遠回りばかりの人生をどう修正したらいいのか?~どうしたら自分の気持ちに素直に行動できる?~



Aがほしい!と思ってそれを素直に「ほしい!」と言えたら楽なのですが、我慢や遠慮のパターンがあったり、考え癖があったりすると、そこであれこれ考えて「Aは○○だからBにしよう」と妥協しようとしちゃうものです。
それで後悔することになったり、あるいはBを選んだあとに「やっぱりAがいい」とバタバタしちゃって経済的・時間的に損をした気持ちになることもあるでしょう。

根本先生、こんにちは。困ったときの根本先生、ネタに扱っていただけたら嬉しいです。

私の人生、遠回りばかりなんです。
遠回りしないと本当に欲しいもの、求めてるものを見つけることができず予想より無駄な時間やお金がかかってしまうことが多いです。

私の自己分析としては、我慢が原因かなと思ってます。本来はこだわりや欲が強いタイプなので、我慢して決めたことに納得ができずこれじゃなーーい!!と爆発します。

最近は結婚式の衣装選びで、式直前になりやっぱりこの別の衣装が着たい!!と思うようになり高いキャンセル料を払う羽目に。元々、その衣装を着たい欲はあったんですが金額や普通を気にしてました。周りの方へも迷惑もとても気になりました。

他にも同様な事がよくあります。

どうしてこうも遠回り体質なんでしょうか?
本来の望みや希望をもっとスムーズに自分に落とし込みたい(もっと素直になりたい)です。
根本先生の見解、お聞かせくださいませ。
よろしくお願いします。
(Nさん)

ご結婚おめでとうございますー!!

こういうパターンって知らんうちにやっちゃうでしょう?
あとから思えば「最初からあの衣装が良かった!」なんですけど、その衣装選びの日には「金額」「普通」を気にして選べなかったんですよね?

つまり、本当はAが良かったのだけど、その時点では選べず、Bを選んだときに「やっぱりAが良かった」と気付くパターンかと思うのです。

それなら初めからAにしとけよ!というツッコミを自分に入れて自己嫌悪して自己否定して後悔して周りに「ごめーん!」って言わなきゃいけなくなるんですけれど、でも、そのときは「Aを選べなかった」ということだと思うんです。

逆にBを選んだことでAがよかったことに気づく、ということもあろうかと思います。

とすれば、遠回りっちゃ遠回りなんだけど、リアルタイムではAを選べなかったのは事実だと思いますし、お金や時間はかかったんだけど最終的にAを選べたんだからよくね?という見解もできるんじゃないかと思うんです。

これが「自己肯定感的物事のとらえ方」ですね。

そして、ここを出発点にしたいと思うのです。

じゃあ、なんで薄々Aがいいと気付いていたのにそのときはBを選んでしまったのか?

ここを何とかしたいわけですよね?

Nさんの分析によれば「我慢」というのがあるわけですが、それは「金額が高いよなあ、しかも、その衣装は普通じゃねえよなあ?」と考えて、欲しい衣装を一旦は我慢した、ということですよね?

だから、それはとても正解だと思います。

「自分はこだわりや欲が強いから」などの理由で欲しいものを我慢するクセって日常でどれくらいありますか?

結婚式みたいな特別な場じゃなくて、日常生活の中でもけっこうありませんか?
まずはそこをチェックしてみましょう。

けど、たぶん、我慢だけじゃないんだと思います。

ひとつは「遠慮」。

「我慢」とセットになってるかもしれませんが、ちょっと引いて我慢しちゃってるところってやっぱりありませんか?

夫と過ごす休日も「ほんとは街に買い物とかランチとか行きたいのじゃが、夫氏、お仕事で疲れておる。ならば今日は家でゆっくりさせてやるぞよ。家事も溜まっとるしの」と我慢したり遠慮したりすることってありませんか?

