EDでセックスができない彼との関係は「愛」で乗り越える。



年齢と共に精力を失っていく男性との関係についてはカウンセリングでもよく話題に上ります。
そして、全人類共通のテーマなのであの手この手はたくさんあって本文中でも紹介しているのですが、行きつくところは「愛」なんだよねー、というお話です。

はじめまして。
いつもブログを楽しみに拝見しています。
今回は、性の悩みをご相談させていただきたいと思い、ご連絡しています。

私は45歳、彼は48歳で、お付き合いして2年です。
付き合って1年間くらい、ずっとセックスはおろか、キスもスキンシップもありませんでした。
なんでだろうとは思っていましたが、自分から誘うのは苦手なタイプでそのままにしていましたが、付き合って1年くらい経った時、ある夜に「自分はEDだ」と告白されました。
私は驚きましたが、特にびっくりしたそぶりを見せず、そのまま流れで初めてセックスをしました。
でも、結果はダメ。
だけど、彼が傷ついているのはわかったので、何も言わず、気にしない様子を見せて、そのままハグしながら眠りました。
その後1年間くらい、まったくキスもスキンシップもなく。
うちに泊まりに来ることは多いのですが、それでもいつもただ眠るだけで、「私たちって友達なの?」という感じでいつも悶々としていました。
でも、変に誘ったりくっついたりしてもプレッシャーになるかなと思い、何もできず・・・。
それが先日、たまたま一緒に眠っている時にそういう感じになり、付き合って2度目のセックス。
でもやはりうまくいきませんでした。
彼は一生懸命、私を楽しませてくれようとしているのはわかりましたし、私も(拙いテクながら)お返しをしようと頑張りました。
滅多に面と向かってお礼を言わない、普段はとてもプライドの高い彼が「ありがとう」と何度か言っていました。

彼がEDであっても、私の彼に対する気持ちは変わらないと思いますし、EDであることを告白してくれたのは、とても勇気のいる行動だったと感謝しています。
こういう場合、彼女としてどんなことをしたらいいのでしょうか。
彼女側が口などで頑張ることは、逆に、彼にとってプライドを刺激することになるのでしょうか。
もしよかったら、ネタに取り上げてもらえると嬉しいです。
(Sさん)

分かるわあ・・・(何が?)
辛いわねえ・・・(何が?)

年齢と共に男性側が「思うようにいかないこと」が増えてくるのはある種の自然現象ではありますけれど、でも、50代、60代でもバリバリ現役な人も珍しくないんですよね(羨ましい(笑))

男性にとって「勃つ」ということはそのアイデンティティに直結するものですから、EDを自覚し始めると、途端にスキンシップを避けるようになります。

女性からすればキスやハグくらいいいじゃない?と思うんですけど、一般的男子の場合、キスとセックスは連結しているもので「セックスができないかも=キスもできない」ってことになります。

それだけ日本の男性はスキンシップに慣れてないと言えるんですけどね。
(ただ最近は幼少期からの母子でのスキンシップが増えているので、20代の男子とかはだいぶ変わってきましたね!すばらしい!)

特にプライドが高い、とか、社会的地位が高い、とか、男らしいことを売りにしてる、などの男性の場合、EDになっちゃったことで過剰に傷ついています。

だから、余計に性的なこと(スキンシップ含む)を遠ざけるようになってしまうんですね。

しかも、それで何かの巡り合わせで「いざ!」となったら、やっぱりプレッシャーもハンパないですからねー、そしたら余計に勃つものも勃たなくなるってわけです。

ちなみにそんな話は右京みさほさんとの「交換書簡」にも出てきます。

https://nemotohiroyuki.jp/category/letters

EDになりやすい要因としては
・オナニーのし過ぎ
・お酒
・タバコ
・ハードワーク
などなどがメジャーですね。

みさほさんのサイトはこちらです。
https://ameblo.jp/shinri-and-loves/

あと最近知り合った方で、「分子栄養学」というジャンルからもEDについては深く語れるそうです。
もし良かったら参考にしてみてください。

まごめじゅんさん
https://vitaminj.tokyo/

EDとまで行かなくても「中折れ」とか「早漏」に関するご相談ってカウンセリングでも多いんですよね。
もちろん、レスのご相談はメジャー中のメジャーでございます。

で、「待つな!自分から突入せよ!」という旗印の元、女性陣を戦場に送り出すのが私の仕事なのですが、そこでは「自分自身のセクシャリティブロック」が問題になることも多いです。

「セックスて当たり前なことでしょ?」
「あたしセックス好きなのよね」
「もっと深く愛し合いたいし、毎日でもしたいわ」

そんな風な思いを「ふつう」にできると、彼のEDやレス問題へのハードルも低くなります。

そもそも武闘派女子というのは「勃たぬなら 殺してしまえ 男ども」というポリシーをお持ちの方も少なくないわけですが(怖いです)、どうせなら秀吉流に「勃たぬなら勃たせてみせようじゃないか!おほほほほほ!!」という意識を持ってみてもよくないでしょうか?(気を使いながら)

そこで家康流に「勃つのを待つ」姿勢でいるのも悪くはないですけど、そうすると年単位で問題を継続してしまうことにもつながります。

つまり、Sさん自身が「セックスってあって当たり前だし、ふつうのことだし、好きなこと」という意識をまずは持ってみることがお勧めなのですね。

で、30代以降のカップルは「女性が主導してベッドになだれ込むこと」を推奨しているので、積極的にリードしたいところなのです。

そこで「彼の反応を気にし過ぎて、微妙な空気、緊張感を生み出すくらいならば、しない方がいい」とか「変に求めすぎて彼の自信を失わせるのが怖い」とか「積極的にして嫌われるのが怖い」と言った抵抗が出てくるのであれば、彼の問題以前に「自分自身の問題」として捉えた方がいいと思うんです。

