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それってある意味本能的なものでもあると思うので悪いことではないのですが、ただ、そこからいろいろと見えてくるものもあるのです。
今日は両親との関係を軸に、ディープな世界の話やエレクトラコンプレックスの話を含め、経済的な豊かさを必要とする心理から理想のパートナーシップについて語ってみたいと思います。
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この夏は、根本先生祭り!という感じで、カウンセリングやグルコンなどでお世話になりました。またこちらの(↓)記事では、ご回答いただきありがとうございました。
ヘラクレスオオカブトくんとお付き合いできたのにモヤモヤがなくならない件について。
やはり、年収10倍の彼とは、モヤモヤが止まらずに私の誕生日1日前に振ってしまいました。念願のバンクリ、もしくはティファニーのネックレスがついに手に入るか!?と思ったのに、です。
彼のことをお金があるから好きなのかな?と疑心暗鬼になっていましたが、別れてからは純粋に好きだったなと感じています。でも、やっぱり結婚向きの相性ではなかったなぁとも思います。
離婚してから、早9ヶ月、仕事をせずに貯金を切り崩すのと祖父スポンサーに生かしてもらいながらここまできました。
そして、30年来の自分の中にあるあらゆる思い込みやわだかまりをここで一気に清算しようと思い、カウンセリングなどにゴリゴリと猛烈に課金しています。この半年でおそらく100万以上は使いました、、、。
と、ここで年収10倍の彼との話につながるのですが、モヤモヤの一つに「お金」があるかもしれないと思ったのです。
なんとなく、お金って怖いものだという観念があることに気づきました。
だから遠ざけるように、こんなに見境なく使い込んでいるのかな?とも思うのですが、同時に、経済的に豊かな男性に支えてもらいたいという気持ちに執着している自分もいます。
学生時代からの友人が結婚後、外車に乗っていると知ると、すごくざわざわして、羨ましく、そして虚しい気持ちになるのです。
私が裏ファザコンどっぷりと知ったこともあり、父からお金という愛情をたくさんもらっていた母(家を2度も建ててもらっている)に嫉妬している感情なのかな?と見当しています。
また、経済的に豊かな男性に支えてもらいたいというのも、正直自分の本心なのか怪しいかもしれないと思う自分もいます。なんとなく、程々にあればいいと思っている自分もいるような感じです。でも、やっぱり経済的に豊かな旦那様に養ってもらっている奥様を見るとすごく羨ましくなります。守られている感じが羨ましいのかもしれません。
ここまでの私の見立てについて、根本先生の見解を教えていただけると嬉しいです。
話は変わりますが、先日ある方に前世を見てもらったところ「戦い」のシーンが見える。前世では複数回、戦をしていると言われ、爆でした。今世は、武闘派女子として生まれたことに心底納得できたので良かったです。
(Mさん)
武闘派女子として生まれたことが腑に落ちましたこと、おめでとうございます。
ってことは、やっぱ今世でも「戦い」は必要不可欠ってことっすかね?笑
それにしても、その前世を見てもらった先生をうちの名うての武闘派たちにご紹介したいですね。でも、見えた過去生が落ち武者だの浪人武士だの十字軍だのゲリラだのばっかりだったら先生、嫌気がさしちゃうかしら?
そして、半年で100万円もカウンセリングなどに課金するなんてすばらしいですね!
それだけ投資すればだいぶ変化も実感できるんじゃないでしょうか?
あ、ちょっと待ってくださいね。うちの事務に確認してみますので。
・・・。
・・・。
・・・。
えーっと、、、弊社への課金額がその割に多くないとの報告をもらったんですけど?
え?笑
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さて、若干のハートブレイクを抱えながら話を進めたいと思います。
>経済的に豊かな男性に支えてもらいたいという気持ちに執着している自分もいます。
この思いにいたく共感を覚えている同志諸君も大量発生していると思われます。
自分の収入の多寡にかかわらず。
そこでみなさまに質問です。
「経済的に豊かな男性に支えてもらえたらどんな気持ちが味わえると思いますか?」
まあ、ひとつは「安心」ですかね。
ああ、これでもう無理して稼がなくていい、毎月のスマホ代を気にしなくていい、伊勢丹新宿本店で値札を見ずに買い物ができる、みたいな精神的な安心感、安堵感。
それから自分の欲求を我慢しなくていい!ってのもありますよね。
買い物も旅行もグルメも値段を気にせずほしいものをほしいだけ手に入れられる!みたいなわくわく感、ありますよね。
さらに優越感も覚えちゃいますか?
あの人はエコノミーね、あたしはビジネスクラスよ、みたいな。
無価値感が癒される!って感じる人もいるでしょう?
経済的な豊かな彼に愛されることによって、自分の価値を感じられるってことで。
あいつへの復讐心が満たされるって人もいるかな?
