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よく私のブログでも「執着は手放そうね」「依存から抜け出して自立しようね」という風に表現しているのですが、そもそもなぜ執着や依存はタブーなのでしょうか?
よくよく考えれば、依存的なメンヘラ女子を好きな男子も存在しますよね?
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ひとつ、疑問があり、ご相談させてください。
根本さんの本もそうですが、色々な恋愛指南書を見ても、恋愛をうまくいかせるには、『執着』『依存』はタブーと書かれている事がとても多い気がします。
そして執着、依存をしないためにも、自分軸を持ち、自己肯定感を高めることが大切なんだと深く理解しておりました。
私もこの二つに陥らないように気をつけています。
ただ、最近気がついたのですが、いわゆるメンヘラ女性を好きになり、お付き合いする男性も意外にいることに気がつきました。
私のイメージですが、メンヘラは、依存や執着が大きい人達と理解していますが、守ってあげたい欲を刺激されるらしいのです。
結局、メンヘラ好きな男性は、依存や執着のある女性を好むという事なのでしょうか?自己肯定感の高い女性は好みではないという事でしょうか?
少し混乱してしまい、ぜひ根本さんのお考えを教えていただきたいです。
(Yさん)
好き好きですからねー。
何が良くて何が悪いってことは本来なくて、自己肯定感が高い女性を好む男子もいれば、メンヘラ女子を守ってあげたい男子もいるわけですね。
ちなみにYさん並びに読者のみなさまは「メンヘラ好きな男性」のことは好きですか?それともウザいですか?それとも六甲山中に置き去りにしてやりたいですか?
婚活絡みのご相談でも「あの人がすごくいい人だってのは分かるんですよねー。性格もいいし、見た目もそんな悪くないし、ちゃんと仕事してるし、ギャンブルも浮気もしなさそうだし、、、、でも、、、、でも、、、男としては見れないんですよーーーー」という嘆きをよく耳にするのですが、要するにそういうことなんだろうなあと思います。
最近は「彼女を守りたい」というセリフを吐く男子は絶滅危惧種に指定されるという噂ですが、元々男性性の中には「役に立ちたい」という願望が強くあるんですね。
そういう願望を満たしたい方にとってメンヘラ女子って格好のマトになるわけです。
彼女がメンヘラを見せるたびに活躍の舞台が与えられるわけで、そこで「俺、役に立ってるー!!」という実感を得られるわけですね。
なので私の友人の中にも「問題のある女子ばかりと付き合ってきて、中にはストーカーになっちゃった奴もいる」という経歴を持つ者もいます。因みに彼はその後、かわいそうに筋金入りの武闘派女子になぎ倒されまして今ではすっかり「いい夫」に教育されました。
また、「役に立ちたい」以外にも「競争心」が旺盛な人は、常に依存の立場でいてくれるメンヘラ女子はとても助かるんです。だって自分がいつも上にいられるからね。優越感もあるわけです。
もちろん、そういう彼女が可愛いと思い、何とかしてあげたいと思い、助けたい、守ってあげたいと頑張るのも事実です。
そして、そのまま幸せな結婚生活を送る人もいれば、途中でメンヘラっぷりが重たくなって逃げちゃう人もいるし、逃げたくても逃げられなくて大変なことになってる人もいますし、そこもまた様々ですね。
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ちなみにうちの読者は純度100%の自立系武闘派女子とその被害者男子によって構成されているのですが、今では立派な武闘派女子もかつてはメンがヘラってたって方も珍しくないですよね。
男に逃げられ、自分の性格が嫌になって自立しまくって今は武闘派を名乗ってらっしゃるのです。
もちろん、世の中には奇特な方々もいて、そんな武闘派女子が好きという男もいるんです!!!
