罪悪感があると男性性の方に向かってしまい、女性性が使えない、抑圧されるようになって心が枯れていく、燃え尽きていく。



今日は「罪悪感があると女性性が抑圧される」というお話をさせていただきたいと思います。

この一言でピンとくる方はかなり心理学を深く学ばれている方だと思いますが、これが理解できると、なぜ私がブログでもカウンセリングでもセミナーでも本でも女性性、女性性って言いまくるのかが分かると思います。

ただこれ、「風が吹けば桶屋が儲かる」みたいな話でもあるので、順を追ってお話していきましょう!

まず、このテーマは「自立と依存」「男性性と女性性」という2つのテーマに、「罪悪感」という感情が絡んでいます。

どれも非常に重要なものなのですが、一部、ピンと来ない部分も出てくるかと思います。

「自立」と「罪悪感」はセットで考えても良いものです。

自立する、ということは内面的には依存を抑圧して行われる行為ですけれど、人間関係的には「人を切る」ということを繰り返し行うプロセスです。

親にはもう期待しない!と親を切って自立する。(いわゆる反抗期)
自立すると、
・なんでもひとりで抱え込み、自分ひとりで何とかしようとする。
・他人と自分を比べて優劣を決めようとする。(比較)
・敵を作って戦い、勝つことを目指すようになる。(競争)
・自分の思い通りになるように相手を支配しようとする。(コントロール)
・コントロールできない相手のことは切るようになる。

自立にはそんなプロセスが起きるわけです。

で、「良心」というところに鑑みれば、反抗期は親への罪悪感を作り出しますし、他人と比較・競争することでも罪悪感が芽生えますし、相手をコントロールすることにも罪悪感が出てきますし、その相手を切るならば当然罪悪感が湧き出るのです。

つまり、自立のプロセスはそのひとつをとっても「罪悪感」が出てくる行為になります。

ここがまずピンと来ないかもしれません。

なぜ罪悪感が出てくるか?といえば、これらの行為はすべて「愛」ではないからです。
愛ではない行為には必ず罪悪感が出てくるのが私たちの心です。

だから、「え?そんなことで罪悪感が出てくるの?」と信じられないところにも罪悪感は存在してるねす。

例えば、「他人と自分を比べて優劣を決める」というところに罪悪感が芽生えるというのは理解できるでしょうか?

他人と比較して自分が上だの(優越感)、下だの(劣等感)を決めるのですが、そもそも比較した時点で「分離」を起こしています。

上だと偉い、下だと偉くない。
上だと優秀、下だと優秀じゃない。
上ならばOK、下は最悪。

という風に他人に対して優劣をつけるわけで、そこに罪悪感が出てくるのは想像できるんじゃないでしょうか?

「AくんとBくんはどっちもいい人だけど、Aくんの方がかっこいいからAくんの方が上」みたいに思った時点で、Bくんに対して罪悪感が出る、というのは分かりやすいんじゃないでしょうか?

つまり、自立していくということは「罪悪感」が必ず付いてくる(そうだと感じられなかったとしても)という風に理解してよいわけです。

さて、そこで罪悪感そのものについて考えてみましょう。

罪悪感というのは「自分が悪い。だから罰せられるべきだ。」という思いを作り出します。
私たちを幸せにしないように動く感情ですね。

そこで素直に「ごめん」「申し訳ない」と謝罪できるのであればいいのですが、罪悪感を覚えると人は「正当化」という行動に出て、その罪悪感に蓋をします。

つまり、「罪悪感なんて感じたくないし、罪を認めてしまえば罰せられるし、あるいは、補償をしなきゃいけない、だから、自分が悪いことは認めたくない!」と思うのです。

それで罪悪感がある人は「俺は間違ってない。正しい。」「悪いのはあいつだ」という言動を取るんです。

その「正当化」に際しては当然ながら「思考」が動きます。
自分が正しいことを証明すべく、思考を働かせるわけです。

感情では罪悪感、思考では正当化という図式が起こるんです。

で、そもそも「自立」というのは感情を抑圧し、思考的になっていくプロセスでもあります。(昨日の記事にもそんなこと書きました。

そこに、罪悪感という、まことに感じたくない感情があれば、ますます思考的になっていくと考えられます。

この自立のプロセスはそのまま「男性性」と表現します。(正確には「真実の男性性」ではなく、「傷ついた男性性」という表現をします。)

「自立」=「傷ついた男性性」なのです。

そう考えれば、「自立」はそもそも「女性性」を抑圧するものであることが分かるでしょう。

感じる(女性性)よりも、考える(男性性)というのが自立なわけですから。

そうすると、罪悪感というのは自分を正当化するために思考的になり、さらに自立を加速させる役割を持つと言えるんですね。

そして、そこで自立が加速した分だけ女性性は抑圧されることになる、というわけです。

女性性が抑圧されると感情が感じられず、楽しみも喜びもなくなり、淡々とした日々が訪れます。

思考的になり、考えすぎるようになるので頭に気が上ってしまうものです。

そうするとどんどん心が枯れていくようになり、何をしても面白くないわけで、そうするとデッドゾーンがやってくるんですね。

逆に言えば、その罪悪感や自立心が女性性の解放を妨げているとも言えるし、罪悪感を手放すことで女性性がより解放される、という風にも言えます。

あるいは、女性性を解放していこうとすることで罪悪感を癒せたり、自立を手放せたりするわけですね。

それを自立を突き進んでいくとまさに昨日のお話のような状態になりやすいわけです(燃え尽き、デッドゾーン、死の誘惑等)。

だから、こうしたマインドをちゃんと整理していきたいものです。

〇女性性を日々大切にする、女性性を意識して生活する

〇自立を手放そうとする。誰かに頼る、お願いする、競争を手放す、等。

〇罪悪感を癒す。

このあたりのプロセスを向き合っていくのが良さそうです。

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