自己肯定感が高くなると勘違い女になっちゃう?



「前より自分のことを好きになれたり、自分の存在や魅力を認めてあげられるようになることと、単なる勘違い女とは何が違うのでしょうか?」
そのまま本文から引用しちゃいましたがいい質問ですね!
全然違うってのは分かると思いますが、その説明ってできますか?

根本先生、こんにちは。以前、セミナーやPCC、こちらのブログでもお世話になりました。その節はどうもありがとうございました。
以前ご相談したこと:
『あたしが人生で一番やりたい「恋愛」だけができていない!どうして?どうしたら!?』についてはブログを読むことすら辛く感じてしまい(一度読んではいます)、何もかも考えるのをやめ、長らく活動もしていません。せっかくネタを採用してくださったのに、、すみません。。

今日お伺いしたいのは、自己肯定感が上がることと、自分を勘違いすることの違いについてです。

最近、30年ぶりに大好きだったバレエを再開し、ついに先週、子供の頃からの夢だったトゥシューズデビューを果たしたばかりです。先生からはレッスン中に想像もしていなかったお褒めの言葉をたくさん頂いて感動している日々です。。

先生には「私はきれいに踊れるようになりたいのでどんどん注意して直してください!」と言っています。プライドはこれっぽっちもありません。そういう自分が好きです。

そこでお伺いしたいです。
このように、前より自分のことを好きになれたり、自分の存在や魅力を認めてあげられるようになることと、単なる勘違い女とは何が違うのでしょうか?

このほど、職場に素敵な方がいることに気が付きました。年齢が離れすぎてることもあり(いくつか知りません、たぶん10歳前後お若いと思います)特に興味もなかったのですが、仕事で関わるうちにとてもスマートで親切な方だと知ることとなりました。別の方の担当でも率先して私のところにきて対応してくれたりします。

彼は私に好意があるわけではなく、単に親切な人なんだと思います。
そこを見誤って、自分は魅力的だから好かれてたとしてもおかしくないよね、などと思ったりするのはただのイタイおばさんでしかないと思うので気をつけています。

ですが、これまでの経験では、私の勘違いだったことは一度もありませんでした。彼らは私のことが好きだから親切にしてくれるのではない、勘違いしてはいけないと思ってきたのに、後になって(結婚する時になって)、ずっと好きだったのに振り向いてもらえなかったと言われるのが毎度の私のパターンです。

これは自分が若い時の話ですので、42歳となった今は、その素敵な方とどうこうなりたいなどという大それたことは考えてはいけないと思っています。

自分の魅力を受け取れるようになってきたからといって、誰からも好かれたり、親切にされたりするのは当然だよねと思ってよいものかわかりません。
それはただの勘違い女になってるだけ、ということにはならないでしょうか??

私自身、ただ普通にニコニコ親切に接しているだけで勘違いされてセクハラや性被害にあったりと不快な思いをしてきたので、自分が誰かにそんなことをしてしまうのは避けたいです。

今後、自己肯定感が上がっていっても勘違い女にならないために、どう線引きしておけば良いのか、どうかアドバイス頂きたく、ネタにしていただければ幸いです。
(Sさん)

まあ、そういう被害に幾度となく遭って来られたなら警戒心MAXになるのも無理はないですよねー。そっか。それくらい魅力的な女性であることも確かってことですけど。

ちなみに早速引用ツッコミさせていただくのですが、

>これは自分が若い時の話ですので、42歳となった今は、その素敵な方とどうこうなりたいなどという大それたことは考えてはいけないと思っています。

これ、今までと同じパターンを繰り返してまっせ?気付いてました?

表現が変わっただけで、

>私のことが好きだから親切にしてくれるのではない、勘違いしてはいけないと思ってきた

というのと何一つ変わりまへんで?気付きました?

そのセクハラや性被害というのがやはりとても大きいのか、それとももっと以前から「勘違いを怖れてきた」のか、やはり何があったんだろう?と気になっちゃいますよね。

つまり、私からすると「なぜ、そんなにも勘違いすることにビビってるのだろう?」と思うんです。

もちろん、勘違いって恥ずかしいですよね。場合によってはイタイかもしれません。勘違いって分かるとガッカリしますよね。
だから、できれば避けたいと思うのも無理はないですけど、Sさんの場合、それがけっこう強いですよね?なぜなんでしょう?

勘違いをすごく笑われた時代があったのでしょうか?
あるいは、逆に「正しさ」にものすごくこだわってしまうキャラなのでしょうか?

例えば、揚げ足取り業を全うさせていただくとですね、

>年齢が離れすぎてることもあり(いくつか知りません、たぶん10歳前後お若いと思います)

年齢が離れすぎているって書いてらしたのでずいぶんと離れてるのかなと思ったら10歳前後下ってことですよね?

