なぜ、夫とは穏やかで、お金はない生活をしている私に、ぶんぶんと寄ってくるのが大量のハイスぺ男子なのでしょうか?



ぶんぶんというのがアブなのかハチなのかが気になるところですが、なぜ、少し距離のあるところにハイスぺ男子を配置してしまう心理について考えてみたいと思います。
結論から言えば「だいぶ自己評価を低く設定してますねえ」ということになるのですが、その辺の心理も合わせて紹介していきましょう。

初めてリクエストさせていただきます。
私は結婚して4年目、子どもはおらず、とても大切にしてくれる夫がいます。

夫はとっても優しいですが、稼ぐことは苦手なようです。
しかし私は、独身のときも、結婚後も、近しい男性や寄ってくる男性陣が、ハイスぺばかりです。

私自身も、稼ぐことや、貯金など、多くのお金を望んでいるけれど、豊かさを感じることは苦手です。どちらかというと不足感が強いと自覚があります。

その自分と夫は貧乏なのに、夫以外の私に言い寄ってくる男性はハイスペックというバランスと背景を教えていただきたくてリクエストさせていただきました。

びっくりするほどの素敵な男性たちと、出会い、仲良くなり、職場でも女性として誘われたりします。ナンパ、職場、元職場、行きつけのバル、かつての同級生たち。
高収入、出世しまくり、顔も私のタイプ、ちょうどいい感じで女慣れしすぎていない・遊びまっくてはいない、私はこだわりないけど高身長・・・など。

共通してよく言われるのは、「ほわほわしているね」「ぽけーっとしてて、癒される」「そのバカな顔で家にいてほしい」「アホそうだな~というオーラでているよ」といった類のことです。

そんなとても素敵だなと思う男性たちと親密になる機会が山のようにあります。
出会おうとしてるわけではないのです。

一線を越えなければいいかな?と思い、デートやお食事は行きます。
彼らはあわよくばホテル、まあ会えばキスやハグは最低限求められることは多いです。
私は気が向いたら気が向く範囲まで応えたり、応えなかったりしています。

なぜ、夫とは穏やかで、お金はない生活をしている私に、ぶんぶんと寄ってくるのが大量のハイスぺ男子なのでしょうか?
誘ってくれなければ平和に暮らしているのに、素敵な出会いが多すぎて動揺することが増えました。
でも、彼らの正妻になりたいとは思いません!(笑)

もっと華やかでキャピキャピしている女性とか、礼儀や品などが一流の女性のとこへ行っても良さそうな男性たちは、何を見て私を誘ってくるのでしょうか?

夫の大器晩成や力は信じていますが、なぜ、夫には稼がない人を選んでしまい、夫以外のところでは、そうしたご縁が困るほどくるのでしょうか?

私は、だれと、どうしたいのでしょうか?
自分の本音がわからないです。
お金がある生活を拒否しているのでしょうか?

ちなみに、全然、美人じゃありません。
雰囲気美人は目指していて研究はしていますが・・・(笑)
ブサイクだからこそ服とか髪とかは課金して研究を終えたところです!
(Yさん)

よく「パートナーは鏡」というんですけどね。
ご自身が「豊かさ」や「お金」を拒否していると、やっぱ同じように豊かさやお金を受け取れない人を選びやすいのかもしれません。

この「豊かさやお金を受け取れない」というのは単純に稼ぎが少ないってことだけじゃなくて、稼ぎはあるけど使いまくってしまう人もそうです。

年収数千万でも豊かさを感じられない人もいれば、現金収入が10万ちょっとでも豊かさを感じまくっている人もいます。

豊かさやお金についてはカウンセリングで扱うことも多いがゆえに研究対象のひとつとなっているのですけれど、どうやら人には「身の丈にあった収入」つまり「自分にとっての適正な収入」というものがあるようです。

もちろん、この身の丈というのは「その人の今の状態において」という条件が付くので、自分自身が変われば身の丈も伸びていくものです。

本題じゃないので軽くこの辺をお話しますと、例えば、自分自身を抑えて隠して自分をちっぽけに扱っていると、本来の適正収入よりも低い額しか受け取れず、ゆえに、「お金が足りない」「お金に困る」「月末の支払いにいつもどきどきする」という状態になりやすいんですね。

逆に、身の丈に合わないお金がいきなり入ってくると、そのお金のエネルギーに振り回されてしまい、自分を見失ってしまいます。つまり、怖れや不安、そして、罪悪感など感情が出てきて「一銭も使えず全部銀行に預ける」もしくは「散財してあっという間に使い切ってしまう」みたいな現象が生じます。