いやいや夫は奴隷でやんす、そんな気遣いはしてないでござる、という場合でも、よくよく考えたら職場では、友達関係では、習い事の仲間に対してはけっこうそういう遠慮しとるな、ということかもしれません。

そして、やっぱり「考え癖」というのも気になるわけです。

>金額や普通を気にしてました。周りの方へも迷惑もとても気になりました。

これって「感情」でもあるんですけど「思考」なんですよね。

「これが着たい!!」という気持ちよりも「でも、高いしなー!」と考えるわけで。

そういう「感情」よりも「思考」を優先させてしまう癖ってありませんか?

これって多くの人に当てはまることだと思うんです。

「感情」って突拍子もないこと言ってきます。「直感」ならばなおさらです。
でも、そのあとに「思考」が動き出して、「それはダメだよー」「それは迷惑だよー」「それはおかしいよー」と否定し始めます。

で、客観的・理論的に見れば「思考の方が正しい」んです。
Nさんのお話でも「経済的に考えればその衣装を選ぶのが正しかった」のです。

そして「正しい」を選んでいれば、炎上することもなければ、迷惑をかけることもなく、経済的に困ることもありません。

それで納得できればいいんだけどそこで「感情」は我慢を強いられるわけですし、こだわりや欲が強いNさんとしては到底納得できません。

「頭では納得してるけど、心は納得してない」ということになるんですね。

もともと思考的な人はそれでもいいんですけど、もともと感情優位な人はそれではよくないんです。

むぐぐぐぐぐぐぐぐーーーう”ーーーーーーと不満が溜まり、臨界点を越えると爆発する仕組みになってますから。

こういうの、パートナーシップでもよくありません?

彼が言うことが正論で、だから何も言い返さないでいると、どんどん不満が溜まっていって、何かのきっかけで爆発する!というやつ。

あるいは、彼のために良かれと思って我慢して遠慮して思考で自分を納得させていたんだけど、やっぱり不満が溜まって爆発しちゃう!というやつ。

Nさん、パートナーとの間ではそういうことは起きていませんか?

それが、自分の中で起きてると思ったら分かりやすいかもしれません。

Nさんて自分のこだわりの強さとか欲深さとかを“長所”だととらえていらっしゃいますか?それとも“短所”のように扱ってますか?

もしかすると他にも「それってほんまは長所やねんけどなあ」ということを短所のようにとらえている部分があるかもしれません。

先ほどの「思考で感情を抑えて爆発する」というプロセスはうちのクライアントさまにとっては日常茶飯事でして、いつも「思考で感情を抑えるとか無駄なことはするな!」と口を酸っぱくしてお伝えしていることなんです。

そう言ってるのに爆発を繰り返す情熱系女子もたくさんいるんですけど、なんでそんな我慢をしてしまうのか?を事情聴取すれば、「人間でいたい」「変な奴だとバレたくない」「ふつうの女の子でいたい」「自分はわがままを言うような資格なんてない」「それが大人だと思う」「感情に振り回されるなんて子どもみたい」などの理由を列挙されるんですね。

でも、それ、自己否定ですからね?

Nさんにとって「こだわりの強さと欲深さ」というのは「個性」です。

だから、受け入れるしかないんですよね。

なんならそれは「魅力」でもあり「価値」でもあり、なんなら「才能」にもなりうるものです。

例えば、親から「あんたはほんとにわがままなんだから!」と怒られて育った方は「わがままであること=悪」という風に捉え、「わがままを言っちゃいけない」と自分を抑えるようになるし、「わがままじゃないようにしたい」と変化を望むんですけれど、どうでしょう?今まで生きてきてその「わがまま」はなくなりましたか?

上手に隠せるようになるかもしれないけれど、たぶん、なくならないと思います。
だってそれ「個性」だから。

でも、もし親から「あんたはほんまに自由人なんやからー。好きにするしかないのね」とわがままさを受け入れられて育ったとしたらどうなったと思います?

