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つい私たちはうまく行ってることよりもうまく行ってない方に気を取られるものでして、恋愛が順調で、仕事がいまいちだったら、仕事の方が気になるものです。
けど、心の世界では逆のとらえ方をしておりまして、恋愛にもっとエネルギーを向けて、自分自身をより元気にした方が仕事もうまくいくんじゃない?とい考え方をするんです。
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頂いたテーマは”主体性”でした。
恋愛はとても順調で、彼とは「一緒に生きていきたい」と具体的な期限も示してもらえる関係に。嫌悪したり恥ずかしい部分も丸ごと受け入れられ、会う回数も増え、甘い時間を過ごせて、人生で一番幸せです。
一方でライフワークは迷走中です。売上は過去最高ながら利益はほぼなく、自分は何をやってきたのか?という落胆と危機感があります。貯金を切り崩す苦しさに加え、新規事業や経営者コミュニティへの挑戦にもリソースを割かれ、学びはありつつもモチベーションが揺れています。
安定のために雇われ的な働き方にも応募していますが、挑戦を緩めることへの葛藤もあります。デート代は彼がほとんど負担してくれるのに、心の中でお金を出し惜しむ自分も嫌になります。
これは女性性が開いたゆえの停滞? 逃げ?それとも順調のサイン?
恋愛にうつつを抜かしすぎている気がして、彼と会うことに罪悪感も出てきています。
自立しないと結婚も遠のきそうで怖いです。
いま何を優先的に動くべきか?
宜しければネタにしていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
(Sさん)
けっこう私たちは知らず知らずのうちにポリシーなるものを持っているものです。
「働かざる者食うべからず」
「清貧こそ美」
「経済的に自立しなければならない」
「男に頼るな!」
たいていこうした思想は「母」から直接伝授されたものが多いものですが、なかなか自分では気づけないものなんですよね。
いざ結婚!いざ独立!いざ子育て!みたいなタイミングでどーん!と出てくることが多く、「え?あたしこんなポリシー持ってたの?」みたいにびっくりされることもあるんです。
Sさんのように「恋愛にうつつを抜かして~」なんて思っちゃう方もいて、中には
「彼がヘラクレスオオカブト君で、あたしに夢中になってたとしても、やっぱ別れる可能性ってあるじゃないですか?あたしが飽きちゃう可能性だってあるし、彼の経済力に頼るのってよくないと思うんです。だから、ちゃんと仕事は仕事で頑張ろうって思うんですよ」
というお話をしてくださる方もいます。とってもたくさんいます。
特にSさんはご自身で事業をされてるわけで、そちらがうまく行ってないとやっぱり「ちゃんと仕事を頑張らないと!」と自分に鞭を入れてしまうもんですよね。
>自立しないと結婚も遠のきそうで怖いです。
このセリフに激しく同意される方も少なくないんじゃないでしょうか?
とはいえ、そこはやっぱり女子な部分があって、そんな素敵な彼がいるならばつい甘えたくなるのも自然なことです。
なかなかそういう彼っていなかったんじゃないでしょうか。
昨日のネタにも通じるところがあると思います。
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さて、そこで考えたいのが「自分にとって何が大切なのか?」という点です。
まあ、優先順位的なものと捉えてもらってもいいですし、「ほんまに自分がほしいものって何やろ?」ってじっくり考えてもらってもいいです。
要するにこれがライフワークを考えるってことなんです。
事業をされてたり、バリキャリを求められる職場にいたりするとパートナーシップと仕事の割合が下手すら「1:9」とかになることがあるものです。
しかし、よくよく自分の心を見つめていくと「ほんまは6:4か7:3くらい、、、、ともすれば、8:2とかがちょうどいいのかもしれん」と恐ろしいことに気づいたりするんです。
特に「母や先に結婚した姉妹が専業主婦」という場合はけっこうその要素があるんじゃね?と思ってもいいくらいでして、「ほんまは夫の経済力に頼りつつ、自分は好きなことをやってお小遣い稼ぎをして、あとは家事を頑張る!」という方が精神的な安定が得られる場合もあるんです。
別にそれは怠けてるとかずるいとかそういうことではなく「女性性は家につく」という性質から言えるものです。
だから、
>これは女性性が開いたゆえの停滞? 逃げ?それとも順調のサイン?
