魂の底から「そうそうこれ!」と思える「やりたいこと・好きなこと」ってどうしたら見つかるのでしょうか?



今、魂の底から感動できる瞬間が日常にあるなら、きっと見つかりますよね?
「やりたいことを見つける」ためには、「見つけられる自分」になってないとヤバくない?ってことで、今にしか生きられない私たちは「今」にどう喜びや感謝を感じるかがポイントだと思うのです。

根本先生
お世話になっています、Mと申します。

以前からブログ・メルマガは拝読しており、セミナーにもたまに参加していましたが、最近の根本先生がライフワークというテーマを前面に出されてから、セミナー・講座への参加回数が上がってきています。

今回は、ブログに書いてほしいネタをリクエストしたく、ご連絡しました。

もちろんライフワーク系の話です。

ライフワークを生き始めるにあたり、
「そもそも好きなこと・やりたいことが自分で分からない」
という悩みを自覚したのが30代になったばかりのころで、それからはや8年。
来月はもう不惑に突入してしまいます。

8年ほど悩み続けた結果分かったのは、意外と同じ悩みを持っている方がちょいちょいいらっしゃる、ということ。

そういう方たちが悩んでいるのは、

「マネタイズの方法論とか、目標を実現するためのプロセス論はどうでもいい。
 (そんなものは必要であれば後から学ぶ)
 問題は、その目指すべき目標やら夢やら…つまりは「好きなこと・やりたいこと」が、自分の中に見つからない」
ということかなと思っています。

根本先生のライフワーク系講座・セミナーも、今開催中の「好きなことをして自由な人生を生きる~才能、価値、資質、魅力を徹底的に知る~」では多少「好きなこと・わくわく」を掘り下げるワークがあることはありますが、もう少しこの辺を深堀出来るような記事を、書いていただけませんか。
ブロックを外すとかそういう内容の字ステップに進む前に。

先生の読者は男女ともに「これ!」と決めたらなんでも乗り越えていく熱量があると思うので、そんな我々がライフワークを生きていくに当たり一番重要なのはまずなにより「これ!」と言えるものを見つけることだと、愚考しています。

知りたいのは、ライフワーク…魂の底から「そうそうこれ!」と思える「やりたいこと・好きなこと」、です。

そういうことを見つけられない!という人の悩みを取り上げていただきたいです。
(Mさん)

実は今、ライフワークに関する本を書き始めているのですが(そして、書きたいことがありすぎて、いきなり暗礁に乗り上げているのですが(笑))、Mさんが感じていらっしゃるように「そもそも好きなこと、やりたいことが分からない」という方も多くいらっしゃいますねー。

どうしたら見つかるんだろう??ってあれこれ試行錯誤されてる方もいらっしゃるんだと思います。

で、グループセッションとかなら「なんで見つからないんだろうね?」という話を持ち掛けるんですけど、そうすると今までの生き方と向き合わざるを得なくなるんですね。

・他人軸で生きて来た。
・人の期待に応えることばかりしてきた。
・好きなことよりも得意なことを優先してきた。

みたいな感じ。

もし、そういう生き方をしてきたのならば、改めて自分軸で今を生きることが大切で、「私」を主人公にした生き方にまずはシフトすることが求められていると思います。

それで、もう一つ大切なことというのは、

>知りたいのは、ライフワーク…魂の底から「そうそうこれ!」と思える「やりたいこと・好きなこと」、です。

という風に思っちゃうものなのですが、私の場合、「それって必要なん?」と逆に思っちゃうのです。

それは「魂の底からコレ!と思うものが見つからない限りライフワークを生きられない」という制限を表していますよね?

また、それってライフワークに期待し過ぎてない?とも思うんです。

そんな魂の底から「これがやりてぇ!!」ってことって、そんなに見つかるものなんでしょうか?
そして、今、ライフワークを生きている方々は始めにそれありきだったのでしょうか?

