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今日は「こういう家族構成だと自立し過ぎちゃって依存的な男引き寄せるよね~」という話をしてみたいと思います。珍しくというか、心理学講座的な感覚で読んでいただけると思います。
でも、ちゃんとどうしたらいいか?まで言及してますのでお楽しみに。
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このブログで自分が生粋の野良猫女子ということを自覚しました。にもかかわらず今また関係をこじらせそうです!助けてください!泣私は今大学生で、過干渉な母親と、頼りない父親の元で育ちました。ちなみに3人兄弟の長女です。
高校時代は超依存系な同級生のことが好きで、でもロックウーマンだったので近づけなかったのですが、そんな彼と偶然同じ大学のサークルで再会したんです(!)
自己肯定感が上がって、ロックウーマンから野良猫に進化(?)した私は、彼に近づけるようになってました。
でも思いがけず急接近してしまって、ビビってシャッターを下ろす→向こうが離れていく→振り回したくなくて連絡をとるのをやめるも、やっぱりまだ好きだったんだと後悔→数ヶ月後彼と再会、意外に向こうが好意的でまた少し近づく→SNSで彼に絡む女子を発見、動揺→今ここ!です。
つまるところ、私は彼がめちゃくちゃ好きで執着してるんです。でも付き合ったら彼が重たくなって邪険にしてしまいそうで怖いし、だけど他の女には取られたくない!!んです。泣
根本先生、この葛藤を私はどうしたらいいんでしょう。失敗覚悟で突撃して、一回行くところまで行っちゃえばいいんですかね。。迷える武闘派女子にアドバイスください!
(Cさん)
野良猫でロックウーマンというアイテムをお持ちということで、すでに最強じゃん!と自信を持っていただきたいのですが(何の自信!?)、そこはさておきまして、とりあえず、あれこれ基本を押さえるところから始めて参りたいと思います。
いやしかし、教科書にぜひ載せたい事例ですね。笑
Cさん、前途有望です!(どういう意味で?)
とりあえず、こちらにもけっこう当てはまりますかね?
「過干渉な母×頼りない父×3人きょうだい長女。」
こうなれば、まあ、武闘派になってめでたく私と出会っていただけるか、もしくは、母に完全に抑え込まれて母べったりな人生を送るか(その場合、妹が武闘派になる確率が大)、すでに条件が揃っているわけですね。
で、ここで少しちゃんと(?)説明をすると、「過干渉な母」を持つと、あれこれ詮索・監視されたり、コントロールされたり、自分を認めてもらえなかったり、母の価値観を押し付けられたりするので、自分が保てなくなるんですね。
それでそんな母親から自分を守るために高い城壁を作ったり、攻撃部隊を編成したり、感情的な攻撃に対抗するために理論武装したりするわけです。
そうすると思春期には激しく対立して家が戦場になることもありますが、最近は「ステルス対応」と言って母の目を盗んでスパイみたいに暗躍するか、既読スルーの如く「聞こえないふり」もしくは「死んだふり」をするか、冷静沈着に母を論破するか、などの戦法が増えてるようですね。
つまり、過干渉な母から身を守るためにさっさと自立するわけです。
一方、過干渉な母よりも自分の方が強いと気づけば、いじめるのもかわいそうなので、母をちゃんとケアしてあげるんです。
愚痴を多く聞いてあげたり、慰めてあげたり、励ましたりして、まるで「母の母」を演じるわけですね。
母の母になるわけですから、当然自立していなきゃいけないわけです。
また、「頼りない父」を持つと、当然過干渉な母は父の愚痴を散々こぼすでしょうし、それを父は笑ってごまかすか無視するかでしょうから、娘としては父をバカにするようになります。
自分で「頼りねえ父親だなあ」と悟ることもありますが、多くは母からの情報によってそう思うことの方が多いと思います。
しかし、心底バカにしているか?というと、やはり違っていて、どこかでそんな父のことが好きだったり、助けたいと思っていたり、支えようとしたりします。
時には「母の夫」代わりを務めることもあるでしょう。
ということは、ここでも自立していくんですね。
さらに、3人きょうだいの長女となれば(第一子ってことだよね?)、妹弟を母から守る防波堤の役割をしたり、頼りない父の代わりに父役をこなしたりしますし、また、お姉ちゃんとして母親や周りの人の期待に応えるとなると、大人びた子どもになることでしょう。
ということで、ここでも自立していくことになるのです。
そういうわけでCさんはそれぞれの要素で立派に「自立」されたわけで、筋金入りの武闘派女子であられるわけです。
おめでとうございます!?
