ポンコツな同僚にイライラしまくっているのですが、それは自分が自分の価値を認めていないからでしょうか?



確かにそれもあります。重要です。
ただ、それと同時にもう一つ「期待」というものがあるのかもしれません。
期待すると裏切られるものですし、その裏には自分が自分に厳しい(基準が高い)ということもあるかもしれません。
そして、それ以外にも「今、自分がやるべきこと」に意識を向け切れていないのかもしれません。

根本先生 こんにちは!先日の神楽坂の1Dayリトリート、すごく楽しかったですしたくさん泣いて癒されました。
何かが満たされたようで、心地よいまま帰路につきました。

リトリートに行ってから、もっと自由に!もっと自分を大事にしよう!と女性性開花に勤しんでおります。
良い方向へ進んでるな!と思うのですが、ここでさらに幸せな人生へ邁進するべく、質問させてください。

私はコールセンターのSV(管理職)をしてます。オペレーターとして入社しましたが一年後に前任のSVが辞めるタイミングで持ち上がりで昇格しました。
イライラする問題の同僚は、私と同じようにオペレーターから管理職になりました。違う点と言えば同僚は社会人経験が短く、管理者経験が無いです。
同僚も仕事ぶりが評価され持ち上がりで管理職になりましたが、「そんなこと言わなくても管理職なんだからわかるだろ」ってことをことごとくミスしており、重大なインシデントもおかすし、辟易としてます。(管理者研修は終えてます)
私がフォローすべきなのはわかっているのでその都度注意してますが、数ヶ月たっても改善されてません。
一応本人は反省してる、やる気はあると言ってますが、ポンコツすぎるので「買い被ってたけど検討違いだったな」とやりすごそうとしてますが、それでも毎日やらかしすぎてるのでイライラが増幅するばかりです。
これ以上フォローするとしたら幼稚園の先生になっちゃうよ?!と思ってしまうし、「私だけ損してる、割に合わない」と思ってしまいます。

もうやってられないし呆れるしで時給増やしてくれないと辞めるよ?と今度上司に交渉しようと思ってます。

なんでこんなにイライラするのかよくよく考えると、根本的にその人物が好きでは無いのであまり関わりたく無いんです。声質も話し方も嫌いで、返事も軽いしほんといちいちイラッとします。
他には、「なんでそんなこともわからんかね」という、仕事に対する姿勢や視座、判断力や応用力がない、といったそもそも論になります。

ここで、自分の価値を認めてないから人にイライラするのかな?とも思うのですが、根本先生の見立てはいかがでしょうか?

大変長くなった上に、よくばりに質問しておりますが、ネタとして採用していただけましたら大変嬉しいです!

ちなみにスマホのメモ帳を見返したら2018年から「根本先生に相談したいこと」というメモをしたためていたのを発見して、びっくりしました。
(実はその何年も前にも、恋愛のセミナーに参加したこともあります!)

これからも様々、課金させていただきます!

以上、宜しくお願いいたします。
(Mさん)

>リトリートに行ってから、もっと自由に!もっと自分を大事にしよう!と女性性開花に勤しんでおります。

素晴らしいです!ありがとうございます!うれしいです!
素晴らしいです!ありがとうございます!うれしいです!

ほら、みなさん、ご存知ですよね?(お知らせ)

◎オンライン:1/21(日)11:00-18:00 1DAYリトリートセミナー~オンラインでは初めてのリトリート~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/51378

◎東京:2/10,11,12 ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~生き方が、人生が、自分自身が変わる3日間~
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オンラインでもリアルでも受けられるリトリートが開催されるんですよ。(おすすめ)

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呼ばれてる!って思いません?(誘いかけ)

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来た方がいいと思うけどなー。(ごり押し)

といういうことでMさんのお陰で本日もっとも重要な情報をお伝えできましたので、あとはいつものように超長文にてお届けしたいと思います!よろ!

ということで、

>もうやってられないし呆れるしで時給増やしてくれないと辞めるよ?と今度上司に交渉しようと思ってます。

これは素晴らしい行動ですね!ぜひ、そういう強い気持ちを意識的に持ってみてくださいませ。武闘派魂がさらに磨かれ、あっという間の職場を掌握できるでしょう。

さて、

>イライラする問題の同僚は、私と同じようにオペレーターから管理職になりました。違う点と言えば同僚は社会人経験が短く、管理者経験が無いです。

というネタは自立系武闘派女子のみなさまからお話を伺う立場として頻繁に耳にするものでして、昨日も一昨日も先週も上司だの後輩だの同期だのと、似たお話をいただいております。

まず、Mさんがお気づきの通り、「根本的にその人物が好きでは無い」というのが基本的な理由です。

嫌いな人って何しても嫌いじゃないですか。
苦手なもんってやっぱり苦手じゃないですか。

逆に、その同僚が好みのタイプのイケメンだったら全然平気なんです(はじめのうちは)。
「そんなこと言わんでもわかるだろ!」ということでも聞かれたら笑顔で丁寧に手取り足取り教えるでしょうし、重大なインシデントを犯したとしても「あたしと一緒に解決しようね。どう?今夜うちで秘密の作戦会議しない?」などと誘ってしまうでしょう。