お金ってエネルギーなんだよね、という解釈もあるように、自分自身が発しているエネルギーと釣り合うお金が「適正」であり、「身の丈」ということになるので、自分のエネルギーを抑えてしまえばお金が足りなくなり、自分のエネルギー以上のお金を手にすれば振り回される、ということになります。

そして、この自分の発するエネルギーとお金のエネルギーのつり合いが取れている状態のときに人は「豊かさ」を感じるのです。

そんな風にざっくりと理解していただければいいかと思います。

ちなみにこの「自分とお金のエネルギーのバランス」というのは何もお金に限ったことではなく、人も仕事もモノも時間も健康もあらゆるものに通じるものです。

そう考えるとYさんの状況というのはたいへん分かりやすく、ご自身が相当自分を過小評価されていて、同じく自分のエネルギーを抑えているらしいご主人とパートナーシップを結ぶわけです。

「夫の大器晩成や力は信じていますが」ということで、それはたいへん素晴らしいことですので、ぜひともその思いを持ち続けてみてください。

そうして自分のエネルギーを抑えているんだけど、本来は「ハイスぺ男子たち」に匹敵するほどのエネルギーをYさんは(そしてご主人も)お持ちだということです。

最後の3行にその一端が現れているようにも見えますが、だいぶ自分自身を低く見積もり、そのエネルギーを封印されているように思えるのですがその自覚はどれくらいあるでしょうか?

この自分のエネルギーを抑えるのは「罪悪感」「無価値感」「怖れ・不安」などの感情がたいへんメジャーなのですが、やはりこうした感情を辿れば幼少期の家族関係や思春期の人間関係に行き着くことが多いのもまたいつも通りの話です。

つまり、豊かさやお金を受け取れないのはなぜ?という基本的命題に立ち返るわけですが、少し距離のある人にはハイスぺな人が多いということは、自分のエネルギーを解放する、意識を広げる、器を大きくすることで、自分自身もそれと同じレベルに達することができるんじゃね?という風に解釈してもいいと思います。

とすると、なぜYさんは自分自身をそんなにも抑え込んでしまっているのだろう?という点を考えていくことになるんです。

○自分を過小評価してしまうことに心当たりはありますか?

○もし自分がエネルギーを解放してしまったらどんな困ることが起こると思ってますか?

○思い切り自分を表現することに何を怖れていますか?

○自分に価値がある!魅力がとてもある!ということを受け入れるにはどうしたらいいと思いますか?

○本来あれだけ豊かさを享受するだけの器を持っているのに、なぜ今の生活がふさわしいと思ってしまっているのか?

○自分が豊かさを受け取るにふさわしい人だとすればその理由はなんでしょうか?

○もし経済的豊かさを手に入れてしまうとどんな困ることが起こるのでしょうか?

まあ、同じような質問なのですけれど、それぞれをじっくりねっとり考えてみることでいろいろと気づけることがあるんじゃないでしょうか?

それはYさんの歴史を繙くことになることになるでしょうし、セルフイメージを変えていくことになるかもしれません。

「あげまんの心理」という話を先日もカウンセリング中に熱弁していました。

彼女はご自身はフリーランスで働いているのですが、夫は能力の割に安月給で、ふたりとももっと稼げるはず!という思いを持っていました。

一部、あたしが妻だから夫の稼ぎが少ないのかな?あたしの能力があまりないからフリーでやっていくのは無理なのかな?などと思う気持ちもあるみたいですが、とりあえずそれは全否定しておきました。笑

ま、罪悪感なんかにフォーカスを合わせたらずぶずぶと沈んで行ってしまいますからね。

で、いろいろと話をさせてもらったのですが、ポイントとしては次の通りです。

○もっと自分自身を自由にすること。自分を束縛するあらゆる観念から自由になること。

○そうして自分自身のエネルギーを解放しまくって、好きなことを好きなだけやっていくこと(フリーランスだし、それを仕事で実現できるのは強い!)

○そうして解放していったエネルギーを夫に“与える”ということをしていくこと。具体的には感謝する、愛情表現する、夫の喜ぶことをしてあげる、等々。

○ヴィジョンを受け取る。カギは女性性。考えるのではなく、直感的に浮かんだヴィジョンでワクワクすることをやっていく。

○夫の成功ヴィジョンを見て、応援してあげる。そして、励ます、時に、お尻を叩く。

○悪妻になることを怖れない!

