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仕事をバリバリこなし、周りから一目も二目もおかれている自立系武闘派女子の中に、とってもかわいらしい「乙女」がいるって知っていました?
子どもの頃にわけあって男性性を鍛え始めたので、少女の自分がずっと心の中にとどまってることが多いのです。
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今日はあるあるネタをコラム風にお届けするので、「ああ、分かるー」「あたしだけじゃないんだ」「そういう人もいるんだー」などという目で見ていただければ幸いです。
このところカウンセリングとかグループセッションで「どこを切っても女子やねえ」とお伝えする場面がめちゃくちゃ多いな、と感じており、ということは読者のみなさまにとっても刺さるのではないか?とネタにしようと思い立った次第です。
私のクライアント様の中には意外かもしれませんが、「女性性100%で生きてる女子」もけっこういらっしゃいまして、「ふわふわと、気分に従って、直感や感性を信頼して、好きに、自由に、生きるのが正しいんでっせ」というお話をさせていただいております。
で、基本的にそういう方は私からのご提案に際しては「ええ、でもー」と一応反論を試みられることが多いのです。
「そうなんですけどー、でも、やっぱお金とか稼ぎたいじゃないですかー」とか「確かに夫との仲はだいぶ改善してきたんですけど、まだレスは続いているんですよー」とか「ほんとにそれでいいんですかー?なんかそんな自分が怠け者のような気がしちゃってー」とか。
そこで「だって、そういう人じゃね?そういう生き方が合ってると思いません?」というと、「そうですけどー」とむにゃむにゃと口ごもるわけですね。
で、その一方で、筋金入りの武闘派女子、あるいは、武闘派中の武闘派と呼ばれる女子たちの心の中にもそんな女子がいるんじゃね?というお話をさせていただければと思う次第です。
例えば、自武女本の紅緒さん、芽依さんを地で行くような、目が眩むような経歴をお持ちのバリキャリ女子。
世界を飛び回ってビジネスをしてたり、信じられないくらいの巨額の予算を回していたり、医療界や法曹界でブイブイ言わせてたり、怒涛の営業成績を掲げてチームを牛耳っていたり、一昔前なら「男勝り」と言われても仕方がないような生き方をされている女子たち。(それが揃いも揃って女性としても魅力的だというから世の中不公平ですよね。)
そんな彼女たちはつい最近も「仕事が暇すぎて死にそう。火事場じゃないとやる気にならん。」とぶーぶー文句を言っていたり、「彼氏との関係が安定して平和になると刺激が欲しくて自ら問題を起こしちゃう」と特殊な性癖を披露していたり、「猛烈に忙しくてテンション高めで仕事しまくってたら気が付けば生理が2,3か月来てないことに最近気づいたんすよ」と武勇伝を語ってくれたりしておりました。
たぶん、その「女性として魅力的」という部分がポイントなんですけど、自立系武闘派女子って決して女を捨ててるわけじゃないんですよね。
むしろ、女子が憧れる女子であり、男子が恐れ戦く女子なんですよね。
そもそも豊かすぎるほどの女性性を持っていて、そのままだったらリアルにプリンセスにでもなろうかというところで様々な事件が勃発し、仕方なくその女性性を男性性に転化した結果、泣く子も黙る自立系武闘派女子になったという経緯があります。
ですから、“男勝り”の男性性の裏側には純度100%の女性性が隠れてると言っても過言ではないわけです。
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「どこを切っても女子だよね」という感想が出てくるのはやはり男女関係、もしくは、人間関係です。
・彼氏ができたらできたで彼の女関係が異常に気になり、メンヘラを発動して「そんなの嫌!もう別れる!」と宣言してしまう。
・音信不通を繰り返すロックマン氏から連絡が来るだけで舞い上がり、次々と妄想が浮かび上がり頭にお花が咲く。