もちろん、そういう方もいらっしゃると思います。
けれど、私が知る限り、多くの場合、“結果的に”ライフワークを生きられている、という方が圧倒的に多いと思っています。

むしろ、私は始めから「これ!」というものが見つかっちゃう方がヤバいと思う性質でして、「なんで始める前からコレ!って決めちゃうの?」って思うんですね。

だから、私からすれば、魂の底から湧き上がるコレ!というものを求めたくなる気持ちも分かりますが、逆にそんなのはなくてもライフワークは生きられるぜ!とお伝えしたいのです。

まあ、この一文を読んで、戦意喪失されるかもしれません(笑)

私が考えるライフワークって、「自分の好きやワクワクすることを見つけてやっていくうちにたどり着いた世界」だと思っていて、「気が付けばライフワーク」なんだと考えています。

むしろ、Mさんが「やりたいこと、好きなことが見つからねえ」と悪戦苦闘しながら、あれこれ試行錯誤していくうちに、「あれ?私、ライフワーク生きてんじゃね??」という風になっていくものと思っているのです。

実は私自身がそうだったから、というのがその大きな理由なんですけどね~。

ライフワークに期待し過ぎない方がいいよ、と思うんです。

例えばライフワークのヒントとして「自分が人生で一番お金と時間をかけたもの」という問いがありますが、「嫌々ながら今の仕事を10年やっている」ならば、実はその仕事が持つ要素の中にライフワークのヒントがあると思っています。

人は本当に嫌なことを10年以上続けることってかなり難しいスペックになっています。

もちろん、「忍耐力」や「持続力」に抜群の才能を持つ方は、嫌な仕事でも10年続けることは可能なんですが、逆にそこからそんな魅力・才能を知ることができます。
つまり、そういう方は「忍耐することが喜び」であり、「一つのことを長らく続けることが幸せ」という要素をお持ちの方です。

そうでない方は嫌々ながらも10年続く理由をぜひ考えてみて欲しいのです。
「そもそもなぜ私はこの仕事を10年も続けられたのだろう?」と。

そこで大切なことは自己肯定感の低さから「ネガティブな理由」を探さないってことです。
「ほかにできることがないから」「雇ってくれるのがここしかなかったから」「転職する勇気がないから」という理由も確かにあるかもしれませんが、そこからはちょっと魅力を引き出すのは難しいですよね~。

この仕事を続けられたポジティブな理由です。
嫌々な仕事の中にある喜びや感動。
嫌々な仕事の中にある感謝の思い。
嫌々な仕事でありながらも続ける意義。

例えば、こんな方もいます。
異動になって今までの事務方とは全然畑違いの営業部に配属された男性です。
全然うまくいかないし、数年経っても数字は上がらず、本当に行き詰ってました。
しかし40歳を過ぎての転職は厳しいし、家のローンや子供の学費もあるので辞めることはできません。

そんな彼の話を聞いて私はただこう思ったんです。
「あなたには守りたい家族がいらっしゃるんですね。自分がこれだけ辛い思いをしても、家族を幸せにしてあげたい、という愛でこの仕事を続けられていらっしゃるんですよね。それって本当に素晴らしいことじゃないでしょうか。
自分の愛に自信を持ってみてはいかがでしょうか?」

その時彼は明らかにハトが豆鉄砲を食らったような顔になり、その直後、見開いた目から涙を流されました。

そう、彼には「家族を愛する」ということがライフワークの一つだったのです。
その証拠に彼はその後、会社に行くときにあれほど重たかった体が不思議なくらい軽くなり、また笑顔も増えたと言います。(それは奥様からご報告頂きました。)

私たちは「今」にしか生きられません。
「今」、魂か震えるくらいにやりたいことに出会っていないのであれば、それにもちゃんと理由があるのでしょう。
知る必要はないから出会っていないのでしょう。

だから、ライフワークを生きられない、ということはないと思います。

Mさん、最近、人に感謝を伝えているでしょうか?
Mさん、最近、笑ったことはどんなことでしょうか?
Mさんが好きだなあ、楽しいなあ、幸せだなあ、と思える瞬間をどれくらい過ごしているでしょうか?
Mさん、最近、感動したことはどんなことですか?映画でもできごとでも何でも構いません。

そうした「喜び」「感動」「幸せ」を感じる心が今、そこにありますか?

もし、魂の底から「コレ!」と思えるものに出会えるとするならば、映画を見て感動し、レストランの料理に喜びを感じ、友達とのおしゃべりに幸せを感じられる「心」が必要だと思いません?

