しっかり者の長女の処方箋。


我慢して頑張り屋でつい頑張って背伸びしちゃう長女の心の中を見ると寂しさや甘えたい私がいる一方、抑圧されたドロドロした自分が隠れていたりします。
その層を一つ一つ突き抜けていくと自由やカリスマ性や美しさなどの才能が開花します。

今回名古屋に出張していたのですが、軒並み「しっかりものの長女」大挙して(?)続きました。初めての方も常連さまも。
もちろん、そうでない方もいらっしゃいましたが、かなり長女率が高いカウンセリングでした。

長女がみんなしっかりものではないと思うのですが、今回は特にそんなネタで溢れていましたね。

◎しっかり者の長女の特徴
・親から「あんたはあまり手がかからない」と言われてきた。
・親や家族のことをとても心配している。家族をバンバン背負ってる。
・親の精神的な面倒を見ることも多かった。
・妹や弟の面倒を見ていたが、自由奔放で要領のいい彼女たちがとても羨ましい。
・言いたいことやしたいことを我慢してきた。
・いい子だね、と褒められるが、嬉しくない。
・自分の頑張りはあまり周りから認めてもらえない、報われてないように感じる。
・自分が窮屈な感じがすごくする。生き辛い。
・我慢することが当たり前になっている。
・「頑張ってるよね」と言われるがその自覚はほぼない。
・頑固で融通が利かないと思っている。
・居場所がない、とか、自分がない、と感じることも多い。
・人に相談することや頼ることが苦手。
・そのくせ、人からは(家族からは特に)頼りにされ、相談されることが多い。
・にもかかわらず、家族から感謝の言葉はあまりない。
・ほんとは私も甘えたい!すっごく甘えたい!もう頑張りたくない!!
・けど、つい頑張って役に立とうとしてしまう自分が嫌いだ!
・すっごく寂しいのに気付いてもらえない!!

ただし、時々長女がこの役割を放棄したため、次女だけどもこのパターンにハマってる方もいらっしゃいます。

さて、そんなしっかりものの長女の心の層は次のような感じになってたりします。

———————–
しっかりものの長女    ↓仮面(ペルソナ)↓
———————–
寂しい私。我慢してる私。 ↓抑圧↓
———————–
甘えたい私。弱い私。   ↓抑圧↓
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どろどろした女の私。   ←潜在意識の抑圧された私。
惨めさ。暗い。恨み辛み。  (シャドウ)
欲張りな私。わがままな私。
———————–
自由の女。情熱の女。   ←潜在意識の奥にある才能。
女神性。セクシャリティ。
愛の深さ。カリスマ性。
———————–

甘えたいけど、弱いところも見せたいけれど、できなくてそれを抑圧するので、寂しい私、我慢してる私が出て来るんだけど、それも出せないから抑圧して、しっかりものの長女という「仮面(ペルソナ)」を作っているわけです。

そして、寂しさや我慢、報われない私、甘えたい、弱い私は抑圧されて(抑圧には怒りのエネルギーが使われます)潜在意識に蓄積されていきます。
すごく惨めで傷ついた自分がいます。そして、恨み辛みや怒り、憎しみでいっぱいの自分がいます。
自分が禁止したわがままだったり、欲張りな私がそこにいるんですね。
それらがどろどろした女の部分になっているような感じになります。
だから、しっかりものの長女は「女を武器として使う女」とか「男に媚びる女」とかは大嫌いなことが多いでしょう。

そして、これらの抑圧された部分はシャドウとなって投影されるので、すごく嫌いで、嫌なんだけど、なぜか職場などあちこちでそんな女と出会ったりします。
しかも、いい人をする長女はそんな嫌いなオンナと友達になろうとしたりすることもあります。
さらには、パートナーの浮気相手としてそのシャドウが投影されることもあります。これって超しんどいですよね?

ただ、そのさらに奥には才能がいっぱいあるんです。
ここと繋がっていきましょう。

これは義務や犠牲でするわけでもなく、自然に出てくる魅力であり、才能なんです。
しっかり者の長女を“演じていた”方が、それを辞めると、自然とこんな魅力が溢れます。
そのためにはこのものすごくいや~な、このシャドウの層を突き抜ける必要があるんですね。

「寂しい私。我慢してる私。」や「甘えたい私。弱い私。」を認めていきます。
これはどう?できます?

