こんなにつまんない男だっけ?と思うにも関わらず、なぜ彼と別れられないの?



自分が成長した分、彼がつまんない男に見えるのも当然なわけですが、ただ、そこで別れを決断するのはちょっと早急かもしれません。
ただ、それとは別に、彼と別れられない理由は潜在意識にも潜んでいるものですから、カウンセリングなどを利用しながら掘り下げていくのも効果的です。

最近どうにも、「彼のレベル低くね?別れるか?」「色んな男と付き合ってみた~い」という気持ちがすごくわいてくるんです(先生の予言が当たりました^^)。
どうやら私この数ヶ月で数段女が磨かれたようで、やれ綺麗になっただの、いい女になっただの、すごく褒められます。
まだまだ課題はあるものの、全ての問題は自作自演だと一生懸命自分に向き合って器を広げる努力をしてきたので、変化も速く(さすが自武女)。
胃腸炎や突発性難聴・無月経などプロセスを順調に踏みながら、根本先生・お弟子の皆様のおかげで「結構いい女じゃ?」と少しずつ自信を持てるようになってきました。
すると、「私と同じくらい愛がデカくて、死ぬほど大切に思って尽くしてくれる人は絶対存在するはずやし、いつか出会えるはず!!」という根拠のない自信が出てきて、彼の傷つけてくるような行動・素直じゃない行動に「あなたそんな感じ?」「こんなにつまんない男だったっけ?」と悲しさ・物足りなさを感じるように。
彼が育つのを待つのはなんか違う気がするし、なんで彼みたいな人と付き合ってるんだ?と疑問に思ってるのに、別れる決心がつかない理由は何なのでしょうか。
また、この場合やっぱり彼のことはおいといて自分とさらに向き合っていくといいのでしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
(Nさん)

たまたま昨日「なんでその彼と別れられないんだろうね?」というカウンセリングをしていまして、その彼を一旦手放してみよう、自分がいるべき場所に自分を連れて行ってあげよう、というセッションをしておりました。

1対1の個人セッションだったんですけど、リトリートセミナーのロールプレイみたいな感じで椅子を並べてみましたら、それなりの効果はあるようで「ああ、全然違う!」とだいぶ感覚的に「手放し」を感じられたようです。

また、別日には「やっぱ女は一度寝ると情が移っちゃうんだよねー」という話をしておりまして、別に付き合うつもりもなく気軽に遊んだはずが何かと気になっちゃうようになっていました。

さて、筋金入りな上におそらく突撃部隊に所属しているであろうNさんは、体調不良をものともせず怒涛の勢いで成長曲線を描いた挙句、ますますいい女に成長されたわけですね。

それは素晴らしい。
そしてすごい。
自信が持てるようになってほんま良かったですー!

まあ、彼女がそれだけ急激にバズってしまったら、彼を完全に置いてけぼりにしてしまうわけでして、「ちょっとこいつ違うくない?」という思いが出てくるのもごくごく当然なのかもしれません。

やっぱ自分が変化すると環境も変えたくなるものなんですよね。

癒しを進めて行ったり、自分を磨いたりして成長を遂げるとけっこうな確率で「仕事辞めたい」「男、替えたい」「引越したい」等の欲求が出てくるものです。

成長した分だけつまんない、面白くない、退屈ー、刺激がない、ワクワクしない、なんて感じてしまうのです。

服の趣味も変わったりして衣替えの際に「え?半年前のあたしはこんな地味な服ばっかり着てたん?」とびっくりする方も多いものです。(そういえばつい先日もそんなことをおっしゃってるクライアントさまがいました。)

特に急激に成長すれば、急激に男を変えたくなるのも当然っちゃ当然です。

とはいえ、その変化そのものが刺激物になっているかもしれないので、そういう方にはたいてい「待て!」「ハウス!」と躾することが定番となっているものです。

また、Nさんのケースには当てはまらないかもしれないけれど、自分が変化することをパートナーはじめ周りの人が押しとどめようとドリームキラーや抵抗勢力に変化することもあるもんです。