○2人にとってのヴィジョンも描く。住みたい家、子ども、ペット、ライフスタイル、インテリア、休暇の過ごし方等々。

○夫との愛あるセックスを研究し、創造する。セックスによってお互いを解放することはとても重要なこと。

○成功イメージを描き、それにふさわしいセルフイメージを構築し、受け取る。馴染ませる。

要するに「自分らしく、夫と、生きる、ということにコミットせよ!」という話なのですが、これはYさんにも参考になるかな、と思って紹介させていただきました。

また、こんな心理にも触れておきたいと思います。
もちろん、これも自己否定が強いから起きることです。

「欲しいもの、大切なものを遠くに置く」という癖はありませんか?昔から。

どうせ自分には似合わない。
どうせ自分は手に入れられない。
仮に手に入れてもすぐになくなる。

そんな否定的な心理から、ほしいものを手に入れないように頑張ってる人はたくさんいるものです。

無価値感から来るケースもあれば、罪悪感が影響しているケースもあります。

そして、それは進路だったり、アイテムだったり、男だったり、夢だったり、いろいろなものに対してパターンになりやすいのです。

さらに、元々怖れが強く安定志向で、何かにチャレンジすることができない、みたいなところはありますか?

「無難」とか「ふつう」とか「安定」を優先してしまい、やりたいことやほしいものがあってもそれをスルーしてしまう癖がある人もいます。

カウンセリングでそういう方にお会いすれば「もったいないよねー」なんて言ってしまうのですが、まさにそんな現象が起きてないでしょうか?という話です。

これは親の影響が大きいと思いますが、やはり自分の価値を低く見積もりすぎているがゆえに起こる現象でもあります。

また、失敗や枠から飛び出ること、人の目を怖れていたりすることもあります。

こうした点で思い当たるフシがありましたら、今後のテーマにしてみるといいかと思いますし、カウンセリングやリトリートセミナーなどの利用を検討してもらえるとありがたいです。

さて、最後に自立系男子の心理について触れておきましょう。

>共通してよく言われるのは、「ほわほわしているね」「ぽけーっとしてて、癒される」「そのバカな顔で家にいてほしい」「アホそうだな~というオーラでているよ」といった類のことです。

彼らは社会の中で猛然と戦い、ものすごく頑張っており、とても刺激的な時間を過ごしています。

自立している分、競争心が激しい人もいるでしょうし、また、負けず嫌いだったり、努力家だったり、とにかく頑張り屋さんが多いはずです。

そんな彼らが女性に求めるのは「癒し」なんですね。

ホッとする、安心できる、リラックスできる、頑張らなくてもいい、気合を入れなくてもいい、肩ひじ張らなくてもいい、と感じられる存在なんです。

つまり、彼女の前でなら鎧を脱いでも大丈夫、という安心感を求めているわけです。

だから、Yさんが持つこれらの要素はそんな自立男性たちにとって「オアシス」となりうるものでして、だからこそ、Yさんのことが欲しくなるんだろうと思います。

彼らからすればお金がありますから、美人やセクシーな女性を手に入れることはさほど難しくはありません。銀座でも北新地でも錦でも中州でもそんな女性はたくさんいますから。

けれど、オアシスみたいな女性てのは彼らの生活範囲にはあまり生息してないんですよね。

だから、何かの拍子で出会ったYさんのような女性を彼らは「とても貴重なもの」として見えてしまうのです。

そういう自立系な男子は奥様にもそういう要素を求めます。

「妻には自由で好きなことやって幸せそうに笑ってくれるのが嬉しい」とある経営者が語ってましたがまさにそういうことです。

忙しい毎日で、しがらみに縛られて生きている彼らにとってパートナーが自由でいること、笑顔でいることが何よりの癒しになるわけです。

「子どもの寝顔に癒される」という旦那さんが多いのもその理由です。

お金はあるんだから家事がしんどければ外注したらいいし、ベビーシッターを雇ってもいいし、とにかく人生を楽しんでほしい!と彼らは思っているのです。

※なお、自立系男子で成功している人の中には「お前も頑張れよ」と奥さんにも自立を促す夫もいますが、彼はまだ自分が成功者であることを受け入れられてないか、ほんとうの意味で自立できていない(男性性が成長していない)のだろうと思われます。

なので、そうした要素ってのは紛れもない価値ですので、Yさんとしては自己肯定感アップに役立ててほしいところです。

あ、ちなみにYさんって女友達は多いですか?
その辺がちょっと気になったものでして。
女友達からの評価も聞いてみるといいかな?と思いました。

なお、「ええー、そんなオアシス女にならなきゃハイスぺ男子が寄ってこないってこと?えーっ!じゃあ、筋金入りの武闘派女子であるあたしはどうしたらいいの??」とショックを受けられた熱心な読者のみなさま。

オアシス女になることが大事なのではなく、自分らしく生きることが大事、という話ですので、その点誤解なきようヨロシク。

また、ご自身が「ぼーっとしている」「癒し系女子」「ほわほわしている」という要素が欲しいかどうかも合わせてご検討くださいませ。

◎パートナーシップの悩みを一気に解決しますっ!←勝也さんが!笑

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