今もすごく自由に生きてると思いませんか?
それがほんとうの自分だとしたらどうでしょうか?

でも、親には親の事情があり、また子どものことを思ってそのわがままを叱り、自由であることを結果的に禁じてしまったのかもしれません。

だとしたら、今度は自分で自分を育え直していきましょう。

「人によってはわがままだと思われるかもしれないけど、わたしは自由人なのだー!!」と。

Nさんが望む「素直になる」ってそういうことじゃないでしょうか?

「こだわりが強くて欲深い」以外にも長所を短所だと捉えてるものってありませんか?

それをただ「まあ、それが自分なんやしな」と肯定してあげましょうか。

そうして肯定してあげると自分のこだわりや欲求に素直になれますね。

「ほんまはAがええんやけど○○やしなー」と否定しそうになったときに、「あ、それでええんや。それが自分なんや!」と気付けるようになっていきます。

そしたらBという選択肢を考える必要もなく、「ちょっと高いねんけどな、Aが欲しいねん」と素直に認められるようになっていくでしょう。

もちろん、すぐに切り替えられるわけではなく、はじめは「ほんまはAがええねんけど、、、でもな、うーん、、、○○やしな、、、、今日はBでええか・・・」という葛藤と、「ああ、やっぱAにしとったらよかったわー!」という後悔も出てくる時期があるものです。

つまり、自分の「個性」を否定しているからこそ、遠回りしちゃうんじゃない?それで結果的に余計な時間とコストがかかっちゃうんじゃない?という話なのです。

だからやっぱ自己肯定感は大事!だし、短所だと思っているところが実は長所だった!ということもめちゃくちゃよくあるところなので、Nさんやこれをお読みの同志のみなさまは、「その短所、ほんまにあかんとこなん?」と再検証してみることをお勧めしたいと思うのです。

さて、そうは言ってもなかなか素直になれないってことはよくあることでして、それはその否定が歴史的なもので習慣化している場合ですね。

先ほどたとえ話で「お母さんからわがままであることをずっと指摘されて怒られてた」という場合などは、「わがまま=悪」という思い込みを子どもの頃から現在に至るまで歴史を積み重ねてきたわけですから、そう簡単にそのイコールは外せません。

頭ではわかってるんだけどどうしてもいいところだと思えない!のです。

そうなると少し話を掘り下げていくことになりますね。

そもそもお母さんとの関係ってどうだったん?
子ども時代の自分ってどんなキャラだったん?

そうして育った家庭環境にまで話を深掘りしていくのです。

つまりは「自分の個性を否定する癖は家庭環境で生まれ、育ててきたもの」という風に理解して、子ども時代の親子関係やらきょうだいとの関係やらを振り返って行くのがいいんです。

例えば、「長女でお母さんからよく『あなたはお姉ちゃんなんだから』と我慢を強いられてきた」みたいな気づきを得て、ああ、子ども時代にいっぱい我慢させられてきたんだなあ、と思えば、「自分はどんなことを我慢してきたんだろう?」と思いを寄せてみます。

すると記憶が徐々に蘇ってきて「ポテチも好きに食べられなかったし、習い事も行きたくなかったけど無理やり行かされてたし、見たいアニメを好きに見ることもできなかったし、、、、」みたいな感じで「ああ、めちゃくちゃ我慢してたやないかー!」と気付くかもしれません。

そうするとそもそも我慢するきっかけは母との関係にあり、そうすると母との関係を見直していく、癒していく、そうしてその我慢を解放していく、というプロセスが役に立ちそうだって分かります。

要するに、その「我慢」「遠慮」「思考」などで自分を否定する癖が慢性的なパターンになっちゃってるので、それを根っこから断ち切ろう!って戦略を立てるわけです。

案外、こうした何度も起こるパターンというのはそのルーツが幼少期までさかのぼることが多いので、カウンセリングとかリトリートセミナーを受けるのがお勧めですよ!という宣伝をしながら〆にしようと思う次第です。

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