この辺はまだ顕在意識からも届く範囲にあることが多いので、「うん、私そういうところある」って感じられるでしょう。
でも、「じゃあ、それを出せる?」って言われると「出し方が分からない」という方も少なくないんじゃないでしょうか。

カウンセリングで使うやり方の一つは、これを声に出して言うもの。
「私、ずっと寂しかった」
「誰かに気付いて欲しかった」
「分かって欲しかった」
「何もできなくてもいいって言って欲しかった」
「ずっと我慢してきた。もう我慢したくない。もう頑張りたくない。」

次の「甘えたい」「弱い」という段階もさらに抵抗があるので、イメージワークなどを使っていきます。

大きな、大きな存在(例えば大木とか、神様的な存在とか)に身を委ねていく、体を預けていくイメージをしていく、とか、まるで赤ちゃんのように大いなる母性の腕に抱かれたり、とか。
もし、「お父さんにもっと甘えたかった」という部分が出て来たら、その大きな存在として「お父さん」をイメージしてもらったり、実践的な宿題としてお父さんと二人で食事に行くことをお勧めしたりしています。

さて、この辺はまだアクセスしやすいのですが、この「====」は「抵抗が超強いこと」を示しています。
自分の中にそんな部分が存在するとは認めにくいので、それが「投影」されて、周りにこんな嫌な奴が次々と現れますし、この抑圧が強ければ強いほど、と直属の上司とか、彼の元カノや浮気相手とか、お姑さんという、より近い距離に現れてしまいます。

だから、すっごく嫌なんだけど、彼女たちは「私自身であり、私の分身である」という意識を持つことから始めていきます。
そして、泥を噛むような、すごく惨めな気持ちになったり、プライドがずたずたになるような感じがしたりするのですが、実はこれはタガが外れ始め、心が自由になり始め、窮屈だった生き方が変わり始めた証なんです。

どろどろした女の私を認めましょう。
弟を恨んだり、お母さんに憎しみを持ったり、お父さんを毛嫌いしたり、他の女に嫉妬したり、意地悪したり、呪いをかけたり、彼を殺したいと思ったり、その他、ここには書けないようなことを想像したり、やっちゃったりした自分を認めて許しましょう。
「わたしってそんな女なんよね」という悟りを開きましょう。
この辺からあなたの意識の中で「いい子の仮面」が崩れ始めています。怖いけれど、不安に感じるけれど、それは新しい生き方が始まるときに現れる“吉兆”です。

そして、今まで表には出せなかった自分を許していきます。
今回「ふだんなら絶対着ない派手な服を着て錦の街を歩いてみて!」って宿題を出してみました。「ご出勤、ご苦労様です!」って黒服のお兄さんたちに言われるくらいに、と。
錦って東京で言えば銀座とか歌舞伎町とかそんな“クラブ活動”が盛んな地域ですね。

「夜中の2時に筆で和紙に旦那への恨み辛みを書いてみて」という宿題を出した方は「23時に筆ペンで書いてみたら、止まらなくなって自分が書いてる言葉にぞっとした」と報告してくれました。「でも、すっきりしちゃいました」とも。

あえて「悪い女になりましょう」って課題を出すこともあります。
「浮気した旦那のスーツを1着くらいハサミでずたずたにしちゃってもいいんじゃない?それに抵抗あるなら、まずは旦那のパンツだったらやりやすい?」
「気になるオトコの子を誘惑してみるのはどう?」
「最近ヌード撮るの流行ってるよね?一度撮ってみたら?女性のカメラマンやスタッフだけらしいから」
具体的な方法は人それぞれだけどね。

そんな風に「自分の枠を超えていく体験をする」ことで、ずっと自分が感じたくなくて抑圧してきた惨めさや嫉妬、恨み辛みを解放していきます。
わがままで、欲張りで、意地汚くて、自己中心的で、人の不幸を望んでいるような自分を許していきます。

そうして、「酸いも甘いも」両方体験していくと、バランスが取れるようになって、才能がにじみ出てきます。
「自分が強欲で、自己中心的なことを知っているからこそ、人に優しさを与えることができる」のかもしれませんし、「自分の中に強い嫉妬や憎しみの感情があるから、人を許し、受け入れることができる」のかもしれません。

このプロセスは別にこういうことに意識を向けなくても“勝手に”潜在意識が問題として創り出してくれて、向き合わざるを得なくなります。
失恋や離婚問題、浮気などのパートナーシップで出てくることもあれば、仕事の人間関係や上司や部下との葛藤などで気付かされることもあれば、病気という形で表出することもあります。
こういう現実面で起きてから対処していけばいいのだけど、やはり問題は放置すればするほど大きくなるもの。
だから、もし今、そのとっかかりとなる問題が起きているのならば、これと性根を据えて向き合ってみると、数か月~半年先にはずっと楽になっている自分がいるかもしれません。

じゃ、とりあえず、ネットで“藁人形セット”を購入することから始めてみましょうか?(笑)

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