他人軸な自己評価って相手によって右往左往しちゃうから自分の価値や魅力が分からなくなる件。



「相手が愛してくれるから私には価値や魅力がある」というのは他人軸なので、相手がいなくなったら途端に価値や魅力が見えなくなるものですね。
なので、そこは自分軸だし、自己充足だし、自分の魅力や価値をしっかり自分で見ることが大事なんです。

根本先生お世話になります。
以前ブログにネタとして採用していただきありがとうございました。

ロックマンの彼氏を断ち切り、穏やかで愛情たっぷりの彼氏ができましたが、やはり私の野良猫気質なのか別れを選択しました。

学生の頃で例えるとイケイケグループの女子とオタク気質の男子のようなカップルでした。
外交的、内向的なところや食事など価値観の違いから結婚生活が考えられませんでした。
見た目も友達に紹介できるようにかっこよくしてほしいと思ったりしました。
中身も可愛いところが幼く見えてきたり、だんだん彼に私はレベルが高いのでは?私はもっといい男が合うのでは?と思いました。

彼と付き合っていた理由は私のことを愛してくれる、大切にしてくれるからです。
彼が愛してくれたおかげで自己肯定感が上がったのか私は誰にでも愛されるし、もっと合う人がいる、私からも好きになれるような人がいると思えるようになりと決心し別れました。
ですが別れてから、私はそんなにレベルの高い女ではなかったのに何を過大評価してたのかと思います。
しかしそうおもうとまた、無価値感に襲われ過小評価してしまいます。

自分の評価をよくおもうと心のどこかでそんな傲慢なのは危ないよと思うし、過小評価するともっと自信を持ってと思います。

自己肯定感が高かったのか、ただの過大評価だったのか。
今は自己肯定感が低いからそう思うのか、謙虚になりこれが本当の自分なのかと考えます。

自分の価値、どう受け入れたらいいでしょうか?
(Sさん)

何かと二択で悩むお年頃なのかもしれませんねー。そういう話を某カウンセラーN氏に相談すると、「どっちもほんまなんじゃね?」とわけわからん返事をされて、ますます混乱するのでやめたほうがいいかもしれません。笑

とはいえ、一度、過去の恋愛歴をずらっと並べてみて観察してみたいですねー。
付き合った理由、別れた理由。
お互いの価値観の相性的なモノ。

何かの傾向が見て取れるような気がしまして。

>自分の評価をよくおもうと心のどこかでそんな傲慢なのは危ないよと思うし、過小評価するともっと自信を持ってと思います。

「あたしはいい女じゃん」と思うと、「いやいやそれほどでもなくね?」とツッコミが入り、「あたしはそんないい女じゃない」と思うと、「いやいやそんな過小評価せんでもよくね?」と思うんですよね?

そんな天邪鬼なツッコミ役がいるわけですが、誰の中にもあるのかもしれません。

なので、お勧めなのは「自分の気分が良い方の答えにしておく」ということです。

そもそも「幸せは勘違いだぜ」とか「自分をいい女だと思い込んどけ!」という話をする私ですので、「あたしっていい女だよなー。うふふふ」と思っておいたほうが気分いいですよね?じゃあ、そうしましょうよ、というわけです。

そんな自分に「調子乗るな!」「何様だと思ってんねん!」とツッコミを入れてくる奴がきっと心の中にいると思うんですが、「だよねー」と聞き流しておけば良いと思います。

つまり、セルフイメージってのはすごく大事で、例えば、周りから見ればブサイクな男でも、本人が「俺はいい男だ」というセリフイメージを持っていると、なぜかきれいな女性とばかり付き合うようになるものです。

「私はお金には困らないの」というセルフイメージを持っている人はそういう人生を歩みますし、「自分は誰からも愛されるのー」というセルフイメージを持っている人は人気者になるもんです。

だから、Sさんも“自分にとって都合の良いセルフイメージ”を勘違いだろうが何だろうが勝手に思い込んでおくと幸せだと思います。

ただ、そのセルフイメージって「自分軸」じゃないと確立できないもんなんです。
人からよく言われるから、と他人軸だったり、こういうイメージの方がきっといいから、と頭で考えた結果だったりすると、ぐらついちゃうもんですね。

