本気の恋愛ができない奴がふいの事故のようにマジ恋するとスクラップになる件~思春期の感情の抑圧とコントロールがもたらす悲劇~



自立系武闘派女子あるあるの一つで、情熱の女が何かのきっかけで感情をコントロール(抑圧)するようになった結果、仕事は抜群にうまく行くのだけど、ふいに訪れた本気の恋にめちゃくちゃ振り回されて燃え尽きる事件が多発しているようです。
「怖くないから素直な自分の気持ちと向き合ってみようねー」を推奨しています。

根本先生

はじめまして
10年前の学生の頃、セミナーや講座にお世話になって今は著作とボイシー、ブログにとても支えられている者です!
何事も懐疑的で自分の中に新しい考えを入れられない偏屈人間なのですが、根本先生のお話だけすんなり(理解が及ばず何度か往復しますが)受け入れられます。

さて、あるあるかわからないのですが「本気の恋愛ができない奴がふいの事故のようにマジ恋するとスクラップになる」件についてご相談させて下さい。

私は現在上記通りの満身創痍状態で、生きがいでアイデンティティだった仕事も休職中です。

相手は会社の先輩のヘラクレスオオカブト(既婚子持ち)で、ただ目をかけて可愛がってたくれてただけで何も無かったのに(ここポイントです・本気恋できん人間は好きな人とは何もできません)

普段はすぐ誰とでも(男女とも)キスするしセックスも好きでおぼこいの反対です。

だのに心が伴った途端これです…

根本先生知った学生時代にも同じことがありました。
その時もヤバかったー!
屍のまま就活戦線に出たもんで敗戦三昧で、数年かけて中途採用でやっと今の希望の職種と環境手に入れたのに…

ホンマの恋て何でこんなに辛いんでしょうか…?

最近の根本先生のブログの無気力になったらとにかく休めに救われてます。
ずっと何で何でどした自分?!と責めてたので。

いい女になりたいな
また本気の恋した時に怖くても好きで居られる強さがある、そんな素敵な女性になりたいです。
(Yさん)

あるあるかどうか?と言えば、めちゃくちゃあるあるだと思うネタをありがとうございます。
自立系武闘派女子の看板を掲げる方はYさんの文章を読んで「うわっ、ヤバいかも」と戦々恐々と読み進められるか、「これ、あたしやわ。」と思わずスマホから目を逸らしてしまうかどちらかではないでしょうか。

大丈夫ですよ、根本くんは優しいですから~♪♪♪

要するに「本気で恋をするのが怖いっす」という相談ですよね?

好きってほどではなく悪くないなあ、という相手ならキスでもセックスでも何でもできるんですけど、本気で好き!となった途端、フリーズしちまうやつですよねー。

うん。よく聴きます。

ちなみに先日も「10年ぶりくらいに本気で好きになった人とベッドインしたら、処女か?というくらい固まってしまって、全然濡れなくて入らなくて泣いた」という話を聴きまして、彼女がいろんな男とヤリまくってることを知ってる私は思わず笑い転げてしまいました。もちろん、マジで脛を蹴られました。

Yさんもそのエピソード、想像できるでしょう?むしろ、ベッドインできたことがすごい!と思っちゃうかもしれません。が、その彼女は「とにかく彼と先に進むには一発ヤって、自分のテクで虜にするしかない!」と思ったうえでの行動だったらしく、なのに!なのに!という展開に自分でもびっくりしたらしいです。
服なんて脱ぎ慣れてるはずなのに、彼の前だとめちゃくちゃ恥ずかしかったみたいでー。

さて、この「怖い」とか「恥ずかしすぎる」という心理についてマジメに解説していきたいと思います。

「自立」ってことに目を向けてみましょう。
Yさんのお話を読むに、けっこう早い時期に自立されたことが想定されるのですが、この「自立」ってのは、「感情を感じるのは辛いから、感情を感じないで済むように思考的に生きるぜ!」という側面があります。

そこから「感情はコントロールすべきもの」という風に意識を変えていくのですね。

だから、感じたくない感情は「避ける・逃げる」もしくは「抑圧する」という行動に出ます。

で、そうすると「本気の恋」とかヤバすぎるんですよね。

だってものすごく感情を感じちゃうから。好きー!!という気持ちもそうだし、今、彼、何してるのかな?と気にして不安になるし、他の子と仲良くしてたら嫉妬もするし、嫌われたらどうしようって怖れも満載だし、とにかくドキドキが止まらなくなるのです。

で、武闘派女子には「恋に生きる女」シリーズもありまして、本気の恋をすることで感情がジェットコースターよりもアップダウンを繰り返すことこそが「恋の醍醐味やわ!」とコーフンするタイプもいます。
例えばコイツのように。

このタイプは「自立してるんだけど、恋をしてなきゃ『生きてる!』って感じられないから、突撃する勢いで恋をする」という傾向があり、よって「幸せで温かく居心地の良い関係」よりも「刺激的でドラマティックで先の読めない関係」にハマります。

また、恋が人生の最優先事項なので仕事については「生活の糧」くらいにしかとらえていません。

一方、Yさんのように「本気の恋が怖すぎるからそれを回避して生きる」というタイプの方は、その刺激を仕事や遊びや趣味に見出します。

なので、仕事がめちゃくちゃデキたり、面白かったり、あるいは、趣味に生きたりすることができますし、そうした趣味の延長みたいな感じでセックスしたりします。

彼氏という存在についても「ある程度自分で感情をコントロールできる距離感」を保てる相手に限りますし、割り切ることができるのでセフレも簡単に作れます。
むしろ、大好きな彼氏、よりも、都合のいいセフレ、の方が安心感すらあるかもしれません。