むしろ、ポンコツであることが「付け入る隙」となり、「ラッキー、これで彼と近づけるわ。うほほほほ」と神様に感謝することと思います。

だから、そもそも人間的にそいつのことが嫌い、苦手、であれば、「くしゃみをしただけでムカつく」ということになるものです。

とはいえ、イケメンな同僚であってもあまりに同じミスを繰り返すとイライラしてくるものです。

その理由として「自分の価値を認めてないから人にイライラするのかな?」というMさんの見解通りなんですけど、もう少し付け加えるといいのです。

「自分の価値・能力を認めていないから、相手も自分と同等のことができると“期待”してしまう」

要するに「期待」という問題なんです。
そこに、自分を低く見積もりすぎてるって問題がかぶってるわけですが、これらはイコールで結んでも良いものでもあります。

例えば、東大生の家庭教師に分からないところがあるので質問したら「こんな問題、簡単でしょう?誰でもわかるよ」とか言われたらカチンと来ません?マウント取られた!とか思いません?

少なくとも「お前の基準で俺を見るな!」とか思っちゃうでしょう?

例えば、すっごく美人な友人に

A.「あなたもかわいいじゃん。あたし、あなたが羨ましいと思うことだってあるもん。」

と言われるのと、

B.「あなたの方がずっとかわいいよー。あたしあなたがすごく羨ましいもん。」

と言われるのでは、どっちが「今日でこいつと縁を切る」と思うでしょうか?

あ、両方?笑

敢えて微妙な表現をしてみたのですが、AとBの違いは彼女が自分の価値を受け取っているかいないかです。

だから、あなたが自分のことをどう評価しているかによって変わるんですけど、一般的にはBの方がカチンと来るんです。

そして、先の東大生はまったくもって自分の“身分”をわきまえてないんですよねー。

私たちはコミュニケーションの中で無意識にこういうことをやっちまっていて、それで友達が急に離れて行ったり、先輩から注意されたり、なかなか人とうまくいかなかったり、人間関係に問題を持つようになります。

これは「自己評価と他者評価の違いが生み出す問題」のひとつで、以前にもブログで解説したことがあるような気がするので興味ある方はブログ内検索にかけてみてください。

で、Mさんや同様の思いをお持ちのみなさまはその応用編だと思ってくださいませ。

まず、おそらくMさんはこう思っているはずです。

「管理職なんだからこれくらいはできて当たり前でしょ?」
「あたしと同じ立場、同じ給料なんだから、あたしと同じことができなきゃおかしいでしょ」
「部下ならともかく、同じ立場なのになんであたしがあんたの面倒を見なきゃいけないわけ?」
「注意されたことは1回で改善しなきゃおかしいでしょ?なんで同じミスを繰り返すわけ?」

意識されてるかどうかは別としてご納得いただけるかとは思います。

これがMさんの持っている「基準」であり、Mさんが考える「管理職とは○○である」理論であり、それをその同僚に投影して否定的に見ちゃっているのです。

それが「期待」ということです。

そして、その考え方に多くの方は賛同し、うちの読者のみなさまは「そうだ!そうだ!Mさんは悪くないぞ!その同僚を早く退治すべきだ!」と大声をあげられると思います。

そう、正しいんです。
けど、そこには「期待」が入ってるんです。
「期待」は「裏切られるもの」なんです。
だから、ずっとその同僚はあなたの期待を裏切り続け、Mさんをイライラさせてしまうのです。

別にMさんが無茶なことをその同僚に期待しているとも思いません。
ごくごく当たり前、常識的なことを思っているのだろうと思います。

しかし、誰もその当たり前と思われる基準を満たせるとは限らないのです。

これ、ものすごく重要なことです。

「これぐらいできて当然でしょ?」と思うことができず、ミスを繰り返す同僚がいると、“仕事がデキるあたし”は彼女のことを“監視”するようになってしまいます。

そうすると今までは気にならなかったそのほかの問題も発見してしまい、ますます彼女に対する不信感が高まり、より強く“監視”し、“管理”しようとします。

そういう悪循環にハマるとどんどん彼女のことが嫌いになっていき、重箱の隅をつつくように見るようになります。

当然それは相手にとってプレッシャーになります。

常に“監視”“管理”されていると思えば窮屈ですし、緊張しますから当然ながらミスも多くなります。

他人軸になりますから通常ではミスしないはずのこともミスしてしまうようになります。

そして、彼女は自己嫌悪も強くなりますし、よりあなたの顔色を窺って仕事をするようになります。

それはいつかどちらかが爆発するまで続きます。

でも、彼女も業績を認められて昇格したんですよね?

会社の目は節穴ってことなんですかね?

それとも彼女が人事部長の愛人とかなんですかね?

あるいは何か別の理由があるのでしょうか?

