過干渉な母、厳格な父、いい子をしていると思春期で成長を止めてしまう!?~大人になり切れないから結婚もライフワークも遠くに置いてしまう問題~



親の期待に応え続け、反抗期を抑えて「いい子」でいようとすると、心が子どものままで止まってしまうことがあります。
すると、結婚もライフワークも「いつかやること」になってしまい、現実味を失ってしまうんです。
まずは、自分の中の「大人」に気づき、その自分を大切に扱ってあげることから始めてみてはいかがでしょうか。

社会人としては立派な大人。
人付き合いもちゃんとした大人。
ファッションだってもちろん大人。
一人暮らしもしているし、経済的に自立もしている。

一見、何の問題もない大人。

そんな人の中に「大人になりきれてない子ども」がいるとは思えないものです。

しかも、ふだんはその子は大人しくしています。

けれど、誰かと親密になったり、生活のある一部(部屋の片づけ、お金の管理など)だったりにふと顔をのぞかせるものです。

好きな人ができても自分からは近づけず、どうしていいのか分からない。
気になる人と距離が近づくと「お子ちゃま」になってしまう。
性的なことに対しての「恥ずかしさ」がとても強く、遠ざけてしまっている。
「大人の女」がよく分からない。

14歳の女の子にとって「結婚」は憧れのもので、“いずれ”“いつか”するものと思っています。
セックスだって興味津々だけど“今はまだ早い”とか“大人になったら”と憧れているものです。
「出産」なんて遠い未来の話。まずは大好きな人と恋をしたい。
「仕事」だってあまり現実的じゃない感じ。働くのはお父さんの仕事で自分じゃない。

でも、よくよく思い出してみれば実年齢は・・・。

14歳なら全然問題ないけど、30歳だったら大問題じゃない?という現象が起きるんです。

・なかなか結婚できない。
・既婚者ばかりと付き合ってしまう。
・ひとりの男性に絞れない。
・パートナーといつもレスになってしまう。
・浮気したり、されたりを繰り返す。
・親密感への怖れが強い
・結婚するイメージが持てない。

・働く意味が分からない。
・これ!という仕事に巡り合えていない。
・ライフワークが何か全く見当がつかない。
・仕事は頑張っているけどほんとにこれがしたいのか分からない。
・自分らしさが全然分からない。
・自分にとって何が幸せなのかが見当つかない。
・自分がどう生きたらいいのか分からない。
・人生の目標やヴィジョンが見えない。

パートナーシップやライフワークに関するカウンセリングを多くしていると、こうしたケースによく出会うものです。

それで、今の仕事やパートナーシップ、趣味、思春期の頃の話、子ども時代の親子関係などを伺っていくことになります。

そうすると「ん?どこか大人になり切れてないって思ってない?」という話になっていくわけです。

大人にならなきゃいけない、のではありません。
大人であることを受け入れよう、という話です。

だから、最初に「自分が大人である証拠」というのをいっぱい見つけてもらおうとします。

よかったら皆さんも考えてみてください。
当たり前になりすぎて気づいてなかったことも多いものです。

クローゼットを開けてみてなるべく客観的にそこにぶら下がってるもの、引き出しに突っ込んでるものを眺めてみます。

「うん、大人だよなー。子どもじゃないよなー。中学生じゃないよなー」ということを確認するわけです。

お風呂上りにスキンケアをしながらふだんの言動を思い出してみて、「うん、あたし大人だよなあ」ということを確認します。

その中で「伸びしろ」が見つかるかもしれません。

「好きな人ができるとどんどん子供っぽくなっていく自分がいるなあ」みたいな。

そこは「問題」というより「伸びしろ」だと受け止めましょう。

そして、家族の話をあれやこれやと伺っていくといくつかの傾向が見えてくるものです。

・親が厳しかった。
・感情的な親だった。
・過保護、過干渉だった。
・家が怖かった。
・どちらかというとお嬢育ちだった。
・いい子、優等生をやってきた。
・とにかく勉強、勉強で育ってきた。

これがすべてではないですし、この条件に当てはまるからといって必ずしも「大人になり切れてない」わけではありません。

「親の目を気にする」「親の言動に振り回される」というのはどこの子どもにも言えることですが、それが過剰になると、「親軸」な生き方にならざるを得ません。

それがパートナーシップやライフワークにどう影響を与えるか?についてお話します。

親にとって子どもが大人になっていくのは「寂しい」ものです。
また、子どもが大人になるのは「コントロールできなくなる」ので子どもを支配したい親にとっては絶対的に嫌なものです。
過保護な親にとってはいつまでも子どもでいたほうが心配しなくて済むので都合が良いものです。

