず。出会いってどこに落ちてんるんですかね?」などと言ってたのですよね。
(もちろん私は誠意を込めて「道端に落ちてるんじゃない?」と言ったのですが、「は?一度、表出る?」とか言われちゃいましたー。てへへ。怖かったです。汗)

さて、この話、Mさんはどう捉えられましたでしょうか?

「でも、その方は結婚されていたわけですし、あたしはそういうことも全然なかったので」と思っちゃいませんか?

心理的には全く同じだと思ってくださいませ。

「気になる人ができて、その人を口説き落として手籠めにする」というプロセスはMさんもそうだけど、彼女も初心者なのです。

ここが「同じ」だと思えないと別のところに問題があるとみなすことになります。

今、気になる人がいるでしょう?

そうすると「最近はキレイだと言われるけど、若い頃にモテなかった傷が疼いて、あたしなんかダメに決まってる」なんて思っちゃったりしませんか。

その人の対しては久しく登場していなかった「女の顔」が覗いているわけですね。

で、そうなった自分にまずは「慣れていない」ということが問題なんですね。

どうアプローチするか?の前に、不慣れなことが問題なんです。

Mさんも実はそうなってるのかもしれませんが、どんな事情であれ「久々に人を好きになった」場合、似たようなことが起こります。

例えば、「今まで男の人からアプローチされたことはあっても、自分から行ったことがないからどうしていいのか分からない」という人もいますし、「ほんと久々に人を好きになったからその人と話をすると自分でもびっくりするくらい挙動不審になってる」という人も珍しくないです。

そう思うとき、気付いていただきたいことがあるんです。

「かっこつけようとしてる?」

「ちゃんとしようとしてない?」

「もういい大人なんだから、男の人とスマートにお付き合いするのが当たり前、とか思ってない?」

「恋愛経験がないことをコンプレックスにしちゃってない?」

これ、実は“理想主義”と申しまして、「本来こうあるべき」という“基準”を勝手に作り上げて、自分を否定する、習慣なんです。

Mさんの揚げ足を職務上仕方なく取るならば

>本来なら10~20代で経験値を上げておくべき異性へのアプローチ

という部分がそれに相当しますね。

ちなみにこの部分を呼んでドキッとなって劣等感を刺激された読者は少なくないはず。

先ほどからお話してるのは「別に10~20代で経験値を上げとくべきなんてことはないよね」ということなのですけどね。

そして、厳しい言い方をするならばそういう「べき論」を持つことは「逃げ」なんです。

それを口実にして今うまくいかないことを自己弁護してることになっちゃうんです。

もちろん、そうしているつもりは全くないと思います。
けど、そう思うことによってどこかに「だからうまくいかなくても仕方がない」と思える逃げ道を用意しちゃってることにお気づきでしょうか?

そして、「だってー、10代、20代で経験してなかったからー」という言い訳が“大義名分”になってしまうのです。

そうすると逃げ腰になっちゃいますし、その大義名分はものすごいパワーを持ちますから、「じゃあ、こういう風にしてみたら?」「こんなやり方あるよ?」と言われても、「でもーーーー」と言いやすくなるのです。

で、先日も「お恥ずかしい話、アラフォーになっても男性経験がなくて・・・」という方をカウンセリングしたのですけど、「それを言い訳にしないように注意しましょうね」とお伝えして、その上で今できることを探していきましょう、と一緒にあれこれ考えていきました。

日本人は年齢をものすごく気にするので47歳ということをネガティブに捉えがちなのですけれど、それってどうしようもないことだから今の自分で勝負するしかない!と思い切ることがまずは大切です。

で、その際にMさんや同志のみなさまにぜひお願いしたいのは「過去の自分をいじめない」ということです。

これはものすごく大事なことでして、カウンセリングでそんな話をしようものなら、温厚で穏やかで平和的でジェントルマンでインテリジェンスでスマートでエレガンスな根本先生からひどく怒られます。(スマートってのは体型のことじゃありませんのでご注意ください。)

まず、Mさんがしなきゃいけないことは、その47年間を無駄なものではなく、素晴らしい時間であったことを受け取ることです。

そこに価値を見ることですし、意味や意義を見ることですし、その恩恵を受け取ることです。

妹さんのために生きてきたこと。
二人の生活を何とか成り立たせるために必死に生きてきたこと。

それがどれくらいの価値を持つか想像できるでしょうか?

勢い余って共依存になるほどの情熱をそこに傾けてきたことにがどれくらい素晴らしいことか想像できるでしょうか?

「よく何も考えずにぼーっと生きてたらこの年になった」という“言い訳”を耳にしますけど、ほんとうにぼーっと生きてたのならたぶん車に何度も引かれるはずですし、階段からもよく落っこちるでしょうし、チャリなんてとても乗れないでしょうし、もちろん、仕事だってソッコー辞めさせられるでしょう。

ぼーっと生きてきたって自分をいじめるのはもうやめませんか?

過去を否定しちゃうと今の自分は「何もない存在」としか感じられません。

そしたら、恋愛で活用できる武器がひとつもないことになりません?

最近「綺麗」と言われるようになったMさん、武器はそれしかないとか思ってないですよね?

その「過去」にうじゃうじゃ武器が眠ってることにまずは目を向けていただきたいわけです。

それと同時に「女の自分」に慣れることも大事です。

「気になる人」って意識しちゃうでしょう?

とすれば、その人のためにますます綺麗になりたいと思うでしょう?

メイクだって、ファッションだってその人を意識すると以前とは変わると思うのですよね。

体にも変化を感じます?