それは自分を捨てた過去の男であり、過去に嫉妬した豊かな女たちであり、経済的な問題を抱えていた両親に対して、溜飲が下がるみたいな気分にもなるかもしれません。
他にもあるでしょうか?
自分に正直になって考えてみてくださいねっ!!!
その気持ちを否定することなく、バカにすることなく、正直に、素直に受け入れることがとっても大事です。
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本能的な話をします。つまりは潜在意識の深いところのお話です。
女性は子どもを産み、育てるという機能が備わっていますよね。
だから、本能的に「強い種」を求めるし、安心・安全な育児環境を必要とします。
そうすると「自分たちを守ってくれる強い男」を求めるんです。
で、皆様の過去生においてはその強さが「武力」「腕力」「権力」だったわけですが、現代ではあまり武力・腕力は活かされない社会ですので、代わりに「経済力」という強さを求めるようになるのです。
だから、経済的に豊かな男性に惹かれるのはある意味自然なことかもしれません。
逆に男性側から見れば、かつては武力や知力に欠けた武士が役割を果たせなかったように、現代では経済力のない男性はなかなか自分に自信を持つことが難しい時代と言えるものです。
で、それなら素直に経済力のある男性がほしい!って認めちまえばいいのですけれど、そこにはこれまた日本人あるあるの「お金問題」というものが根付いています。
昨今はだいぶ変わってきましたが、それでも公にお金に関する話やお金儲けについて語るのはタブーな空気感はまだまだ一般的でしょう。
経済的に豊かな男性を求めたい!ということも堂々と口にすることが憚られる方も少なくないと思います。
これはまた改めてお金に対する意識の問題として取り扱っていく必要があるものです。
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さて、お金の問題ってのはたいてい両親から引き継ぎ、両親との関係においてはぐくまれるものなので、そこに目を向けることが多いものです。
そして、思い切りざっくり大雑把に適当に話をしてみると、経済的な豊かさに執着してしまうのは2つの傾向が見受けられます。
1)子ども時代に経済的に苦労してしんどい思いをしてきた。
2)子ども時代に経済的に豊かな生活をしてきたが、家族関係に問題があった。
つまり「お金がなくてつらかった」「お金はあったけど家族仲がしんどかった」というルーツを持つことが多いものです。
そうするとやはりここに目が留まりますよね。
>私が裏ファザコンどっぷりと知ったこともあり、父からお金という愛情をたくさんもらっていた母(家を2度も建ててもらっている)に嫉妬している感情なのかな?と見当しています。
例えば、Mさんが友人が結婚して経済的に豊かな生活を送っていると嫉妬してしまうのも、「友人に母を投影している」と見れば理解できますね。
また、母が父から経済的な愛情をたくさんもらっていたので、Mさんの中には「妻というのはそういうもんだ」という思いがあるのも事実でしょう。
とすると、お察しのように「経済的に豊かな男性に支えてもらいたいという気持ちに執着している」のは、母との競争心(嫉妬心)が根っこにあるとみて間違いなさそうです。
なので、今までも向き合ってこられたかと思いますが、「母との感情的な軋轢」を吹っ飛ばすべく、今後もカウンセリングに課金されることをお勧めしたいものです。
前の記事を拝見すれば、パニック障害が治って今は元気なおかんみたいですが、やはり幼少期の感情的な軋轢(我慢)もけっこうあったのでは?と想像いたしますので。
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一般的にこの「父をめぐる母との競争心」を「エレクトラ・コンプレックス」と言います。
このエレクトラコンプレックスには勝者と敗者が存在し、父をめぐって母と競争して買った場合(母から父を奪った場合)は「罪悪感」を、逆に負けた場合(母から父を奪えなかった場合)は「無価値感」を強く抱えて生きることになります。
このエレクトラコンプレックス(男性の場合はエディプスコンプレックス)は心理学の基礎的な知識のひとつなのですが、カウンセリングなどでこれを扱う場合はその傾向が顕著なケースに限られまして、だから私も滅多に話題に出すことはありません。
ただ、なのに敢えて話をするのは、もしかするとMさんの場合はこのエレクトラの影響を強く受けているのかもしれないと思ったからです。
で、このエレクトラコンプレックスってのはけっこう複雑なものでして、「母に完全勝利」あるいは「完敗」という形で出れば分かりやすいのですが、「ある部分では勝ってるけど、ある部分では負けてる」みたいな形もあれば「試合には負けたけど勝負には勝った」みたいな複雑なものもあるので安易な判断は危険です。
裏でも表でもファザコンってことは父のことが大好きなMさんがいるってことですね。
そして、愛人作りまくりだった父からの愛情も感じていたってことでしょうか?
また、経済的に母が父から愛されるということは、娘であるMさんも当然その恩恵を受けるわけで、Mさん自身が父から経済的であっても愛された感覚はお持ちでしょうか?