また、カルマなのか過去生でよほど悪いことをしちまったのか、行く先々で武闘派女子としか出会わないかわいそうなカウンセラーもいるわけです涙。
だから、その辺はほんと趣味嗜好の世界ですよね。
韓流にハマる人もいれば、地下アイドルを応援してる人もいるって感じで。
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さて、
>根本さんの本もそうですが、色々な恋愛指南書を見ても、恋愛をうまくいかせるには、『執着』『依存』はタブーと書かれている事がとても多い気がします。
はい。おっしゃる通り、私もそういう風に考えております。
>そして執着、依存をしないためにも、自分軸を持ち、自己肯定感を高めることが大切なんだと深く理解しておりました。
はい。おっしゃる通りです。
なぜ恋愛に「執着」「依存」はタブーなのか?については理解されてますでしょうか?
分からないよー!という方はぜひともうちの弟子どもに質問してみてはいかがでしょうか?立派な師匠の元ですくすくと育った弟子ですからきっと明快な回答を寄せてくれることでしょう!
ということで以下はうちのお弟子さんたちは読まないようにしてくださいませ。
なんで「執着」「依存」がタブーなのかと言えば「苦しい」からです。
説明としては以上ですが、何か質問はございますでしょうか?笑
「執着」ってのは「彼じゃなきゃダメ!彼の彼女はあたしじゃなきゃダメなの!」という状態で、彼にしがみついている状態です。
この「彼」の部分には「仕事」「会社」「家」「お金」「健康」「時間」「土地」「酒」「日本中央競馬会」等々に置き換えていただいてもOKです。
執着してる状態というのは「選択肢」がないんですね。
彼以外の選択肢がないわけですから「自由じゃない」状態です。(この辺の具体的なお話は昨日の記事を参照してください。)
「不自由」って嫌いでしょ?
「少しは束縛されたいけど、監視されるような束縛はやだ」と思いません?
何かに執着しているとその分自由がなくなって苦しくなるのです。
だから「執着は手放した方がいいよ」という風にご提案申し上げるわけです。
また、「依存」も同じようなものですが、「あたしは一人では何もできない。彼に全部やってほしいの」という心理です。
よく依存状態のことを「巣で親鳥がエサを持って帰ってくるのを待っているひな鳥」に例えますが、これもまた不自由ですよね。
自分では身動きができないわけですし、ただただ待ち続けるだけですし、親が持ってきたエサが気に入らなくても食べなきゃいけないし、蛇の襲撃を受けても逃げることはできないし、要するに「受身」「後手」になってしまうので苦しいんです。
だから、「頑張って自立しようね!自分の面倒を自分で見られるようにしようね!」とご提案申し上げるわけです。
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で、心理学講座はこの辺にしまして、どんなパートナーシップを望むか?というのがやっぱり重要でして、「対等な関係がいい」のか「自分が上に立ちたい」のか「誰かに面倒見て欲しい」のか、なんです。
この3つの中だと自立系な方々はおそらく「対等」か「騎乗位」のどちらかを所望されると思いますが(とはいえ、意識的に自分が上に乗りたいと考えてる人は少ないけど、本音では男を尻の下に敷きたいと思っている人は多いと思います。)
そして、一応、表面的には「対等」を希望されるならば、自分軸と自己肯定感は大切な要素です。
ただ、これらの要素は「依存」ではもちろんありませんが、「自立」でもなく、その先の「相互依存」(win-winの関係)になります。
自分の足でしっかりと立ち、自分をありのままに許すことで、パートナーのことも信頼できるようになります。
それに、この状態は「自由」ですし、「主体的」に生きることができます。
相手に侵略されることも、侵略することもないので「安全」です。
背負う必要も背負われる必要もありませんから「軽い」です。
お互いに信頼関係を築くことが出来れば「楽」でもありますね。
という風によい思いがたくさんできるんですな。
ということで「対等」がお勧めなんですけれど、この辺もやっぱり「自分がほんとうに欲しいものはなに?」という問いがすごく重要です。
「対等」というのも抽象的な表現ですから、それを具体化するためにイメージを膨らませたいところですね。
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さて、恋愛の話に限らず、あらゆる面で「執着」「依存」は苦しいです。