以前、やりたいことが見つからない、という方とお話をしていたのですが、彼女の口からは仕事や彼氏への不満や文句など、ネガティブな言葉ばかりが出てきていました。
だから、

感謝できることはないの?「ありません」
楽しいことはないの?「ありません」
好きなことはないの?「ずっと見つかりません」

というやり取りは今の彼女にとっては「自然なもの」ですよね。

喜びを感じる心がマヒしちゃってるんですもの。

「ない」に注目すれば、「ない」という答えが返ってきます。
「ある」に注目すれば、「ある」という答えが返ってきます。

今自分が生きている世界、見ている世界は、自分自身が描き、作り出した世界です。
当然ならば、その世界の創造主である自分に全責任があります。

ということは、それを変えることもできるのです。

だとすれば「今できることをしていきましょう」ということなのです。

「コレ!」ってものが見つかってから始める!というのはライフワークを生きない宣言みたいなもんだと思ってるんです。

「今できることは何?」ってことなのです。

「今の私がしたいことは何?」
その答えが、アイスクリームを食べることであれば、まず、それをやってみましょう。
そして、「ああ、美味しい!」と楽しみましょう。
そして、「こんなアイスクリームを作ってくれたメーカーさん、ありがとう!」と感謝しましょう。

そうして、喜びや感動を感じられる心を取り戻していきましょう。

同時に、今の仕事、今の人間関係、今の家、今の持ち物に対して、不満とは別に、意識的に感謝をしていきましょう。

そうすると不思議なことに、「あれ?今の生活って意外と私に合ってんじゃね?」という気付きが訪れる場合もあります。

ある方は会社を辞めて独立しようとセミナーに行ったり、勉強したりしていたのですが、今を楽しみ、今に感謝するようになった頃、「あれ?ほんとうは今の会社にいる方が自分に合ってるのかもしれない。」と気付いたんですね。

そして、「独立しなければ自分らしい人生は生きられない」と「思い込んでいた」ことに気付いたのです。
私も散々、独立を応援してきましたし、サポートしてきたので、その話を聞いたときは正直拍子抜けしましたが、彼の表情を見ていたら、「ああ、やっぱりそうかもなー」と思ったのです。

ライフワークを生きると、不思議なことに自分の人生なのに、自分ではどうしようもない力で引っ張られることがよく起こります。
自分よりもずっと大きな力が働いているように感じるのです。

「ああ、自分では望んでいなかったけど、要するにこれをやれってことなんだな」と素直に受け入れ、その通りにしていくと、どんどん流れが生まれて来ます。

「自分には選択権もないのか(苦笑)」と感じ、「じゃあ、お任せコースでお願いします~」と神様に委ねられるようになります。

ライフワークは「Calling」と言われます。

「呼ばれるもの」です。

環境がそう指し示してくるのです。「これをやってね」って。
それを別の言い方をすれば「mission(使命)」です。

でも、それはむしろ「自分では気づかなかった自分の可能性に気付かされる瞬間」です。

「そっか、こっちに進んだ方がいいのか。確かにそうだなあ。その方が僕は幸せなんだよなあ」と思えるからです。

それらはすべて「感じる」ということ。
「直感を受け取る」ということ。

今、そこにある喜びを感じ、
今、そこにあるものに感謝をし、
今、できることにベストを尽くし、
今、幸せを感じる。

ライフワークを生きる方法って私からすれば、それだけを徹底することだと思っています。

つい思考で損得を計算してしまったり、
目の前の欲求に流されたり、
周りの人の意見に動揺したりすることもありますが、ただ、この4つのルールを意識していけば、あっという間にライフワークを生きられると思います。

私にとってライフワークの定義とは「私が幸せに生きられる人生」です。

その時にきっと気付くんです。

「なるほど、私がかつて求めていた『本当にやりたいこと』ってコレだったんだな。」ってね。

そんなライフワーク系のセミナーはこちら。

東京:3/24(土)13:00-17:00
大阪:5/20(日)13:00-17:00
ワークショップ「好きなことをして自由な人生を生きる2~ライフワークを生きることを自分に許可する~」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/23021

東京:4/28(土)13:00-17:00
大阪:6/24(日)13:00-17:00
ワークショップ「好きなことをして自由な人生を生きる3~ライフワークを見つける~」
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/23467

本格的に自分と向き合うならこちら。

福岡リトリートセミナー
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/22883


あわせて読みたい