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親から愛されなくて結婚にいいイメージがなくて結婚ができない、というネタはよく挙がりますが、親から愛されたのに結婚できない、というネタも意外と多いのです。特に現代は。
そこではいくつかのパターンが想定されるので、ちょっと紹介してみようと思います。
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仕事は万事うまくいくのですが、パートナーシップはうまくいかず、3年程前に根本先生のブログに辿り着きました。
セミナーにも一度参加致しました☆
おそらくノラ猫のバツイチ自武女40代です。
現在、同棲している彼氏はおそらくノラ猫ロックマンでなかなか結婚に首を振りません。
私のサインをした婚姻届を目の前に置き、サインしなければ別れると言い、ボールペンを片手に握らせるところまではチャレンジしてみたのですが、別れるのは嫌らしく泣きながら拒まれる結果に…(T-T)にゃんでじゃー
彼の両親は2人とも他界されているので、外堀を埋める作戦もできず、もう別れようかと思いましたが、今度私の実家に連れて帰って母から結婚について彼をつついてもらうことにしました。
幼い頃にネグレクト気味で母親からの愛情が足りていなかった彼を助けたい気持ちがあったのですが、先生のブログに「自分が助けてもらいたいから」と書かれていてギクリとしました。
私は何不自由なく両親から愛情を注いでもらいすくすく育ちましたが、私がいわゆるトンビになってレスで悩んでいた奥さんから元旦那を奪い結婚しました。
しかし、何の因果かレスになり、あと一歩で悟りが開けそうなところで浮気をして離婚、その後何人か漂流の後、のほほんとした今の彼と仲良くなり、今は2匹でこたつにおります。
結婚したいなら別の人を探すしかないし、彼といたいなら結婚は諦めるしかないのですが、私は彼と籍を入れて(できれば子供1人欲しいですが年齢的に厳しいか(。-_-。))安心をして落ち着きたいのです。
老い支度がしたいのです。
このまま進んで良いのでしょうか?
何かアドバイスがあればおねがいします!
(Cさん)
なるほどー。アラフォーな恋にめちゃくちゃあるパターンなのかしら?と思いつつ、同様のパターンに陥っている皆様に希望、もしくは、喝!を入れるべくペンを取りました。
でも、話を読むとまだまだCさん、老い支度をする気はなさそうでっせ。笑
まだまだ現役でいたいぜ!という思いをお持ちのようでっせ。
とりあえず、実家での成果に期待しましょうか。
ということで、まずはこれが主訴ですよね。
>現在、同棲している彼氏はおそらくノラ猫ロックマンでなかなか結婚に首を振りません。
ネグレクト気味な母親の元で育つ、かつ、両親他界という状況で、これまでもいろいろとあったはずですから、結婚にロクなイメージがないんでしょうね。
結婚にいいイメージのない彼をどう口説くか?
この問題は「結婚したい!」という気持ちがある人にとってはなかなか厄介な障害物です。
例えば、「初めての沖縄旅行。青い空と青い海。常夏の島。そんなイメージで降り立った1月下旬の沖縄。ところが雨ばっかり、あったかいと思ってたのに意外と寒い。どんよりとした雲ばかりで、あの青い空はどこ?全然海で泳げないじゃん!」と最悪なイメージを持ってしまったとしましょう。
そりゃあ、日本で一番日照時間の短い県であり、冬は梅雨時のように曇りや雨の日が多い沖縄ですから、1月に行くなんて「天気はどうでもいい。沖縄の空気を吸わねば死んでしまう」という深刻な沖縄病の奴らばかりです。
で、そんな最悪なイメージを持っている人を沖縄に連れて行こうと思ったら、あなたならどうしますか?
「沖縄行こうよー」って繰り返し言ってみたって「いやいや、もういいって」と言われるだけですよね?
そこであなたは相手が喜ぶようなプレゼンをして沖縄行きを決断させなければならないわけです。
「青い空と海が見たいんでしょう?で、海に入りたいんでしょう?なら、梅雨明け直後の6月下旬~7月中旬がお勧めよ。台風が来る確率も低いし、観光シーズンじゃないから安くて人も少ないし、梅雨が明けたばかりの頃はまだジメジメもしてないし。」という感じでしょうか?
「彼氏がなかなか結婚してくれない!!」という問題を抱える場合、多くの女子が知ってか知らずか「脅迫」という手段を取るのですが、そうすると後から揉めたときに「いや、俺は結婚する気はなかった」みたいなことを言われる可能性を作ります。
ということで、Cさんとしては「いかに私との結婚が素晴らしいか」を彼に具体的に、彼が理解できる言葉で、彼の興味をそそるようにプレゼンする必要があるのですな。
この作戦はいかがでしょうか?
結婚に対してそんなポジティブなプレゼンはできそうでしょうか?
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一方、「結婚したい!!」と言いつつも、結婚に対してネガティブなイメージを持っている方をカウンセリングすることも多々ありますが、そういうときは
「結婚に何を求めてるの?」
というところを掘り下げてることも多いんですよね。
そうすると、心の中からこんな声が漏れ聞こえてきたりするんですね。
「寂しい」「不安だから」「経済的に頼りたい」「仕事したくない」「一人でこのまま年を取っていくのはイヤだ」「一人でいるのが惨めすぎるから」みたいな自己中心的な理由が。
なので、私としては「それって猫飼えば済むことでは?」なんて言っちゃったりして膝蹴りを喰らうわけですけれど、先ほどの例で言えば「沖縄にいいイメージないのに、ほんとに行きたいの?」という疑問を“自ら”払拭する必要があるのですよね。
「沖縄って曇りや雨ばかりでそんなに温かくないんでしょう?」って言いながら「でも、沖縄行きたいの」って言ってたら「なんで?」となるし、「沖縄じゃなくてもよくね?」と思いません?