42歳女子にとって10歳下ってのは全然守備範囲だと思う方も多いと思うのですけれど、それってだいぶ自分を卑下しちゃってませんか?と思うのです。

もちろん、「その彼、実は21歳で・・・」とダブルスコアならば「お、おぅ」と思うのですけどね。

逆にSさんは10歳上の52歳男子は守備範囲外ですか?52歳からすれば42歳は10歳前後下になりますね。

>彼は私に好意があるわけではなく、単に親切な人なんだと思います。

なぜ、そう思うのでしょうか?
今までもたくさん勘違いしてきたのに。
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
>後になって(結婚する時になって)、ずっと好きだったのに振り向いてもらえなかったと言われるのが毎度の私のパターンです。

だから、Sさんの毎度のパターンを当てはめれば「その年下の彼はSさんに好意がある」というのが真実かもしれませんよね?

まあ、そんな風にカウンセリングの現場で言われたら即座に「そんなことありません!彼は単に親切な人なんです!」と強い口調でおっしゃられるかと思いますけれど、もしSさんが選ばれたカウンセラーさんが意地悪な人だと「ほほー、なんでそんな風に言い切れるんです?もしかして、そう思い込みたいだけなんじゃないですか?」とニヤニヤしながら返されると思うので、やっぱりカウンセラーってちゃんと選ばなきゃね!という話です。

思い込みが強い傾向ってあると思います?

恋愛に限らず、自己判断・自己完結しがちなところってあります?

少なくとも、女としての自信ってあんまりないですよね?

「あたしなんかが愛される/選ばれるわけがない!」というゆるぎない自信を持っていませんか?

*セミナー動画「無価値感を癒して今の自分に自信を持つためのワークショップ」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45220

なんか勘違いを怖れて、自己評価をだいぶ低く設定してしまっていませんか?

以前に比べればマシになってきたかもしれませんが、まだまだ勘違いが怖くて、自分をいい女だとは思えないんじゃないでしょうか?

ということで、仕込みを終えて本題(?)に移りましょうね。(沖縄風イントネーションで)

>このように、前より自分のことを好きになれたり、自分の存在や魅力を認めてあげられるようになることと、単なる勘違い女とは何が違うのでしょうか?

ここで言う「勘違い女」とは「たいしてかわいくもないのに、自分のことをかわいいと思っているイタイ女」ということですよね?

この「かわいくもない」というのは「いい女じゃない」「全然スタイルよくない」みたいに応用が利くかと思います。

これ、実に様々なケースが思い浮かぶので言葉にするのがめんどくさくなっているのですけど、ほんとどうしましょう?ここまで書いてきてボツにするのはもったいないしなー、と葛藤してるんです。

で、Sさんが怖れてるのは「あ、年下君、あたしのこときっと好きなんだわ。あたし、めっちゃいい女だもんねー。かわいいー。」なんて思ってたら、彼から「え?Sさんのことっすか?いや、女としては全然見てないっすね」と言われてものすごくショックを受けることですよね?

さらに「うわー、そんなこと思ってたんすかー。ウケるー!なんか調子乗ってんすか?」なんて言われたらもうヤバいですよね?

だから、そこで傷つかないように一生懸命防衛して自分を守ってるんだと思います。

でも、それもまた苦しくないですか?

ただ、そろそろお気づきかもしれませんけど、この年下君のセリフ、年がら年中自分に言うてるんじゃないですかね?

そうすると「勘違い女」にならぬよう、必死に自分を押さえて押さえて生きてるようなSさんが見えてくるわけです。

何かしらだいぶがんじがらめになってしませんか?
窮屈だなあ、と感じることが多くないですか?

そして、それくらい勘違いを怖れるってことは完璧主義になっていませんか?

その一方で、バレエでは恥を怖れずに30年ぶりにトゥシューズを履いてヘタクソなりに踊ってたらめちゃくちゃ褒められて感動してるんですよね?

調子にのって勘違いしそうじゃないですか?
でも、それは気にならないのですよね?

そういうSさんもいる一方で、なぜ恋愛になると「勘違い女」になることをそんな怖れてしまうのでしょう?

男にドハマりするのが怖いのかなあ?
男を下に見てるからかなあ?
バカにされたり、笑われたりしたくないのかなあ?

なんかひどく恥をかかされたこととかあるの?

やっぱ繰り返しになりますが、これのトラウマがだいぶ残ってるのかな?

>私自身、ただ普通にニコニコ親切に接しているだけで勘違いされてセクハラや性被害にあったりと不快な思いをしてきたので、自分が誰かにそんなことをしてしまうのは避けたいです。

勘違いされて嫌な思いをしてきたなら、自分が勘違いして相手に嫌な思いをさせるのはイヤですよね?