という質問に対する答えは「自然なことかもしれんね」という感じですね。
ご不満でしょうか?笑
仮に彼との生活を考えれば「売上は過去最高ながら利益はほぼなく」という状態も、楽しかったらそれでいいんじゃないっすかね?とも思います。
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この話をすると同志のみなさまが「それがいい!めっちゃいい!そういう男はどこにいるの?紹介して!出会ったことないんだけど!!」とぶーぶー言い出しそうなのですが、この間、結婚が決まったとあるバリキャリお姉さんはこんな話をしてくれました。
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業績はめっちゃ上げてたんですけどここ数年、体調があんまりよくなくてどこかで一度休みたいと思ってたんです。やっぱり仕事がハードすぎて、うちのチームも毎年誰かが離脱していくような状況だったんです。
彼とはアプリで知り合ったんですけど、信じられないくらい相性が合うっていうか、これが根本さんの言うヘラクレスオオカブトか!と思ったものです。
その彼とたくさん話をする中で「そんなにしんどいんだったら結婚したら休んだらどう?退職でもいいんだけど。経済的には問題ないし、前々からやりたいことがあるんでしょう?それやったらいいんじゃない?」なんて話をしてくれたんです。
以前からやってるヨガやアーユルベーダをもっとやりたいと思ってたし、体調がすぐれないから食事に気を付けるようになって薬膳にも興味が出てきたし、今の仕事も好きだけど、そっちにもっとリソースを割けるならこれ以上うれしいことはないかな、と。
それでいずれインストラクターとかの資格取って興味ある人に教えていけたらいいな、とか思ってるんです。
* * *
「ああ、それはいいヴィジョンが下りてきたものだねー。」とお伝えしたんです。
さて、経済的に何も問題がなかったらSさんはどうされるでしょうか?
彼と甘い時間を過ごしながら、なんでもしてよい!と許可をもらったらどんな生活をしたいでしょうか?
今の事業は継続されますか?
売り上げを考えなくてよかったら何か削りますか?
それとももっとビジネスに集中できそうですか?
そして、そう思ったときに「抵抗するポリシー」は出てきますか?
「いやいやそんな経済的に男に頼るなんてあかんやろ!」みたいな声は出てきますか?
そしたら、そのポリシーを変えていく、ということをやってみるといいかもしれません。
そのポリシーは自分を幸せにするのか?
そのポリシーに自分はどれくらい同意しているのか?
もしかしたらそれだけで手放せるかもしれません。
さらに、
そのポリシーは誰から学んだものなのか?
そのポリシーを手放したらどうなるか?
そんなことを思いめぐらせてみてもいいかもしれません。(自分との対話)
ちなみにこちらのセミナーでは、そうした自分自身が抱えているポリシー(観念)を手放す回もご用意しています。
↓
◎オンライン:11/3(月祝)夜スタート!ワークショップ「抱え込み症候群を手放す4週間プログラム」
みなさんはいかがでしょうか?
もしかしたら自分に合わない、誰かから押し付けられたようなポリシーを胸に抱えていらっしゃるのかもしれません。
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で、
>いま何を優先的に動くべきか?
という件ですが、ここまで書いてきたことにまずは取り組んでいただきたいのですが、同時に、
「自分がご機嫌になることをやろう!」というのはいかがでしょうか?
そこにこだわってみるんです。
まさに女性性が優位の状態になってきたわけで、敢えてそれを止めることなく、むしろますます成長させる方向に目を向けませんか?
つまりは彼とのパートナーシップをより充実させることにエネルギーを向けましょう!ってことです。
その方が自然とやる気になるでしょうし、喜びだって感じられますね。
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「人生で一番幸せ」ですよね?
Sさんの事業があまりうまくいっていないのに、そう感じられるってなぜなのでしょう?
もし、ビジネスがほんとうにやりたいことであるならば、「彼とはすごくうまく行ってるけど、ビジネスがいまいちなんです。」というトーンになると思うんです。
ということは・・・???
ほんとうはビジネスよりもパートナーシップの方が大事ってこと???
まあ、今は彼とのロマンスの真っ最中でちょっと恋愛モードにブーストがかかってる状態かもしれないのですが、、、。
だとしたら、やっぱり女性性によりエネルギーを割き、自分のご機嫌を取ったり、彼からの愛情をもっと受け取ったり、彼との幸せをより充実させたほうが幸福度もあがるんじゃない?と思うわけです。
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もちろんこれは人それぞれでして、彼とラブラブで超順調でも「仕事は仕事で頑張りたい!」「ライフワークを追求するのはあたしがヤリたいことだ!」という風に感じる方もいらっしゃいます。現在もそういうカウンセリングをしております。
この辺はほんと「自分に正直になる」「自分の心に従う」ということが何よりも重要で、それは「頭で考えることではなく!!!心で感じるもの!!!!」です。
さしずめ「彼をもっととろけさせるような女になろうぜ?」という野望を抱えるのが案外、一番ハマるかもしれませんね!笑
◎ライフワーク・グループコンサル~これからあなたは自分の才能を活かしてどう生きるべきなのか?~
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/45894
●3人の自立系武闘派女子が自分と向き合って幸せになっていく物語。
「ひとりで生きちゃう武闘派女子が頼って甘えて幸せになる50のトレーニング: 「頑張らないこと」を頑張りたいあなたへ」(小学館)
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