もちろん、現場で優秀な人材が管理職になっても優秀とは限りません。
名選手なのにコーチとしてはサッパリって人もいますよね。

だとしたら、管理職に向いてないってことになるのでさっさと現場に戻した方が会社としても戦力になりますね。

でも、それ以外にも何か理由があるのであれば、会社はMさんには見えていない価値をその同僚に見ているってことになります。

その同僚の価値って何なのでしょうね?

もし、長期的に付き合っていかなければならないなら、そこに目を向けたほうが良いと思います。

自分には見えない彼女の価値とは?を考えてみるのです。

そして、その同僚の欠点ばかり見えて価値が見えないって状態にあるならば、それを「投影」として受け止める見方もあります。

すなわち、「ああ、あたしがまだまだ自分の価値を見ていないからあの子の価値も見えないのだわ!おぉ!神様すいません!!あたしはまだまだ未熟でした!嗚呼!」と叫んでみると良いよ、ということです。

この間も切々と説教したんですけど、自分の価値や魅力、能力ってのはなかなか認められないもんですよね。

いわゆる「評価」ってのは他人がするものですから、ぶっちゃけあなたの能力とはあんまり関係ないことが多いもんです。

しかし、自分の能力を測るってのもテストがあって点数が出るなら分かりやすいですけど、なかなか数値化できない能力ってのは気づくのも難しいし、受け入れることも難しいものです。

だから昇格しなかったからと言って能力がないとも限らないし、昇格したからって能力があるとも限らないものです。

特に組織の中で役割を与えられて仕事をしている場合、自分を客観的に評価するってのは難しいものでして、どうしても他人が与える評価に振り回されやすいもんです。

まあ、それは仕事の能力に限らず、自分の価値や女としての魅力という点においても全く同じことが言えるんですけどね。

そういう意味では職場での利害関係がない友人や恋人、家族、カウンセラー、コーチなどに意見を求めることが大切なことになります。

カウンセラーなんてのはその人の話し方、内容、考え方、価値観などを見て「ああ、あんたはだいぶ仕事がデキる人みたいだねえ」という風に見ます。

一緒に働いたことはないけれど、話をいろいろとしていけば、その人の価値、魅力が分かってくるし、そこから「あんたは職場でこういう立ち居振る舞いをするのが一番似合ってる」なんてことも分かってくるわけです。

だから、そうした“分析結果”に見合わない場にいるのであれば「そりゃ仕事楽しくないし、成果も上がんないよねー。異動って難しいの?なら、転職とか起業とかもアリだよねー」ということをお伝えするんです。

仕事面だけでなく、人として、女として、Mさんはより自分の価値や魅力を受け取る時期に来ているみたいです。
(カットしちゃいましたが、今後の起業に向けてもなおさら大事)

そして、「ああ、どうやらあたしは仕事がデキるらしい。けど、なぜか知らんけどけっこう厳しい基準を持ってるのかもしれん。」ということを受け入れていきましょう。

今の職位・今の仕事で「自分ができていること」をまずは見てみましょう。

そして、それを「当たり前」なんかで処理せずに「素晴らしい!すごい!きゃーすてき!」と褒め称えてあげましょう。

同時に「自分がやり残していること」「自分がこの職位でやっておきたいこと」も探してみてください。

それが今後の課題です。

自分がやるべきことに意識を向けていたら他人に構う暇はなくなっていきます。

「自分にできることを粛々とこなす」ということに意識を向けるとだんだん地に足がついてきて、やはり周りのことが気にならなくなります。

そして、同時に「ライフワーク・バランス」というところにも目を向けていくのが私のカウンセリングです。

「えーっと、趣味とか推しとかはいるの?パートナーシップはどう?来世でいい?え?あかん?最近ハマってるものとかある?」とか言いながら、全体像を見ていきます。

そうすると「あんたは仕事に生きる女じゃねえよな。男に生きる女だよな?」とか「推しは推せるときに推せ!っていうだろ?もっと気合を入れて推した方が楽しくない?」とか「どっちかっていうと仕事4割、プライベート6割くらいがバランスが取れてるみたいだね」なんてことをお話していきます。

ライフスタイル全体を見渡して「今の仕事の位置、面積」を決めていくような感じです。

そうすると「ああ、推しの方がずっと大事だったのに、同僚に気を取られて推し活サボり気味だったわー。反省。」みたいな感じで修正が効くこともあります。

また、起業など将来やりたいことがあるならば「そこに向けた様々な準備」があるでしょうし、「今の職場でやり残したことがないように、学べるもの、使えるものは全部使っておこう!」という戦略も大事ですから、やはり他のことに気を取られるヒマもありません。

Mさんのパートナーシップが今どうなっているのかは分からないのですが、「ラブラブな彼氏ができたら無能な上司・同僚・後輩のことなんてどうでもよくなっちゃった。てへ。」などとほざくクライアントが過去、多数存在していたことを最後に記しておきたいと思います。

所詮、男がすべてを解決してくれる、ということか。まあ、真実だね。これは。

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