・誰かを好きになると過去の嫌な体験が蘇り、重く、暗い感情が浮かび上がってきて気分が落ちてしまう。
・好きな人ができると分かりやすくファッションがガーリーになり、メイクもしっかりするようになって雰囲気ががらりと変わる。
・仲の良かった友達から結婚報告を聞くとその場では笑顔で喜びの舞を披露するのだが、その夜は強い嫉妬心に駆られ、自分の未来に絶望してしまう。
・普段は鉄壁のガードで男を寄せ付けないが、旅先、出張先では気が緩むので、ついワンナイトに挑んでしまい、翌朝泣きながら後悔する。
・恋になると仕事とは打って変わって奥手になり、相手の気持ちを考え過ぎたり、相手の言動に振り回されたりして疲れてしまう。
・仕事ではめちゃくちゃ自分軸なのに、恋をした途端、思い切り他人軸になってしまう。
・好きな人と離れているときは寂しくてたまらなくなり、こんな思いをするくらいならば好きにならなかったらよかったと本気で考えたりする。
・後輩たちが次々結婚していく中、表面的には鉄仮面をかぶって平静を装っているが、酒に飲まれた夜などは寂しさに枕を涙で濡らしている。
・恋がうまくいかなくなるとその動揺が仕事にも影響してしまい、彼のことが気になりすぎてミスを連発して周囲の人々を大いに心配させてしまう。
・自分主導で恋愛を進めていたころは「つまんない」を連呼していたが、自立と依存が逆転すると途端にメンヘラが発動され、不安からストーカー紛いのことをしてしまう。
・恋が始まるとそれまで中心だったライフワークの話が一変し、彼の気持ちや行動、ふたりの相性が気になりすぎて、根本先生を占い師のように扱い始める。
・彼氏ができるとそれまで5分だった入浴時間が30分に増え、服を選ぶ時間も3分から15分に拡大され、メイクだって懇切丁寧に行うため「なんか時間が全然ない!」とか言い出す。
・突撃部隊所属を自称していたくせに、恋愛となるといきなり後方待機部隊に勝手に異動し、言いたいことも言えない乙女に変身してしまう。
・「ねえ、せんせー、どうしたらいい?」「彼の気分を害しちゃったかな?」「彼ってほんとにあたしのことが好きだと思う?」等々、カウンセリング開始早々、矢継ぎ早に恋愛ネタの質問が相次ぐ。
・根本先生からの各種問いかけに「こわい」「やだ」「むり」「自信ない」「恥ずかしい」としか反応しなくなる。
これらは若干脚色していますが、そんな筋金入りの武闘派女子のみなさまからカウンセリングの中にお聞きしたネタです。ほかにもあったと思うんだけどなかなか思い出せないものですね。笑
まあ、そんな様子を見ると「かわいい」と思っちゃうんですけど、当然、ほほえましく話を聞いてるだけでは許されないもので、「うまくいかなかったらせんせーのせいだから」と公言する奴もいるので油断はならないものです。
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幼い頃から女性性を抑圧して男性性を頑張って作り上げてきたものですから、社会的には成功し、人間関係的にも周りから信頼される人物になった一方で、心の中にはずっと「女子」を隠し持ってるわけですね。
その女子は表舞台では生きられなかったもう一人の自分、すなわち“シャドウ(影)”なわけですけれど、それが恋をすると途端に出現確率が大きくなるものです。
とはいえ、そんな女子の自分を今まで徹底的に糾弾してきたんですよね。
だから成長を止めちゃっていて「恋をすると女子中学生みたいになってしまう」という方も珍しくないものです。
そうすると「女子中学生に合う男子高校生」を相手に選ぶこともあるあるでして、年下の、ともすれば「幼い」と感じる彼に夢中になることもよくあります。
「気になる彼、8歳も下なんですよ。自分でもびっくり!」という風に。(これがまたよくある話でして)
まあ、それも「今まで押さえつけてきた少女の自分を大人に成長させるプロセスだと思えばいいんじゃない?」と大きく構える私です。
そうなると付き合い方も「大学生カップルみたいな感じ」になるのですけれど、それも含めて「内なる成長のため」と見ればあまり問題にならないと思うわけです。
