オンライン:1/30(木)20:00-21:30 心理学講座「過干渉・過保護・心配性な母との向き合い方~母軸の人生を自分軸に切り替えるにはどうしたらいいのか?~」



うちのブログにおいては準レギュラーの地位を不動にしている「過干渉・過保護・心配性な母」。
その影響は甚大で、アイデンティティの喪失(自己喪失)、他人軸な人生、低空飛行する自己肯定感、パートナーシップはじめ人間関係での問題、仕事やお金の問題等、あらゆる問題のベースにあると言っても過言ではありません。

元々「母」というのは私たちにとって最重要人物と言ってもよく、特に父親の権威が失墜している日本ではより母の力が増大しています。
それゆえ、母との関係は私たちの人生においてあらゆる面で影響していると言ってもよいのです。
(現在、講談社のmi-molletさんにて「しんどい母の手放し方」というテーマで連載もしています。)

まずは、その母との関係について、そして、過干渉、過保護、心配性な母について改めて解説させていただきます。

【母の影響について】
私たちはみんなお母さんのお腹の中から生まれてきます。
お腹の中にいるときからお母さんの感情、言動を受けてきています。
私たちが日本語をしゃべるのもお母さんが日本語をしゃべっているからで、それを真似たんですね。
(コミュニケーションと母との関係は非常に大きな関係性があります。)
でも、言葉だけを真似たわけではありません。
価値観、感じ方、ものの見方、あらゆるものを私たちは母から学びました。

また、女性にとっては「大人の女性のモデル」であり、「妻・母のモデル」です。
一方、男性にとっては「初恋の人」であり、「女性の象徴」でもあります。

【過干渉な母とは】
子どもの言動のすべてに干渉してくる母です。
ああしなさい、こうしなさい、あれをしてはダメ、と子どもをコントロールし、自分の思い通りに従わせようとします。
自分の夢や希望を押し付けてくる場合もあれば、自分の所有物のように扱うこともあります。
自分がしっかりしなければ!という思いが強いせいか、とにかく子どもの自由を制限するようになります。
子どもは母の顔色を窺わねばならず、自分の希望よりも母の希望を優先させるので自己喪失を起こしやすくなります。
一方で、何でもかんでもやってくれるのである意味子どもは守られている安心感を持ちますが、母の庇護の元を出ることを恐れるので自立が遅くなります。
それゆえ、子どもは「母軸」の人生を歩みやすくなるもので、なかなか自分の人生を生きることが難しくなってしまいます。

【過保護な母】
転ばぬ先の杖で、あれやこれやと世話を焼いてくれる母です。
過干渉の母が自我を前面に出して子どもをコントロールするのに対し、過保護な母は子どものためを思ってあれやこれやと行動します。
それゆえ、子どもとしては母の寵愛を受けて育つとも言えるのですが、なんでも母がやってくれるので自立心が育ちにくく、子どもは不安を抱えやすくなります。
この場合も「母軸」の人生を歩みやすく、冒険やチャレンジが苦手になるものです。
過保護な母は「子どものため」と思って行動しているのですが、それは自分の不安や恐れ、自信のなさからの行動であることが多いので、形は違えど、過干渉な母と同様の傾向を示すことが多いものです。
それゆえ、私のブログでは「過保護・過干渉な母」とひとくくりにして扱うことが多くなっています。

過干渉・過保護な母のよくある行動としては、子ども部屋をくまなくチェックし、子ども宛のお手紙などを無断で目を通し、監視します。
服や食べ物、行動に目を光らせており、ダメだと思うことは否定します。
それゆえ、子どもは誰かとお付き合いする際にも、服を選ぶときにも「母がなんていうだろうか?」を考える癖が付きます。
就職などで母が望まない道に進む場合は相当覚悟が必要になるものです。

【心配性な母】
実はこの心配性な母も裏を返せば過干渉・過保護な母になることがあり、それゆえ、同様の傾向を示します。
心配性の母は自ら子どもの言動に制限をかけるといよりも、「お母さん心配だからこういう風にして」とか「そんなことされたらお母さん辛い」という風に自分のネガティブな感情を子どもに出してコントロールしようとします。
それゆえ、子どもは母親のことを心配し、母親を困らせないよう、迷惑をかけないよう、悲しませないように行動するようになり、表面的には自立が早くなるので「母の母役」をやっている娘も少なくありません。
過干渉・過保護な母に対しては「反抗」ということもできるのですが、心配性の母だと「反抗したら母を悲しませる」と思うので、反抗期に反抗できないことも多いです。
弱い母で、自分を被害者にしたり、かわいそうな人に仕立て上げて、相手の気を引こうというやり方を取っているので、事実上、過保護・過干渉な母と同じような傾向を持つことも多いものです。