潜在意識は変化を怖れるものですから、自分のすぐ近くでその人が変わってしまうことに心理的な抵抗を覚えるのですね。

だから、案外一番味方になって欲しい身近な人がドリームキラーになっちゃうことも少なくないわけで、それでショックを受けることもあるわけです。

それで「彼女が変化し始めたら、彼からの当たりがきつくなってモラハラっぽくなった」みたいな事件が起こるんですね。

そういう話を聞けば「順調っすね!」と言ってしまうのですけど、そうやって聞ける人がいなかったら不安や怖れに捉われてしまいますよね。

成長や変化しつつ、定着化させていくことも大事なんですね。
場合によっては熟成させるようなイメージを持つこともあります。

ますますいい女になって周りから褒められるようになったことは素晴らしいことには違いありません。

だからそれを大いに自信にしてほしい一方で、だからと言って急に環境を変えることはあまりお勧めしていません。

というのもその変化がまだ定着していないと考えるからです。

つまりは地に足を着けることが大事だよね、新しい自分に慣れることが先決だよね、というわけです。

例えば、田舎から都会に出てきて「うわー、都会ってやっぱすげー」って感動している若者がいるとしましょう。

彼は都会の刺激をいっぱい受けた分だけ田舎をバカにするようになり、田舎に帰省する際には思い切りイキっちゃいます。

しかし、徐々に都会に慣れてくると都会の問題にもぶち当たるようになりますし、そんな毎日がキラキラなわけもなく、その頃から田舎の良さもちょっと分かるようになってきます。

そうすると都会の良さも分かるし、田舎の良さも分かる、なんて風になるわけです。

何なら「都会も田舎も変わんねーよなー」なんて思っちゃったりもするかもしれません。

そうして都会に馴染んでいくんですよね。

つまり、急激な成長を遂げた分だけその新しい世界、新しい自分に「すげーすげー」と感動するのですが、それはまだその変化が定着したとは言い難く、ちょっとふわふわした地に足が着かない状態なのかもしれないわけです。

つまり、

>「あなたそんな感じ?」「こんなにつまんない男だったっけ?」と悲しさ・物足りなさを感じるように。

と思うのはそれだけNさんが成長した証なのですが、まだ彼を見切るかどうかを決めるのは時期尚早なのかもしれません。

彼をほんとに手放す時期が来るとしたら、「まあ、彼にもいいところはあるけど、やっぱりあたしとは合わないな」と落ち着いて判断できるようになった頃かと思います。

という話をしたあとで

>彼が育つのを待つのはなんか違う気がするし、なんで彼みたいな人と付き合ってるんだ?と疑問に思ってるのに、別れる決心がつかない理由は何なのでしょうか。

という疑問にお答えしていきたいと思います。

とはいえ、なぜ別れる決心が付かないかの理由は様々でして、その理由を頭の中で思い浮かべておりますと、それを言語化して文字にすることに対してなんかめんどくさいと思ってしまうので、その辺はテキトーにやっていきたいと思います。(すまんのぉ)

なぜ、別れる決心が付かないか?

そもそも決めることが苦手、という女性性優位な人もいます。

また、冒頭の例に出てきたように、情がある、というケースもあります。

さらに、彼にまだどこかで期待してるのかもしれません。

それと似てますが、彼に何らかの執着があることも多いです。

それから、別れることに対して罪悪感がものすごくあるのかもしれません。

あるいは、「彼の傷つけてくるような行動」によって支配されてしまい、行動力が奪われているのかもしれません。

それとも、まだ本当の自信が付いていないってことも考えられます。

そういうときは「彼のことを心の目ではどう見てるのか?」というのを見ていくものです。

心の目というのは潜在意識と言ってもいいのですが、顕在意識(自分が認識していること)と潜在意識が乖離しちゃってることはよくあることです。

例えば、冒頭で紹介した女性は彼のことを「自分の息子、いや、ペットみたい」と思っていることに気付きました。

表面的には亭主関白な彼であり、彼女は彼に従う従順な彼女でした。

けれど、いろいろと身の回りの面倒を見たり、精神的なサポートをしたりしているうちに、心の中で彼を「子ども」や「ペット」のように見るようになったみたいです。

そうすると彼と別れるということは、自分の息子を捨てるような、ペットを置き去りにするような、そんな思いが出てくるわけです。

つまり、罪悪感がたんまり出てくるし、「そんなの彼が可哀想」とか思っちゃったりもするわけです。

「そりゃあ、別れられないでしょうねぇ」と思いません?

