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自分の価値観を無意識に正しいと信じてしまっていることに気付きましょう。
そして、違いを受け入れるべく理解しようとすることが大切です。
その他、コミュニケーションの秘訣をお伝えしています。
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私と元彼はセックスと結婚の優先度?重要度?が違って上手くいきませんでした。
元彼は「付き合う=セックスできる関係」のように考えている節があります。
私は「付き合う=デートとかして楽しい時間を過ごす+結婚につながる」という思いがあり、私は結婚を考えているのに元彼は結婚はまだしたくない、付き合った先(セックスできる関係の先)に結婚がある、いきなり結婚前提の付き合いは男には無理だと言っており、考え方の違いが埋まらず付き合っていてもモヤモヤしていることが多くありました。
また、私が結婚の話題を出すと「結婚のことはプレッシャーだから言わないでほしい。」と言うのに、デートの予定を立てる時は「その日はセックスできるの?」と聞いてきたり、それでいつも喧嘩になっていました。
私はもっと自然にセックスしたいし、もっと自然に結婚したいのに。
でもこんなに価値観が違うのだから別れて当たり前。埋まらない溝があるんだから上手くいかないのは仕方ない。きっと他にもっといい人がいるはず。と思うのですが、何かのきっかけでズレている歯車がカッチリ合って、セックスの問題も結婚の問題も上手く解決しないかな、と思うこともあります。
幸せになりたいのに、私の狭い考えだけでは堂々巡りになってしまって埒があかないので、根本先生の考えを聞いてみたくてメールしました。
文章が苦手で伝えたいことの1割くらいも書けていないし、緊急性がないネタなので使ってもらえるかわかりませんが、使ってもらえたら本たくさん買いますのでよろしくお願いします。(嘘です。使われなくてもちゃんと買います、多分)
(Nさん)
まことにありがとうございます!!
>使ってもらえたら本たくさん買いますのでよろしくお願いします。
さて、アマゾンの会員にはなっていますか?
まずは、こちらのページを開いていただいて、
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ずらっと並んでいる著作をひとつずつ開いていただいて、「数量」という項目がありますので、それを「1」から「10」に変更して「カートに入れる」をポチっとします。
続いて、次の著作を選んでいただきまして、同様に「数量」を変更していく、ということを繰り返すといいですねえ~、はい。とてもいいですねえ~~~(笑)
それにしても文章が苦手とおっしゃる割にはとても分かりやすく書いてくださってますよね。
苦手意識はあるかもしれませんが、表現力は案外高め設定なのかもしれないですよ。長所の一つとして捉えてみてはいかがでしょうか。
>元彼は「付き合う=セックスできる関係」のように考えている節があります。
お!まともな男ということですね!
>私は「付き合う=デートとかして楽しい時間を過ごす+結婚につながる」
なるほど!まともな女子ということですね!
そもそも男女は違うし、お互い人間なんだから価値観も違うし、そうした溝が生まれるのは自然現象だと思っています。
そして、そういう価値観を私たちは「正しい」と無意識に信じ込んでいるので、「正しい」vs「正しい」の争いが生まれるんです。それがケンカですね。
そのケンカでは、
1.自分の主張の正しさを伝えて相手の価値観を変えようと試みるか、
2.シャッターを下ろしてガードを固めて引きこもるか、
3.相手の価値観を否定・攻撃して過ちを証明しするか、
などの戦法が取られるものです。
だから、「分かってくれない」「否定された」「なんで理解してくれないの?」などの不満がじゃんじゃん湧き上がってくるものです。
そもそもそれぞれが違う歯車で生きて来たんだから、いきなりバチッとハマるなんてことは奇跡的なものです。
始めはその奇跡が起きたと思っても、しばらく経って大きな勘違いだったことに気付くなんてこともザラにあるもんです。
違う大きさの歯車を持ってる二人が、その関係性の中でそれぞれの歯車の形を変えて、ばっちり合うように修正していくのが望ましいパートナーシップなのですが、たいていは、相手の歯車を自分に合わせさせようとして攻撃し合うことになるわけですね。
とはいえ、歯車の形を変えたり、成長させたりするには、それなりの力が必要なので「ケンカ」というのが悪いとは思いません。
お互いにぶつかり合って形が整えられることもあるし、うまいこと、それでハマるようになったりしますからね。
ケンカというのは誤解やすれ違いなどが原因になっていることが多いので、そこに気付くこともできます。
そもそもケンカするくらいベースには愛があるので、そこに気付けたら多くのケンカは解決するものです。
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例えば、男女の違いに限らず、よく衝突するのが「言葉の定義の違い」です。
お互い同じ言葉なのに、全然違う意味で使ってた!?のです。
Nさんたちも「付き合う」という言葉の定義が全然違ってましたよね。
他にも「セックス」「将来」「結婚」「自然」という言葉の意味がお互いに違ったのかもしれません。
また、「表現力」というのも違いますよね。
女性は感情を表現することがとても上手だけど、男性は論理がとても得意です。(一般的に、ですが)
そうすると女性は感情面を伝えて理解してもらおうとし、男性は理屈を伝えて理解してもらおうとします。
こうなると、もう言語が違うと言ってもいいくらいすれ違います。
中国語と英語で会話をしようとしているようなもんです。
だから、先日の記事でも紹介したように「理解する」という意欲がとても重要です。
なぜ、彼はそんなことを言うのか?