で、この自分軸、他人軸ってところがちょっと気になりまして、その辺をネチネチとツッコんでいきたいと思う次第ですー。

>ロックマンの彼氏を断ち切り、穏やかで愛情たっぷりの彼氏ができましたが、やはり私の野良猫気質なのか別れを選択しました。

まあ、そうなるもんですよねー。
冷たい岩男のあとは、冷えた体を温めてくれる愛情たっぷりの彼氏が良いものですが、でも、十分体があったまったらもうその男はいらなくなりますよね。笑

>見た目も友達に紹介できるようにかっこよくしてほしいと思ったりしました。

これはすごく大事なことですよねー。やっぱりオシャレな彼がいいですもんねー。
ちょっと友達に合わせられない彼氏だと・・・ね?やっぱり。
この辺は男子諸君にはちょっと頑張ってほしいなあ、と思うところです。

が、同時に、その辺はやっぱり女子がリードしてあげるのもアリかな、と。
Sさんは彼の服装指導はしなかったんでしょうか?
穏やかな彼だったら素直に従ってくれそうなのに。

この辺、みなさんはどうでしょうか?

彼のファッションが「うーん、イマイチだなあ」と思ったら、彼と一緒に服を見に行って選んであげたり、髪型も「この方が似合うよ」と提案したりしませんか?

これってけっこう大事だと思うんですよねー。

>中身も可愛いところが幼く見えてきたり、だんだん彼に私はレベルが高いのでは?私はもっといい男が合うのでは?と思いました。

体があったまってきたんですねー笑

となるとやはり難攻不落なロックマン氏的男が欲しくなりますかね?
それとも自分と似たような野良猫気質な男を追いかけまわしたくなりますかね?

よく「付き合う理由と別れる理由は同じ」なんて言いまして、「可愛い」ところが「幼い」と変わったり、「穏やかで優しい」が「もっと私を引っ張っててほしい」と思うようになったり、「男らしくてかっこいい」が「女心の分からないメンヘラ男」に評価が急降下したりするものですね。

>彼と付き合っていた理由は私のことを愛してくれる、大切にしてくれるからです。
>彼が愛してくれたおかげで自己肯定感が上がったのか私は誰にでも愛されるし、もっと合う人がいる、私からも好きになれるような人がいると思えるようになりと決心し別れました。

こうして別れるのは別にいいんですけど(体があったまったんだから)、気になるのは、やっぱり他人軸なところなんですよね。

「私のことを愛してくれる、大切にしてくれる人がいい」という発言が女子の中から漏れ聞こえてくることがあります。

バリバリの武闘派女子もふとした拍子にそのような発言をされる方がいるもんです。

「ああ、女子だねー」と思う一方で、「それってたぶん昭和なんだよなー」と思っちゃったりもします。

もしあなたが「彼に黙ってついていく」というタイプならたぶん「愛される。大切にされる。」ということはすごく重要ですし、必要なことかもしれません。

「彼を一番に立てて、彼が気分よく過ごせるように配慮して、彼が仕事をもっと頑張れるようにサポートするのがあたしの幸せ。」という三つ指ついてご主人様を玄関で迎えるタイプならいいんです。

でも、少なくてもうちの読者さんってそんなタイプと違うでしょ?

むしろ、「あたしに黙って付いて来んかい!!」とか「そこはあたしに任せとけ!」とか「あたしの3歩後ろを付いてこい!」とか「もっとあたしをサポートせんかい!このボケ!」とか思うでしょ?え?違う?うそーーーー。

ちなみに「あたしが黙って付いていきたくなるなるような素敵男子が欲しい!!」と願っている方もいらっしゃるかと思いますが、そんな男子はレアメタル並みに希少な上に、マリアナ海溝の深いところに沈んでたりするので、あんまりお勧めじゃないんですよねー。
(要するに「あんたが付いていきたくなるような男なんておらん!」と言いたいのを、作家らしく婉曲的な表現でまとめています。)

で、つまりは「私を愛してくれる。大切にしてくれる。」という受け身・他人軸・受動的な思いだとやっぱり苦しいんですよねー。

「私を愛してくれる彼のことが好き」って後手な思いでしょ?