相手の気持ちを考えることはいいことなのですけど、そこを気にし過ぎると、二人一緒にその問題を大きくし過ぎます。

もし、セクシャリティにブロックがまだまだあるなあ、と感じられるならば、そこから取り組んでみてもいいですよ。

こういうセミナーもやってます。

「女性性をより開くセクシャリティ解放セッション。」
大阪:4/18(木)13:00-16:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/29462

この問題に限らないのですが「深刻さ」はその問題をより拡大させます。
腫れ物に触るように扱い、会話を避けます。
お互いそのことを考えているにも関わらず、コミュニケーションはできません。
話し合いをするにもものすごく神経を使います。
そして、微妙な空気が流れ始め、せっかく会ってるのにそんな雰囲気になるのは嫌だ、と思えば、その話題を避けることをお互いに選択します。

そして、それは問題のままあり続けます。

EDは彼の問題かもしれないけれど、それを「お互いがより親密さを高めるために与えられた課題」として捉え、一緒に乗り越えていくことを目指してみてはいかがでしょうか?

もちろん、この話題は彼にとってはコンプレックスだし、罪悪感もあるし、自己否定も満載だし、できれば避けて通りたいところですから、二人の問題として認識するには彼自身も抵抗を示すでしょう。

そんなことは分かってることとして、あの手この手で話題を持ちかけるのがいいと思います。

少なくても「あなたがEDだからって嫌いになんかならないし、あなたと一緒にいられるだけで幸せ」ということは頻繁に伝えることをお勧めします。

さらには最後までしなくても前戯や途中までのスキンシップで十分なのよ(はあと)と伝えるなりして「教育」していくことも役立ちます。

男性は「セックスができない男は役立たず」と思っていたり、そもそも「スキンシップ=セックス」という意識でいる人が珍しくありません。
そこは男女の違いですね。

だから、女性がハグやキスを大事にしていること、肌のふれあいで幸せを感じられることは、何度も伝えないとなかなか男性は理解できないものなんです。

それで勃つかどうかということよりもスキンシップそのものの喜びを教えてあげたいですね。

私のクライアントさんの中には長年のレスを解消したり、EDが直ったりしたケースもあるわけですが、やはりなんだかんだ「愛」なんです。

男性は若い頃は性欲もあるし、ふつうに勃つので、愛の重要性を感じることってあまりないかもしれませんが、大人になればなるほど「愛」がないとセックスができないことに気付いていくものなんです。

だからこそ、まずは自分から彼のことをより深く愛することをテーマにします。

嫌われる怖れ、抵抗される怖れからそこを避けてしまったり、彼の気持ちを考えすぎて躊躇したりするのは「愛」よりも「怖れ」を選んでいる証拠です。

彼に対する「EDなんて関係ねーよ、あたしはあんたを愛してるんだよ」という思いをもっともっと許すことです。

そして、彼のことを愛する、怖れよりも愛を選ぶ、という意識で彼と向き合ってみてください。

ちんちんはふにゃふにゃのくせに鎧だけはものすごく硬い彼のハートを溶かすくらいの愛を贈るイメージをしてみましょうか。

そこでも試行錯誤ですけれど、良かれと思うことは何でもしてあげてください。
口でしてあげたいと思えばテクニックを磨きつつガンガンしてあげたらいいですし、彼が一生懸命愛してくれるならば、彼に愛させてあげるのも愛です。

愛することを意識し始めると、彼も自分を愛してくれていることが受け取れるようになっていきます。

「私は彼を愛するのだ」

そんな決意で彼と向き合い続けましょう。

50代前半のご主人との長年のレス、そして、EDの問題でお越しになられた40代後半の奥さま。
セクシャリティをオープンにしていくことと同時に、ご主人を褒めたり、愛や感謝を伝えたり、一緒に行動したり、手をつないだり、できることからひとつずつ「愛を伝える」ということを始めました。

Sさんの彼のように「ありがとう」も言えない彼だったのですが、だんだん彼女に心を開いて行って、休みの日に一緒にでかけることが増えました。

自分から積極的にスキンシップをしていき、一緒にお風呂に入ったり、マッサージしたりすることも増えていきました。
すると彼の方からお風呂に誘って来たり、肩を揉んでくれたりすることも出てきて、親密感は高まって行ったんですね。

そして、あることがきっかけになって奥さまの愛が受け取れるようになったご主人に不思議な変化が表れまして。

朝元気になってることが増え、そして、キスだけで反応し始めたのです。

で、ある時、二人で旅行に行くことにして(子どもたちはもう大きいので)、そこでほんとうに久々に体を重ねることができたのですが、彼曰く「こんなに気持ちよかったのは初めて」だったんです。

それ以来、結婚当初より回数が増えているそうで、お互い年が年なので腰に来てしまい、仲良く整体とジムに通うようになりました。

ね。Sさんも皆さんも諦めずにできることから始めていきましょう。

●自分の価値を認めて自分を大切にする3時間WS

ワークショップ『自分を愛する、ということ』
広島:4/20(土)13:00-16:00
札幌:7/13(土)15:00-18:00
仙台:7/15(月祝)15:00-18:00
https://nemotohiroyuki.jp/event-cat/27420

〇男性心理を学ぶ。

「愛されるのはどっち」(リベラル社)

「頑張らなくても愛されて幸せな女性になる方法」(リベラル社)

あわせて読みたい