なぜ、彼はそういう風に考えるのか?
なぜ、彼はそんな行動をするのか?
それを理解するわけです。
もちろん、そこで再び「私があなたのことを理解しようとしているのに、なんであなたは私を理解しようとしてくれないの!」という正しさの争いが生じやすいことには注意します。
気付いた人から行動する方がお勧めです。
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こうした異国人に自分の思いを伝えるときに大切なことは「主語」だと思っています。
「私は○○だと思っている」と主語を明示することです。
「あくまで私はこういう考えなんだよ。こういう思いなんだよ」という風に。
自分軸のお話のときによく「私は私、あなたはあなた、と線引きをきちんとしようぜ!」と紹介していますが、こうした男女のコミュニケーションではとかく役に立ちます。
「あなたと結婚したい」
「私は、あなたと結婚したいと思ってるんだ」
この言葉のニュアンスの違い、分かるでしょうか?
言い方にもよりますが、前者の方が重たく響くことが多いように思っています。
主語を明らかにすると線引きができるので、相手は干渉されたり、要求されたりしている感覚は薄れます(まったくなくなるわけではないですが)。
こうした主語に、先ほどの理解を組み合わせるとなかなか秀逸な表現ができるようになります。
「私はもっと自然な流れでセックスしたいと思うのだけど、あなたは会うこととセックスすることはイコールという思いなんだよね?」
理解しようとすることを表すために、最後は「疑問符」にすることがお勧めです。
これによって「違い」が明確になるんですね。
で、どうする?どうしたい?
ねえ、どうする?どうしたい?
という段階に入って行きます。
ここからはwin-winの関係構築なので、必要な材料は「愛」と「成熟さ」になります。
私の思い、彼の考え、から、二人の思い・考えを創造していくのです。
だいたいケンカになるのは、お互いに愛があるにもかかわらず、どこかで自分を否定されたような、理解してくれないような、他人軸・被害者的な意識があるからです。
主語を明確にし、相手を理解しようとする姿勢を取ることで、「いやいや、安全なんですよ。あなたを攻撃してるわけじゃないですよ。私はあなたのことを愛してますよ」という意図を伝えるんですね。
もちろん、愛情表現はとても大切です。
そして、そういう風に伝えても必ずしもうまく行くわけじゃないのですが(相手の被害者意識が強かったり、相手の罪悪感が刺激されてしまったり)、そうした「ケンカのやり方」もお互いの愛をベースにして成長していくものだと思います。
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ということでNさんに一つ宿題を出しましょう。もうすでに「元」が付いてしまってる彼氏ですけれど。
>私はもっと自然にセックスしたいし、もっと自然に結婚したいのに。
この表現を彼が理解できる言葉に置き換えて表してみてください。
国語の問題みたいだね(笑)
自然にってどういうこと?具体的にどうするの?どういうことが自然なの?というのを彼が理解できる言葉で表してみるんです。
この考えや思いが「あくまで私の個人的見解」であることをしっかり認識する必要があるんです。
例えばこんな感じ。
「私は無理やりとか強引にとかルールを決めたりするのは好きじゃないし、心地よくないの。ムードがあったり、もっと気持ちが盛り上がって、ああ、あなたとセックスしたい!て思いながらセックスしたいんだよね」
ちなみに、こういう会話の時に「彼が喜ぶ言葉」をエサとして投げ込むのはさらにポイント高めです。
「あなたとのセックスは好きだし、もっと気持ちよくなりたいし、気持ちよくしてあげたいと思っているんだけど、気持ちが乗っていないときにするとなかなかそうはできないんだよね」みたいに。
ふつうに考えたらメンドクサイことなのですが、彼への愛情やもっといい関係になりたいという希望などが、それを乗り越えさせてくれるでしょう。
いきなりうまくやる必要はありませんが、「私」の世界から「ふたり」の世界へ羽ばたく皆さんに参考にしていただければ幸いです。
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私と奥さんも昔はよくケンカしたのですが、だんだんケンカが上手になってきました。
相手を攻撃するのではなく、自分の気持ちを伝えようとするし、相手の気持ちを理解しようとしていることをちゃんと伝えるし。
誤解があっても、それを解こうとしますし、あまり感情的になりすぎないように気を付けますし。
それから、なるべく最後までちゃんと話し合いをしようと意識をしています。
・・・という風にたくさんきれいごとを並べるわけですけど、時々、いざ離婚か?という規模のケンカをすることも事実です。
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最新のケンカについて奥さまのレポートはこちら。
https://ameblo.jp/rikazou3/entry-12403512438.html
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