だから「反抗期」がなかったり、あまり大きくなかったりします。

これが大人になり切れない理由です。

反抗期ってのは、親からの精神的な自立を果たすもので、親の庇護の元を離れて自立し、自分で自分の道を決めていくようになる(=大人になる)プロセスです。

現代だと親がうまく距離を取って反抗期を経ずとも自立していく子どもも少なくないのですが、多くは親に反発して大人になっていくものです。

しかし、反抗しようにも親が力づくで抑え込んでしまったり、反抗することで親を悲しませると子ども側が感じたり、「お母さんの言うことを聞いとけばいいのよ」と奴隷化してしまっていたりすると、思春期くらいで成長が止まってしまう現象が起こるのです。

パートナーシップはまさに育った家庭から自立し、新たな家庭を築くプロセスです。

ライフワークは「自分らしい幸せな生き方」を意味します。

思春期で成長を止めてしまった部分があると、どちらも「いつかするもの」「よく分からない」という印象を持たざるを得なくなります。

親から自立できてないので、恋人ができたとしてもそれは「恋愛」にとどまります。
まだまだ子どもだと思っている部分があるので、セックスも受身になるか、ゲーム感覚になります。

親の影響を受けまくっていますから自分らしさなんて全然分かりません。
自分らしさが分からなければ、自分らしい幸せも模索しようがありません。

ちゃんと仕事はしているけれど、これがほんとうにやりたいことなのか?自分に合った仕事なのかが分からないものです。

もちろん、賢い人が多いですからそこを思考で制御しちゃって「これが自分がやりたい仕事なんだ!」と思い込んでいる方も少なくないのですが、まあね、うん、それは心が付いてきてるかどうか?は疑問ですよね。

リトリートセミナーではこのセッションはとても得意なものです。

「人」がたくさんいる場だから。

だから、こんなセッションが作れます。

「この会場内であなたが“大人だなあ”と思う人をひとり選んでください。ついでに、“めちゃくちゃ大人女子だなあ”と感じる人も選んでください。さらに“この人、自分の人生を生きてるなあ”と感じる人も選んでください。」

これ、選ばれた人がほんとうに大人なのか、自分の人生を生きてるかは関係ありません。

自分がその人にそう感じた、という事実がものすごく大事なことです。

細かく説明するとその選ばれた人というのは、自分の中にあるけどまだ表に出ていない「大人の要素」を映し出しているんです、

「投影の法則」を活用してるわけです。

そうして、自分が選んだ人とつながります(専門的んは「統合する」と言います。)。

実際はハグをしたり、握手をしたりするのですが、そうすることで、その相手に見ている大人の部分と自分のマインドに取り込む(インストールする)ことができます。(これは心と心の共鳴作用を使ってます。)

要するに「大人女子と見立てた人とつながると、自分も大人女子になったような気がする」という感覚を創出するんですね。

そうして「大人女子の感覚」を自分の中に取り込むわけです。

そうすることで、思春期でとどまっていたマインドを「大人女子」に成長させていくことが可能になるのです。(もちろん瞬時に大人になるというよりも、大人になっていくプロセスを歩き始める、という感じ)

こうしたセッションのことを「ロールプレイ」と言います。

ちなみにこのセッション、実際に自分が体験しなくてもその場にいるだけで“疑似体験”ができますので、参加しているだけでその感覚を得ることができる効果もあります。(これがグループセラピーと言われるものです。)

で、これを日常でやろうとするならば、自分が「この人、大人だなあ」と思う人に近づいてみることが効果的です。

その人を真似てみるのも良いでしょう。
モデリングという手法ですね。

ただ、注意したいのは「大人だなあ」と思う人に近づくと、その人の前で「子ども」になってしまうことです。

対等な目線、対等な意識を持つことが大事なんですよね。

だから真似してみるというのがやっぱりいいかもしれません。

さらには、自分を「大人として扱う」ということをやっていくのです。

先ほど「伸びしろ」という話が出て来ましたが、まさにそれ。

そこを強化すべく「意識」を向けてみるのです。

それでセクシャリティをより開放すべく「毎日オナニーせよ!セクシーな下着を着けろ!」という宿題を出すことが多くなります。(まあ、形から入ることも効果的だな、と思うので。)

でも、結局は「意識」の問題ですよね。

「自分を大人として扱う」としたら、今の生活のどこが変わるでしょうか?

まあ、これもまた「大人」に期待していると自分に合わない極端な大人生活をイメージしてしまうので難しいですよねー。

やっぱひとりで考えるよりもサポーターを入れたほうが確実かなあ。。。

で、結局のところそうした大人の意識をインストールするにせよ、親との関係は解消しといたほうがいいですよね。

今の親との関係も大事ですけど、子ども時代の親との関係を見つめなおした方がいいですよね。

過干渉な母から脱出する、とか、厳格な父と向き合って自立する、とか、親と対等な目線(=大人同士の付き合い)を目指す、とか、親の立場になって親の気持ちを理解する、とか、親を手放す、とか。

そうして「子どものままでいる理由」を薄くしていけば、自然に、勝手に大人になっていくものです。

当てはまるなあ、痛いなあ、と感じた方は、「親を手放す」とか「大人として自分を扱う」という課題に取り組んでみられるといいと思います。

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