だから、その潜在意識で捉えている彼の姿をアップデートするんです。

「えっと、彼はいい歳こいたおっさんで子どもではないし、ましてや犬猫でもない」と。

当たり前のことなんですけど、改めてそれを意識して、潜在意識に教えてあげるわけです。

そういう風に意識しながら実際に手放しワークをしてみると始めはものすごく抵抗が出るんですけどだんだんそれも少なくなり、スーッと距離を取れる(手放す)ようになります。

そうして彼を手放したところから彼を見てみると「なんであたしはあの人にそこまで執着していたんだろう?なんで別れられないと思っていたんだろう?」と感じるようになります。

それから、よくある事例としては「別れたらひとりぼっちになってしまう」という孤独感にまつわるケースです。

これが心の目として出てくるにはある条件がありまして、「○○さん、子どもの頃からずっと寂しかったもんね」という歴史です。

ずっと寂しくて、孤独で、辛い思いをしながら育ってきて、ようやく手に入れた彼氏だとすれば、その彼氏の存在によって寂しさは癒されます。

その彼が自分を傷つけるような男であったとしても、寂しさに苦しむよりはマシ、なんて思ってしまうわけです。

それくらい寂しいのがイヤなんです。

だから、もう彼のことはいい!自分も魅力的になったしもっといい男がいるはずだ!と思ったとしても、その彼が現れていないのであれば今カレを手放すことには抵抗を示します。

今カレを手放して、次の彼に出会うまでの孤独に耐えられる自信がないんです。

こういうケース、案外、多いんです。

だから、この場合はその寂しさと向き合うことをまずはやっていくものです。

そして、その寂しさを誰かに何とかしてもらうんじゃなくて、自分の寂しさは自分で面倒を見るぞ!という風に意識を切り替えていくとだいぶ楽になります。

つまりは自分自身とのつながりを取り戻していくのですね。

そうするとその寂しさを彼で埋める必要がなくなるので、すーっと手放せるようになるものです。

それから心の目になりやすいのが「罪悪感」というものです。

これはもうたいへんディープで自覚するのが難しいのですが、この罪悪感が動いている場合は彼との関係が「癒着」と言える状態であることも多いものです。

罪悪感にもいろんな種類がありますが、例えば「自分はとても穢れた女である」というセルフイメージを持っているとします。

成長していい女になって綺麗になって「うれしー!」と思っている裏側に、そんな罪悪感が隠れてることも珍しくないんです。

そこから「こんな汚い女を受け入れてくれるのは彼しかいない」とか「こんな穢れた女には彼のような男がふさわしい」みたいな感覚に至ることも多くて、そうするとやっぱり別れられません。

これはそのまま罪悪感を手放して行くことが目的になるのですが、内側も外側もきれいだということが受け入れられると、やはり彼との別れを決意できるのです。

ちなみにこの「罪悪感」ですが、時と場合によっては「恩義」みたいな形で感じられることもあります。

「ボロボロだったあたしを救ってくれた彼だから」みたいに。

さらに、この「罪悪感」は彼のモラハラとして表面化していることもあります。
意外かもしれませんが、「そのモラハラを作ってくるのは自分だよね?」というところから罪悪感にたどりつくことができます。

また、一般的にもよくあるのが「悪者になりたくない」という理由で別れを決意できないこともあります。これもやっぱり罪悪感が影響しているんです。

たいへん様々なケースが想定されますね。

「いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本」(ディスカバー21)
*セミナー動画:『私の幸せを阻む「罪悪感」を「愛」で癒して「私」を自由に解放するワークショップ』
*心理学講座動画:『罪悪感と癒着の心理』
光の瞑想~疲れや罪悪感などを癒すイメージワーク~

そういうわけで、とりあえずNさんにおかれましては、新しい自分を自分にどんどん馴染ませ、定着させていくことを意識してみるといいでしょう。

そのためにはこの新しい自分をもっと楽しむ、面白がる、ということがふさわしく、ファッションから人付き合いまで今までとは違う世界を味わっていただくのがいいかな、と思います。

そして、同時にその「別れられない理由」について深く掘り下げていくことをお勧めするわけです。

そこにはいくつか紹介いたように自分では意識してない理由が隠れていることも大いにありますから、その辺はお世話になってるとかいうお弟子さんにぜひ聞いてみてください。私の弟子ですからね、そりゃあ、見事にその謎を解き明かし、どうすればいいのかを指南してくれると思いますので!笑

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