つまり、自分でも「結婚したい理由」ってのがあいまいになってると思うんですよね。
ついでにCさんも、その理由を考えてみてもいいかもね。
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で、実は私が気になったのは野良猫ロックマンな彼のことじゃなくてこちらの話でして。
>私がいわゆるトンビになってレスで悩んでいた奥さんから元旦那を奪い結婚しました。
>しかし、何の因果かレスになり、あと一歩で悟りが開けそうなところで浮気をして離婚、
よく「バツイチの彼と付き合うと、前の奥さんと同じ感情を味わって別れたくなるよ」って話をするんですが、元旦那は1人目、2人目の奥さん共々レスになっちゃったんですよね??
で、もし野良猫ロックマン氏と無事入籍した挙句、またレスになっちゃったらどうします?しかも、そのあと浮気されたら?
その怖れ、不安、疑いはもう払拭されてますか?
だから、私としてはこの「前の結婚の話をもうちょっと聞かせて欲しいんですよね~」という展開になるのです。
なんでレスになっちゃったのか?
夫婦の関係はどんな感じだったのか?
前の奥さんとの関係と共通点はあったのか?
こういう話をネチネチと聞いてみたいところなのですよね。
あれ?もしかして、親密な距離になるとなんか変わっちゃうのかな?と。
そうすると、その前の部分、
>私は何不自由なく両親から愛情を注いでもらいすくすく育ちましたが、
という部分も引っ掛かりを覚えるわけでして。
何不自由なく両親から愛情を注いでもらっていた、というのは全然問題じゃなく、むしろ、幸せなことと言えるのですが、その後に起こる問題と繋げて考えてみると次のような疑念が湧き上がるんですよね。
「結婚とかすると、親が自分にしてくれていたようなことを相手に求めるようになんない?そうして、自分が娘のポジションに収まったりしない?」
「親から自立はちゃんとできてる?精神的にまだ親に頼りすぎてるところはない?彼と親だったら親を選んじゃわない?」
「親が絶対的な存在になってしまって、その親と彼を比べちゃうことってない?」
この辺はほんとしっかり話を聞いてみないと何とも言えないのですけれど、現代によくあるパターンなので、深読みしてみました。
もし、こういう傾向が見受けられるのであれば、Cさんが結婚にあまり縁がないのも説明が付きますし、元旦那とレスになった要因の一つとして想定できますし、野良猫ロックマン氏を彼氏にするのも合点がいきますし、結婚したがらない彼と同棲しているのも理解できるんです。
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よく親から愛されなかった問題というのはブログでも挙がるんですが、逆に、親から愛された故の問題というのもまたよくあるものなのです。
例えば「親がとても自分を可愛がってくれていた」というのは自尊心を育てたり、自己価値を感じられたり、総じて、自己肯定感もあがりやすいのですが、その一方で、パートナーに対しては自分の親レベルの愛情を求めたくなるものです。
親が愛してくれたようにあなたも私を愛して、という無言のメッセージを放つようになるわけです。
でも、その「親が愛してくれたように」というのは「娘」の私に対してですから、パートナーに対しても「娘」のポジションを取ろうとするんですね。
あ、これは精神的な面で言えることなので、家事を夫任せにする、とか、経済的に夫に依存する、みたいなケースばかりではありません。
そこで「娘」になるとすれば、彼は「父」もしくは「母」なわけですから、そこでは性的な関係はタブーになりますね。
そして、親から自立できていない分だけ、親に依存する状態が続きます。
そうすると彼よりも親を優先することになり、例えば、夫婦で揉めた時などは彼の意見よりも親の意見を採用することで、彼を孤立化させてしまうわけですね。
つまり、仮にその状態で結婚しても「実家に片足どころか両足を突っ込んで嫁に行く」ということになるので、結婚して何年経とうが「まだ結婚してないっすねえ」という話になるんです。
そういうケースでは某カウンセラーから「それってパートナーを求めてるんじゃなくて、親の代わりを求めてるだけじゃん」と言われていたたたたたたたーーーとなることもあるので注意が必要っすね!笑
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ちなみにこれは「父親は愛してくれなかったけれど、母親はすごく愛してくれていた」というケースやその逆でも当てはまります。
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親から愛されてきた人が親から精神的に自立することってそれくらい難しいんですよね。
メリットも大きいんですけど、デメリットもあるんです。
だから、そういうケースでは改めて親から自立しましょうよ、という目標を立てるわけです。
親を手放すワークをしてみたり、意図的に親に連絡を取らないようにしてみたり、部下や後輩、従業員などの形で自分が面倒を見る役割を担うことで自立したり。
そして、やはりセクシャリティもここでは非常に重要でして、「子どもでいたい私」がいる分だけセクシャリティって解放しきれないんです。
そりゃあ、セックスの場だけは大人の女になるかもしれませんが、それ以外の部分ではセクシャリティを封印してしまうんです。
だから、何がしたいのか分からない。
自分がどう生きたいのかが分からない。
自分の才能や魅力が分からない。
つまりは、ライフワークが見つからない。
という問題が別に発生するわけです。
ということで、後半はけっこう推測で話してるのでCさんのケースとは当てはまらないかもしれませんけど、思い当たる読者は案外多いのかな?と思ってネタにしてみました。
でも、Cさんにとってこのテーマは一皮剥ける大きなチャンスとも言えるので、じっくりねっとり向き合っていくと素晴らしい成果が得られると思うんです。
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