でも、けっこう「あたしのことだ・・・」と思われた方、多くありません??
今の時代、「過干渉な母+頼りない父セット」はマクドのハッピーセット以上にヒット商品のようですから~。
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さて、こういう環境だとどんな恋愛をするか?と言えば、「自分より強い男はこの世に存在しない」という真実を早くに悟ってしまいますから、どうしても弱い男、依存的な男、頼りない男を選ぶようになるんですね。
もちろん、中には「あたしより弱い男はイヤ!絶対強い男がいい!」とこだわり続けた結果、長らく男ができずに干からびようとしている読者も少なくないものです。
心の潤い、欲しいよね。冬だし。もうすぐクリスマスだし。
特に「頼りない父」のことが大好きで、「過干渉な母」だけど嫌いになれないという方は、両親の夫婦関係を再現するように「強い私+弱い彼」という図式を作りやすいものです。
超依存な彼を高校時代から大好き!というCさんは、よほど助けたい人で、しっかり者で、強い女子で、かつ、大人なのでしょう。
もしかすると大学生でありながら「自立しすぎ問題」というのもあるかもしれません。
ちなみに「大学生なのにもうそんな武闘派なの?早くない?」と思われる妙齢のお姉さま方も少なくないと思いますが、みなさんも忘れてるだけで、武闘派デビューは相当早かったはずですよ。ほら、最初にロケットランチャーを引いたときのことを思い出して!笑
それに、私のカウンセリングでも大学生はさすがに数年会ってませんが、社会人1、2年生にはよく使ってもらってるんですね。そうすると20代前半でも様々な武器を使いこなしている筋金入りの武闘派女子も大変多いことに気づかされるんですよね。
「あたしの周り、みんなこんなんですけど?ってことは同世代の女子って武闘派なんですか?」と深く納得されてましたねー。みんな、前途有望だ―。
ということで、ここで押さえておきたいのが「パートナーシップはバランスを取り合う」という点でして、「強い母に弱い父」「ヒステリックな母に大人しい父」などの例と同様、「自立的な彼女と依存的な彼」というのはたいへんバランスが良いわけです。
すなわち、超依存的という彼に相応しいのは・・・ねえ?そういうことですよ、お姉さん!!
だから、付き合ったら重たくなることは分かっているからめんどくせーなー、と思っても、背負うことに慣れてるし、背負うことが好きだから、どうしても忘れられなくなっちゃうんです。
ちなみに「自立の彼女と依存の彼氏」の恋愛ではその多くで「母と息子」「姉と弟」という関係性になりやすく、したがって彼は“彼女”が欲しくなってよその女に目が行くことも珍しくありません。
もちろん、野良猫属性もしくはロックマン気質な彼であれば、親密になるのが怖くて他の女に目移りするでしょう。
とはいえ、「母だって、姉だって恋がしたいわ!」と思うわけですから、そんな彼が重たくなってめんどくさくなったら、彼の面倒を見つつも、他の男に目移りするケースも多発していますね。
そもそも「頼りない父」を支えてきたり、「過干渉な母」を助けてきたり、弟妹を守ってきたりしたCさんからすれば、常にそんな役割をしてきたわけですから「慣れ」もあるんです。
そうすると少々重たい彼でもひょいっと抱えられる腕力をすでにお持ちということで、やっぱり彼のことを忘れられないのですね。
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ということで、こういう問題はその彼への執着を手放すのではなく、その自立しすぎ問題、もしくは、抱え込みやすい気質問題、あるいは、助けたい症候群的な、本質を扱う方が良いわけですね。
理想を言えば「Cさんが頼れる相手を見つける」ということになります。
もちろん、それは恋愛関係じゃなくていいです。
先輩でもいいし、教授でもいいし、バイト先の店長でも構いません。
スクールカウンセラーさんはこういう問題に対処してくれるかなあ?