この辺は母への競争心ならびに、父との関係については、じっくりねっとりと話を伺ってみたいものです。
でも、エレクトラが強く出てるのかどうかは別にしても、母との心理的な競争を手放す必要はあるかもしれません。
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ただ、経済的に豊かな男性に養われることが望みであれば、そもそも前の結婚はしてないでしょうし、今回の年収10倍の彼とも別れることはなかったでしょう。
なので、
>また、経済的に豊かな男性に支えてもらいたいというのも、正直自分の本心なのか怪しいかもしれないと思う自分もいます。
というお見立ても正しいかもしれません。
つまり、経済的に豊かな男性を求めるのは「父がそうだったから」「母がそんな父に愛されていたから」という理由が主であり、Mさんがほんとうに求める男性はまた違うタイプなのかもしれません。
また、前世が戦士だったってことは、「いやあ、実はあたしもバリバリ稼ぎたいんですよ」という潜在的欲求を隠し持っている可能性もあります。
さらに、前回いただいたネタから引用すれば、
>母は私が幼稚園の頃からパニック障害、父親は同時期に事業を立ち上げブイブイ言わせていましたが、罪悪感たっぷりの父なので愛人を作りまくり、母を困らせていました。
とのことで、可能性だけ取り上げてみれば「そんな母を守ってきたが故の母との癒着問題」や「父から来る男性不信」「父への復讐心」なども考えられるわけですし、そんな母をずっと守って育ってきたのであれば、「いやあ、もう疲れたっすよー」と「子育てが終わった母親」みたいな思いも潜在的にあるかもしれません。
そうした点を考慮していけば、なぜ年収10倍の彼にそんなもやもやしてしまったのか。純粋に好きだったのに?という理由もわかってくると思います。
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そこで再びディープな話に潜っていくことにしましょう。
母に対して私たちは複雑な感情を持つものです。
大好きだけど大嫌い。
同志だけどライバル(競争相手)。
心理的距離が近いものですからあまりに多くの感情を持っています。
そこに「その母を困らせた父」が登場すると、話はまたややこしくなります。
父のことは個人的には大好き。
だけど、母を苦しめる父は大嫌い。
だからここで、娘としてどう立ち振る舞ったのか?はその後の人生に強い影響を与えるものです。
Mさんがどうされたのかは分からないので、私が見聞きしたケースを紹介します。
ある方は、母のことは大好きで、母に寄り添い、母を励まし、母の話をたくさん聞いていました。そして、父の前では母の味方をしてきました。
けれど、父のこともほんとうは好きだったので、母の姿が見えないときにこっそり父に甘えていました。父に学校や塾まで送ってもらえるのがうれしかったし、父とお風呂に入るのも思春期になってもいやではありませんでした。
父に対してそうふるまうことについて、母には申し訳ない気持ちもありましたが、そこは「女」なのでスパっと切り分けていました。
また、母を困らわせる父のことは嫌いだったので、父のことが好きで、甘えてもいたけれど、同時に不信感も持ち合わせていました。
だからなのか彼女は不倫の恋にどっぷりハマっていました。
結婚もし、子どもも産みましたが、比較的すぐに離婚し、経済的な豊かな男性の愛人のような生活をしていました。
また、ある方はモラハラな父におびえる母を守りながら育ってきました。
自分にその矛先が向かわずとも父のことが怖かったんです。
しかし、父が自分に対して愛情を持っていることは知っていたので、母を守るために父に愛されようとしました。
自ら望んで人質になったような感覚です。
だから、表面上は父ととても仲良しだったんですけど、もちろん心の中では信頼はできませんし、あくまで母を守るための行為ですから、意識は母を向いています。
なので母との心理的癒着が強くなる一方だったと思います。
それゆえ、実家を離れて一人暮らしを始めても母との癒着はなかなか切れず、かつ、男性に対しての不信感や暴力に対する恐れから親密になることを避けてしまいました。
だから、恋人がなかなかできなかったのです。
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そういう意味で、そうした父や母に対する感情的な面を見つめて整理していき、改めて両親から自立する(親離れする)といったプロセスが役立つかもしれません。
また、こうしたプロセスを経るとまあセクシャリティはたいへん豊かになるわけですよ。
(父が愛人を作りまくっている場合、娘もまた愛人ポジションに入りやすい)
となれば、そのセクシャリティを軸にライフワークをデザインしていくことで、また新たな方向性が見えてくる可能性も高いと思います。
父も祖父もお金を与えてくれる人ですから、Mさんはお金のことを心配せずに生きられる方だと思うのですが、今日お話しした問題が軽くなればなるほど、もっと楽に自然にお金が受け取れるようになると思うんですよね。
そしたら、ほどほどの経済力の男性と結婚することになってもほかの女子に嫉妬することもなく、また、経済的に困ることがないような人生を送れるのではないでしょうか?
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