繰り返しになりますが、「彼に付いていく」と決めてるなら別にいいんだけど、そうじゃなかったらその恋は長続きしませんし、たぶん、ほんとうの意味で彼の愛は受け取れていないし、うまくいかなくなるんじゃないかなあ、と思います。

で、これはあぶねぇよなぁと思ったんですけど、

>彼が愛してくれたおかげで自己肯定感が上がったのか私は誰にでも愛されるし、もっと合う人がいる、私からも好きになれるような人がいると思えるようになり

これってほんとに自己肯定感が上がったのかどうかっていうと怪しい話なんですよね。

「彼が愛してくれた」という他人軸の状態だと、“彼が愛してくれている”から自信は持てるけど、“彼が愛してくれなくなったら”自信はなくなっちゃう、という彼依存の状態になっちゃうわけです。

だから、

>ですが別れてから、私はそんなにレベルの高い女ではなかったのに何を過大評価してたのかと思います。

という風に思えちゃうわけです。
「彼の愛情がある」前提で自信を感じてたわけですから当然と言えば当然ですけど。

他の世界でもありますね。

自分の成功は自分ひとりのものだと誤解して、自分を支えてくれた人たちが去ってしまうと没落してしまう、みたいな。

たぶん、そこには感謝がないのかな、とも思います。

Sさんが実際、その彼の愛情にどれくらい感謝ができていたかは知る由がないのですが、もしかすると、別れた後に自己評価がそんなに変わっちゃうということは、彼に求めてばかりで、与えていない、感謝していない自分がいたんじゃないでしょうか?

そういう風に見ると、Sさんはほんとうのところは自分にあまり自信がない(=自己肯定感が低い)のかもしれないと思うわけです。

でも、たぶん魅力的な女性だし、素敵なとこもいっぱいあると思うんですけど、そこに全然自信がない感じ。

だから、相手に求めるようになるんです。私を評価して。私を認めて。私を大切にして。と。

彼が私を大切にしてくれるから、私は価値がある。と思うんです。
でも、彼が大切にしてくれない私は価値がない、と表裏一体なんですね。

じゃあ、自分で自分のことを愛せてるのか?自分のことを一人になった今も大切にできているのか?というのがやっぱり大事。

すなわち、自分軸でいることです。

この何かと二択で迷うのも、葛藤するのも、もしかしたら、自分の思いに自信がないから、誰かにお墨付きをもらいたいと思っているからなのかしら、とも思うんです。

これって危険ですよね。

だから、やっぱりここは「自己充足」というテーマを持ってみるといいんじゃないでしょうか。

自分で自分を満たす。
自分で自分を喜ばせる。
自分で自分を笑顔にする。
自分で自分をきれいにする。
自分で自分を楽しませる。

自己肯定感をあげるのも、この方が早いです。

彼に愛されていても、愛されてなくても、自分に価値があることは間違いないわけです。
自分を愛してくれる人がいても、今はそんな人がいなくても、自分に魅力があることは変わりません。

失恋しようがしまいが、自分の魅力や価値はビクともせずにそこに存在しています。

けれど、他人軸になってしまうと、自分が持つ魅力や価値を他者評価に委ねてしまうので、右往左往してしまうんです。

それはもったいないことですね。

ということでSさんや同志のみなさんはぜひとも「今のあたしが持ってるかけがえのない魅力や価値」をリストアップしてみましょう。

本でもセミナーでもよく使っている、投影を使ったワークをやってみるのもいいです。

(実習)「あなたの周りにはどんな魅力を持った同性がいるでしょう?」という質問の答えが自分の魅力です。

「私が私を認めてあげる」ということ、すごく大事です。
他人にどう思われようと「私はいい女だと」思えることが大事です。

なので、結局、そう思い込んどけ!ということになるんですけどね。笑

★自分の価値を知り、受け取るシリーズ

ワークショップ「自分の価値を見つけて、ちゃんと受け取る会。」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/35015

自立系武闘派女子のための恋愛講座~自分の魅力と強みを自分で見つけて自信にする!~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/37327

心理学講座「自己価値を簡単にあげる方法」
https://nemotohiroyuki.jp/podcast/32642

心理学講座「愛される価値とは?~無価値感について~」
https://nemotohiroyuki.jp/podcast/33533

「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)

自己肯定感を高める100の法則 ありのままの自分をすきになる最もシンプルな方法


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危険!他人軸なセルフイメージ。
 


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