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でも、本人としてはフクザツです。
仕事のときと恋愛のときで人格が変わってしまうわけですから。
それに自分の中の女子はずーっと弾圧してきたわけですから、その葛藤がすごいわけです。
周りからは「すごく大人の人」って見られるんです。
後輩女子からも「先輩みたいになれないけど目標にしていいですか?」「ほんと先輩みたいな大人女子になりたいです!」とか告白されるんです。
「いやいやそんなことないのよ」って本気で言っても信じてもらえないわけですし、何よりすごく恥ずかしいんですよね。
で、とりあえず私としては「素直になっとけ!」とお伝えするわけです。
つまり「あたしもふつうの女子なんだよな」とただ受け止めておこうぜ!というわけです。
それに抵抗があるかもしれないけれど(「もうこんないい年齢なのに?」とか)、実際、そうなっちまうものはしょうがないじゃないですか。
今までは自分の中のその部分を否定しまくってきたわけですから急には難しいかもしれないけれど、「あたしも女子だよな」と思い続けることで、徐々にうちなる少女も大人に向かって成長し始めるものです。
その成長が待てない!というのも武闘派女子らしいのですが、焦ってもしょうがないじゃないですか。
彼に振り回されてるなら仕事ではとっくに確立できてる「自分軸」を意識しましょう。
彼のことばかり考えてしまう「他人軸」になってるなら、「あたしはあたし、彼は彼」と線引きして「自分軸」を確立していきましょう。
そして、今まで軽く扱ってきた「女性としての魅力」を改めて受け止めることにしましょう。
「恋愛偏差値が低い」とか「恋愛の自己肯定感が底辺」という声もよくお聞きしますが、それだけ女子の自分を引てしまくってきたんだからしゃあないですよね。
今からコツコツと自己肯定感、あげていきましょ。
「あるものをただ受け入れるだけ」って言います。
そこにいるのが「めっちゃ女子」であれば、それを頑張って受け入れていきましょ?
元々女性性はめっちゃ豊かなんだもん。
それを日常に活かせると仕事のあり方、やり方だって変わるし、将来のヴィジョンも変化していくでしょう。
だから、変に大人になろうとせずに、その「めっちゃ女子」でいることにしましょ?
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この問題の本質はやはり「なぜ女の子として生きられなかったのか?」という点でして、カウンセリングではその部分にフォーカスを当てていくことも多いです。
たいては家庭環境にその原因を見出すことができますので、改めて父・母と向き合ったり、自立せざるを得なかった自分に優しくしたり、なんなら自立を手放したり、より女性性を解放したりしていくことにしています。
内なる少女の成長は意外と早いものでして、中学生から大学生になるのに本来ならば3年はかかるところ、数か月で成し遂げられることも多いです。
となると大学生から大人女子になるのも早いわけで、そない焦る必要もないのです。
そしたら、内と外とでバランスが取れるようになっていきますから、人としての成熟度も上がり、何よりも「色気」というものが出てくるんです。
この「色気」、男性性だって必要なものですからね。
◎大阪:10/18(土)12:00-17:00 パートナーシップ・グループカウンセリング【定員4名】
◎オンライン:11/3(月祝)夜スタート!ワークショップ「抱え込み症候群を手放す4週間プログラム」
●3人の自立系武闘派女子が自分と向き合って幸せになっていく物語。
「ひとりで生きちゃう武闘派女子が頼って甘えて幸せになる50のトレーニング: 「頑張らないこと」を頑張りたいあなたへ」(小学館)
●この記事を読んで「ああ、自分の場合はどうだろう?」と思われた皆さん。そのネタ、聞かせてください!もしかしたらブログ上で回答させていただけるかもしれません!(不採用になっちゃったらごめんなさい!何度でもチャレンジ可!です)
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