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自己肯定感が高い人は、自分が魅力的であることを受け入れていて、自分を主体にして行動することができます。
そして、その結果、相手と考えや価値観が違ったときに「ケンカ」となるのです。
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ところで質問です。昔の先生の記事で「ケンカとセックスのあるカップルは別れない」とありました。それがなかなか頭から離れません…笑
私は10年付き合っている彼と今年から同棲を始めました。やっと結婚かー!と幸せの絶頂に勝手にいたのですが、まさかの先月「ごめん、君との将来は無理。考えられない。別れよう。ただ家賃安いし、出ていきたくないからルームメートでよろしく」と言われ、もう開いた口が塞がらず…
ケンカというか、上の発言以降黙りこむ彼を私が感情的に彼を責めまくり、その日は終わりました。
で、泣く泣くネットサーフィンし、根本先生の過去ブログを読み漁りまして(泣)私は自分よりも彼や周りを優先し他人軸で生きていたこと、自己肯定感が意外とというか非常に低かったことが判明しました。
それを知って以来「自分を楽しませる」ことに注力していたらルームメートの彼の笑顔もすごく増えてきてびっくり。先生の7日間の本も毎日カバンに入れて、自分を忘れそうな時に読んでいます!
「別れる」という選択肢を初めて持ち。今は「将来をやっぱり彼と共にしたい」というほうにしていきたいと考えています。
で、表題の件に戻ります。私も彼もここ数週間、お互いを優先し、笑顔で楽しく過ごしてるんですが、ケンカとセックスが一切ありません。というか、仕方を忘れてしまいました…
自己肯定感の高い人ってどうやってケンカするんですか?
あと今、付き合って史上最長のセックスレスでもう半年以上何もありません。なんとキス、手繋ぎすら嫌がられます。
とりあえず今は自分を楽しませることに注力しているのであまりレスも気にしませんが、やはりたまーに夜さみしくなっちゃいます。
お時間ある時にご教授頂けますと幸いです!今日も先生と私、皆さんが良い1日を過ごせますように!
(moさん)
ご愛読ありがとうございます。
この本ですね。
↓
>「敏感すぎるあなたが7日間で自己肯定感をあげる方法」(あさ出版)
「ケンカとセックスのあるカップルは別れない」という話を良くしています。
もちろん、ケンカとセックスがあったって別れるときは別れるし、それらがなくても続く人は続きます。
けど、お互い違う環境で育ち、違う価値観を持っているとするならば、距離が近づくにつれてやっぱりぶつかるところが出てくるじゃない?
そしたら、やっぱりケンカになるんじゃない?
あとセックスって何だかんだお互いを愛し合う行為でしょう?
セックスってコミュニケーションのひとつだし。
それがレスってことは、何か二人の間に見えない壁ができてるんじゃない?
・・・という風に見るので「ケンカとセックスがあるカップルは別れない」だし、「健全」と言えるじゃないかと思っています。
どちらもないってことは、気を使い過ぎてない?我慢し過ぎてない?って思うんです。
もちろん、何度も言いますが、それがすべてではありません。
少なくてもその言葉が引っかかるということは、moさんは彼とケンカもしたいし、セックスもしたい、と思ってるんですよね。
言い換えれば、もっと本気でぶつかり合いたい、向き合いたい、と思っていらっしゃるのかもしれません。
>それを知って以来「自分を楽しませる」ことに注力していたらルームメートの彼の笑顔もすごく増えてきてびっくり。先生の7日間の本も毎日カバンに入れて、自分を忘れそうな時に読んでいます!
それは素晴らしいです~。
そうそう、まずは自分、ですから、自分が楽しむことで訳の分からんことを言ってるルームメイトのこともだんだん許せるようになってきます。
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まずは、レスのこと。10年付き合ってるとお互いに距離が近くなりすぎるのかもしれないですね。
ルームメイトというよりも、きょうだいや家族のような感覚になるのかもしれません。
そうすると近親相姦はタブーですから、レスになりやすくなります。
何でも話せる、気が合う、空気のようにあって当たり前、必要な存在。
そして、長らく一緒にいると「私たちは一緒にいるのが当たり前、ふつう」になります。
だから、不満があっても、それを無意識に流してしまうようになります。
そして、家族のような距離感になると「男」「女」と言った性を感じないようにしていきます。
お風呂上りに裸で目の前を横切っても何とも思わなくなったり、セックスが面倒になってきたり。
ひとつのマンネリの状態かもしれません。
そういう時はまずは自分が「女」をもっと意識して楽しみましょう!
「セックスがしたいんだ!!!」ということを自分に許可してみましょう!