ちなみに「割り切る」ってのは「感情を切る」ってこととほぼ同義で、感情を何かしら抑圧する行為になります。

つまり、恋愛モードという意味では、思春期を境に抑圧しながら大人になっていくので、たいがいYさんのような方はひょんな拍子で好きな人ができると途端に次のような反応が起こります。

・彼の前で挙動不審になる
・ものすごく恥ずかしい
・嫌われるんじゃないかと怖くて仕方ない
・過去の自分の荒行がバレるのが怖くて清純派のフリをしてしまう
・一転して無口で無表情な女になる
・ついつい興味がない素振りをしてしまい、後々ものすごく後悔する
・言いたいことが言えなくなり、ふだんの自分とのギャップに嫌悪する
・ただ連絡を取るだけなのに膨大なエネルギーを使って疲れる
・旧知の人たちからは「Yっぽくねーなー」と笑われて、やはり恥ずかしい
などなど。

つまり、「今どきの中学生でもこんな反応示さんわ!というくらい子どもになっちゃうんですぅ」という状態になるんですね。

そりゃあ、そうですよね。
思春期頃から「恋するモード」を封印して、本気の恋をしないようにコントロールしてきたわけだから、誰かを本気で好きになったら時計がその頃に戻っちゃうんです。

で、お気づきかと思いますが、元々Yさんも「恋に生きる女」の要素を多分に持ち合わせているのでしょう。
それが思春期の頃に何らかの分岐点を迎え、「感情コントロール派」として生きてきただけで、もしかしたら本質的にはコイツみたいに「三度の飯より恋が好き」というタイプなのかもしれません。

だから、思春期以来封印してきた恋の情熱が「本気で好きになる」と途端にあふれ出して、満身創痍のスクラップ状態になってしまうのだろうと思います。

当然、それまでその情熱の矛先として向けていた仕事にも途端に興味や情熱を失い、四六時中その恋に振り回されるわけですし、何よりもたぶん、そのヘラクレスオオカブトくんの前ではものすごく恥ずかしく、かつ、エネルギーを使い果たしてしまてたんじゃないかと推測されます。

ちょっと想像してみてください。

10代の燃え盛る情熱を、仕事も生活も趣味もある30代女子が感じてしまったらどうなるか?

たいへんですよねー。

ということで、「ほんとうは恋に生きる女なのに、それを怖れて封印したために、ふいに訪れた本気の恋に燃やし尽くされちゃった」ってことはご理解いただけたと思います。

じゃあ、どうしましょ?という話ですが・・・。

まあ、いいセッションがあるんですよー。そういう奴らのために開発してきたシンプルだけどえずいちゃうやつがー。

まあ、ほんとめちゃくちゃシンプルで、その男と向き合うだけなんですけど。そして、まっすぐに見つめられることをイメージするだけなんですけど。

要するに思春期以来封印してきた「恋する女モード」を復活させるべく、感じないようにしてきた感情をただただ感じていく、という、まこと武闘派女子が好きそうな「直線一気」のセッションです。

そのセッションの狙いもそうなんですけど、Yさんに今求められているのは「とことん自分に素直になろうぜ!」という話なのです。

彼が好き。
すごく不安。
嫌われるのが怖い。
全然自信がない。
恥ずかしい。
どうしていいか分かんない。

そんなふだんなら「バカ野郎!そんな弱っちいこと言ってんじゃねえ!」と思っちゃうであろう感情をただただ認めてあげます。

満身創痍になっちゃうのは、そうした素直な感情に対して、思考・理性が習慣的に押さえにかかることで葛藤が生まれるからだと思うんですね。

つまり、自分の中でものすごい綱引きというか、押し合いが生まれてるんです。
がっぷり四つに組んでるわけです。

で、自分の感情と仲良くしていくことを目指すんですね。

とはいえ、これ、恋愛モードにおいては初心者かもしれないですが、仕事やその他の人間関係では経験してきたことでもあるので、やり始めたら多分変化は早いです。

そして、意外かもしれませんが、セクシャリティの問題もそこにあるので、その点を扱っていきたいのですが、Yさんレベルになると一人でできることはすぐにやっちゃうので、やはりそれはセッションなどの場を使う方がいいと思います。

要するに「親密感への怖れ」という問題がそこにあるんですよね。

ということは、過去の痛みなんかも扱ってあげるといいですし、親子関係とか自立系の裏に隠れている痛みの問題とかも影響してるかもしれません。

ということで、要するにカウンセリングとか受ければいいじゃん、という話になるのですが。

最後に簡単なワークを。

(1)中高生の女子が好みそうなかわいい便せんを買ってきて、その彼にラブレターを書いてみてください。

(2)自分が中高生に戻ったような感覚になれたら、自分がどんな恋をしたいのか?どんな人と結婚したいのか?をイメージしてノートなどに書き付けてください。

いわば、「育て直し」みたいなことになるのですが、案外有効な手段ですので、恥ずかしがらずにチャレンジしてみてください。

ということで、こんなセミナーもあるので良かったら参戦してみるといいですよ!

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★自立系武闘派女子の恋愛講座シリーズ

自立系武闘派女子のための恋愛講座~自分の魅力と強みを自分で見つけて自信にする!~

自立系武闘派女子のための恋愛講座「親密感への怖れを癒す」

自立系武闘派女子のための恋愛講座~愛され上手になる秘訣とは?~

自立系武闘派女子のための恋愛講座~ヘラクレスオオカブトくんとどうしたら出会えるのか?~

自立系武闘派女子のための恋愛講座~幸せになる覚悟とは?~

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思春期の感情の抑圧とコントロールがもたらす悲劇
 


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