親切に接してるだけなのに勘違いされたら、自分に親切にしてくれる人に惚れぬよう頑張りますよね?

それが未だに痛いのかなあ?

そしたら、今回だけじゃなく、恋愛には臆病になりますよね。

勘違いかどうか試してみました?

その年下の彼に「そんな優しく親切にしてくれたら気があるのかなあ?とか思っちゃうよ。女の子をその気にさせちゃうよ。」って聞いてみました?

先ほど「自己完結」って書いたんですけど、相手に確認するってのはすごく大事なことでして、思い込みを外すトレーニングにもなるのです。

これ以上セクハラに遭いたくないから防衛的になっちゃうのは仕方がないけれど、けど、やっぱほんとは欲しいんですよね?彼氏。

そして、たぶんとっても情熱的なんでしょう。
だから、一番恐れてるのは自分自身の情熱かもしれませんね。

また、本題からズレたような、ズレてないような話になっておりますが、改めて

>このように、前より自分のことを好きになれたり、自分の存在や魅力を認めてあげられるようになることと、単なる勘違い女とは何が違うのでしょうか?

自己肯定感って別に相手は関係ないんです。

自分のことが好きになって、その存在や魅力を認めて上げられるようになったら気分いいと思いません?楽しいと思いません?

「きゃはー。あたし、いい女かもー。ぐふー」って思いながらニヤニヤしてるのって自分の世界なんですよねー。そして、幸せですよねー。

で、そういうときに男性から優しくされたら単純に「うれしい!やっぱあたしがかわいいからだよねー!」って思うんです。そして、その男性にも笑顔のサービスをお届しちゃったりするのですね。

でも、そこで恋愛感情が動くか?っていうとそれはまた別問題。

そして、相手から好意を示されていたとしても「自分はどう思うのか?」ってところを自分軸で判断できます。

別に相手が好意を示してくれるかどうかって関係ないですよね。
自分がどう思うか?だから。

だから、相手が好意を匂わせ、「おいおい、そんなことされたら惚れちゃうぜ」と思うようなことをしてきたとしても、「じゃあ、自分はどうしたいのか?」ってちゃんと一線引いて考えられるのですよね。

相手の好意ある行為に乗せられることってないんです。(←シャレにきづきました?笑)

相手が自分を好きになってくれたから、、、という捉え方自体が他人軸ですもんね。

だから、年下の後輩から親切にされて「うれしい」と思い、「あら?もしかして彼はあたしに気があるのかな?」と感じたとしても、即座に否定することもしませんし、とりあえず気持ちを確かめようとするでしょうし、まずは自分がどうなのか?と自分の気持ちに寄り添うでしょう。

なので、自己肯定感高め女はそういう意味での勘違い女にはならないと思うのですよね。

つまり、Sさんがいう勘違い女ってのは思い切り他人軸である可能性がありますね!というお話でした。

参考になりましたら幸いです。

★自分軸を取り戻すための本と動画

*セミナー動画:ワークショップ「自分軸とは何?なぜ自分軸が大切なのか?どうしたら自分軸が確立できるのか?」
*文庫版『人のために頑張りすぎて疲れた時に読む本』 (だいわ文庫)
*新書版『なぜ、あなたは他人の目が気になるのか?』(フォレスト出版)

◎7/20(土)東京、8/10(土)大阪:1DAYリトリートセミナー~ライフワークやパートナーシップと向き合い、自分を深く知る1日を~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/50757

◎ライフワーク・グループコンサル~これからあなたは自分の才能を活かしてどう生きるべきなのか?~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45894

◎セルフ・カウンセリングにも活用できます!根本のカウンセリングスキルを伝授する根本式アクティベーション・カウンセリング講座
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/52425

根本のセッション
お弟子を検索する!

●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)

問い合わせフォームから「根本裕幸へのリクエスト(ネタ提供)」をお選びください。

また、お弟子さんたちのオンラインカウンセリング無料相談「ココロノマルシェ」でも随時ご相談を募集しています。


無料で読める根本のメールマガジン「予約の取れないカウンセラーが送る“毎日使えるココロの講座”」
より深く学びたい方のためのオンラインスクール「根本裕幸のメルマガ&動画で学ぶ、めっちゃ使えるココロの法則」


今日の話を無料アプリのvoicyで音声でラジオみたいに聴けます!

『(準備中)』


★Youtubeの公式チャンネルでも同じ内容を公開してます!(チャンネル登録よろしくお願いしますー!)

(準備中)


★voicy/youtubeで配信した話を文字起こしして公開してます!テキストで読みたい方はこちらからどうぞ!

『(準備中)』

★自宅で、カフェで、移動中に、どこでも学べる根本の心理学。
根本の著作一覧
根本裕幸のサイン本屋さん
セミナーセミナー動画・DVD販売・音声配信サービス販売サイト

あわせて読みたい