ただ、異性だと恋愛絡みに発展することも多いので同性にしておくか、複数の頼れる先を確保しておくことがお勧めです。
で、ここまでは理解できると思うのですが、いざ誰かに頼ろうと思っても、たいがいは人材不足という問題にぶち当たります。
これが私たちの習慣の恐ろしさって奴で、「どこに行っても似たような人間関係になる」ということがあちこちで起こってます。皆さんも見に覚えないですか?
特に心理的距離が近い関係になると、家族やかつての恋愛関係を再現することがとても多く、それゆえ、いつも同じパターンを繰り返してしまうことになるのです。
つまり、Cさんのケースで言えば、いつも自分が支える、助ける側になり、そして、お姉ちゃんをやってきたもんですから、ふだんの人間関係も近くなればなるほど「お姉ちゃん」になりやすくなると思います。
良き相談相手になったり、いろいろ付き合って世話してあげたり、あれこれ気を使ったり、我慢して相手に合わせたり、相手の気持ちを汲んで行動してあげたり。まあ、いろいろと。
そういう風に人間関係を構築しているので、「それなら人に頼ればいいじゃん」なんて言われても、即座に思いつく人がいないんです。
だから、一度、その壁を打ち破る必要があるんですよね。
もし、周りに頼れる人がいないということは、付き合う人を変える、もしくは、増やす必要があるわけです。
そこでは「今までだったら友達にならないだろうな」という人と会い、「今までの自分だったらこの人とは近づかないな」という人に相談します。
年上で信頼できるお姉さんと出会えたらいいんですけど、バイト先とか習い事で出会えませんかね?こればっかりは社会人になってからの方がいいかなあ。
うちのセミナーだとそんな筋金入りのお姉さま方がうじゃうじゃ集まってますが、そんな仲良くなれるセミナーというと、アフタヌーンティセット付グループセッションとか、リトリートセミナーとか、1DAYセミナーとか、それこそお弟子さん制度とかになっちゃいますが、タイミング合えばチャレンジしてみるのもありっすね。
あるいは、「相談したい人はいるんだけど、何かと距離がある」という場合もありますが、それならラッキーですね。思い切ってその距離を越えてみればよいのです。
高校時代の先生とか塾の先生とかで思い当たる人っていませんか?
で、そうした外側を変えてもあまり効果がないというか、チャレンジが難しいというか、抵抗があるって場合は、やっぱり自立を手放していくことが重要なのですな。
彼じゃなくて、自立を手放すんです。
〇子ども時代から我慢してきたことってどんなことですか?
〇早くに諦めてしまったことって何ですか?
〇自分が誰かに甘えているシーンを繰り返しイメージしてみてください。
〇誰かに助けて!と言っているシーンを繰り返しイメージしてみてください。
〇弱い自分を見つけて、嫌わずに抱きしめてあげてください。
〇頑張ってきた自分を大いに褒めてあげましょう。
この辺をとりあえずチャレンジしてみてくださいな。
で、機会があったらカウンセリングも使ってみてください。案外、これが一番早いかも。お弟子の中には無料、もしくは、安くやってる者もいるので、学生さんでも受けやすいかも。
・・・以前、講演会か何かで学生さんにこれと似た話をしたら「それなら頑張ってバイトしてカウンセリング代貯めます!」と力強く宣言されて実行された方がいました。
これこそ、筋金入りだよね、と思いましたが・・・笑
無理はなさらぬよう、自分の好きなようにしましょうねー。
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