執着がない状態ってのは両手が何不自由なく使える状態ですから常にそれらを手放し続けることが必要です。
武闘派女子たちの反乱を怖れずに言えば「メイクが好き」な人はいいんですが、「メイクしなきゃ外に出られない。恥ずかしい。大人としてダメだ。」という思いは「メイクに執着してるよねー」と言えちゃいます。
なので「メイクしてもしなくてもあたしはかわいい」というセルフイメージがある人は執着がない状態です。(ダッシュで逃げる)(すぐに話題を変える)
「お金」に執着していると「貯め込むけど使えない」「値段ばかりに目が行く」「ストレスが溜まって爆買いして後悔する」といったお金に振り回されるようになります。
「会社」に執着していると「どう活躍するか?貢献するか?」よりも「首にならないように」「周りから嫌われないように」という風に思いますし、「仕事」に執着していると「働かざる者食うべからず」という思い込みを強く持つようになります。
またちょっと違う線で見れば「きちんとしてないとダメ」というのは「きちんとすること」への執着ですし、「時間を守らないとダメ」というのは「時間を守る」ということへの執着になります。
中には「良いこと」かもしれませんが、それが「苦しい」のであれば「執着」だと思った方がいいですし、それが過剰になると「依存症」みたいな感じになってしまいます。
なので、そうした執着を手放すには「選択肢」を作る良いのですが、幼いころからの思い込みだったり、何らかのトラウマ的事象が原因になっていたりすると「選択肢を作る」ということ自体も苦痛になります。
「一応、貯金もあるんだし好きなことに使えばいいと思うんですけど減ることが怖くて使えないんです」という方にはぜひ根本先生に課金したらいいと思うんですけどね。(真剣な表情で)
となると「なぜそんなお金に執着してしまうんだろう?」ということを考えてみる必要があるわけです。母や父のこと。かつての苦しかった時代。ヒモみただった昔の彼。色々と思い付くことがあるかもしれません。
でも、とりあえずまずは「じゃない選択肢」を考えてみて、それを選択できるくらいに「価値」を見ることです。
「今の会社で働く」に加えて「他の会社で働く」という選択肢を考えます。
そして、「他の会社で働く」を選んでもちゃんと生きていける自分、楽しめている自分、むしろ、今の会社よりも活躍してる自分などを想像していくと、徐々にその新たな選択が強くなっていきます。
だからと言って転職する必要はなく、「今の会社でも別の会社でもあたしはうまくやっていける」と思えたら「執着が手放せてる」という状態になります。
さらに複雑な話をすれば「今の会社」がいい理由が「お金」であることもよくありますね。
「会社」と「お金」の両方に執着している状態です。
でも、考え方は基本的に同じ。
新たな選択肢を増やして、その可能性、価値を見ていくんです。
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トラウマになってる場合はそこと向き合う必要がありますが、その場合、強い思い込みによって執着が生まれてる可能性も高いので、カウンセリングなどを利用される方が良いかもしれませんね。
★執着を手放すワークが満載の本&セミナー動画
*「もう傷つきたくない」あなたが執着を手放して「幸せ」になる本」(学研プラス)
*セミナーDVD『本気の手放しワーク』
*セミナー動画:「自立系武闘派女子のための恋愛講座~過去の恋を清算する、棚卸しと手放しセッション!~」
*セミナーDVD『手放す愛で夫婦関係に奇跡を起こす~愛で問題を解決するセミナー~』
◎「ほんとうの自分」と出会い、その自分が「ほんとうに望んでる人生」を見つける。
5/3,4,5 ザ・リトリートセミナー in 神楽坂~ゴールデンウイークに人生を変える旅に出てみませんか?~
https://nemotohiroyuki.jp/schedule-cat/48425
★ライフワーク本&セミナー動画
*「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)
*忙しすぎて辞める人。暇すぎて病める人。(主婦の友社)
*セミナー動画:ライフワークをデザインするワークショップ~こんなご時世だからこそ、「自分らしい生き方」改めて見つめ直してみませんか?
*セミナー動画:やりたいことが分からない!を解決するための質問攻めワークショップ。
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