ということです。
男女の違いとも言えますが、男性は関係が落ち着いてくると「安定」「安心」をより求めて矛を収めてしまうようになります。
外では「男」だけど、家に帰ってきたら「ただの人」あるいは「息子」になってしまうのです。
そうすると彼女や奥さんが彼のためにメイクをしていても、可愛い服を着ていても、セクシーな下着を着けていても、気付かなかったり、気に留めなくなったりします。
だから、お母さんになりたくないのであれば、女であることを「積極的に主張する」ということも大事なことになります。
セックスも自分から誘ってOKなんです。
そして、何よりもまずは彼に男を感じることができてるか?がポイントです。
セックスがないのは女として寂しいから彼に抱いてもらいたい、というのは、自然な欲求かもしれませんが、それは受け身な姿勢ですよね。
彼とセックスしたい。
○○も××も△△もいろいろしたいし、楽しみたい。
そういう思いを持つことが大事ではないでしょうか。
そのためにも「私は女だ!!!セックスがしてー!!」という欲求に素直になることから始めたいところです。
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さて、彼は「ルームメイトでよろしく」と言ってるのですが、それに対して「は?あんた何言うてるの?」と思ったとしても、「別れたくない」「一緒にいたい」という思いから、結果的にその言葉を受け入れてしまっている自分がいることが重要です。
彼がどうしたいか?は重要ではなく、それを自分が許容している、ということが重要なのです。
moさんにとっては、ケンカやセックスよりも、彼と一緒に居られることの方が大切だと思っていることから、その生活を継続できるんです。
つまり、優先順位がこうなってるわけですね。
1.彼と一緒にいること
2.彼とセックスすること
3.彼とケンカすること
「1」が満たされているので、「2」以下が問題となるんですね。
そして、「2」「3」を実践しようとすると、「1」が危ぶまれるのであれば、なかなか踏み出せなくなるのです。
そして、モヤモヤが募ります。
だから、そこで私がいつもお聞きするのは、
「で、あなたはどうしたいの?」
という冷たい言葉なわけです(笑)
彼が、ではなく、私が、に意識を向けることが自分軸ですね。
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さて、自己肯定感が順調にあがってきて楽しみが増えて来て素晴らしいことですが、自己肯定感が高い人はどんな風にケンカするのか?というお話ですね。
相変わらず長い前戯の上に、ようやく本題にたどり着いたわけです(笑)
自己肯定感が高い人ももちろんケンカします。
嫌なことは嫌と言うし、嬉しいことは嬉しいと表現します。
自分軸が確立されているので無闇に相手を責めることはしません。
「私はあなたのことを愛しているし、一緒にいられることが嬉しいと思う。10年付き合ってきてあなたと結婚したいとも思っている。だから、今の関係は嫌だし、セックスもケンカもできない関係は望んでない。私だって女だからセックスしたいと思うし、ケンカするくらい本気で向き合いたいと思っている。」
moさんの本音ってコレでしょう?
自己肯定感が高い人は、この本音に“自信”を持っています。
そして、さらに言えば
「私は一緒にいられてセックスもして、時にはケンカもする夫婦になりたい」
という願望に対しても「OK!」が出せています。
そして、自己肯定感が高いということは、自分が素敵な女性(人間)であること、さらには、自分の価値をちゃんと受け入れているということでもあります。
「私は女として価値も魅力もある。彼にセックスの対象として見られるに相応しい女だ。」
という風にね。
その上で「私はどうしたいか?どうするか?」について考えることができます。
「あなたと一緒にいたい気持ちには変わらない。けれど、セックスがないのは寂しい。だから、セックスができる関係になりたい。あなたはそれに協力してくれる?」
あるいは、
「あなたのことは大好きだけど、このまま女として何もないのは辛い。もし、あなたが私をそういう風に見れないのであれば、寂しいし、悲しいけれど、あなたと一緒にいることはできない」
という風に。
これ、全部、自分軸です。
自己肯定感が高まると「選択」の幅が広がります。
「彼のことは大好きだけど、セックスがない関係では満たされない。ならば、彼と別れて別の男性と付き合うこともできるし、彼とその問題を解決するために努力することもできる。」
これって自由でしょう?
その自由が余裕を生みます。
ね?自己肯定感って偉大でしょう?
自由(選択肢)と余裕を作ってくれるんだから。
でも、まずはmoさんが自己肯定感を高めつつ「私は本当に何が欲しいの?私はどうしたいの?」という徹底して自分と向き合うことが大事です。
先ほどの優先順位の1~3をすべて手に入れたい!とそれが私には相応しいのだから!と思えるようになるのも素晴らしいことです。
そして、それを彼に対して「提案」できるようになります。
その結果、意見が対立すれば「ケンカ」になります。
自己肯定感が高い人のケンカってそんな感じで生まれるのです。
選択肢はいつでもmoさんの手の中にあります。
私はどうしたい?
私は何を望んでる?
私はどんな関係がいいの?
それをまずは見つめていきましょう。
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ライフワークについてブログでも本でも書いていますが、その考え方はパートナーシップにも丸ごと応用できます。
自己肯定感を高め、自分軸でどんなパートナーシップを築きたいのかを自分の中で向き合っていきます。
そして、その理想とするパートナーシップを実現している前提で、今の彼と向き合っていくと、より自分らしい恋や結婚ができるようになっていきます。
良かったらこちらの本も参考になさってみてください。
↓
>「つい「他人軸」になるあなたが7日間で自分らしい生き方を見つける方法」(あさ出版)
こちらのセミナーもご利用ください。
『自己肯定感をあげて自分らしく生きるためのあり方・やり方ワークショップ』
東京:8/7(火)13:30-16:30
大阪:8/10(金)13:30-16:30
大阪:9/1(土)14:00-17:00
名古屋:9/2(日)13:15-16:15
東京:9/9(日)13:30-16:30
仙台:10/6(土)14:30-17:30
福岡:10/27(土)11:00-14:00
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