【過保護・過干渉・心配性な母の影響】
「母軸」になってしまい、自分を見失います。
子どもはみんなお母さんのことが大好きで、お母さんの期待に応えようとするし、お母さんを喜ばせようとするし、お母さんを悲しませないようにします。
そのためこうした母親の場合、子どもの自立心が育ちにくいばかりか、心理的に癒着してしまうことも少なくなく、仕事や結婚にも大きな影響を与えます。
それゆえ、反抗期を経ずに大人になったケースも少なくなく、子どもの心の中には強いわだかまりやストレス、母への恨みつらみなどが蓄積されていますので、「人生丸ごと反抗期」になってしまうことも少なくありません。
子どもにとっては「親離れ」が大きなテーマになりますが、こうした母親の場合、なんだかんだ守られてきたので、自立することに恐れも抱きます。
また、母自身も年を取っていくと弱っていくものですから、母が心配で、なおさら自立できないことも少なくありません。

ざっくりとまとめてみましたが、それこそ母との関係をまとめようと思ったら数冊の本が書きあがってしまいますね。

さて、そんな過保護・過干渉・心配性な母の元ですと、その関係性が「母軸」になり、時には依存的になってしまうものですから、恨みつらみ怒り憎しみも大きくなるものです。
もちろん、皆さんの中には「母を嫌う」ということがものすごくタブーになっている方もいらっしゃると思いますし、母に対して罪悪感を強く感じている方も多いと思います。
そして、意識せずとも「癒着(共依存)」になってしまっているケースだってあるでしょう。

何よりもこうした母たちとの関係でヤバいのがいつまでも「娘(息子)」でい続けてしまうところです。

母も子離れができないし、娘も親離れができないわけです。
(ただ、実際の事例では、案外母はもう娘を手放していて、娘側が母に執着しているだけ、というケースも非常にたくさんありますが)

その結果、どうしても「親子関係」から抜け出せず、「大人同士の関係」へと移行することが難しくなります。

つまり、いつまでも母に期待し、母に求め、母を上に見てしまっているんですね。
これは大問題ですから、なるべく早く手放したいところです。

ということで今回の講座では次のラインナップを予定しております。
レクチャー中心に展開しますが、みなさまへの問いかけ、質問も用意しておりますので、臨戦態勢にて臨んでいただければと思います。

また、事前課題というわけではないのですが、次のラインナップを見て自分なりにご自身や母を見つめなおしてから参加されますとより充実した時間になると思われます。

<今回のメニュー(予定)>
・過干渉、過保護、心配性な母について
・その母との関係で起こりうる問題について
・なぜ、母はそんな母になったのか?(母はどんな人生を歩んできたのか?)
・大人目線で母を見つめなおしてみる(親離れへの1歩)
・母を許し、手放すプロセス(母から自由になる)

【詳細】

日時:2025/1/30(木)20:00-21:30

【配信方法】

オンライン会議システムZoomにて配信いたします!

【アーカイブ配信のご案内】

講座の翌日以降となりますが、準備ができ次第、お申込みいただいた方全員にアーカイブのURLをお送りします。
1週間限定でお楽しみいただければと思います。

【動画販売の予定】

このワークショップは動画撮影をし、編集作業を経て販売する予定です。
(ただし、トラブル等の発生により販売が約束されているわけではありませんのでその点ご了承ください。)

【料金】

7,700円(税込み)

※事前払い制です。Paypalの利用も可能です。
※お申込み頂くと(自動返信メール)がお手元に届きます。銀行振込をお選びの方はそのメール内に振込先の口座が記載されておりますので1週間以内にお振込みください。
※1週間を過ぎますと自動キャンセルとさせていただく場合があります。
※振込確認後、申込確定となります。
※振込手数料はご負担下さい。
※領収書は振込票にて代理ください。

※このセミナーは18歳以上の方を対象としております。
※このセミナーはスムーズな進行のためお子様連れでの参加はご遠慮頂いております。

【申し込み期日】

1/29(水)18:00までに入金をお願いします。

★キャンセル規定★
キャンセル料:セミナーの1週間前~3日前までのキャンセルは50%、2日前、前日は80%、当日は100%となります。
返金の際の振込手数料はご負担ください。

【特にGmailをご利用のみなさまへ】【案内が届かない!と思ったら?】講座のご案内メールが「ゴミ箱」「迷惑メールボックス」に振り分けられていませんか?

お申し込みはこちらからどうぞ!!


あわせて読みたい