綺麗になった理由のひとつはその彼の存在なのかなあ?

そうした「女の自分」を楽しめてますか?

そう、大人になると「どうやって彼を手に入れるか?」ばっかりを考えるようになりません?

どうアプローチして、どう口説いて、どうその気にさせて、どうホテルに連れ込むかばっかり考えてません?

それも「彼軸」なんですよ。

そういうのって「自分軸」が確立されたあとにヤルことなんすよ。

まずは恋が始まっていること、そして、それが自分の心に変化をもたらしていることに目を向けて「楽しむ」ということがファーストステップじゃないでしょうか?

過去に恋愛してこなかったことを悔やむのも気になる人ができたからでしょう?
若い頃にモテる友人を羨ましく思っていたことだって、彼の存在があるから出てきたことじゃないでしょうか?

「今を楽しむ」ということで言えば「女になった自分を楽しむ」ということが今のMさんの課題かもしれません。

要するに「足元を固めてから討って出ようではないか!」ということです。

さて、最近、とみに綺麗になってきたと噂のMさん。

「女を楽しむ」と聞いたらどんなイメージが浮かび、どんな“行動”ができそうでしょうか?

また「大人の女」と言えば、どんなイメージが浮かび、そして、そのためにどんな“行動”ができそうでしょうか?

まずはそうして自分自身に対してアプローチしていくのがお勧めです。

このときについ「コンプレックスにに逃げない」ということを意識してみてくださいね。

さて、私もこれだけ長くこうしたお仕事をしてまいりますと様々な方にお会いするものです。

Mさんと同年代の方で「今まで全然恋愛をしてこなかった」という方にお会いすることも1度や2度ではありません。

「ああ、あるよね~」と言えるくらいほどです。

で、今回ご紹介したように「今までの人生に価値を見る」というところから「今を楽しむ(女を楽しむ)」を経て、そして、「どうなりたいのか?」という視点なども加えていくんです。

どうアプローチするか?どうお付き合いに持っていくか?というのは二の次で良く、まずは自分自身に対してアプローチをしていきます。

そうすると気になる人に思ったより簡単に近づけることもあるし、また、向こうが急に近づいてきて自分が逃げちゃうこともありますし、何となくうまくいっちゃうこともあります。
どうなるのか?ってのは誰にも分かりません。

そこで経験値ってのはあまり関係ないと思うんです。
もし経験値が重要なのであれば、私の元に百戦錬磨の女子が相談に来るはずがありません。

それぞれの段階でそれぞれの問題があるわけですね。

だから、やっぱり「自分を楽しむ」ということを優先させることが大事だと思うのです。

とある方は今まで男性とお付き合いしたことがなく、バージンであることを恥じ、劣等感を強く持っていたのですが、カウンセリングを重ねるうちに徐々に「あれ?女って楽しい?」と思うようになり、それと同時にちょっとスリムになってスタイルもよくなり、「最近、男の人から声をかけられるようになってー」とか言い出すようになりました。

それでバツ2の今の彼と出会い、もうアプローチを受けるようになりました。
で、まあ、彼女も嫌いではなかったので勇気を出して男と女の関係になったのですが、、、

「たぶん根本さんのせいだと思うんですけど、初めてって信じてもらえなかったんです。あたしも始めはすごく緊張して固まってたんですけど、でもだんだん感じるようになって。それで初めてだったのにすごく気持ちよかったんですよ。やっぱりこれって根本さんのせいですよね?」

と、大事なことなので2回言いました的な報告をしてくれたのですが、私としては「納得がいかん!」というところでした。

その後彼女はそれまでの時間を取り戻すように彼に夢中になっていき、彼も彼女にものすごくハマったみたいで「サルのようにヤリまくっている」らしいです。

お互いいい歳ですので腰痛などには気を付けていただきたいものです。

◎オンライン:3/10(日)14:00-17:00 ありのままの自分を知って受け入れる究極の自己肯定感ワークショップ~ありのままの自分ってなんだ?~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/51841

◎大阪:3/20(水祝)、東京:3/24(日)12:00-17:00 ゆるむ・解放する・アク抜きする・頭を空にするワークショップ
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/51973

◎【5/3,4,5受付中!】ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51398

◎女性性とセクシャリティとサレンダーとコミットメント~実習メインのグループセッション~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/43397

根本の個人セッション
お弟子さんを検索する!

★武闘派女子のみなさまのための新たなバイブルが生まれましたっ!

戦闘力上がりすぎてひとりで頑張っているあなたへ1日5分、スキマ時間にととのう本(ハーパーコリンズ社)

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)

問い合わせフォームから「根本裕幸へのリクエスト(ネタ提供)」をお選びください。

また、お弟子さんたちのオンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」でも随時ご相談を募集しています。


無料で読める根本のメールマガジン「予約の取れないカウンセラーが送る“毎日使えるココロの講座”」
より深く学びたい方のためのオンラインスクール「根本裕幸のメルマガ&動画で学ぶ、めっちゃ使えるココロの法則」


今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!

『(準備中)』


★Youtubeの公式チャンネルでも同じ内容を公開してます!(チャンネル登録よろしくお願いしますー!)

(準備中)


★voicy/youtubeで配信した話を文字起こしして公開してます!テキストで読みたい方はこちらからどうぞ!

『(準備中)』

★自宅で、カフェで、移動中に、どこでも学べる根本の心理学。
根本の著作一覧
根本裕幸のサイン本屋さん
セミナーセミナー動画・DVD販売・音声配信サービス販売サイト

あわせて読みたい